ブラックサイト

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ブラックサイト [DVD]原題 UNTRACEABLE
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 100分
映倫 R-15
監督 グレゴリー・ホブリット
出演 ダイアン・レイン/ビリー・バーク

お勧め度 ★3つ

この映画は去年劇場で見ました。最初の15分は気絶していたので、DVDが出て改めてまた借りちゃいました。←何のために劇場に見に行ったのやら。

なぜ気絶したかというと、仕事が終わってから観に行ったので、かなり疲れていて、CMが始まり劇場が暗くなった途端、意識が遠のき夢の世界に行ってしまわれたということです。(笑)

この映画は今のネット社会で起こりうること、そして人間の心理を利用したものと言えるでしょう。

ダイアン・レイン演じるジェニファーはFBIでサイバー・ネット犯罪を扱う刑事です。あるときネットで殺人の実況中継が流れます。それも簡単にすぱっと殺す瞬間を写すというのではなく、じわじわと拷問のように殺されて行きます。というのもネットでこの映像を見る人が増えれば増えるほどその拷問が加速し、そして死に至るというわけです。つまりネットの向こうで見ている人間もある意味共犯ということです。

人間というのは自分も含めて愚かしいものです。野次馬根性を出して人の不幸は蜜の味で見に行ったりという習性も持ち合わせていることを否定できません。そんな心理を巧みに使った犯罪です。

見るなと言っても見に来る人間は後を絶ちません。ある意味恐ろしいです。以前中東で拉致されて殺されてしまった若者の殺される瞬間の映像がネットに流れたりしたらしいですね。それをあえて見に行くという人間の心理と同じようなものだと思われます。自分は殺されないけど、画面の向こうでの殺人は他人事ながら見に行きたい好奇心に駆られるというのでしょうか。

私は偽善者ぶるつもりは毛頭ありません。では自分はどうなのか?と言われると、実際にそんな映像があったら見ません。でも仮想空間として、こういった人の殺される犯罪を扱った映画やテレビなどは好んで見たりもします。なので純粋な意味でお前はどうなんだとと問われると、私も危ない人間なのかもしれませんね。←究極の話であって、実際に犯罪に加担するのと映画で見るのとは全く違いますが。

話がそれました。そんなネット犯罪にジェニファーが奮闘する話なんですが。サスペンスとしては悪くないとは思いますが、動機が弱い気がします。わからなくはないのですが、そこからこんな発想になっちゃうんだ??みたいな。まあ人間逆恨みとか自分のいいように解釈して人を殺しちゃう人間も多いので、そういう意味ではつじつまが合わないことはないんですけどねぇ。なんていうのか、悪くはないです。でもなんか一味足りないような…。どこがと言われると難しいのですが。全体的に暗い映像ですし、結構拷問シーンがえげつないのでご注意を。一応R-15指定ですし。

ダイアン・レイン老けました。でも綺麗です。いい年のとり方しているのではないでしょうかね。美少女だった頃も素敵ですが、私は今のダイアンの方が好きかもしれないです。

【Story】
FBI特別捜査官ジェニファーは、サイバー犯罪が専門である。ある日『killwithme.com』という不審なサイトの情報が入る。それは猫が衰弱していくさまをライブ中継したものであった。やがて今度は人間に…。しかもアクセス数が増えるごとにその人間が死に至るスピードが早まるという仕掛けが施されていた。
Date : Saturday 14th February 2009 09:01
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ラスベガスをぶっつぶせ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 青春・伝記

ラスベガスをぶっつぶせ [DVD]原題 21
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 122分
監督 ロバート・ルケティック
出演 ジム・スタージェス/ケイト・ボスワース

お勧め度 ★2つ

海外ドラマの『NUMBERS-ナンバーズ-天才数学者の事件ファイル』のような、でもそれの変形バージョンみたいな話だなぁと思いました。←意味不明。

私は一応理数系の出身だけど、あんなに頭がよくないのと、数学はそんなに得意でもなかったので、絶対に数学的にギャンブルを解くというのは無理だなぁと思いながらみていました。

現実問題として、ブラックジャックというのは、数学的な頭があれば勝ち続けられるのでしょうか?なんでも実際にあった話だということなので、可能なんでしょうね。ただカジノ側もそれを許していたら大損なので、いろんな対策を講じるのでしょうけど。映画だとあれって犯罪じゃないの?というくらい、なんか怖かったです。マフィアもどきみたいなのが出てきますし。

ストーリーとしては、学費のお金を稼ぐだめに、ラスベガスのカジノに行き、大学生らがブラックジャックのカウンティングをしてお金を稼ぐというものです。だけど最初は学費が稼げたらおしまいと思っていたのに、ぼろ儲けしたら人間見失うという話。以上。それで終わりかいな?

それでも一応ギャンブルの怖さと、それに伴って、最初は皆で協力しあってたのが、お金という魔力によって、チーム内の人間関係が次第に崩れていく様子が描かれていたりなんかもして、そこそこ話に幅があります。

決して面白くないということはありませんが、別段楽しいということもないという、たいそう中途半端な映画でした。DVDで十分ですが、暇つぶしに見るにはいいかなぁと思いました。もしかしたらもっと数学に長けているとか、ベガスのギャンブルに詳しい人が見ると、もっと楽しめるのかもしれないです。日本はラスベガスのような場所がないので、なんとなくピンとこないという部分もあります。

【Story】
マサチューセッツ工科大学の学生ベンは、医学部に進学するために、巨額な学費に頭を悩ませていた。奨学金も狭き門であった。そんなある日のこと、ベンの頭脳に目を付けた教授のミッキーが自分の研究チームに勧誘する。その研究はカード・カウンティングという手法を用いてブラックジャックで必勝するためのテクニックとチームプレイを習得するというものだった。
Date : Wednesday 11th February 2009 23:22
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ダーク・ナイト

