ナショナル・トレジャー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アドベンチャー

原題 NATIONAL TREASURE
2004年 アメリカ公開
上映時間 131分
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ/ジョン・ボイド
お勧め度

私は冒険ものってあんまり好きではないんだよね。なんか今までにあまり面白い冒険ものに出会ったことがないからなのかもしれない。だからそういう映画って思うだけで、ついつい食わず嫌いみたいな感じで敬遠していたところがあった。
でもこの映画はわりと面白いという評判もあったので見てみることにした。するとどうだろうか、かなり楽しめちゃったりなんかして。
それにしても代々秘法を求めて時間を費やし、それに振り回されるって、すごいよねぇ。お父さんなんて自分のやってきたことは愚かしいと思ってしまって、息子が宝を探すことには反対なんだよね。確かに夢のある話で、是非そのお宝を発見したいって思うけれど、果たして本当にそれがあるかと言われると、もしかしたらないかもしれない。いやあったとしても一生発見できないかもしれないっていう疑いはあるよね。それでも夢を追い求める。父親としては、そんなことで一生振り回されるよりかは普通の人生を歩めという親心はわかる。とはいっても結局最後はお父さんも協力するところが、親子なんだなぁとほほえましく思ったよ。
謎解きが複雑で、いよいよお宝拝見か?って思ったら、さらにそれにもまたまた謎が隠されていて、ちっとも宝にたどりつかない。独立宣言の裏にその謎が書いてあるっていうから、それを手に入れればみつかるのかと思いきや、世の中そんなに甘くないという展開。じらしの理論か?でもそれがますますお宝の魅力を増幅している効果があるみたいで、わくわくドキドキするんだよね。
それにしても私なんて頭悪いから、そういう謎解きとか苦手。なぞなぞとかも解けないもん。だから絶対にこういうお宝探しって駄目だろうなぁって思う。それに謎そのものが難しいので、あれを解くのは難解だと思う。というかよくそんな謎をといていくよなーって感心してしまう。次々に謎を解明し、そして次々に新しい謎があり、それをベン(ニコラス・ケイジ)がどんどん解決していくさまは、見ていてかなり痛快でわくわくするよ。
昔の秘法だから、なんかタイプスリップしたような気分を味わえるし、豪華でこんなお宝だったら欲しいと思わせる物だった。ちょっと違うかもしれないけれど、考古学ってきっとこんな感じで、昔の謎を解いていく楽しさがあるのかもしれないなんてことを考えた。
お子様でも楽しめるような作りで、家族そろって見れる健全な映画かな。そう安心感があって壮大で、ハラハラわくわくする部分もあって、スピード感もあるので、あれよあれよという感じで進んでいく。そしてラストはなんか笑っちゃったし、いい気分で楽しかったーって終われる映画だよ。
最近ひねりの多い映画ばかりだけど、こういう素直に楽しめる映画もたまにはいいなぁなんて思いながら見た。見ていない人は是非に。これからお正月だし、みんなでどうぞ。
【STORY】
何世代にも渡るゲイツ家の夢、伝説の秘宝を探していたベン。それは1779年の独立戦争の最中にアメリカで忽然と消えてしまったお宝だ。ベンは先祖に残された“秘密はシャーロットが握っている”という言葉を手掛かりに、その謎を探る。
comments
いろいろと大変でしょうけれど、こういう映画を見て少しばかり現実の世界から離れるのも有りかな...なんて思います。
そうなんですよね、舞台は現代なんだけど、なかなかうまい展開の話だと思いました。冒険ものというよりは、夢見るストーリーで、理屈ぬきで、たまにはこういう話いいかもしれないですね。
HiroHeroさんもたくさん映画見ておられるのですね。どんなものがお好きでしょうか?お勧めがあったら教えてくださいませ。(^^)