グッド・ガール
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

2002年 劇場公開
アメリカ・オランダ・ドイツ制作
上映時間93分
映倫 PG-12
監督 ミゲル・アルテタ
出演 ジェニファー・アニストン/ジェイク・ギレンホール
お勧め度

ジェニファー・アニストンですから、明るいキャピキャピラブコメなのかと思ったんですが、TSUTAYAの紹介ではわりと重めの話のようなことが書かれていて、でもいい映画みたいな…。それで借りてきました。
うむー、これはラブコメではありません。倦怠期の妻の浮気と言ってしまえばそれだけで終わってしまいそうなんですが、一言で言うとそれです。
ただこの主人公が感じる息のつまる先の見えない苛立ちみたいなものはよくわかります。夫は決してハンサムでしゃれた人ではないです。どっちかというとずんぐりしているし、仕事から家に帰ってくれば、同僚とマリファナ吸いつつ、テレビを見てゴロゴロ。自分はスーパーの仕事を終えて帰ってくると、こんな夫の様子を見て爆発。
こんな気持ちは、世の奥様たちは一度は経験があるかもしれませんね。でも旦那は悪い人ではありません、妻がイライラして、テレビがうまく映らないことに怒りの矛先を向けて怒っているのを見れば、ちゃんと直してくれます。ただ言われないと気がつかない夫なので、そういうところが苛立ちの原因なんでしょうね。それにテレビに怒りを向けているけれど、それは単なるきっかけでしかないといいますか、鈍感な夫に対する不満満載という感じです。
この先の未来もたかが知れている、そんな鬱々とした日々に、同じスーパーで働く22才のちょっと孤独な影のある年下ボーイに引かれるジャスティン。ありがちです。でもこいつは駄目です。子供過ぎて暴走します。
なんていいますか、この映画妻であるジャスティンの気持ちは理解はできるのですけど、それほど共感はできないんですよね。よーくわかるのイライラしちゃう気持ちとか、若い年下君と火遊びしちゃうってのも、そして失敗してあちゃーってなるのも、浅はかな考えが人を傷つけることも。もしかしたら自分だってそうならないとは限らないかもって。なんだけどあまりに現実的で、映画見ていてすっきり爽快感という気持ちになれず、なんだか重々しく終わってしまったのですね。それにジャスティンの行動もそれは行き過ぎというのもありますし。
今旦那に不満があって、浮気しちゃいそうな人にはいいかもしれません。教訓として。
【Story】
ジャスティンは地元のディスカウントショップで働く30歳の主婦。同じことを繰り返すだけのウンザリする毎日を送っていた。そんなある日、ジャスティンは同じ職場で働くホールデンと心を通い合わせるようになる。やがて2人の関係は不倫へと発展していく。
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