ダンス・オブ・ドリーム
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

原題 DANCE OF A DREAM
2001年 香港劇場未公開
上映時間 95分
監督 アンドリュー・ラウ
出演 アンディ・ラウ/サンドラ・ン/アニタ・ムイ
お勧め度

インファナル・アフェアのイメージが強烈な私なので、あのアンディ・ラウがにっこり笑顔でダンスかよ!って、DVDのパッケージもえらく満面の笑みだし、なんか楽しくなってきて借りてみた。
そんなに期待しないで見たのがよかったのか、単純に楽しめた。香港版のシャル・ウイ・ダンスなのかと思ったら、話は全然別物。世の中銭やって思って生きていくのに、なぜか最後は世の中愛かな?って思っちゃう終わり方だし、心が温かくなるラストだったよ。硬く考えないで見てほしいな。
ちょっとびっくりしたのが、この映画に出ていたティナ役のアニタ・ムイって女優さん、2003年に子宮ガンで亡くなっていたんだって。この映画は2001年のものだからこのあとなんだね。綺麗でスタイルのいい人で、この映画でも輝いていたのに、なんかとっても残念だ。
夢を手に入れるにはお金。それをモットーに、ダンススクールをやっているラウ。ラウは香港の一等地にダンススクールを構え、ダンスの世界大会に出るのが夢。なんとかお金を手に入れたいと思い続けていたところに、ホテルを経営するティナがラウのダンスを見てダンス教室にやってくるんだ。ティナから資金援助を得ようと、彼女のご機嫌取りをしようとする。
それと同時にラウのダンスを見て、是非一緒に踊りたいと夢見てやってきた、カム。カムはホテルのウェイトレスをやっている。貧乏だけどいつも楽しそうに笑っている明るい女性だ。ダンス教室にはいろんな職業の仲間がたくさんいて、みんないいやつばかりで、ハートフルな友情を感じられるんだ。
最初はティナのことをお金持ちのパトロンで、彼女のご機嫌をとればいいと思っていたラウ。またお金があれば何でもできると思っているティナ。このふたりだけど、カウたちと過ごすうちに、次第に変わっていくんだ。仕事ばかりでギスギスしていたティナに笑顔がもどり、ラウはお金お金と言っていたけれど、本当の夢はそういう事ではなかったって気がつく。
なんか話としてはありきたりなのかもしれないけれど、ちょっとじーんときちやったりして、私は結構楽しめたよ。またアンディ・ラウが山口百恵さん『さよならの向こう側』を歌うシーンにはびっくり。
それにダンスシーンがめっちゃうまいんだ。そうとう練習したのではと思ってしまった。アンディの別の面を見たようで、おすすめ。
【STORY】
勤め先のホテルでラウの社交ダンスを見たカウは、なけなしの貯金を手に、ラウのダンス・スク−ルに向かう。そこには憧れのラウ先生の他にも様々な人がダンスを習いにきていた。
comments
社交ダンスでブログの検索していたら、たどり着きました!
この映画、私もつい先日観て、ブログに取り上げたばかりなんです!
私は社交ダンス始めたばかりということで、日本版かハリウッド版を見ようとビデオ屋に行ったら、たまたま、このビデオが目に飛び込んできて。。。(^^;
香港映画結構好きなんです。。。
映画はいろいろ観ますので、また遊びに来ます!
ちなみに監督ならヴィスコンティが好きです。
社交ダンスをするのですか?凄いです。私もやってみたいけれど、ヒールの高い靴で踊るのが出来そうもないような。(^^;)
この映画は、悪くはないなぁと思っています。大作とは思いませんが、結構満足しました。
サキさんはヴィスコンティの映画は、ほとんど見ておられるのでしょうか?私は『郵便配達は二度ベルを鳴らす』くらいしか知らないのですが、お勧めはありますでしょうか?
ちなみに私は、デヴィット・リンチが好きです。