セッション9

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

セッション9
原題  SESSION 9
2001年 アメリカ公開
上映時間 100分
監督 ブラッド・アンダーソン
出演 ピーター・ミュラン/デヴィッド・カルーソ

お勧め度 ★2つ

何でも実在する精神病院が舞台だそうです。でも実話ではない。別に精神病院でなくてもよかったのにと思ってしまった。無理やり精神病院だから、なんとなく恐い雰囲気というのをイメージつけているような気がしてならない。ただ昔の精神病院なので、そこでは今の現代医療では行われていないようなことが、実際は行われていたという事で、辛いめにあった患者たちっていうのがリアルだったかな。昔は人体実験みたいなことまで行われていたからねぇ。
私としてはいまいち盛り上がりに欠ける映画と思われる。今話題のアスベストなんかも出てきて、リアルタイムかしらんと思ったけど。でもね暗い映画なので、気分の乗らないときは見ないほうがいいよ。

【STORY】
廃墟となった精神病院をリニューアルする計画があるために、アスベストの作業が行われることになる。その作業をする5人の男たちは、暗い精神病院の異様さに恐怖を感じるようになる。

ここから先は完全ネタバレ注意、よろしければどうぞ
雰囲気は恐いんだよね。やっぱり昔の精神病院という気味の悪い環境の中で仕事をしなくてはいけないわけで、そこにいた患者の生活のにおいみたいなものは、廃墟とはいえ依然として残っているんだよね。部屋中に写真が飾られていた部屋とかもあるし、また昔の治療経過を録画したテープとかまで残っているんだ。
作業員の一人なんて、そのテープを見つけて、仕事の合間にそのテープを夢中になって聴いているんだよ。そのテープには多重人格になっている患者の治療が録音されているの。そんなことやっていて、アスベストの撤去作業はどうしたんだとつっこみを入れたくなったけど。

そんな中、だんだんと作業員がいなくなっていくんだよ。建前としては、仕事がたいへんで逃げたとか、そういう事でみんな納得したりするんだけど、事実は殺されていったんだよね。

なんか暗い雰囲気でさ、見ていて気が重くなっていくんだよね。結局精神病院というのにひっかけて、アスベストの撤去作業に来ていた男が、精神病になっていたという事につきる。精神を病んだがために、次々に殺人を犯すという事なんだよ。その精神を病んだ理由も暗いんだよ。なんか鬱々とした気分になるので、気持ちが鬱になっている人は見るのやめた方がいいような気がする。だってショックなことがあってとかいうよりも、ホンの些細な事で人って精神を病んでしまうんだなって思ったら、なんか自分もそうなるかもしれないよなぁと思って、実に暗くなった。天気のいい日に、能天気な気分の時に見た方が絶対にいいよ。

だから恐い映画というより、暗い映画というのが正しい。
Date : Sunday 24th July 2005 22:28
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

comments

comment form

trackback url

http://nan.halfmoon.jp/joker/sb.cgi/75

trackback

INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS