Joker

原題 THE PROPOSAL
2009年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 108分
監督　アン・フレッチャー
出演　サンドラ・ブロック/ライアン・レイノルズ

お勧め度　

私はサンドラ・ブロックが大好きと前の記事でも書いたけれど、なんといってもコメディをやらせたらぴかいちだと思うのですよ。それをこの映画で遺憾なく発揮していると思います。

大手出版社に勤めるアンドリュー・パクストン（ライアン・レイノルズ）は鬼のような上司マーガレット（サンドラ・ブロック）のためにひたすら仕事に翻弄される。

そんな中、会社のトップに呼ばれたマーガレットは、就労ビザ更新の関係で、このままだと不法滞在となって国外退去になってしまうことが判明。マーガレットはカナダ人なのだ。今まで築いた地位を棒に振るわけにはいかないマーガレット。

そこでちょうど顔を覗かせた部下のアンドリューを、私たち結婚しますと宣言してしまう。結婚してアメリカ国籍を得れば、アメリカで仕事が出来るのです。マーガレットはアンドリューの昇進を条件に、結婚を迫ります。仕事が全てという40代のマーガレットと仕事に夢を抱いてNYへ来た20代のアンドリューが織り成すコメディ。

予定調和だし、最後はどうなるかは最初にわかっちゃう話です。でもだから安心して見てられる上、周囲の人々がとてもいいのですね。ラモーンとおばぁちゃんがとくにいい。サンドラもさすがコメディの女王だけあり、嫌味な上司とおちゃめなアラフォーの微妙なラインを保持しているので、とことん嫌な女でもなく妙にいやらしいこともなく、サンドラならではの役ではないでしょうかね。

40歳という年代の仕事も頑張っちゃって、でも人を素直に愛することに戸惑いを感じてしまう、アラフォー独身女を実によく描いています。ええ、私もご多分に漏れずこの気持ちよくわかります。(笑)

途中で何度か大爆笑してしまい。屁理屈考えないで単純に楽しめる映画かと思います。

【Story】
ニューヨークの出版社で編集長を務める40歳のカナダ人である、マーガレット。ある日、会社の上司に呼び出されたマーガレットは、ビザの更新が却下されたといわれる。このまま国外退去処分になればこれまで築いてきたキャリアを棒に振ることになる。その時、28歳のアシスタント、アンドリューと結婚すればビザの必要がなくなるとひらめいたマーガレットは、アンドリューとの結婚を勝手に決めてしまう。