大停電の夜に
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原題 UNTIL THE LIGHTS COME BACK
2005年 日本公開
上映時間 132分
監督 源孝志
出演 豊川悦司/田口トモロヲ
お勧め度

『ラブアクチュアリー』の日本バージョンみたいな話。大停電が東京に起きて、その停電の間におこる6つの話。それぞれが微妙にシンクロしているといったらいいのかな。
なんていうのか全体にほのぼのとしたゆるい雰囲気のある話なのかな。一つ一つはたいした話ではない。というか本人たちにとったらとっても重要なひとこまなんだろうけれど、大げさなことではなく、誰もが経験するであろう日常の断片というのだろうか。
映像は綺麗なんだよ。停電という設定であるから、明かりが必要じゃない?キャンドルの灯りって、あったかくて柔らかで、なんかとても心地よいんだ。思わず自分の部屋もキャンドルでともしたいと思ってしまったくらい。大好きな人と、肩をよせてキャンドルの光の中、この映画を見るというイメージがわいてくるような一本なというのかな。
エピソードとしては、不倫に相手との別れとか、エレベーターに閉じ込められたり、妻の過去を打ち明けられ、心かき乱されるとか、昔の恋人に会うとか、そんな小さな出来事なんだよね。
派手な演出はないけれど、最後は幸せを味わうような形での終息。どれかのひとつを自分に当てはめて見るといいと思うよ。とはいうものの、超感動したっていうほどのものではない、つまり起承転結の波が緩やか過ぎて、盛り上がりに欠けるって印象になりがち。
【Story】
クリスマス・イブの夜、東京は一瞬にして真っ暗になる。バーマスター・キャンドル・ショップのオーナー・不倫中のサラリーマン・ベルボーイの中国人・元やくざと昔の彼女などなど、その夜12人の男女の物語があった。
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