ヒップホップ・プレジデント

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ヒップホップ・プレジデント
原題 HEAD of STATE
2003年 アメリカ劇場未公開
上映時間 95分
監督 クリス・ロック
出演 クリス・ロック/バーニー・マック


お勧め度 ★2つ

面白くないコメディだった。というか話の筋はぜーんぶ最初からわかってるし、多分駄目なのは主演のクリス・ロックが全然好みじゃないというか、ああいうタイプ苦手というのがあるんだと思う。さらに字幕じゃ面白さが伝わらないっていうのもあるのかなぁとも思った。

コメディって会話のテンポとかって重要だけど、少ない字幕でどれだけギャグを盛り込めているのかは、私は英語ができないのでわかんないのよね。吹き替えで見ればまた違ったのかなぁ。

話はすごい単純。市会議員のメイズがなぜか大統領選挙に出る事になった。選挙活動に奮闘するといった話。スーツとかは着ずにジャージみたいな服装で、熱弁を振るうのだけど、これってお決まりだよね。

だって対戦相手が正統派なわけで、それを勝ち負かすためには、型破りなことをする。それが一般人にはうけてというお決まりのパターンになるに決まっている。

まあタイトルにもあるように、ヒップホップな音楽は満載なので、そのあたりは楽しめるんだけどね。そんなに毒舌という感じもしないし、無難な一本だけど、私は好みではなかった。

【Story】
ひょんなことからアメリカの大統領選挙に出ることになった、市会議員のメイズ。スーツは着ずヒップホップファッションで選挙活動するさまは、次第に人々の関心を得て票を獲得することになる。
Date : Friday 9th June 2006 02:23
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ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る!

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ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る!
原題 JETZT ODER NIE - ZEIT IST GELD
2000年 ドイツ劇場未公開
上映時間 96分
監督 ラース・ブチェル
出演 ガドラン・オラス/エリザベス・シュレー

お勧め度 ★4つ半

すごい邦題なんだけど、決しておバカコメディっていうわけじゃないよ。軽いコメディとして描いているけれど、死を迎えるということを考えさせてくれる一本。これに出ているばぁさん3人がまたいい味出しているんだなぁ。あんなパワフルでおしゃれなばぁさんになりたいものだ。

3人のばぁさんたちの夢は、船でのクルージングでの旅だ。そのために8年もお金をためてきた。だけどこつこつためたというか、万引きでためたというか。ここがみそ。

無理やり老人ホームでは老人同士でダンスをさせたりとするけれど、本当は船で夕日を眺めたり、いくつになっても女でいたいとか、いろんな夢があるわけさ。ダンスなんてやりたくないわけよ。それを老人とひとくくりにしてしまう社会というか、われわれの意識をかなりグサリと風刺している。さらに実の子供ですら、家に家賃を入れろとか母親であるばあさんに向かって言うところや、この映画はただのコメディとは違うのだよね。

そんなささやかな夢をかなえるためのお金を、銀行強盗に奪われてしまうのだ。さて困ったばあさんたち。そのうちのカーラは医者からひまわりの花は見れるかもしれないけれど、菊はわからないと宣告されている。もう時間がない。
そこで考えたばぁさん3人衆。銀行強盗の犯人に面会に行き、強盗のやり方を教えてもらう。そして実行に移すのだ。と書くとなんてとっぴな話なんだけど、実は最期の時を迎える心境やその仲間の心の揺れ、そういったものが実にうまく書かれているんだよね。

出ている人はみんなじいさんとばあさんで、唯一の若者は銀行強盗くらいだろうか。そしてラストはしみじみとした気持ちにさせてくれるよ。老いとは何か、そして人生を終えるということは何か、そんなことを考えさせてくれる一本。ドイツ映画って結構いいもんだなと思った一本。

【Story】
豪華客船のクルーズを楽しむために、8年もの間万引きなどでお金を貯めていたカーラ、リリー、メータの老婆3人は、そのお金を銀行強盗によって奪われてしまう。そこで3人はお金を取り戻すために考えたことは、自分たちも銀行強盗をすることだった。
Date : Tuesday 6th June 2006 12:46
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12人のパパ

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12人のパパ〈特別編〉
原題 CHEAPER BY THE DOZEN
2003年 アメリカ公開
上映時間 99分
監督 ショーン・レヴィ
出演 スティーブ・マーティン/ボニー・ハント

