ユニコーン・キラー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

1998年 テレビメディア公開
アメリカ制作
上映時間 98分
監督 ウィリアム・A・グレアム
出演 ケヴィン・アンダーソン/ナオミ・ワッツ
お勧め度

ナオミ・ワッツって結構好きな女優なので、借りてみた。何でも実話らしいし。この事件はまだ解決していないらしいよ。
ヒッピーの教祖みたいなアイラ・アインホーンという男は、ホリーと恋人同士になる。最初は魅力的に思えたアイラも、だんだんと自己中心なだけの男ということがわかり、ホリーは愛想をつかし別れようとするが、そうするとアイラは豹変するという。そしてその日からホリーは失踪する。
失踪の原因はなんなのか、ホリーは生存しているのか否か。そしてアイラの部屋のトランクからホリーの変わり果てた姿がみつかる。
という事件なんだけど、アイラはいまだにつかまってないそうだ。フランスに逃亡して、フランスでは犯罪者の引渡しがないらしく、今でもフランスにいるみたいよ。
限りなく黒に近い男だけど、裁判となるとなかなか決定的な証拠がないらしい。いくら死体がみつかったといっても、アイラは自分は嵌められたといい続けているみたいだし。
前半はアイラとホリーが出会い、そしてお互いに惹かれあう様子が描かれていて、ここまでが長い。後半はホリーが殺されて、アイラの犯罪を立証できずに、ホリーの家族や警察の苦悩みたいな点が描かれているというのかな。
でもアイラみたいな男っているよね。カリスマともてはやされ、自分が一番と思い、女はお飾り程度にしか思わない。だけど独占欲は激しく、女から別れを告げられるのにはどうにも我慢できないというか。かわいさあまって憎さ百倍状態で、離れていくのなら殺すといった実に短絡的な発想の持ち主。アイラはそういう典型的な男。
またホリーも優柔不断というか、自分がなくふらふらしてばかりいるんだよね。やっとアイラから離れようと決心したときには、殺されてしまうというのか。かわいそうな女でもある。
ちょっとわかんないのは、アイラがホリーを殺したとして、家のトランクになんか入れておいたら絶対にばれるだろうに。そんなこともわからなかったのだろうか?
とくに実話だからなのか、そんなに怖い話というか、ハラハラするような展開は全くない。無難なサスペンス。
【Story】
77年ヒッピーの教祖として崇拝されていたアイラ・アインホーンは、ある日、ホリー・マダックスと恋に落ちる。二人は一緒に暮らし始めるが。
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