ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > イーサン・ホークが出演

原題 Before Sunrise
1995 アメリカ公開
上映時間 102分
監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー
お勧め度

最近この映画の続編である『ビフォア・サンセット』が公開になりました。単館上映なので、見てない人もたくさんいると思いますが、レンタルも開始されたので、もし興味のある人は、こちらの『ビフォア・サンライズ』を見てから見ると、よりいっそう楽しめると思われます。というのもサンセットはサンライズから9年の月日を経た二人だからです。まずはこちらの話から。
話の始まりであるこの映画、ウィーンの街で出会ったふたりが、出発までの14時間の間、心を通わせるラブストーリーです。見ていると甘酸っぱい気持ちになってきます。恋の始まりなんて、ほんの一瞬のことだと思います。まして旅先の恋なんて。アメリカ人とフランス人という設定でもあり、本来ならばここでさよならとしか言えない関係なんだけど、心が一番通いあう二人になっていくんですよ。すごく純な気持ちになれます。
ストーリーは二人の会話で成り立ってます。つまり皆さんが旅の途中列車の中で知り合った異性と、明日の朝帰るまでの間何しますか?お互い知らない者同士いろんなおしゃべりをしたりするでしょう?そういう映画です。二人でウィーンの街を歩いて、レコード屋に入ったり、観覧車に乗ったり、そしていろんな話をいっぱいいっぱいするの。そして別れの時間がやってくる。
自分と重ね合わせて見れる話ですので、あっという間に時間が過ぎていきます。そして旅の終わりには…。
恋っていいなぁって、でもちょっと恥ずかしいなぁって、そんなこと感じる映画です。旅という特殊な環境が、二人を錯覚させるのかもしれませんが、昔ひとり旅したときに出会ったあの人は今どうしているんだろうなんて、トリップしちゃいました。
とびきり恋のしあわせのつまった映画です。
【STORY】
パリへ向かう列車の中、セリーヌは隣で夫婦喧嘩しているカップルのそばを離れようと席を移動をする。そこで同じように本を読んでいたジェシーと眼が合い、意気投合してしまう。ジェシーの予定ではウィーンで下車するはずだったが、もっとセリーヌと話がしたい。そこでジェーシーはウィーンでの一晩を一緒に過ごして欲しいとセリーヌに告げる。明日の朝9時半の列車まで二人は一緒にすごすことになる。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
ウィーンの街並みがとても綺麗。なんだか自分もその街にいて、ジェシーみたいな人と歩きながらおしゃべりしている感覚になっちゃうところが、この映画の恐ろしさ。(笑)気がつくと浸っているんだよね。
この映画は14時間のタイムリミットだけど、旅って自分の現実を忘れさせてくれる、なんだか違う自分になれるような錯覚をする、そんな気持ちになるから、短時間の気持ちの高揚って、普段の日常の出会いよりも、瞬間的に燃え上がってしまうと思うんだ。
二人はこの短い時間の間に、二人の隙間を埋めるがごとく、機関銃のようにしゃべりまくります。お互いのことをわかりあうために。話してもまだ話たりない、いつまでも時が止まってしまえばいいのにって。恋の始まりって、自分のことを知ってもらいたい、相手のことを少しで知りたいって思いがあるから、なんだか自分を見ているようで、ちょっと恥ずかしく思ったりもする。
お互いに好きという好意が芽生えたことはわかるんだよ、でもそれが同じような思いなのか?自分はまた会いたいと思っているけれど、相手はどう思っているかわからない不安。でも別れの時間は容赦なくやってくる。そんな探りあいや、高まる気持ちを抑えようとする姿とか、ホント見ていて胸がきゅんとなる。しぐさにそういうのがたくさん溢れているの。
人との出会いなんて、明日のことはわからない。ましてや意気投合して心を通い合わせられる相手なんて、そうそういない。でも人は毎日出会いを繰り返していくんだよね。
そしてラストは、二人は半年後にここで会う約束をして別れます。そこで映画は終わり、その後どうなったかはこの後、9年後の『ビフォア・サンセット』をどうぞ。
青春の甘い恋を堪能したい方はお勧めです。
この映画は14時間のタイムリミットだけど、旅って自分の現実を忘れさせてくれる、なんだか違う自分になれるような錯覚をする、そんな気持ちになるから、短時間の気持ちの高揚って、普段の日常の出会いよりも、瞬間的に燃え上がってしまうと思うんだ。
二人はこの短い時間の間に、二人の隙間を埋めるがごとく、機関銃のようにしゃべりまくります。お互いのことをわかりあうために。話してもまだ話たりない、いつまでも時が止まってしまえばいいのにって。恋の始まりって、自分のことを知ってもらいたい、相手のことを少しで知りたいって思いがあるから、なんだか自分を見ているようで、ちょっと恥ずかしく思ったりもする。
お互いに好きという好意が芽生えたことはわかるんだよ、でもそれが同じような思いなのか?自分はまた会いたいと思っているけれど、相手はどう思っているかわからない不安。でも別れの時間は容赦なくやってくる。そんな探りあいや、高まる気持ちを抑えようとする姿とか、ホント見ていて胸がきゅんとなる。しぐさにそういうのがたくさん溢れているの。
人との出会いなんて、明日のことはわからない。ましてや意気投合して心を通い合わせられる相手なんて、そうそういない。でも人は毎日出会いを繰り返していくんだよね。
そしてラストは、二人は半年後にここで会う約束をして別れます。そこで映画は終わり、その後どうなったかはこの後、9年後の『ビフォア・サンセット』をどうぞ。
青春の甘い恋を堪能したい方はお勧めです。
comments
自分の感じていることや思いが通じる、、、恋愛の極意な気がします。
そして、そういう人に出会う機会は決して多くないですね。
それにしても、ジュリー・デルビーの英語の堪能さには驚きました。
kanaさんは旅先の恋の経験者なんですね。(^^)
日常から離れると、恋は燃え上がりますよね。でもこの二人は、めぐり会うべくしてめぐり会ったと思います。
そうそうジュリーの英語はフレンチなまりがないように感じるくらいうまいですよね。