トレーニング・デイ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > イーサン・ホークが出演

トレーニング デイ 特別版
原題 Training Day
2001年 アメリカ公開
上映時間 122分
監督 アントワン・フークア
出演 デンゼル・ワシントン/イーサン・ホーク

お勧め度 ★4つ

この映画で、デンゼル・ワシントンはアカデミー賞をとっています。イーサンは助演男優賞にノミネート。善と悪という両極端の話です。デンゼルが悪役でイーサンが善人役です。
というか生きるためにはダーティであることも、しかたないという理論があるので、何が正しいのか揺らいでくるような話です。
デンゼルって結構いい人の役が多かった気がするので、あまりの悪役に驚いてしまいました。それにしてもアメリカの警察は、もしかしたらああいう所があるのだろうか?と思ったら、とっても恐くなりました。

【STORY】
麻薬摘発のために、ベテラン麻薬捜査官のアロンゾ刑事は、新人のジェイクに体験指導をすることになる。麻薬捜査の摘出に必要なことを指導するうちに…。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
これは新人刑事になったジェイクが、アロンゾ刑事とペアで行動することになる。たった一日の出来事を描いた話。アロンゾ刑事が新人ジェイクを指導する内容は、それはそれはダーティな世界だった。
正義感溢れているジェイクはびっくり仰天なんだよ。警察は悪を退治するものなんじゃないのか?警官なら何やってもいいのか?っていう世界なんだよね。たぶんこれが一日でなければ、ジェイクだって悪に染まっていなかったとは言えないんじゃないかと思うくらい、非常に醜悪だった。

デンゼルが徹底的に悪役に徹しているので、イーサンの正義感がかなり引き立っている。というか普通の感覚で言えば、ジェイクの方に感情移入すると思うんだよね。いくらなんでもアロンゾ刑事、それはないだろうっていう事やるんだもん。法を無視した理論にはついていけないよ。

でもアロンゾ刑事は言うんだ「あいつはいい目をしている」って。たぶん昔は自分もジェイクのように正義感溢れていたんじゃないのかなぁって思うんだ。だけどだんだんと悪党になっていってしまった自分と重ね合わせているというか。でもジェイクは悪党には染まらないんだよね。ぎりぎりのところで、彼の正義感は崩れない。
Date : Wednesday 17th August 2005 20:17
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