氷の微笑 2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

氷の微笑 2 アンレイテッド・エディション原題 BASIC INSTINCT 2
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 114分
映倫 R18
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演 シャロン・ストーン/デヴィッド・モリッシー

お勧め度 ★2つ

この映画今年のラジー賞を総なめした映画。どれほどひどいのかと別の興味で見て見ることにした。というか前作の『氷の微笑』が面白かったので、あのキャサリンがまたもや登場というのにも興味深々。

最悪なことを想像してみたので、思ったほどではないというのが感想。そんなに罵倒するほど悪くはないかな。ただ前作のキャサリンが犯人なのかそうでないのか?というギリギリわかりそうでわからない、ああいう楽しさはあまり感じられない。確かに今作でもキャサリンは殺人を犯したのか?はたまた別の誰かなのかという迷宮の謎モードにはなっているんだけどね。どっちかというと悪女であるキャサリンに、まんまと手玉に取られてしまっているマイケルという図式がメインかと。誰が犯人でもこの映画は関係ないというのだろうか。

シャロン・ストーンって実際は48歳だそうで、確かに美しい人でその年にしたらスタイルもいいし、顔も美人だと思う。そんなシャロン演じるキャサリンだけど、その年で男を色気の毒牙にかけてというのもないだろうと思うのだ。若いころならいざ知らず、いつまでたっても女を武器にしないと成り立たないなんて、もう少しは成長しろよと大きなお世話発言をしたくなった。

それにやっぱり美しくあっても、『氷の微笑』のころのキャサリンのぴちぴちさにはかなわないわけだ。どんなに綺麗でも皺とか老化はないものにはできない。ならば別の方向でキャサリンを成長させて、こいつはただものではなかった、かなり頭がいいぞって思わせるような方法をとってくれれば、これまた続編を作ったかいもあろうというものだ。だけど14年前とちっとも変わらない女で、ただ老けたというのであっては哀れだなぁと思うのだよね。

まっ、それでもマイケルはすっかりキャサリンの思うつぼで、振り回されて騙されるのだけど、私が男だったらどうかと想像するに、色気にまいるというよりは、頭のよさには脱帽するし、まんまと引っかかるかもしれない。

お色気シーンもあるけれど、特別衝撃的というほどのものでもない。殿方は興味あるかもしれないが、私はとくに感想はない。確かに大股開いて椅子に座るシーンはあるけれど、何も見えないよ。だって椅子に隠れているから。

そういえば詳細は忘れてしまった感じもあるので、今度『氷の微笑』をもう一度見直してみようかな。

【Story】
ベストセラー作家のキャサリン・トラメルが運転する車が、テムズ川に突っ込んでしまう。同乗していたサッカー選手は助からず、キャサリンだけが生還する。かつてサンフランシスコで殺人事件の容疑者となった過去を持つキャサリンに疑いの目が向けられる。担当のウォッシュバーン刑事は、キャサリンを有罪に持ち込むべく、精神科医マイケル・グラスに彼女の精神鑑定を依頼する。
Date : Sunday 8th April 2007 00:20
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模倣犯 LAPD犯罪捜査線

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

模倣犯 LAPD犯罪捜査線原題 REASONABLE DOUBT
2001年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 93分
監督 エリック・デラバール
出演 アンバー・スミス/コートニー・アレン

お勧め度 ★0つ

激しくつまらない。というか私はよくパッケージに騙される。これもセブンがどうのとか羊たちの沈黙がどうのって書いてあったので、その手のサスペンスだと思っていたら…。

サスペンスっていうか、さっぱり意味がわかんないというか…。女同士のセックスのAVビデオなのか?という位、そういうシーンばっかりで、サスペンスはどこいったんだよと言いたくなる。

これこそ借りて損した。お金の無駄だった。

まっ、主演の女優さんはナイスバディなので、そういう目的で見るならいいかと思うけど。

【Story】
被害者に白い服を着せ、十字架のネックレスをかけるという殺人事件が続発。犯人は射殺され事件は解決したかに見えたが、数年後再び同じ手口で殺害された女性の絞殺死体が発見される。
Date : Saturday 31st March 2007 07:58
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インサイド・マン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

インサイド・マン原題 INSIDE MAN
2004年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 128分
監督 スパイク・リー
出演 デンゼル・ワシントン/クライヴ・オーウェン

お勧め度 ★3つ半

またスパイク・リーかと思ったんだけど、なかなかこれ面白かった。銀行に強盗が押し入り、人質に犯人と同じ格好をさせる。つまりマスクをつけさせ、頭にもスカーフみたいなのをかぶせ、一見犯人か人質がわからない格好をさせるのだ。顔を隠しているので人質も誰が犯人かと聞かれてもわからない。このトリックを駆使して、警察と犯人のせめぎあいがある。いかに犯人は逃げるか、そして警察はいかに犯人が誰かを突き止めるか。