お勧め度 ★4つ

いやはや結構楽しかったよ。話の筋はお決まりなんだけど、ここまで子供がいるとさぞかしたいへんだろうなぁと同情してしまう。アメリカだからベビーシッター雇えばいいのにって思うんだけど、なんせ12人も子供がいるとなるとシッターの来てがないという。確かにそーだよと見ていてうなづいてしまった。

この夫婦は最初8人子供を作ることで同意していたのだけど、そのあとはハプニングで生まれてしまったというところがおかしい。ママはこの子供らの子育てで、仕事は細々と続けてはきたけれど、昔のような新聞社でバリバリに働くということではなく、自宅で本を執筆するっていうもの。それがあるときこの本が大々的に売りだそうという話が舞い込み、ニューヨークに宣伝のために行かなくてはならなくなる。

そこで留守を守るのがパパなんだけど、あれだけ子供がいるとどこかでとんでもないことをしでかしてくれるのさ。家を掃除してもすぐに散らかるし、やんちゃな盛りだから言っても聞かない。そんなどたばたが続き、さらに子供と親の気持ちの葛藤や、仕事か子供か何が一番大事かということが描かれている。

兄弟っているとたいへんだろうけど、皆ひとつにまとまる部分なんかは、やっぱり血のつながりってすごいなぁと思う。ありがちな話で目新しさはないけれど、悪くない一本だよ。家族の幸せを堪能したいならお勧めの一本かな。

【Story】
大学フットボールチームの監督であるトムは、12人の子供がいた。ある日のことトムは、シカゴの大学であるフットボールチームのコーチを以来される。そこで家族ごとシカゴへ引っ越すことになった。だがその直後、妻のケイトの書く本の出版が決まり、ニューヨークへ出張に出かけなくてはならなくなる。そこでトムは1人で家のことをしなくてはならなくなった。
Date : Thursday 1st June 2006 18:50
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俺たちニュースキャスター

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俺たちニュースキャスター
原題 ANCHORMAN: THE LEGEND OF RON BURGUNDY
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 94分
監督 アダム・マッケイ
出演 ウィル・フェレル/クリステイーナ・アップルゲイト

お勧め度 ★1つ半

最近はアメリカンジョークにも慣れてきたのだけど、まだまだ修行が足りないらしく、これは駄目だった。私的にはおもしろくない。ベン・スティラーまで登場しちゃってるんだけど、どうもウィル・フェレルが苦手なもんだから、この笑いに乗り切れないのかも。

70年代のテレビ局は、男がキャスターでメイン、女がニュースを読むなんてありえない時代の頃の話。男社会のテレビ局にベロニカという女性が進出してきて、男たちの嫉妬や意地悪にもめげず、ベロニカはどんどんと世に出て行くんだけど、それをコメディで仕上げた映画。

この映画は、この笑いのツボがぴったり合う人には最高の映画だと思うのだけど、私のような人間には駄目なんだよねぇ。なんていうのか全部ギャグなんだよ、それもこれでもかってくらいのてんこ盛りジョーク。このジョークが笑えなかった私は辛い。白々としてしまったので、苦しかった。

さらに70年代ということで、男たちはあのスーツにあの髪型なのかもしれないが、私はあのスタイルが苦手。もみ上げとか七三わけしたヘアスタイル。ぶっといネクタイといい、懐かしいというより生理的に駄目。さらにウィル・フェレルの胸毛にぶよぶよの腹で、ダメージが倍増だったんだ。勘弁してほしい。あまりにヘビーすぎて、カウンターパンチでノックアウトよ。

おばか映画にもいろいろあるんだなぁって思った一本。最高の一本か最低の一本かは、あなたの感性次第。

【Story】
地元サンディエゴのテレビ局、チャンネル4の人気キャスターであるロンと仲間たちは、やりたい放題の毎日を送っていた。ある日美人であるヴェロニカが入社したことから騒動が。
Date : Wednesday 31st May 2006 08:13
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プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング

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プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング 特別版
原題 THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT
2004年 フランス・アメリカ公開
上映時間 113分
監督 ゲーリー・マーシャル
出演 アン・ハサウェイ/ジュリー・アンドリュース

お勧め度 ★3つ半

前作がさえない高校生が、実はヨーロッパの国のプリンセスだったというシンデレラストーリーだった。女の子の心をくすぐるには十分な設定で、おばさんの私も意外にも楽しめたのだけど、これはすでにプリンセスになってからの話なので、前作よりかは思い入れは少ないかも。

