Joker

原題 MAMMA MIA!
2008年劇場公開
イギリス・アメリカ制作
上映時間 108分
監督　フィリダ・ロイド
出演　 メリル・ストリープ/アマンダ・セイフライド/ピアース・ブロスナン/コリン・ファース/ステラン・スカルスガルド/ドミニク・クーパー/ジュリー・ウォルターズ/クリスティーン・バランスキー

お勧め度　

この映画は劇場で7回も観ちゃったやつです。なので私の中では「ぶらぼー!!!マンマ・ミーア」と叫ぶほどの作品です。歌って踊っていいよという、英語字幕の出る限定版バージョンの映画館で、この映画を見て、そしてドナやソフィと一緒に歌い、そしてダンシングクィーンで踊る。最高です。

たぶん私がABBAの曲が大好きだったというのもあるでしょう。当時の懐かしいナンバーが聞かれますし、自然と体がうずうずしてきちゃって、踊りたい願望を満たしてくれた映画です。

ABBAの曲がベースになったミュージカル作品を映画化したものです。ギリシャの美しい海と白い街。太陽のよく似合うところで、母のドナと娘のソフィが暮らしています。ソフィは自分の結婚式に、顔も知らない父親を招待します。それも3人も。そう誰が父親かわからないからです。ドナの昔の恋人たちに結婚式の招待状を送ってしまいました。3人の男たちが島を訪れます。さてその後…。

ミュージカルですので、映画だとやっぱり突然歌い踊りで、苦手な方も沢山いるでしょうね。舞台とは違いますし。それにストーリーもえっ?そうなっちゃうんだという部分もあります。だって誰が父親かわかんないっていう出だしですし。そういう意味では『ドリーム・ガールズ』の方がよくできたストーリーだと思います。
しかしそれを凌駕するくらい楽しかったと思ったのは、この私です。

まあこの映画は理屈抜きの、楽しむ映画としては満点だと思います。テンションがうなぎのぼりになりますし。ラストはしんみりとすばらしい曲で占め、そしてエンドロールでも笑えます。最後の最後までおいしい映画です。話の内容は無理があるだろうと思いますが、ぶっちゃけ私にはどうでもいい事です。もちろんDVDも発売と同時に買いました。

純粋に映画が大好きな人、もしくは舞台のミュージカルが好きな人、きっと不満もあるでしょうね。でも私は好きです。それだけです。←映画感想というべきものなのか????

【Story】
ギリシャのカロカイリ島で、小さなホテルを営む母ドナとソフィは２人暮らし。ソフィは恋人スカイとの結婚式を控えていた。ソフィは父親とヴァージン・ロードを歩きたいと思い、母の昔の日記から、父親であろう３人の男性に、母に内緒で結婚式の招待状を送ってしまった。

原題 HAIRSPRAY
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 116分
監督 アダム・シャンクマン
出演 ジョン・トラヴォルタ/ニッキー・ブロンスキー/ミシェル・ファイファー

お勧め度　

久しぶりの映画感想です。海外ドラマばかり見ていて、映画ご無沙汰でした。まだまだ見たい海外ドラマがたくさんあるのですが、その合間に映画も見て行くつもりです。

この映画は公開当時からかなり面白いと評判だったミュージカル映画です。ジョン・トラボルタがお母さん役をやっていて、決してジョンと思わない変身ぶりです。パルプフィクションのジョンとはえらい違いですが、私は彼を俳優としては好きです。顔は全くの好みではありませんが。←誰も私の好みなど聞いていませんね。

舞台は1960年代のアメリカです。当時は人種差別がまかり通っていた時代で、テレビ番組も白人は白人で、黒人は黒人でというような扱われ方でした。そして白人でもすらりと背が高く、ブロンドし一級品みたいな価値観があり、チビ・デブは論外でした。

という時代背景を扱っているので、決して軽い話題ではないはずなのに、その中にも実ユーモアがあふれていて、見ていて元気が出てくるミュージカルです。

トレイシーはチビでデブです。でも白人ブロンド至上主義の中、歌が好きダンスが好き、だから好きなテレビ番組のダンスショーのオーディションに出たい。でも受かるはずがない、傷つくのはあなたとママは大反対。でもトレイシーはそんなことおかまいなしです。輝いています。好きなものにチャレンジする心は大きいです。

ミュージカル映画なので、お約束のように歌も踊りも満載です。それがとても勢いがあって、ぐいぐいと引き込まれていきます。気がつけば歌ってる踊ってるというのでしょうか。

ミュージカルが苦手な人も結構これはいけると思います。長さも116分ですので、普通の映画と変わらないですしね。なんだかのりのりで私も踊っちゃおうかなんてバカなことを思い始めたりするくらい楽しかったです。

どんな映画でもミュージカルだけは駄目という人は無理でしょうが、そうでないならばこの映画見て楽しんでください。アメリカらしい、たぶんアメリカでしか作れないような映画になっています。

【Story】
1962年アメリカのボルチモアで、16歳のトレーシーは、人気テレビ番組“コーニー・コリンズ・ショー”に出演し、憧れのリンクと踊ることを夢見ていた。そしてある日、彼女は母エドナの反対を押し切り、番組のオーディションに参加する。そしてレギュラー・メンバーに抜擢されたトレーシーは一躍注目の存在になるのだが、番組の中心として活躍してきたアンバーと母ベルマは面白くない。そこで彼女たちはトレイシーに数々の嫌がらせをはじめる。

原題 DREAMGIRLS
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間130分
監督 ビル・コンドン
出演 ジェイミー・フォックス/ビヨンセ・ノウルズ/エディ・マーフィ/ジェニファー・ハドソン

お勧め度　

ミュージカル映画ですから、その手のものが苦手な人には辛いと思います。130分と長いですし。せりふを喋っていたと思ったら、突然歌を歌いだすので、普通の映画を考えていると失敗すると思います。ですがそういうのに違和感を感じない人には、すばらしい作品かと思います。

私にはすばらしい映画でした。なんたって歌がすごい。さすが助演女優賞をジェニファー・ハドソンがとるだけあります。鳥肌たちました。歌聴いて。日本人には絶対に出来そうもないと思います。

アメリカのショービジネス界の裏側というか、厳しい現実なんかがよく描かれていたと思います。60年代の音楽好きにはたまらないかもしれませんね。ただ歌がてんこもりなので、疲れてくるかもしれません。なんたって130分ですから。中だるみするというのでしょうか。もう少し短くまとめてもよかったのではないかなぁとは思います。

私がびっくりしたのは、エディ・マーフィが出ているのですが、エディも歌が上手でびっくりしました。彼って俳優としてしか知らないので、アメリカでは歌手として活動とかもしていたことがあったのでしょうか?そのあたりわからないのですが。アメリカの俳優さんって歌が上手な人多いんですねぇ。エディは今までの役と全くがらりと変わっていて、ちょっと二重の驚きです。

私がこの映画の中で一番好きな曲は『ONE NIGHT ONLY』です。せつないバラードとアレンジしたポップな曲、2つの『ONE NIGHT ONLY』が楽しめます。これもサントラ購入一押し作品ですね。

【Story】
1962年のデトロイトで、エフィーとローレルとディーナの３人は、成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成した。毎日オーディションへの挑戦の日々。彼女らのパワフルなステージは全米中の注目を集め、一躍スターの道まっしぐらだったが…。