もしも昨日が選べたら
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ファンタジー

2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 107分
監督 フランク・コラチ
出演 アダム・サンドラー/ケイト・ベッキンセイル
お勧め度

楽しかったよー。というか私は単純な話が大好きなんだよね。マイケル(アダム・サンドラー)はどんどん増えるリモコンに対して、ひとつに統合された万能リモコンがないものかと思っていた。それでホームセンターに行ってみると、店員のモーティ(クリストファー・ウォーケン)がくれたリモコンが、人生をコントロールするリモコンだったのだ。
つまりそのリモコンを操作すると、早送りというボタンを押せば、自分の人生が早送りされたりするわけよ。ギャーギャーとうるさいなと思えば、消音ボタンを押すと音が聞こえなくなったり。一見これは便利なものっていう印象があるんだけど、これを闇雲に使っていたら、手痛いしっぺ返しがやってきたんだよね。
アイディアは抜群だよね。人生をリモコン操作で操るなんて。生きていくと無駄なことって多いような気がするよね、出世したいと思えば、そこにいたるまでの努力とか期間をすっ飛ばして、出世した自分になれたらなんていいだろうって。そこに問題があって、すっ飛ばしたおかげでマイケルは大切なものを失っていくんだよね。
なんか笑えるコメディでスタートしたのに、最後の方ではなんだか涙まで誘ったりして、いやはや忙しい映画だったよ。オチは賛否両論だろうけど、私はこの手の話は予想通りでOK。あまり深く考えずに見ていたら楽しめるかと。アダム・サンドラーは結構はまり役だったのではないだろうか。
この映画マイケルの気持ちも妻の気持ちもよくわかる。妻側にしたら、夫は仕事にばかり時間を割いて、子供の水泳大会にも来れないくらい忙しい。仕事ばかりにかまけるなっていう思いもあるだろう。もちろんその裏には、働いてばかりいる夫の健康だって心配だっていう思いもあるだろう。だが夫であるマイケルからしたら、妻と子供たちを養っていくには、仕事を優先的にしないといけない状況だし、ましてサラリーマンだったら会社の言うことを聞かないと、クビっていうことも十分ありえる。接待だなんだ、休日出勤もあたりまえ。その上子供の水泳大会にも行かなくてはならない、俺はぼろぼろだーっていう気持ちもね。人生において大切なものはなんだろうね。
【Story】
建築家のマイケルは、仕事優先で家族は二の次という生活になっていった。そんな時マイケルは、万能リモコンを求めてホームセンターに行く。そして従業員モーティから、人生さえも早送りや巻き戻しできる不思議なリモコンを手に入れる。
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