Joker

原題 KNIGHT AND DAY
2010年劇場公開
アメリカ制作
上映時間109分
監督　ジェームズ・マンゴールド
出演　トム・クルーズ/キャメロン・ディアス

お勧め度　

今でこそ俳優はイーサン・ホークを愛しちゃっている私ですけど、その前はトム・クルーズも大好きでした。今でも好きですけどね。正統派二枚目というのでしょうか。かっこいい役が似合っています。これもそんなトムとラブコメなどには欠かせない、キャメロン・ディアスが共演です。

アクション娯楽大作らしく、デートムービーにはもってこいです。もちろん家族で見るのもOK。スパイアクションにラブコメを混ぜたような話です。

トム演じる謎めいたスパイであるロイは、敵から狙われるんだけど、それにキャメロン演じるジューンが巻き込まれる形での始まりだ。ロイが一服ジューンに盛ると、こてっと寝てしまう。多分1日とか2日寝てしまって、ジューンが目覚めるとそこは南国の島だったり、危機一髪というときに再びこてっ。目が覚めると解決していたり。

うーん、私も目が覚めたら、何事もなかったかのように事が運んでいてくれたらいいのにと思ってしまった。

ロイはハンサムでもあり、ぐいぐいとリードする実に頼もしい男でもあり。これかなりの夢物語だよね。理想の男が何でも解決してリードしてくれて、お膳立てしてくれて。実際はそんなことにないし、あったとしたら、逆にそれが物足りなくなっちゃうのかもしれないけど。という妄想を十分にかきたてられる映画です。

一つ言うならば、あまりにもアンションが派手すぎて、よく死なないよね。という印象はありますが。

お気楽に見てくださいまし。(笑)

【Story】
ジューンは空港でロイとぶつかる。彼とは機内でも近くの席になり、胸をときめかせるジューン。しかし彼女が化粧室に入った瞬間、ロイは機内にいた敵と大乱闘になる。

原題 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
2010年劇場公開
日本制作
上映時間141分
監督　本広克行
出演　織田裕二/深津絵里

お勧め度　

踊る大捜査線はドラマの時から大好きで、実はドラマのDVD全部持っています。もちろん映画もDVDを買ったりしていたのですが、このシリーズ3は買ってないです。楽しみにしていたんですけどね。

あれほど魅力的だったキャラクターたちが、なんか収まっちゃった感じ。まあ青島君やすみれさんを知っているだけに、安心して見れるというのはあるんですけどね。

7年も経ってしまったとは。それに歴代の逮捕者を全員出演させるという大風呂敷。凄いんじゃないかと思わせておいて、つまんないんですけど。キョンキョンなんて、あの第1作で強烈な印象を与えただけに、今回はなんだかなぁでした。

青島君も係長に昇進しちゃったりして。でもそういう年齢だよね。だから若い頃のような爆発的に熱いキャラが押さえ気味な感じがするんですよねぇ。

湾岸署が新しい湾岸署に引っ越すところからはじまります。引越しの指揮をとるのが青島君。そんな中引越しに紛れて拳銃を盗まれる事件発生。そんなマヌケなことあり?まぁ湾岸署ならありえそうですけど。犯人の要求は過去に捕まえた犯人9人の釈放です。こんだけのことをしでかす犯人は、どんだけどでかい犯人かというと、実はとってもしょぼいです。がっくりです。

たぶん踊るシリーズを1回も観てない人は微妙かもしれない。知っていればそれだけで、暗黙の了解で気にわかる部分もあるので、そこそこ見れるかとは思います。そうでないと141分って長いよ。(笑)

【Story】
湾岸署では高度なセキュリティシステムを導入した新湾岸署への引越し作業が行われようとしていた。その最中に湾岸署管内で次々と事件が発生、ついには湾岸署から青島やすみれらの拳銃が３丁盗まれることになる。

原題 LOVELY, STILL
2010年劇場公開
アメリカ制作
上映時間92分
監督　ニコラス・ファクラー
出演　マーティン・ランドー/エレン・バースティン

お勧め度　

これは予告編などは一切見ないで見て欲しい作品です。つまり余計な情報がないほうが楽しめます。なので私もあまり余計な事は書かないことにします。ただとても優しい気持ちになれる、心温まる映画であることは確かです。かなりせつない話でもありますが。

主人公のロバートにつく優しい嘘。それが全てを物語っています。
それはどうしてなのか。それは映画を見て確かめてください。
愛する人と一緒に見てください。
きっと隣にいる人をいとおしいと思うはずですから。

【Story】
孤独な毎日を送る老人ロバート。ある日メアリーという女性に心引かれる。デートにどうさそえばよいか、職場のオーナーたちに相談する。オーナーや同僚たちが様々なアドバイスを伝授する。その甲斐もあってか、２人の距離が縮まっていくのだが。