悪くはないし恋の話もちりばめられて、さすがディズニーうまくまとめていると思う。私は嫌いではないが、まあ男性はこういうのって見ないよね。彼女と一緒なら見るかもしれないけど。

女王が退官してプリンセス・ミアが次の代になるためには結婚していなくてはならないという法律があって、そのために結婚相手を探すというものなんだよね。選んだ相手は申し分ない男なんだけど、お互いに相手に対して恋はしていない。そんなときに喧嘩ばかりする気になるやつが…。

って言うのは別にロイヤルウェディングの話でなくても、日常茶飯事に繰り広げられるラブストーリー。とくるとネタは先読みできるのだけど、ここはディズニーだから、それでいいのだ許せるのだ。

同じシンデレラストーリーなら、断然『プリティ・ウーマン』だけどね。私の場合は。でもこれもラブストーリーの王道なので、文句はないよ。嫌な気持ちになることもないし、ハッピーエンドはお約束だしね。

【Story】
ミアがヨーロッパのジェノヴィア国のプリンセスで、大学卒業後ジェノヴィアへやってくると、彼女が王位を継承するためには結婚しなければならないと言うものだった。さっそく婿選びは急ピッチで進められていくのだったが。
Date : Monday 29th May 2006 00:12
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ジョンソン一家のババババケーション

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ジョンソン一家のババババケーション
原題 JOHNSON FAMILY VACATION
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 97分
監督 クリストファー・アースキン
出演 セドリック・ジ・エンターテイナー/ヴァネッサ・ウィリアムス

お勧め度 ★2つ半

バカ笑いするほどのコメディでもないが、頭にくるほどつまらなくはない。家族愛がテーマでそれをコメディで味付けしているんだろうが、ちょっと日本人にとっては今ひとつな笑いのようだ。全米ではかなり人気だったとか???

はちゃめちゃな家族が、パパの実家に向かう途中の珍道中といった話。その道中でのドジぶりとか事件とかを通して、最初はバラバラでお互い家族より自分と思っていたのが、最後は家族ひとつになるというベタなドラマ。

以上。

っていう位単純なものなんだよね。これ以上でもこれ以下でもない。別に感動の家族愛ドラマでもないので、涙がでて感動というものじゃないよ。ファミリードラマに毛の生えたもの。

音楽は効果的に使われていて、パパはソウルが好きで、息子はラッパー。そんな世代のギャップがうまい具合にマッチしていて、テンポよく進んでいくし、一人一人のキャラは個性的で楽しそうなのに、皆でまとまると大味になってしまって残念かな。

まっでも、退屈しのぎに見るには疲れないとは思う。

【Story】
カリフォルニアに住むジョンソン一家は、パパの実家のあるミズーリ州に車で出かけることになる。その道中怪しいヒッチハイカーや、暴走するダンプなどのトラブルに見舞われる。果たして無事に実家にたどりつくのであろうか?
Date : Friday 26th May 2006 14:29
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ビッグ・ママ・ハウス

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ビッグママ・ハウス〈特別編〉
原題 Big Momas House
2000年 アメリカ公開
上映時間 99分
監督 ラジャ・ゴズネル
出演 マーティン・ローレンス/ポール・ジャマッティ

お勧め度 ★3つ半

2時間ドラマで片平なぎさがやっている、変装刑事みたいな話。つまり捜査のために特殊メイクで変装して事件解決を狙う。

ただし架空の人物になるのではなく、実際に存在する人物が留守の間に、その人物に変装するというものなんだ。実際にはありえないよね。いくら疎遠だったとはいえ変装した人間を見破れないってことはないと思うんだ。まして近所の人達までだますことは不可能かと。

とはいってもこれは映画であるからして成り立つんだけど、実際のビッグママは強烈なキャラクターだ。しょっぱなから下痢でトイレに行くシーンなんて、すげーよ。(笑)そんなママに成りすますのもたいへんだよね。

変装すれば顔と首のつなぎ目に亀裂が入り、あわてて修正したり、料理はできないのにむりくりすさまじい料理を作ったり。マルコムもいくらFBIの仕事とはいえ大変だろうと同情してしまう。さらに気の毒なのは、マルコムの変装がばれないようにと、相棒であるジョンが四苦八苦しながら努力する様もおかしい。絶対にボロが出ているのに、なぜか皆ビッグママと信じている。おいおいいくらなんでもとつっこむのは駄目だよ。これはそういう映画。

時々ちらりと出る下ネタも嫌味がないし、それなりに笑えるコメディとしては成功していると思う。最後は笑いとラブロマンスも交えたハッピーエンドだから安心していられるよ。


