ぼくのともだち ドゥーマ
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

原題 DUMA
2005年 アメリカ公開
上映時間 101分
監督 キャロル・バラード
出演 アレクサンダー・ミハルトス/イーモン・ウォーカー
お勧め度

悪くはないよ。私は動物ものって結構好きだし。ストーリーはものすごく単純。赤ちゃんのチーターを拾い育てたが、大人になり野生に返すまでの少年とチーターの友情の話。
でもあんなに人間になじむものなのかな?チーターって。それと父親が病気で亡くなり、母と少年は町に引っ越すことになるのだけど、いくらなんでもチーターを町に連れて行くというのはいかがなものか。結局街中大騒ぎよね。そりゃあそうだ、野生のチーターが道路をものすごい勢いで走り抜けていったら、ビビらない人はいないと思われる。
結局このままではドゥーマが連れ去られてしまうと感じたキサンは、ドゥーマとアフリカのサバンナへ家出して、ドゥーマを野生に返そうとするんだ。もちろんその旅は過酷なもので、ワニのいる川を渡らないといけなかったり、ライオンに食べられないようにしなくてはいけなかったり、そんな旅の途中でリップという男に出会う。
というような展開なんだけど、アフリカの大自然のすごさと、野生の動物の迫力。動物が好きな私には結構楽しかったよ。ドゥーマが野生としての本能を発揮して、鹿とかを食いちぎって食べるシーンでは、キサンはちょっと寂しく思うんだよね。野生に戻すのは自分で望んだことなんだけど、それはドゥーマとの別れを意味するものだから。
あんなに人間に慣れ親しんで、それでもサバンナに帰れば仲間のチータと寄り添い野生としての本能を目覚めさせられるもんなんだとびっくりもする。なんかチーターって肉食獣で怖いって思うけれど、ドゥーマはなんか猫が巨大化したみたいな感じで、愛らしく見えるのがなんかせつないのだ。
キサンとドゥーマの別れは、ちょっとぐぐっときた。いつまでも親友だよっていうところがね。
【Story】
南アフリカに暮らす少年キサンは、ある時父と一緒に、母親とはぐれた赤ちゃんチーターを保護する。いつしか家族の一員となったドゥーマであるが、大きく成長したドゥーマをそろそろ野生に返す時期が来ていた。そんなとき父が病死したのをきっかけに町に引っ越すことになったキサン親子。ドゥーマを捕獲されることを恐れたキサンは、故郷のサバンナへ帰そうと決心し、南アフリカを縦断する旅に出るのだった。
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