原題 DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?
2010年劇場公開
アメリカ制作
上映時間103分
監督　マーク・ローレンス
出演　ヒュー・グラント/サラ・ジェシカ・パーカー

お勧め度　

出ましたヒュー・グラント。ラブコメにこの人はいくつになってもかかせません。40代なのにこんなにラブコメが似合う男もいないでしょう。相手はサラ・ジェシカ・パーカー。安心して見れる映画でした。

2人はセレブ。でも別居中。離婚も視野に入れているときに、偶然にも殺人を目撃してしまう。それにより犯人に顔を見られてしまう。FBIの証人保護プログラムによって、離婚どころか2人で小さな片田舎に隔離されてしまうのだ。離婚寸前の2人でも、夫婦として隠れなくてはならない。

ニューヨークとはえらい違い。街がみんな家族みたいな小さな町。浴びるような消費生活はなく、ホームセンターがあるだけみたいな。一昔前の日本ではそんな感じでしたよね。家にかぎをかけなくても全然大丈夫な。

そんな街で不自由な生活なんだけど、どことなく新鮮で、そこで暮らすうちにお互いのいい所を見直していく、お互いに協力し合い、同じ星をみつめ、幸せというのは身近にあるという事に気がつかせてくれる。なんとも心温まる話じゃありませんか。(笑)

そんな心を通い合わせた2人に、殺人犯が追っかけてくるんですね。2人力をあわせてなんとか犯人から逃げおうせるのか?お決まりの楽しいドタバタの笑いありの楽しいラブコメになっています。

私はこういうボケっぷりの激しいラブコメ大好きです。そういう映画が好きな方は是非に。これは彼氏彼女と、一緒に見るといいと思うよ。安心して見れるオーソドックスな一本です。

【Story】
敏腕弁護士のポールと、不動産会社社長のメリルのセレブなモーガン夫妻。誰もが羨む理想のカップルともてはやされていた。だがポールの浮気が発覚し、離婚寸前。レストランの帰り道、彼らは殺人現場を目撃し、さらに犯人に顔を見られてしまったために、証人保護プログラムを適用され、身分を隠してワイオミングへと送られることになる。

原題 STEP UP 2: THE STREETS
2008年劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 98分
監督　ジョン・チュウ
出演　ブリアナ・エヴィガン/ロバート・ホフマン

お勧め度　

『ステップ・アップ』の第2弾。こういう映画は段々と面白くなくなっていくのだけど、やはりこれも盛り上がりに欠ける話でしたね。
ここのところダンス映画が続いていますけど、私のようなダンス大好き人間は、映画を見るというより、ダンスを見るという気持ちで見ればOKです。

しかし映画としてみるとねぇ。古い映画ですみませんが、過去『フラッシュダンス』を見た時のような、圧巻という印象が、最近のダンス映画にはないような気がします。多分ダンスも出つくした感じなんでしょうかね。

ストリートダンスを仲間とともにやっているアンディだったけれど、学校をサボったりして、亡き母の友人のサラの逆鱗に触れる。出て行くかちゃんとしたダンススクールに入るかみたいな選択をせまられ、結局ダンス学校に行くんだけど、そこでの練習のせいで、仲間とのストリートダンスの練習に遅刻したりして、ここでも仲間とギクシャクなんて感じで話しが進みます。

この手の話は青春ダンスムービーなので、仲間との葛藤やダンスにかける情熱、そしてそれをパフォーマンスできる場。それらがそろいはじけるみたいな。

それだけです。←えっ?
見なくてもいい作品でした。
でもヒップポップは堪能できます。

【Story】
亡き母の友人サラと生活するアンディは、仲間たちとストリートダンスのチームを組んでいる。だが学校をさぼってばかりのアンディにサラの怒りが爆発。アンディは家を出て行くか、ダンス学校に通うかの選択を迫られる。

原題 HONEY
2003年劇場未公開
制作
上映時間 94分
監督　ビリー・ウッドラフ
出演　ジェシカ・アルバ/メキー・ファイファー

お勧め度　

ジェシカ・アルバがかっこいい。それだけ。

これはジェシカが好きならOKでしょう。ダンスシーンはまずまずかっこいいですし、あのスタイル抜群さは憧れちゃいますしね。

ストーリー的には、これまたびみょー。ダンサーとしての成功を手に入れるわけですけど、商業主義なダンスと本来自分の手に入れたいダンスでは違う。お決まりの仕事やるからお前の体と引き換えだ的な話もあり。とはいうもの、それほどドロドロした感じもなくあっさり。
子供を武器にしちゃうと可愛さもあり、なんとなく楽しい気分になっちゃう感もある。

