TAXi4
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

2007 劇場公開
フランス制作
上映時間 91分
監督 ジェラール・クラヴジック
出演 サミー・ナセリ ダニエル/フレデリック・ディファンタール
お勧め度

リュック・ベッソン製作・脚本のシリーズ第4弾です。TAXiシリーズは最初から見ているので、4も借りてきました。基本は変わらないです。タクシーの運転手のダニエルと刑事のエミリアン。この二人が協力して事件解決をすると言うようなお話です。
なんて書くと真面目な刑事ドラマのような印象があるかもしれませんが、ダニエルのタクシーは改造タクシーで、どこのタクシーよりも早く走れるのです。スピード狂ですし。なのでカーアクションがものすごい上、エミリアンは優秀な刑事ではなりません。あまりに間抜けでこんな警察しかいないのか?フランスは!!というような駄目ぶりです。
ど派手なカーアクションとコメディを取り混ぜたような話で、車好きにはたまらない作品だったのですが、この4はダニエルのタクシーが、ぶっちぎりでびゅんびゅん走るシーンは少ないです。それが売りではなかったのかしらんと思ったのですが、エミリアンの間抜けぶりとジベール署長のお馬鹿ぶりがよりいっそうグレードアップして、コメディ映画の要素が強くなっていました。とくにエミリアンの上司であるジベール署長、やばいですよ。暴走しすぎです。
ベルギーの怪物と呼ばれる凶悪犯を護送するという任務を遂行するために、マルセイユ署に護送したのもつかの間、エミリアンのドジのせいで逃げられてしまいます。エミリアンはダニエルの協力の元、マルセイユからモナコまで突っ走ります。
ダニエルもエミリアンも前作で子供ができたのですが、それぞれの子供は成長して、親そっくりの子供になります。性格もそれぞれに似ているのです。二人も親らしく世話していますし、お互いの友情も健在です。今までのシリーズを知っていると、なんだか親しみをもてると思うのですが、これだけ単体で見ると、微妙かもしれません。ダニエルとエミリアンのキャラクターを知っているのといないのとでは面白さが異なるというのでしょうか。
それでもお馬鹿コメディが大丈夫な人は、これも大丈夫です。ただハリウッド映画ではなく、フランス映画ですので、そのあたりの違いはあると思います。私はあの二人のその後的な感覚で見ていたので、そんなにつまらないとは思いませんでした。
車好きの人には今回は物足りないでしょうが、何も考えずにギャグを楽しめばいいかと思われます。ちなみに車はプジョー407というやつらしいです。私は車には全く疎いので、よくわからんのですが、タクシーにしてはかっちょいいです。
【Story】
改造したプジョーを運転するタクシー運転手ダニエルと、ドジばかりの刑事エミリアン。ある日のこと、ベルギーの怪物と呼ばれる凶悪犯を護送するという任務がエミリアンに命じられる。だが署まで連行したのものの、エミリアンのドジが原因で逃亡されてしまう。そこでエミリアンはダニエルの協力を得て犯人の逃走先モナコへ行くのであった。