Joker

ストーリーはありきたりだけど、ダコタちゃんの可愛さで許せる。その一言につきる。レイ(ダコタちゃん)はお金持ちの子供なんだ、親は何でも物を与えてくれるけれど、心の中はとても寂しいの。物を買ってくれるよりも、バレエの発表会に、ママが見に来てくれる方を望んでいるんだ。だけどとてもいい子ちゃんだから、そういう事は言わずとても大人びているんだ。

一方のモリーは自由奔放な22才、親がロックスターでその財産で生きてきたのだけど、騙されて文無しになってしまう。それでベビーシッターとして働くんだけど、その子供がレイなんだ。レイは小生意気でさ、可愛げがない子なんだ。でもレイの心を一番よくわかっているのはモリー。そして二人の漫才のかけあいみたいな心の交流があって、とてもほのぼのした気持ちになるんだよ。大人と子供の友情物語といった映画。

モリーだって、子供の頃に親を飛行機事故で失っているんだよね。だからレイの寂しい気持ちとかは、とてもよくわかっているんだよ。だから二人は大人と子供なんだけど、お互いにそうとは思えないような、友情が芽生えていくんだ。とても心が温かくなったよ。理屈をこねずにあまり深く考えない方が楽しめるかと思われる。