【Story】
FBI捜査官マルコムは、刑務所から脱獄したレスターが、元恋人だったシェリーのところに現れるのではないかと目をつけていた。シェリーはれスターが脱獄したのを知り、子供とともに祖母であるビッグママのところに帰ることを決める。しかしビッグママは留守であり、レスター逮捕のために、なんとかシェリーを引き止めておきたいと考えたマルコムは、ビッグママに成りすますことにした。
Date : Tuesday 23rd May 2006 08:53
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ステップフォード・ワイフ

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ステップフォード・ワイフ
原題 THE STEPFORD WIVES
2004年 アメリカ公開
上映時間 93分
監督 フランク・オズ
出演 ニコール・キッドマン/マシュー・ブロデリック

お勧め度 ★1つ半

これって髄分前からTSUTAYAにあるんだけど、今だに三泊四日なんだよね。そんなに人気があるのかしらないけど、二コールが出ているしと思って借りたんだけど、うーん、これはいただけない。こういうネタだとは思わず、『フォー・ガットン』の時みたいに、まさかだろうなと嫌な感じで進み、やっぱそういうオチなの?勘弁してくれと思った。

ただニコールは美しい。最初はバリバリのキャリアウーマンといった感じで、黒い服装に黒い髪、ショートカットで登場。そのあとステップフォードの妻になったときは、ブロンドのロングヘアに、花柄のワンピースで登場。そのどちらも似合っているし、お人形のような美貌は、この役にはぴったりかもと思った。

ステップフォードという土地(実際には存在しない)は、男の願望でもあり、かつ女の願望でもあるということなのか。人形のような従順な女を求めた男と、そんな男に反発しつつも、男の庇護を求める女が作り上げた、実に怖い世界だと思われる。

ただこのB級さは、ちょっとついていけなかった。以後ネタバレ→(だってさ、できる女と結婚した男はコンプレックスがあって、心の願望としては妻を従順に扱いたいと思っている。そんな男たちは、ステップフォードの妻たちの頭に、ロボットのように動くナノチップのようものを埋め込み、自分の思うがままに動かしているという。つまり女は金髪で花柄ワンピースを着て、料理洗濯などの家事が得意。というようなロボット妻に仕立てるという話なのだ。ニコール演じるジョアンナは、何かおかしいと思いながら、この土地のおかしさを探ろうとしていた。事実を知ってもまさか自分の夫は、人形のような妻を望んでるとは思いたくない。だが結果は…。)

ここまででもなんじゃこりゃと思った。さらに最後はびっくり仰天、まさかこんな落ちだとはというような、苦笑いの結末が待っている。私はちょっと遠慮したいと思うのだった。だけどホント、ニコールの美貌は見て損はしないので、かろうじてこれでポイントがついたという程度。

この映画はリメイクらしいのだけど、前作はどんな感じなんだろうか?面白くなりそうな話でもあるのに、このコケぶりはどーしたものか。確かこの映画、アメリカでも酷評されていたような気もするのだけど。まあ興味のある方は見てちょうだい。

【Story】
ニューヨークでTVプロデューサーとして働くジョアンナは、ある日自分の手がけた番組が失敗に終わり、責任をとって辞職することになる。失意の中夫はジョアンナを元気づけるために、コネティカットにあるステップフォードという土地に引っ越して、のんびり過ごそうと持ちかける。引っ越してみると、この土地の妻たちは、全員貞淑で従順な女性ばかりであった。
Date : Thursday 18th May 2006 21:12
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ミート・ザ・ペアレンツ2

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ミート・ザ・ペアレンツ2 スペシャル・エディション
原題 Meet the Fockers
2004年 アメリカ公開
上映時間 115分
監督 ジェイ・ローチ
出演 ロバート・デ・ニーロ/ベン・スティラー

お勧め度 ★4つ半

この映画は前作の『ミート・ザ・ペアレンツ』を見てから見る事をお勧めする。というのも見なくても話はわかるけれど、前作と絡んだネタが数多く出てくるので、そういうのでくすくす笑えたりするシーンもあり。なので絶対に前作見てからの方がいいと思われる。それに前作の続きの話だからね。

恋人のパパにようやく家族の一員という扱いをしてもらえるようになったグレッグなんだけど、今度はパムの一家がグレッグの一家を訪問するという所から始まる話。結婚によって親戚になる家族の顔合わせみたいなところからスタートするんだよ。

