検屍官

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

検屍官
原題 SEKTION - DIE SPRACHE DER TOTEN
2002年 ドイツ公開
上映時間 92分
監督 マルクス・ブラウディガム
出演 カリン・ギーゲリヒ/ティム・ヴァイルト

お勧め度 ★2つ

ドイツ版の法医学教室っていう2時間ドラマみたいな雰囲気なんだけど、なんかヨーロッパの映画だなぁっていうような雰囲気満載で、太陽のようなまぶしさが足りない。というかサスペンスだから明るさは必要ないのかもしれないが、どうも私はヨーロッパの曇りの風景が好きになれないのだな。

話としてはまあまあ面白い部分もあるのだけど、主人公の夫婦の不倫トラブルと事件を掛け合わせようというのが無理だと思う。なんで検屍官の不倫がこの映画に必要なんだろうって思った。それに虫のいい話というのか、自分が不倫しておいて、旦那がもう駄目だ別れようと言っても、やり直したいというのは、私には共感できないんだ。いくらこの不倫相手とは別れたといってもさ、まずお前が不倫したのがいけないんだろうと思ってしまうのだ。

まあ旦那も嫉妬深くて、別れたと言っても信用しないところもあるんだけどね。とここまで書いて、別にこれは不倫の話ではない。そーなのだ、日本で言えば監察医務院の話なのに、なぜか不倫話もありで、変な映画なのだ。

娼婦の変死体が発見されて、監察医の(ドイツでは検屍官と呼ぶらしい)へレンが解剖した結果、その娼婦はニューハーフだったという所から始まるんだ。まあ普通の謎解きサスペンスという出来だったかな。

【STORY】
ヘレンは、法医学研究所に勤務する検屍官。ある日女性の撲殺死体が発見される。ヘレンは、遺体を解剖すると性転換手術の痕跡を発見する。被害者のアンドレアは娼婦で、最近よく通っていた客の一人は、なんとアンドレアの実の父親だった。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
何年も会っていなくて、娼婦を買ったらそれが息子だったなんてすごい衝撃だよね。それもしばらく息子が性転換したと気がつかなかったって。息子はいくらなんでも気がついていると思うんだけど、だって数年会ってなくたって、オヤジの顔は忘れないだろう。

なのにオヤジと知っても売春するって、うーん私には理解できない世界だよ。オヤジも最初はわからなかったって言ってたけれど、でも途中からわかったんだよな?息子が死んだって悲しんでいるんだけど、私はその前の息子を買うっていうのがどーにも理解不能だったんだよね。

犯人も途中から、もしかしたらあいつ?って思った。ジェラシーが動機ってあーた、私には理解不能な話だよ。なんかそんな理由で殺されちゃったアンドレアがかわいそうかも。せっかく性転換して、本来の自分として生きていけるようになったのにねぇ。

これらの話とヘレンの不倫の話が同時に進み、よけいに話が散漫した結果になったと思われる。
まあ悪くはないけれど、あまり期待して見ると、がっくりくるよ。二時間ドラマのつもりで見れば、それなりにっていう感じかな。
Date : Wednesday 12th October 2005 21:03
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