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アメコミ

ダークナイト 特別版 [DVD]原題 THE DARK KNIGHT
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 152分
監督 クリストファー・ノーラン
出演 クリスチャン・ベイル/マイケル・ケイン/ヒース・レジャー

お勧め度 ★4つ半

もともと私はアメコミがあまり好きではないです。さらにバットマンシリーズは1本も見ていないという人間です。本当はバットマン・ビギンズを見てからの方がいいのかなぁと思っていたのですが、TSUTAYAではレンタル中で借りれず、面倒になったので『ダーク・ナイト』から見てしまいました。

そんな私ですが、これは楽しめました。ただシリーズの基本的な登場人物を把握してからの方がより楽しめたのではないかとも思います。バットマンの脇を固める人物のキャラが理解できていなかったので、自分としてはその点が惜しかったなぁと思います。

しかし見ていなくても、話が全くわからないということはなく、見ているうちに段々とバットマンというものがわかってくるので大丈夫です。最初私はバットマンというのはスーパーマンのようなヒーロー的な存在なのかと思っていました。ところが違うんですねぇ。

バットマンの正義は残酷なまでに哀しいです。理解されない哀しさというのでしょうか。だってスーパーマンのような英雄ではないのです。彼の正義は一般市民に理解されないのですから。そのあたりの苦悩がひしひしと伝わり、私はラストで涙してしまいました。

かたや悪役ジョーカーはいやらしいまでの狂気を見事に表していました。そうです善と悪の二面性を実によくバットマンとジョーカーという二人を通して表していたと思います。だけどその善と悪はいつでも逆転できる。そしてその境目はあいまいなのです。それに付随してハービーの二面性も。そこでバットマンというのは、単なるヒーローものではないということがわかります。

人々の羨望のまなざしで見られるヒーローは、バットマンではなく検事のハービーです。しかし彼の正義感は復讐という出来事からあっという間に崩壊してしまいます。善と悪は紙一重。

その危うさをよく知っているバットマンは、自分が悪役になることで、かろうじてこの世の中の秩序を保っている善に光を当てようとするのです。そこが哀しい。

実にダークなヒーローものがバットマンなんでしょうね。それにしてもヒース・レジャーが亡くなってしまったので、実に惜しい俳優を亡くしてしまいましたね。まだまだ活躍して欲しかったです。

【Story】
ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が、日々の犯罪に立ち向かっていた。だがジョーカーと名乗る男が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。
Date : Sunday 8th February 2009 10:12
author : なん :: comments (4) :: trackbacks (0)

オーメン 予兆

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

オーメン 予兆 [DVD]原題 SUNG HORN
2003年劇場未公開
タイ制作
上映時間 88分
監督 タマラック・カムタマノーチ
出演 カウィー・タンジャララック/アピチェット・キットコンジャオン

お勧め度 ★1つ

またまたみつけたオーメンの便乗バージョンです。たぶんあと4つくらい便乗バージョンあるみたいなんですよね。オーメンミレニアムとかまだ観ていない便乗バージョンがあります。そのうち完全制覇しようとは思います。←まだ観るのか????

これはタイの映画です。タイのホラーではthe EYE(アイ)とかがあります。これは結構面白かったこともあり、タイ映画をバカにしてはいけません。

とは言うもののこれはいただけないです。今まで見てきた便乗バージョンは一応悪魔がかかわってきたのですが、これは悪魔のあの字も出てきません。何でこんなタイトルにしたのか理解に苦しみます。

さらにこれは映画とは何の関係もないのですが、TSUTAYAで借りたのですが、一番肝心要のラストの付近で、DVDに傷がついていてストーリーが飛んでしまうというアクシデントに見舞われました。別に見なくてもいい映画なんですが、辛抱して最後まで見てきた私としては、何でここやねん!!みたいな気持ちです。一応前後のストーリーから判断してそこの場面は見るのを諦めました。

でもって話なんですが、幼馴染のビームとダンとビッグが体験する不思議な話と言ったらいいのでしょうか。予言めいたことを言う老婆が出てきます。その老婆の言う事は当たるのです。たいていよくない事を予言するというか。そしてその老婆以外にオームという美人の女の子と名前はわからないのですが、物売りの女の子が出てきます。老婆とオームと物売りの女の子の関係がラストで明かされるわけです。

ここからネタバレ→(なんと言いましょうか、最初に出てきた犬がキーポイントです。3人に可愛がられた犬は、生まれ変わって3人に会いに来ます。まあ輪廻転生の話です。犬が生まれ変わったのが老婆でありオームであり物売りの女の子なんです。それぞれが3人とかかわっています。そして結果としてはビームの命を救うことになります。ただ輪廻転生の理論としては、同時に3人に生まれ変わるというのは変であり、そこから行くと犬が生まれ変わったというより、犬の霊が3人の女性になりかわって出没したと言ったらいいのかもしれませんが、かといって誰かにのりうつったわけでもありません。ビームの命が助かったら3人の老婆とオームと物売りの女の子は忽然と姿を消しますので。一言で言うと鶴の恩返しみたいな話です。)

ということで、悪魔がとりつく話してはありません。見終わるとなんだいい話なのか?みたいな。どこがオカルト・ホラー?みたいな。(笑)

なのでオーメンファンを大幅に裏切る便乗バージョンでした。

【Story】
デザイン会社に勤める幼馴染の3人、ビームとダンとビッグは、それぞれ老婆、物売りの少女、美しい女性に出会う。この出会いをきっかけに、彼らに不思議なことが起こりはじめる。
Date : Tuesday 3rd February 2009 10:19
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