きみに読む物語
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

原題 THE NOTEBOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 123分
監督 ニック・カサヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス
お勧め度

なんでも「マディソン郡の橋」の興行収入を軽く抜くほどの人気作品だそうで、誰しも泣いた、最高という賞賛をあびた作品。つーことでこれまた期待満々で、バスタオルを準備して見たのよ。
悪くはない。いい話だと思うし、これぞ人を愛するってこういうことなのねっていう位いい話だと思う。年老いた夫婦のあり方はこうあって欲しいとも思う。時にうるるってくる場面もある。なんだけど号泣するほどかぁ?という言うのが正直な感想。
認知症にかかり施設みたいなところに入れられている老女のところに、毎日のように通ってくるある老人。その女性のために物語を読み聞かせる。この映画は素直に見ればいいのだと思うよ。そうなんだけど、たぶん泣きのツボに嵌るかどうかの微妙な違いによって、涙の量は変わってくると思う。
決して悪い話ではない。とてもいい話なので、見て損はないけれど、感動の嵐泣いて泣いてなんていうのを期待して見ると、人によってはそんなでもないかもってことになるかとは思う。と書くと、私はやっぱり欠陥品なのだろうか?だってみんなこの映画泣いたって言うんだもん。でもねこの映画の評価は自分の中では決して悪くない。ただ泣けるかという基準だけは、人と違うかなということで。
【STORY】
療養施設で独りで暮らす初老の女性。そんな彼女にデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、物語を読み聞かせている。それは夏の恋物語だった。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
つまり愛した妻は認知症なのかアルツハイマーなのか、昔の愛し合った楽しい思い出をどんどん忘れていってしまう。夫のことも子供のこともすべて忘れている。物語を読み聞かせているじいさんは、彼女の夫なわけだ。毎日妻のもとに通い、せっせと昔の思い出話をするんだ。妻はそれを物語だと思って聞いている。
だけどそんな妻が、一瞬昔を思い出すときがあるんだ。そのときだけは、目の前にいるじいさんは自分の夫だとわかる。とても愛している自分の夫だと。子供のことを気にかけたり、昔のままの妻がそこにいる。だけど悲しいかな、その瞬間は10分ともたない。またすぐに「あなたはいったい誰?」って感じで忘れてしまう。でも夫はその記憶の戻る一瞬のために、せっせと毎日読み聞かせる。
うーん、いい話だよね。映画はそんな二人の出会いから結婚するまでを描いているんだ。どんなことがあり、どんな形で愛をはぐくんできたか。ふたりの歴史のような物語。それがラストが私はできすぎだと思う。ああいう終わり方でなくても、十分いい話じゃないのって思うんだけど。
どっちにしても綺麗な映画だった。風景画は絶景だし、そこに繰り広げられる愛。人間結婚するならこういう結婚をしたいなぁと思う。ごく平凡な二人が出会い、そして愛した。そういう話。だから別に泣くことはないのだ。でもじいさんの愛の深さには、心打たれるものがあるのは事実。
静かに暖かい気持ちで終わる、それでいいと思った。なのでへんな期待をして見る必要はないかな。泣かなくても、とてもいい話であると切実に思う。
だけどそんな妻が、一瞬昔を思い出すときがあるんだ。そのときだけは、目の前にいるじいさんは自分の夫だとわかる。とても愛している自分の夫だと。子供のことを気にかけたり、昔のままの妻がそこにいる。だけど悲しいかな、その瞬間は10分ともたない。またすぐに「あなたはいったい誰?」って感じで忘れてしまう。でも夫はその記憶の戻る一瞬のために、せっせと毎日読み聞かせる。
うーん、いい話だよね。映画はそんな二人の出会いから結婚するまでを描いているんだ。どんなことがあり、どんな形で愛をはぐくんできたか。ふたりの歴史のような物語。それがラストが私はできすぎだと思う。ああいう終わり方でなくても、十分いい話じゃないのって思うんだけど。
どっちにしても綺麗な映画だった。風景画は絶景だし、そこに繰り広げられる愛。人間結婚するならこういう結婚をしたいなぁと思う。ごく平凡な二人が出会い、そして愛した。そういう話。だから別に泣くことはないのだ。でもじいさんの愛の深さには、心打たれるものがあるのは事実。
静かに暖かい気持ちで終わる、それでいいと思った。なのでへんな期待をして見る必要はないかな。泣かなくても、とてもいい話であると切実に思う。
comments
私も号泣とまでは行きませんでしたが、ほろっと来る所はありました〜。。
そうなんですよ、あそこまで完璧に作らなくても、十分それまでで心にしみるのにと思ってしまいました。でも映画のできとしては、花丸ですね。(^^)