つかまらないだろうという安心感といったら変だけど、警察は最初から負けるんだろうなって思ってみていたから、安心して観れた。というのも変だよね。別に犯人の味方であるわけではないのだけど。それに犯人は頭がいい。ユーモアもある。犯人が出したクイズにひたすら答えを探る警察官たち。くすっと笑えるシーンもあり。よくできた作品かと思う。

それにしてもよくわかんないのは、何で犯人らは銀行に穴掘っていたんだろう。あれがよくわかんないんだけど。私が見逃しただけなんだろうか?誰か教えてください。

バリバリのアクションムビーではないので、派手さはないけれど、私としてはこういう頭脳戦も好きだある。

【Story】
4人の銀行強盗グループが、マンハッタンの銀行を急襲する。従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生後NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行する。
Date : Sunday 25th March 2007 00:04
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隠された記憶

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隠された記憶原題 CACHE
2005年 劇場公開
フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア 制作
上映時間 119分
映倫 PG-12
監督 ミヒャエル・ハネケ
出演 ダニエル・オートゥイユ・ジュリエット・ビノシュ

お勧め度 ★3つ

なんとも感想の書きにくい映画だった。というのも前半がだるい。ある日自宅の玄関を写したビデオテープが送られてきた。というのが冒頭なんだけど、カメラが固定されて、延々と通りの向こうあたりからアパートみたいな建物の様子が映っていて、それがビデオテープの映像を現しているとわかるまで、いったい何なんだとわけがわからなかった。

それとこの映画音楽がないのだ。だからビデオテープの映像の場面だと退屈なんだよね。せりふも入らないんだよ。だからなおのことじれったくなる。

見知らぬ人からのビデオテープというと、私はリンチの『ロスト・ハイウェイ』が思い出されるが、一緒なのはそこまでで、リンチの作品ほど難解ではない。だが難解ではないが、何が言いたいのかと問われると、疑問符が残るみたいな作品だった。つまりこの謎のビデオテープの送り主は最後まで明確ではないところに消化不良が残るのだ。想像すればあいつなのか?とかこじつけはできるが、それでもじゃあ何のためにとなると、やっぱり?マークが頭に浮かぶ。

ある意味社会問題も提起している部分もある。フランスにおける移民の問題とか、そこでの差別の問題が絡んでくる。このあたりがピンとこない日本人の私としては、やっぱりよくわからないのである。なんていうのか居心地の悪い映画なんだな。落ち着かないというか。だから面白いんだかそうでないんだかわかんない。

ネタバレ→(ジョルジュは子供のころに、マジッドに対してしたことに後悔の念がある。ジョルジュの両親はマジッドを養子に迎えようとしていたが、それが嫌だったジョルジュは嘘をついて、マジッドは悪い子だというのを両親に吹き込む。それによりマジッドは養子にはなれず施設に送られてしまう。

それでジョルジュはこのときの復讐にマジッドがこんなビデオテープを送ってくるのだと思い込むんだ。富めるものがそうでないものに対する、高みから見たような考えだ。マジッドは断じて自分ではないと言うが、ジョルジュは信用しない。そしてラスト、突然あてつけのように、マジッドはジョルジュを呼び出して、目の前で首を切って自殺するんだ。これにはひいた。では誰が何のためにあのビデオを?となると、ジョルジュの息子のピエロとマジッドの息子が関係してそうな雰囲気ではある。二人は知り合いみたいな場面がラストに流れるし。
)

この話は動機が不明。何のためにというのが恐ろしく欠落しているように思う。だからすっきりしないのだ。推測の域をこえないのでもやもやが残る。見終わったあと大田胃散でも飲みたくなった。

【Story】
ジョルジュは妻のアンと息子のピエロと幸せな生活を送っていた。そんなある日、送り主不明のビデオテープが届く。そこにはジョルジュの家を正面から隠し撮りした映像が映っていた。次第に恐怖が高まってゆく中、ジョルジュは少年時代の記憶が思い出されていく。
Date : Sunday 18th March 2007 00:15
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10億分の1の男

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10億分の1の男 デラックス版原題 INTACTO
2001年 劇場公開
スペイン制作
上映時間 108分
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演 レオナルド・スバラグリア/ユウセビオ・ポンセラ

お勧め度 ★2つ

TSUTAYAでおもしろい感じで紹介されていたので、借りてみたんだけど、分けわかんない映画だった。私が頭悪い?いったい何んだったのか、不思議ちゃんマークが飛び交う話だった。あらすじだけ聞くとなんか面白そうな題材なんだよね。でも暗いし意味がわかんないし、最後まで見たことに拍手。