子供たちにヒップホップを教えながら、プロのダンサーとして活躍して振り付けまで任されるようになるんだけど、結局体の関係を拒んだら仕事も干される。そしたらせっかく子供たちを出演させようとしていた話もなしに。

まっダンスシーンは楽しいですし、これもダンス好きならいいかなって感じの作品でした。ヒップホップ好きな人も楽しめると思うよ。
それにしてもジェシカ・アルバのスタイルは完璧ですよ。私もあんな体になりたいわぁ。

【Story】
プロのヒップ・ホップ・ダンサーを目指しながら、子供たちにヒップホップを教えているハニー。ある日有名な監督の目に留まり、音楽ビデオの振り付け師として成功を収める。しかしそれと引き換えに、体を求めてきた監督を拒んだハニーは、仕事を干される羽目になる。

原題 LAST CHANCE HARVEY
2010年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 93分
監督　ジョエル・ホプキンス　
出演　ダスティン・ホフマン/エマ・トンプソン

お勧め度　

すいませんこの映画ツボです。というか実に心痛い映画です。やけに主人公の気持ちがわかっちゃう映画です。多分若い人にはわかんない映画だと思います。

人生の盛りを過ぎたというか、年齢的には40代から50代くらいの独身女性をエマ・トンプソンが演じています。母と2人暮らし、恋人もいない。仕事と家を往復するだけの人生。そんなケイトに恋人でもと紹介してくれた男性とデートをするのだけど、お店でデートをしていると、彼の女友達とか男友達とかが現れ、一緒にどう?みたいな。

その時のケイトの疎外感。自分といるときより若くて綺麗な女友達と話す姿を見て、明らかに自分といるときより楽しそう。そんな時にトイレに言って声を押し殺しながら泣くケイト。でも表ではそんなそぶりは全く見せずにふるまうケイト。

いやー、もう痛くて痛くて。だってこんな気持ち若い人にはわかんないと思う。ケイトが言うの「人生には期待しない」期待さえしなければこんな思いをすることもない。淡々と日常生活が流れていくだけ。そのほうがどれだけ楽か。恋に期待なんかすると、こういう惨めな思いをしてしまう。

一方のダスティン・ホフマン演じるハーヴェイは、ＣＭ作曲家であるが、仕事では自分はまだまだいけると思っているのに、実際は若い作曲家に仕事をとられてしまう。さらに離婚し妻のそばにいる娘の結婚式には、実の父という事で招待こそされるけれど、娘にはバージンロードは母の再婚相手の義理の父と歩くと言われてしまう。

2人とも人生の折り返し地点を過ぎて、誰にも必要とされていないのではないかという孤独感。惨めさ。そんな思いをたっぷりと味わい尽くしした時に出会う。

会話を重ねながら少しずつ惹かれていくのだけど、実に2人の心情を浮き彫りにしたいい作品です。でも見に覚えのあるような感情のオンパレードなので、心にずきずききてしまいますので、メンタル的に落ち込んでいるときにはやめておいたほうがいいと思います。絶望感や惨めさ感にさいなまれ、さらに落ち込むからです。

でもラストはいい気持ちで終われます。そんな2人にも暖かい明日が待っています。映画だからかもしれません。現実はそんないい事など起きないかもしれません。それでも希望を持たせてくれるいい作品でした。

原題の通りのラストチャンス、あなたにもあるといいですね。もちろん私を含めてですけど。

【Story】
離婚したＣＭ作曲家のハーヴェイは、娘の結婚式のためロンドンへと向かう。しかし親族の集まりの中でも疎外され、おまけに娘からはバージンロードは義父と歩くと告げられる。一方母親と2人暮らしの、人生に期待しない孤独な女性ケイト。ある時空港のバーで、やけ酒をあおっていたハーヴェイから声をかけられる。

原題 MAKE IT HAPPEN
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 90分
監督　ダーレン・グラント
出演　メアリー・エリザベス/テッサ・トンプソン

お勧め度　

これもダンス映画ですね。
両親が亡くなり、兄と2人で自動車工場をやっているローリン。名門のダンススクールのオーディションのために、シカゴに行くのだけどオーディションで玉砕する。絶対に合格するという勢いで出てきてしまったので、兄に本当のことを言えずに、合格したことにしてシカゴにいることに。

そんなローリンに働き口のClubと自分の住む家を提供してくれるダナ。ローリンはClubの経理をやりながら生活をするのだけど、ダンスへの夢は諦めきれない。

まっ、王道の青春ダンスムービーです。もう話の展開はわかってしまいますねぇ。何だかんだ言いながら、ダンスで成功を目指していく話です。ダンスムービーのストーリーはたいてい決まっています。これもそれから外れる事はありません。

