ターミナル
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

原題 The Terminal
2004年 アメリカ公開
上映時間 128分
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
お勧め度

なんかトム・ハンクスって得な人だよね。彼が出ているとほのぼのにんまり、そしてジーンとするような話が似合ってる。
この話はありえないだろうって話なんだけど、もしもこんなことが起きたらたいそう困るだろうなぁって思う。だって9ヶ月も空港に足止めくらうなんてこと考えられないよね。ましてやそんな状況なのに、空港職員が意地悪でさ。
ビクターの属している国がクーデターで、空港に到着したらそのことで、あなたは国に帰ることもアメリカに入国することも出来ないなんて言われちゃうんだよ。そりゃあ一日や二日なら話はわかるが、9ヶ月ってありえないよ。というか現実でもそんなことって起きるのか?私にはよくわかんないんだけど、もし起きたら困るよね。ご飯も食べられなくなっちゃうよ。そんなに長い期間なら。寝る場所だってないじゃん。
それで映画の中では、英語があまり得意でないビクターなので、意思疎通が図れなかったり、食事を手に入れるために、カートを集めてお金を得たりするんだよね。でもさそのカートを集めているのも、空港の職員の意地悪によって集められないようにしたり、なんか見ていて気持ちがよくないんだよ。
ただコメディの部分もふんだんにあるので、くすっと笑えたり、ビクターは悪い人ではないので、だんだんと空港職員も心うちとけてきたりっていうヒューマンドラマ的な部分もあるから、まだ救いはある。トム・ハンクスのおとぼけな演技が味をだしているし。小さいいろんな出来事があって、それのひとつひとつがビクターという人の人柄を表していて、最後にはみんな彼が大好きになっていくっていう過程は、ちょっとぐぐっとくるものがある。
だけどあんなに9ヶ月も空港にとどまって、それでもアメリカに入国して果たしたかった思いというのが、いまいちなんだよね。悪くはない話なんだけど、私自身はそんなに感情移入できないなぁっていう。でもよかったよねぇ、アメリカに入国できてとは思った。
涙涙の感動ものという話ではないけれど、かといって退屈で死にそうという事もない。私的には平均点。
【STORY】
ニューヨークのJFK国際空港に、クラコウジアという小国からビクターという男がやってきた。いざ彼が入国しようとすると、クラコウジアでクーデターが発生し、国家消滅の危機に瀕していた。そのためアメリカへの入国もできず、情勢安定までは帰国することも出来ない状況に陥った。
彼はターミナルで、状況が変化するのを待つことになる。
comments
でもさ。最後の方が だらだらしてて 盛り上がりに欠けてたよ。もうちょっと 最後にどんでん返しとかあったら もっと 面白かったのにって。9ヶ月我慢した割には 尻つぼみ。
スピルバーグ流石ってところは幾つもあって ヤギ事件とか 登場人物が 生粋のアメリカ人でなくて それぞれ 訳ありの人生だったり。
「私は 何を待っているのだろう。」って 考えてみたよ。随分生きてきちゃって 待つものが見つからないよ。(^^”
確かにこの映画はラストがいまひとつなんですよね。ドラマティックな盛り上がりがないので、あら?それだけ?みたいな感じだし。
私も待つものは何もないです。待つの嫌いだし。(^^;)