マシニスト
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

原題 The Machinist
2004年 スペイン・アメリカ公開
上映時間 102分
監督 ブラッド・アンダーソン
出演 クリスチャン・ベール/ジェニファー・ジェイソン・リー
お勧め度

私クリスチャン・ベールって、『アメリカン・サイコ』の時にはじめて見て、あの映画がかなりショッキングだったんだけど、今回はその上をいくと思った。自ら30キロも減量して、この役に取り組んだらしい。デブが30キロ痩せるのと、もともとスマートな人間が30キロ痩せるのとでは、えらい違いじゃない。54キロになったクリスチャン、ガイコツのようになっていた。そこまでしてする役作り、すごい人だなーと思ったけれど、心配だよ絶食であそこまで痩せたらしいから。という事で映画の内容より、クリスチャン・ベールの痩せすぎの体にばかり目が行くというか、そんな映画だったなぁ。
なんでも1年間寝ていないという設定なのだ、11日間寝ないというのが、この世の中での公式記録らしい。なので1年も寝ていないなんことはありえないのだけど、まあそこは映画。一応1年寝ていないがために、あのようなガリガリに痩せてしまっている男になっているわけさ。
最初はそれだけ寝ていないから、だんだんと精神が病んできて、それでいろいろな幻覚が見えたりするのかなって思っていたのだけど、どうもそんな単純な話ではなく、不眠の理由はちゃんとあるという事だ。その原因がわかったら不眠は解消されるという事。その原因は映画を見てねっていう事なんだけど。
なんてさらりと書くとつまんないよね。(笑)でもそうとしか言えないんだな。でも眠たくなる場面もあるんだよね、なのに睡眠モードに入ると、そこで邪魔されて眠れなくなるみたいな。さすがに不眠の場合は、集中力が散漫になって、普段とは考えられないような事を引き起こしたりするよね。やっぱりこの映画でも、工場でミスを犯して、同僚の片腕がなくなってしまうという事故を引き起こしてしまうんだよ。巻き込まれたほうは、最悪だよね。それと記憶力も低下するみたいで、冷蔵庫にメモを書いて残しておくんだ。漂白剤を買うこととか。あの場面見ていて、私も冷蔵庫にメモ貼り付けるから、ありゃ、私と一緒じゃんかって思ったよ。
でも不眠の原因がわかって、ラストはよかったんじゃないのかと思った。これで楽に眠れるねぇ。もっと早くにそうしていれば、こんなにガリガリになるほど不眠にならないですんだのにと思ったよ。
可もなく不可もなくといった感じなんだけど、あの痩せっぷりは見ても損はしないかも。でも楽しい映画ではないよ、暗いので欝気味の人は止めておいたほうがいいかもね。
【STORY】
工場で働くトレバーは、極度の不眠症に陥り、1年間もほとんど眠っていない。ある日、彼は自宅の冷蔵庫のドアに不可解なメモが貼り付けられているのに気がつく。その後トレバーの周囲では不可解な出来事が次々と起こり始める。
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