イット

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

イット
原題 IT
1990年 アメリカ公開
上映時間 188分
監督 トミー・リー・ウォレス
出演 ハリー・アンダーソン/デニス・クリストファー

お勧め度 ★0つ

この映画、こんなことあるかいな?っていう展開です。それにえらく長く3時間もあるんですよ。DVDなんてsaid AとBっていう状態なのに、これはないだろうって思っちゃいました。3時間ひっぱっといて、これって人をバカにしてんのかー、おんどりゃーです。スティーブン・キングの原作らしいのですが、私には全くの理解不能でした。というか最後まで見て、大損したと思ったくらいです。
許せない展開だと思ってしまったので、なんだか見ていて怒りがふつふつと。(笑)

【STORY】
アメリカのメイン州、デリーに棲みついた殺人鬼『IT』と呼ばれる存在。これに7人の子供が立ち向かい戦った。それから30年経ち、ふたたびITが現れる。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
子供を狙った犯罪って、日本もそうだけどアメリカはものすごく多いよね。それでこの映画も子供たちが次々に狙われる事件が多発するというところからはじまる。

それでその街に住む7人の子供たちは、普段の生活でとても怖い存在(映画の中ではITと呼ばれている。イット・そいつっていう意味ね)が見えるのね。そいつはピエロの格好をして出現するんだけど、そいつが現れると、洗面所から血が噴出したりという怪異現象がおきたりするの。だけど大人やその7人以外には見えないんだよね。そしてそいつは子供を狙って殺したりする邪悪なやつなんです。

それで7人で協力してそのITを退治するんだよ。そして7人は、もしもまたITが現れたら、絶対にみんなで集まろうという約束をして、それぞれ別の道を歩み出すの。そのあとその7人の子供たちは大人になり、それぞれの生活をしていたら、ある日のこと7人のうちの一人、唯一デリーにまだ住んでいるマイケルから電話がある。「あいつがまた現れた」その言葉にまた7人は故郷に集まるわけよ。

そして大人になっても、やっぱり7人は怪異現象みたいなものが見えるのね、それで結果は子供の頃と同じでそのITを倒しにいくという話が、大雑把なストーリーなんだけどさ。

私が最初見始めた時は、そのピエロの存在っていうのは、アメリカの歴史に残るような、連続殺人犯のジョン・ウェイン・ゲーシーみたいに、ピエロの格好して子供を見舞う反面、裏の顔は殺人鬼だったっていうような、そんな感じのことを想定して見ていたの。もしくはその殺人犯をピエロに置き換えて見せていると。

なのにさ、そのITっていう存在は、殺人鬼ではあるけれど、人間じゃなかったのよ。(ーー;)つまり巨大な蜘蛛だか蟹だかのお化けみたいなやつ。それが下水道に潜んでいて、それが子供たちを食べていたというわけ。

3時間かけてひっぱるだけ引っ張って、最後は巨大カニ道楽のおばけ(カニ道楽の店の前に、巨大なカニがついているでしょう?あれみたいなやつが登場するの)だよ。それもいい大人が純銀のパチンコの玉みたいなのを飛ばして、殺すのよ。なんかさ人をバカにしてんのか?って思ってしまったのは私だけ?

前半はねそれでもその殺人鬼ピエロと子供たちの様子で、なんかスタンド・バイ・ミーみたいに、子供時代の友情が描かれていてさ、ノスタルジックな雰囲気が出ていたんだよ。だから結構ぐいぐいひきこまれつつ見ていたのよ。それがさsaidBに移ってからよ、あのラストでしょう。もう怒り爆発よ。(笑)

これさぁ、said Aだけ見るといいかも。だってピエロをみんなで倒すんだよ。それで終わった方がなんぼかいいよ。カニ道楽のお化けだけは許せないよ。それか最初からエイリアンもどきの、そういうのが出てくる映画として描いてくれた方が、なんぼか納得いく。

ねぇ、これ読んで見ようと思う人いる?
最後にカニ道楽の関係者各位さま、記事内でカニ道楽を連発してしまい申し訳ありません。皆様、映画『IT』とカニ道楽は関係ございませんので、おまちがえないようよろしくお願いします。あくまで比喩でございます。(笑)
Date : Friday 8th July 2005 16:17
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)

comments

ケアじい | Sun 06/08/2006 19:47
いやはや、手厳しい。
まあ、映画はテレビ映画なんだろうね。
原作も読んでるんだけど、このドラマきっと子供時代のトラウマの克服なんだよ。カニのお化けはトラウマの象徴であって。長い下水道は彼らの人生だったのかも。
女の子は虐待、他の少年たちも弟の事故死だったり、学校での謂われないイジメだったり。肥満、黒人、病気などなど。
トラウマの下で今だ回復してない自分自身を解放するために、また闘わなければいけなかったんだね。きっと。
原作の厚さもすごかったけど、その巧みなフラッシュバック、って言うんですか、過去と現在の繋ぎの見事さは、まさに映画でしたね。
なん | Sun 06/08/2006 20:25
ケアじいさん、こんばんは。

原作はそういった話だったんですか???驚きです。映画ではとてもとても、そこまで私は読み取れませんでした。なんたってカニですから。(笑)

ケアじいさんの解説により、なんだかあの話の根本がわかったような気がします。原作はわかりませんが、映画だとあのカニのお化けが何であるというのがうまく表現されていないように思います。だから何で最後にカニ?って思ってしまうのではないかと。さらに3時間という長さも問題だったように思います。

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