the EYE (アイ)

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

the EYE (アイ) デラックス版
原題 the EYE(見鬼)
2002年 香港・タイ・シンガポール・イギリス公開
上映時間 99分
監督  オキサイド・パン/ダニー・パン
出演  アンジェリカ・リー/ローレンス・チョウ

お勧め度 ★4つ

この映画、20年間盲目の子が角膜移植して、一週間後に自殺したという実話があるらしく、それをベースに作られた話だそうです。
なんかとてもせつないホラーです。ホラーというカテゴリーなんだろうけれど、涙が出たりします。恐さよりも悲しさが先に立つ映画です。結構お勧めです。
私は結構偏見があって、香港映画とかって駄目なんですよね。カンフーみたいなのを想像してしまって、ついつい避けていたというか。でもこれはそういうのとは違うので、アジアの映画もなかなかいいのかもなんて思ったりして。話は想像つくような展開です。角膜移植後に幽霊まで見えちゃうって、ありがちだよね。なのでそんなに恐いとは思いませんが、ところどころでジーンと来て、ラストはえーって思う終わり方でした。なんかせつないです。今私たちが見えている世界は、見えていることが幸せなのか?と問うような話です。

【STORY】
幼い頃に失明したマンは、20歳で角膜移植をうける。手術後見えないものまで見える、見えるはずのない亡霊まで見えるようになる。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
ストーリーは完璧に想像ついた感じで進むんだよね。ありがちもありがちよ。角膜移植後にドナーの見えていたものが見えるなんていう話って、結構本当かどうかはわかんないけれど、そういう話ってあるよね。でこの映画もそうなんだよね。

今まで見えなかったことは決して不幸せでもないんだよね、盲目の楽団でバイオリンを弾いているときはとても楽しく幸せだった。でも目が見えるようになったら、盲目の人の楽団だから、コンサートには出れないと言われてしまったり。

それと見えること、幽霊まで見えちゃうんだけど、それは不幸せなことなのか?とても恐くて嫌な事だけど、病院で同室だったインリンが死んでしまうとき、マンには見えるんだ、インリンが会いに来るの。「私退院するの、もう手術をしなくてもいいの、学校にも行ける」って。お別れの挨拶なんだよ。もう涙がどーっときてしまった。

そしてこの映画のドナーはどんな死に方をしたのか?という事が柱になっている。ドナーの悲しみがあってさ、この映画ホラーなのかそうでないのかわかんないくらい、泣ける映画だったんだよね。たぶん映画の作りとしては、いまいちな評価になってしまうかもしれないけれど、私は個人的に好きです。ほろっとさせて、ヒューマンドラマみたいな部分もあって、決して恐いだけの映画ではないと思う。

そして衝撃のラストです。
Date : Saturday 6th August 2005 20:50
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

comments

comment form

trackback url

http://nan.halfmoon.jp/joker/sb.cgi/83

trackback

INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS