タロットカード殺人事件
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

2006年劇場公開
イギリス・アメリカ制作
上映時間 95分
監督 ウディ・アレン
出演 スカーレット・ヨハンソン/ヒュー・ジャックマン/ウディ・アレン
お勧め度

ウディ・アレンの映画はたいして見たことがないんですが、なんせ彼は養女に迎えた娘と結婚したというのを聞いて以来ちょっと駄目。いや別に作品とは関係ないんですけどね。
この映画はまずまず面白かったかなぁ。ジャーナリストを目指しているサンドラが、マジシャンのシドの手品のショーで、箱に入ったら突然幽霊に出くわす。それも世間をにぎわしている『タロットカード殺人事件』というのがあって、それの犯人を知っていると言われます。その幽霊は実は新聞記者だったのだけど、自分は死んでしまったからこのスクープをものにできないから、ぜひジャーナリストの卵であるサンドラに証拠をつかんで、スクープをものにしろというものです。
その幽霊の言葉を信じて、サンドラはマジシャンのシドとともに、犯人とされる大富豪の家に乗り込み、犯人であるという証拠を探すた目に奮闘というのが大まかなストーリーです。
比較的うまい具合にまとまっていて、時折ユーモアも取り混ぜてあるので、こういうミステリーは万人にうけるような気がします。遊び心があって、単に怖いなどというミステリーではなく、ウィットにとんだというのかな。とてもよくまとまっていて、それが逆に正当すぎる気もしないでもないですが。
なんていうのかシドが実に適当な性格で、おいおい大丈夫かよという意味ではらはらさせられ、でもそんなシドをうまくサンドラが使いこなし、話は一気にラストに持ち越します。ラストもなかなか味のあるユーモアで締めくくっているので、後味が悪いとかそういうこともないので、隙がなく非常にまとまったでもコミカルなミステリーを観たい方にはお勧めです。
【Story】
ジャーナリスト志望の女子大生であるサンドラは、休暇でロンドン滞在中に観賞していたマジックショーでマジシャンであるシドに指名され、人が消える箱に入れられる。彼女はその中で、3日前に急死した新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇する。彼からタロットカード殺人事件の真犯人を告げられ、マジシャンのシドと手を組み、父娘になりすまして犯人と言われるピーターに接近する。
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