トゥルー・クライム
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 社会派ドラマ

原題 True Crime
1999年 アメリカ公開
上映時間 127分
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド/アイザイア・ワシントン
お勧め度

正義の話です。冤罪をはらすというストーリーなんですが、残された時間がわずか。本当に助けることなんて出来るのか?とハラハラドキドキ。
クリント・イーストウッドって『ミスティック・リバー』という、やりきれない映画を見て以来、ちょっと避けてい部分があるんですよ。またあんな後味の悪い思いをするんじゃないかって。ところがどうして、これはあっという間に見終わってしまった。人種差別の問題とか、冤罪の問題、死刑の問題、いろんな社会的なテーマが盛り込まれていて、考えさせられる話です。いっけん重いテーマを、テンポよく軽快に見せているので、楽しめました。
ひとつ違和感があったのが、イーストウッドの家族。異様に小さい子供がいる設定ですが、どう見てもイーストウッドはジジイの部類に見えるので、違和感ありすぎ。あの子供実子が出ているってホント?ついであのしわしわの裸はいただけない、いやいくつになっても現役結構なんだけど、浮気しまくりの男という設定っていうのがねぇ。もう少し若い頃なら違和感なく見れたんだけど、というところがちょぴっと残念賞。なので星4つ半というところ。
【STORY】
深夜0時に死刑執行が決定されているフランク。彼は一貫して無罪を主張し続けていたが、却下されいよいよ死刑が決まる。死刑囚の最後の心境ということで、取材を急きょ任された新聞記者スティーブ。スティーブはフランクが無罪であるのではと疑い、独自に調べはじめるが、死刑執行のタイムリミットは12時間たらずしかない。
ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
アメリカという国はやはりいつまでも根強い人種差別ってあるんだよね。黒人というだけで、犯人という洗脳があるのかなぁ。証人が白人で、人って少し話しをオーバーに話したり脚色したりする場合があるじゃない?それの典型なんだよ。本当ははっきりと銃を持っていたところを見ていないのに、見たと言ったりね。だって犯罪の証人という立場で、正義の味方気取りでテレビであれこれ話しているので、だんだんと勘違いと、事実とが入り混じってきてしまうんだよ。そういう点をスティーブは指摘するんだよね。
スティーブは決して立派な新聞記者でもないんだよ、トラブルを起こしたり、家庭では浮気をしまくりで、さらにアル中にもなったことがあるみたいだ。そういう人間なんだけど、根本の正義は芯があって、なんとか時間がないなりに真犯人の証拠を突き止めようと努力するの。
一方の囚人のフランクは、昔はワルで刑務所にも入った事のある男なんだけど、敬謙なキリスト教信者の妻と知り合い、神様を信じるようになり、改心して妻と子供と幸せにそしてまじめに暮らしていたんだ。それがたまたまその殺人現場に居合わせたことで犯人にされてしまう。彼は無罪を主張するけれど、前科のことや黒人であることなど、また証人の存在によって有罪になってしまう。死刑の最後の最後まで、妻と子供と過ごす様は見ていて、なんだか胸が詰まった。だって冤罪だからさ。
日本の死刑はどんなのかわからないけれど、あれはアメリカの死刑というのはあんな感じなんだろうか?最後は好きな食べ物を食べることが出来、タバコとかそういうのもOKで、妻と子供などの面会もある程度長く許される。それも鉄格子の中で、一緒に触れ合うことが許されるのだ。電話もOK。そして最後は公開死刑なんだよ。周りに取材陣などもいるところで死刑執行。日本は知らないうちに死刑が執行されて、実行したらしばらくして、死刑がされたって報道されるよね。まあどちらがいいとはなんとも言えないんだけど。
アメリカは裁判の様子も公開したりするので、そういう意味で死刑も公開するんだろうなぁ。これが自由の国という事かと、いろいろ考えることがあった。
とくにお涙頂戴的な描き方もしていないので、これはなかなかいい映画と思われます。お勧めの1本。
スティーブは決して立派な新聞記者でもないんだよ、トラブルを起こしたり、家庭では浮気をしまくりで、さらにアル中にもなったことがあるみたいだ。そういう人間なんだけど、根本の正義は芯があって、なんとか時間がないなりに真犯人の証拠を突き止めようと努力するの。
一方の囚人のフランクは、昔はワルで刑務所にも入った事のある男なんだけど、敬謙なキリスト教信者の妻と知り合い、神様を信じるようになり、改心して妻と子供と幸せにそしてまじめに暮らしていたんだ。それがたまたまその殺人現場に居合わせたことで犯人にされてしまう。彼は無罪を主張するけれど、前科のことや黒人であることなど、また証人の存在によって有罪になってしまう。死刑の最後の最後まで、妻と子供と過ごす様は見ていて、なんだか胸が詰まった。だって冤罪だからさ。
日本の死刑はどんなのかわからないけれど、あれはアメリカの死刑というのはあんな感じなんだろうか?最後は好きな食べ物を食べることが出来、タバコとかそういうのもOKで、妻と子供などの面会もある程度長く許される。それも鉄格子の中で、一緒に触れ合うことが許されるのだ。電話もOK。そして最後は公開死刑なんだよ。周りに取材陣などもいるところで死刑執行。日本は知らないうちに死刑が執行されて、実行したらしばらくして、死刑がされたって報道されるよね。まあどちらがいいとはなんとも言えないんだけど。
アメリカは裁判の様子も公開したりするので、そういう意味で死刑も公開するんだろうなぁ。これが自由の国という事かと、いろいろ考えることがあった。
とくにお涙頂戴的な描き方もしていないので、これはなかなかいい映画と思われます。お勧めの1本。
comments
じじぃなんだよね(笑)
まだ現役なのかーと、そっちのほうに関心が行き、やや気持ち悪かった(笑)
私だったらノーサンキューです。
私さ、アメリカで死刑になることがあったら(絶対にないと思うが)死刑が怖いので煙草吸いすぎで死のうと思う。
たぶん、煙草も1時間で10箱とか吸えば死ぬと思うんだよね。
もしくは、好きなものを食べれるなら、お寿司とかステーキとか食べすぎて満腹死(^^;
ラストがあっさりしていていいねー(^^)粋だ。
でもさ1時間で10箱のタバコって許可になるのかな?そこが問題だよ、いくら最後の日は、ある程度自由とは言え、そんなに許してくれるだろうか?(笑)
アメリカで死刑になったら、せめて骨は日本に送ってほしいなぁ。アメリカの地で埋葬されるのは困るよ。天国に行ったら、英語ばかりじゃ疲れるもん。(笑)
そんなに自信のある体なんだろうか?(笑)
そういえば、最近出たニンジン先生の本にもね、ニンジン先生が上半身裸で、プロレスラーみたいなポーズをして肉体美を見せていました。
気持ち悪かったです・・。
おそらくそんなには支給してくれないよね(^^;>煙草
天国行ってさ、幽霊たちがみんな英語喋っていたら、それは私にとっては地獄だ(笑)
やっぱり誰でもそうだけど、ある程度見せていい裸とそうでない裸ってあるよね。人参先生の裸も、やめてくれーっていう裸だったんですか?(笑)
天国に行ってまで、駅前NOVAで勉強しないといけないのは、ちょっと勘弁して欲しいですよね。