グレッグの両親役が、ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドなんだけど、いゃー実にこの二人おかしいよ。最高よ。パムのパパが元CIAの堅物オヤジなのに対比して、グレッグの両親ははじけ飛んでる自由奔放な二人なんだよ。ママはセックスセラピストだったりするし、昼間から下ネタ満載のジョークをかっ飛ばしたりするわけ。そんな両親を見て、頑固オヤジは眉をひそめちゃうんだよ。

デニーロパパは相変わらずだし、前作は嘘発見器、そして今作は自白剤、あらゆる手を使うのは前作同様。キャンピングカーの中に、スパイとしての部屋まで作っちゃったりしているしね。今回はグレッグに隠し子がいるかもっていう事件が勃発するんだよ。本当にベン・スティラーそっくりの子供をみつけたなぁと思ったくらい似ている。

私はこの手のコメディ好きだけど、これも前作同様、笑いのツボがあわないとしらける映画ではある。あなたはどっちかしら?それにしても出ている俳優が豪華で、それなのにこんなバカバカしいコメディに出ているのが、なんともミスマッチで最高よ!

【STORY】
恋人パムの父親ジャックから、ようやく結婚の承諾を得たグレッグだが、今度はジャックに自分の両親を引き合わせることなった。父は休業して専業主夫となっており、一方の母ロズはセックスセラピスト。おまけに2人はものすごい開放的な性格だった。堅物のジャックとは何もかもが対照的なのだった。
Date : Thursday 4th May 2006 12:08
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アタック・ナンバーハーフ

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アタック・ナンバーハーフ
原題 Satree-Lex
2001年 タイ公開
上映時間 104分
監督 ヨンユット・トンコントーン
出演 チャイチャーン・ニムプーンサワット/サハーパープ・ウィーラカーミン

お勧め度 ★4つ

オカマちゃんのドタバタスポ根コメディといったらいいだろうか。これって実話なんだってね。本当にオカマちゃんで構成されるバレーボールチームがあるらしいよ。コーチはおなべらしい。

タイ映画ってはじめて見たんだけど、こういうオカマちゃんとかって世間でかなり認知されているんだろうなぁ。以前タイのおかまのボクサーとかテレビでやっているの見たことあるんだよね、それと同じようなものなのかな。まあさ性転換の手術とかタイに行くとかって言うもんね。

オカマさんたちもいろんなのがいるんだよ。軍隊にいる筋肉ムキムキだけど、顔は派手にメークして、くねくね動くオカマさんとか、一見普通の男にしか見えないけど、実は…っていうタイプとか。ニューハーフという言葉がぴったりの、実に綺麗に性転換している人とかね。そんな彼女ら(?)が地区代表に選ばれ国体をめざす。

タイは日本よりこういうゲイに慣れているのだろうが、やっぱり差別というか偏見もあるわけだよね。ゲイというだけで同じチームでバレーなんて出来ないと、チームを離れていくものもいるし、実際の大会を運営するお偉いさんも、わざと意地悪なトーナメントを組んだりして、オカマチームを敗退させようとしたり。

でもそんな世間の圧力に屈せず、元気パワー満載でバレーに打ち込む様は見ていて元気が出てくるんだよね。いろんな苦悩を笑いというオブラートに包んで、そして明るく描いているから、結構この映画うけたと思うよ。だってさ、だんだんとじゅんちゃんかわいいとか思えてくるから恐ろしいわよ。(笑)

それとこのオカマチームに1人だけノーマルな男の子がいるのよ。彼はバレーが好きで勝ちたいからこのチームにいるんだけど、オカマたちのことを理解しているわけではないんだよね。だからオカマという事に対しての偏見も少なからずあるし、彼女らとぶつかるシーンも多々あるんだよね。そんな中「あなたはどれだけゲイの知り合いがいるというの?いないなら私たちを差別する資格はない」ってなことをオカマちゃんが言うんだけど、そういうシーンになんかぐっときちゃったりして、この映画は見終わったあとに元気百倍になるよ。

落ち込んだときにでも見ると、笑いとともに心がホンワカすると思うのでお勧めの1本。

【STORY】
タイのランバーン県代表のバレーボール・チームにオナベのビー監督がやってきた。彼女は選手の選抜をやり直し、オカマのジュンとモンが選ばれてしまう。反発した他の選手はチャイを除いて出ていってしまう。そこでジュンとモンはオカマ仲間に声をかけ、バレーのできる友人を誘うことにした。
Date : Tuesday 2nd May 2006 07:55
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    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
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