Joker

原題 BARBERSHOP
2002年 アメリカ公開
上映時間　102分
監督 ティム・ストーリー
出演 アイス・キューブ/アンソニー・アンダーソン

お勧め度　

『ビューティ・ショップ』の前作みたいらしいのだけど、アイス･キューブが床屋のオヤジで、その床屋で繰り広げられる日常という話。はい、それだけ。だけど話があまりにありそうでないような部分も出てくる。だってATMを盗んで逃げる犯人が、そのATMを布で隠して、二人でえっちらおっちら運ぶってありえないよ。コメディだからめくじら立てることもないのだけど、なんかそんなにおかしくないんだよね。

床屋が黒人たちのコミュニティっていうのは、この前みたビューティ・ショップも一緒。人間の社会って、床屋だけでなく、なんか街のみんなが集まって、わいわいガヤガヤ言い合う場所ってあるじゃない?それがこの映画でいう所の床屋なわけ。一種のホームドラマみたいなものなんだけど、私自身が黒人のコミュニティっていうのがあまり理解していないので、のれないのかなぁとも思ってもみたり。

それにこういうのって、黒人ならではの会話とか、アメリカにおけるタブーとかがあるので、そういうのがわかっていないので、もしかしたら楽しさがわからないのかもしれないな。

ただ人情溢れる部分の話もあるし、ある程度盛りだくさんに進んでいくので、暇つぶしにはいいと思う。ヒップホップとか好きな人にも、音楽を楽しむという意味においてはいいかもしれない。

ただアイス･キューブのあの強面は、どう見ても床屋のオヤジには見えないんだよね、あの顔のオヤジが出てきたら、私ならドア閉めて帰っちゃいそうなんだど。

【STORY】
カルビンは亡き父から受け継いだ床屋を経営していた。父の代から働いているものや、毎日のように通ってくる常連客など、店はいつも賑やかだった。ところが経営に行き詰まってしまい、カルビンは店を手放すことにするが…。