幸せのレシピ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 104分
監督 スコット・ヒックス
出演 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アーロン・エッカート
お勧め度

これはドイツ映画の『マーサの幸せレシピ』をリメイクしたどっちかというとラブコメディ的な映画。オリジナルの方はラブストーリーも絡めているけれど、ヒューマンチックな方を軸にしています。
料理の腕はピカ一だけど、神経質で人付き合いの下手な主人公が、おおらかな同僚と付き合うようになって、段々と心開いていくという話しだけど。これはラブストーリーとしてはハリウッドらしくいいとは思います。ただドイツのオリジナルと比べちゃうとアプローチの視点が違うし、オリジナルに軍配があがってしまうでしょう。
ドイツバージョンのマーサは本当に社会性がないくらいの神経質で堅物で思い込みが激しくプライドは果てしなく高い。こりゃあすごい女だなぁという人物像で、それを姪のリナとのかかわりや新入りのマリオによってどう変化していくのかが実によく描かれていたけど、今作の主人公ケイトはマーサほど極端ではないです。まぁ料理に関してのプライドの高さや、人に甘えることが苦手だったりする部分は共通していますが。
そんなケイトがおおらかでユーモアのあるニックによって、自分の殻を破り人に寄り添うことを知っていく、そんな中愛が芽生えていく様は、ラブストーリーの王道でしょう。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズは美人だし、ラブストーリーとしてまとめたところは誰が見てもハッピーなお話として楽しめると思います。私はこれはこれで好きです。マーサとは別のお話としてみれば十分いけると思います。なんとなくにんまりとするほほえましいラストですし。
【Story】
マンハッタンの高級レストランで、超一流の腕前を持ったシェフのケイト。しかし完璧主義が過ぎるところがあり、客とぶつかるところもしばしば。そんなある日、姉が事故で亡くなり、ケイトは9歳の姪ゾーイを引き取り一緒に暮らすことになる。なかなか心を開いてくれないゾーイに苦悩しているところへ、仕事場にはケイトの知らないうちにニックという副料理長が仲間として新たに加わり、職場の雰囲気がニックに染まっていくことに焦りを覚える
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