セックス・アンド・マネー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

2006年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 88分
監督 ニコール・ホーロブセンナー
出演 ジェニファー・アニストン/フランシス・マクドーマンド
お勧め度

これは友人同士である女4人の出来事。3人は結婚しているがオリビアは独身。これはいいのだけど、結婚している3人はみんな年が近いというのはわかるのだけど、オリビアはどう見ても年が違うだろうって言うところに無理がある。年の違う友人って言うのはいるけれど、だってあの映画では、みんな学生時代の友達っていう設定なんだよね。とするなら世代が一緒じゃないと違和感があると思うんだ。
オリビアの役をジェニファーがやっているからかもしれないけれど、いくらなんでもまだ更年期っていうことはないだろうって思っちゃうんだよね。だって他の3人はやっぱり更年期の女って言う感じで、それによる心のゆれとか、そういうのがよく出てくるんだ。そうするとジェニファーはどう見ても30歳代にしか見えないから、ビジュアル的に無理が生じる。
他の3人とは違って独身のオリビアは、教師の仕事を辞めて家政婦をしているんだけど、留守宅の家で掃除をしつつ、男連れ込んだりちょっとありえないことをやっているんだよね。それに貧乏だから、デパートの化粧品売り場を巡回して、クリームの試供品をいくつも貰う様子とかは、なんだか妙に現実感溢れていて、あきらかに他の3人とは違うっていう感じ。
そこいらを差し引くと、みんなそれなりに幸せそうではあるが、やっぱりいろんなことがあるわけさ。冷めた夫婦関係とか、更年期に差し掛かったホルモンの崩れによる感情の不安定さとか、中年になる女の様が描かれているのはうまいと思う。
オリビエも自分にとって一番合っている恋人というのが誰なのかというのを見つけ出してゆくし、それぞれの夫婦のあり方とか、4人の友情という名の絆とか、結構それなりにうまくまとめているかと思う。
それにしても邦題がなんじゃそれだ。原題の通りでいいんじゃないかと思ったのは私だけ?
【Story】
学生時代の仲の良い4人の女友達。3人はキャリアを積んで結婚もして順風満帆。ところがオリビアは失業中で家政婦として生計をたてている。未だ独身で元彼が忘れられずにいる。
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