ダンスが好きなら、音楽にあわせて踊ることが好きなら、まあまあ見ていられる話ではあります。しかしストーリー的な何かを期待するとだめな映画です。ありきたりすぎて面白くありません。

私は映画を見ながら一緒に体を動かしていました。そんな程度です。でもダンスは好きだから文句はいいません。←何だそれ。

【Story】
名門のダンススクールのオーディションを受けに、故郷インディアナ州からシカゴへ出てきたローリン。しかしオーディションで玉砕。打ちひしがれていたローリンを気の毒に思ったダナは、家に住ませて、クラブでの仕事まで紹介してくれる。

原題 ALL ABOUT STEVE
2009年劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 99分
監督　フィル・トレイル
出演　サンドラ・ブロック/ブラッドリー・クーパー

お勧め度　

『しあわせの隠れ場所』でアカデミー賞の主演女優賞をとったサンドラ・ブロックであるが、これまた同じ時期に、アカデミー賞とは正反対のラジー賞の最低女優賞をこの作品で取ったサンドラである。しかしさすがサンドラ・ブロックである。このラジー賞に出席したというからたいしたもんだ。

この映画の主人公のメアリーはエキセントリックというと、ちょっといい言葉に聞こえるけど、一歩間違えると頭おかしい?と言われるような危ない女である。
幾ら真っ赤なブーツが好きでも、いつもそれを履き続け、仕事はクロスワードパズル作家という特殊なもの。ある日TVカメラマンのスティーブと出会い恋に落ちるのだけど、そのあとから猪突猛進。ある意味何度ふられようがめげないというか、自分が嫌われているとは思わない思い込みの激しさ。仕事で全国を駆け回る彼にしつこく付きまとうというストーカーぶり。

こりゃあ、ドン引きしない男はいないだろう。

でもサンドラだからこそなんでしょうか。うざい女なんだけど、どことなく憎めないというのか、そのギリギリの線を保持しつつ話は進みます。空気読めない感にイライラしちゃう部分もあるけれどね。そのぶっ飛びぶりに唖然としながらも、何故か最後の方ではちょっといい話ちっくにしちゃって、あの猪突猛進の性格を逆手にとってのハッピーエンド的な幕切れは、あっぱれ!!

やりすぎな映画であるけれど、これはこれでありなのかもね。劇場で見たいとは思わない作品だけど、何もかも忘れてくだらない映画でも見るかと思ったときには、案外いけるかと思います。ここまでやってくれるなら許せるみたいな。

でも私が男だったら、ぜったいにこんな女嫌だよ。(笑)

【Story】
クロスワードパズル作家のメアリーは、ＴＶカメラマンのスティーブと出会い恋に落ちる。恋のスイッチが入った彼女は、相手の気持ちなどお構いなしに猛烈アタック。スティーブをドン引きさせているとも気づかず、彼の仕事現場にストーカーのごとく出没する。

原題 HE'S JUST NOT THAT INTO YOU
2009年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 130分
監督　ケン・クワピス
出演　ベン・アフレック/ジェニファー・アニストン/ドリュー・バリモア

お勧め度　

自分に興味を持ってくれない男にたいして執着しても仕方がないとは思うが、それでも諦めきれない気持ちというのだろうか。そのあたりは理解できる。

映画の中では、きっぱり言われる「彼は君に全く興味がない」。これ反面教師のような映画かも。つまり痛い部分には目をつむりたい。でもはっきり言われたい。そうしない先には進めない。

3人の女性の恋の話というのか、群像劇ですね。前述の自分に興味のない男から声がかかるのを待ち続けているけど、男友達に「君に興味がないだけ」と痛ーいアドバイスを受けるジジ。新居のことに夢中になり夫に愛想つかされ浮気されるジャニーン。同棲7年目のべス。相手は結婚する気がないのか?相手が自分に興味を持ってくれないもしくは興味が薄れた。そんな時誰しもが思い悩む。男の本音と女の気持ち、そのあたりを3カップルを通して描いているわけです。

なんとなく自分にも見に覚えのあるようなエピソードがあったりすると感情移入できるかと思いますけど、なんていうのかちょっとあっさりしすぎているところがあって、物足りなさ感がある映画かな。
そんなにぶっ飛んだ出来事もないので、ふつーに見れます。

【Story】
会社の同僚のジジ、ベス、ジャニーン。それぞれに恋愛の問題を抱えている。何度も失恋するジジに男友達は、「君に興味がないだけ」と言われてしまう。恋人のニールと同棲７年目でそろそろ結婚を考えていたベスは、煮え切らない二ールに愛想をつかす。既婚者であるジャニーンは、新居のことに夢中になり、夫のベンに浮気されてしまう。それぞれの岐路に立たされた彼女たちは、男の本音に向き合っていく。