ヘレンとフランクと18人の子供たち
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

2005年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 88分
監督 ラージャ・ゴスネル
出演 デニス・クエイド/レネ・ルッソ
お勧め度

『12人のパパ』」も子だくさんの話だったけれど、それを上回る子だくさん。つまり子だくさんのヘレンとフランクは、お互いに配偶者を亡くし、それで再婚したもんだから、お互いの子供をあわせると18人になってしまったというわけ。さらにヘレンの子供は10人なんだけど、ヘレンが10人産んだのではなく、4人は自分で産んで、あとの6人は養子なの。だから人種も全然違うのよ。アジア人というか明らかに日本人という子供いる。なんたってナオコって名前だったり、黒人の子もいるし、そりゃあもう国際色豊かな子供たちよ。フランクの子供は全員フランクの子供。つまり今は亡きフランクの妻が8人産んだという事。
いくらなんでも18人って…思ったけれど、ものすごい人数の子供らは、最初はやっぱりうまくいかないわけよね。 ヘレン家とフランク家に分裂しちゃって、お互いに意地悪したりして。さらにフランクは軍人で、規律をしっかり守れという堅物。一方ヘレンは自由気侭な性格で、そこらあたりでも育て方の違いでぶつかってしまうんだよね。さらにそういった両親に育てられた子供らも、まっぷたつに分かれちゃう。ヘレンの子供たちは、フランクの堅苦しさが嫌いだし、フランクの子供らはヘレンの子供らのいい加減さが許せなかったり。
そんな子供らがある一つの目標を定めて協力体制にはいる。その目標は、お互いの親を離婚させようというもの。そうすれば今までの生活を取り戻せるというわけよ。それで協力しあって、二人の夫婦喧嘩を勃発させるみようないたずらをしてみたりするの。なんつー目的と思うのだけど、まんまとその戦略に嵌っていくフランクとヘレンというわけ。
実際に18人子供がいたら大変な事になると思うのだけど、難点はあまりに多すぎて、最後まで全員の子供の名前と顔は一致しなかったし、どっちの子供かわからなかった子供も多数。それにしても20人の家族が暮らす家って、日本じゃたぶんよっぽどの大金持ちでもない限りないと思うんだけど、なんと灯台を改造した家に住むんだよね。家賃いくらなんだろうとか変な事考えちゃった。
それでも単に子供らのドタバタというだけでなく、家族愛やホロリとさせるシーンもあり、結構よくできた話ではあると思う。この映画はヘンリー・フォンダとルシル・ボールの『合併結婚』のリメイク映画だそうだ。私は12人のパパよりかこっちの方が面白かったと思う。
【Story】
フランクとヘレンは学生時代の同級生。だがお互いに配偶者と死別していた。そんな2人がめぐり逢い恋に落ちる。フランクには8人そしてヘレンには10人の子供がいた。
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