強運という才能を奪い合う話といったらいいのか。幸運体質をゲームのように賭けたり、それを売り買いしたりするっていう発想はいいのだけど、それがわかるまで時間がかかる上、売り買いして最後は何が残る?っていう感じなんだよね。まあ金を手に入れて楽して暮らすなんだろうけど。

それと運試しのゲームというのが、目隠しして森を走って、木にぶつからないでゴールできたものが一番の強運とか。なんだかそれが運試しなのか?さらに最強の強運体質になるように、ラッキーと思えることを経験した人の運も吸い取るんだよねぇ。

これは面白いと思う人がいるのかどうかはわかんないけど、私には合わないと思った。複雑で凝ったストーリーが好きな人にはいいのかもしれないけど。

ある意味『ラッキーガール』も他人の運がチェンジするという意味では、同じような発想だけど、あちらはラブコメなので実に明るく楽しいのに、こちらはサスペンスというのかなんというのか、重苦しくてラッキーな人であってもちっとも幸せそうじゃないのが嫌だなぁと思った。

それにそのゲームが命をかけたゲームなんだよ。何でそこまでしてやらなくちゃいけないのだ?謎だ。

【Story】
フェデリコは運を奪う能力をサムから授けられた。以来サムの経営するカジノで、お客の運を奪い取ってきた。だがサムの元を去ろうとしたため、彼にその能力を奪い取られてしまう。
Date : Thursday 8th March 2007 00:00
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Re:DIAL リダイアル

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Re:DIAL リダイアル原題 LONG DISTANCE
2005年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 93分
監督 マーカス・スターン
出演 モニカ・キーナ/アイバン・マーチン

お勧め度 ★2つ

この映画二つ前の記事の『NeXT』の二番煎じか。と思うくらいストーリーがよく似ている。ニコールは彼氏と別れて、イライラしていたところにもってきて、間違い電話をかけてしまう。ところが間違ってかけてしまった電話の相手からリダイヤルで電話がかかってくる。その相手が殺人鬼だった。なぜか執拗に電話をかけてくる殺人鬼。ストーカーか?

よく似ているでしょう?『NeXT』に。アルゼンチンとアメリカの違いじゃないか、主人公が男か女という違いじゃないかとつっこみたくなる。あの映画を見ていなかったら、そうは思わないけど、これももしかしてあのオチじゃなかろうな?と疑いの視線丸出しで見ている私。なんか最近この手の映画は、オチがすぐに読めるのでさらに失望感が大きくなるんだよね。

主演のモニカ・キーナは、はっきり言ってデブ。いや私もデブだから人の体型のことを非難はできないけど、なんていうのかむちむちした体型で、胸もでかくて、恐怖におののくか弱い女というイメージがわかないんだよね。だから恐怖感もあまりないというのだろうか。

それに密室劇というか、アパートにかかってくる電話というので、おしゃれな格好をするわけでもなく、ジャージのようなズボンに、なぜかいつもノーブラでTシャツみたいなのを着ている。

と人様の外見のことはそれくらいにして、『NeXT』よりかは、少しだけ見せ場はある。だけどやっぱりパクリ映画だよなーっていうのが感想。

【Story】
恋人と別れたばかりのニコールは、うっかり電話を間違えてかけてしまう。ところがつながったその電話の相手は連続殺人鬼だった。
Date : Thursday 1st March 2007 00:06
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マインドハンター

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

マインドハンター原題 MINDHUNTERS
2004年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 101分
映倫 R-15
監督 レニー・ハーリン
出演 LL・クール・J/ジョニー・リー・ミラー

お勧め度 ★4つ半

結構面白かった。ただちょっと予想したのとは違ったけれど。FBIのプロファイラーの養成講座のため、無人島で研修があるというもの。7人の訓練生は、限られた時間の中で、連続殺人犯をプロファイリングして、その正体を暴かなくてはならない。

これだけでもワクワク。そして無人島に向かうが、そこで本物の殺人が起こり、一人ずつ死んでいってしまう。いったい犯人は誰なのか?次の犠牲者は?っていう展開なんだ。

皆お前が犯人なのか?それとも味方なのか?という猜疑心に駆られて、それでもどうやって殺人を防ぐかということなんだけど、感じのプロファイリングがあまり生かされていない。せっかくの訓練生なんだから、もっと頭を使い犯人を暴くのかと思ったらそうでもない。でも自分が殺されるかもという状況になったら、そんなことは吹っ飛んでしまうのかもしれないけれどね。

犯人は最後まで引っ張るので、私は騙されたくち。なので思いのほか楽しかった事は事実。殺人もかなり凝っていて、アー助かったと思った途端、油断大敵だったり。

FBIの鉄則は、安全だと確信するときは、家に帰る時だそうだ。それまで安心するなということ。でも家に帰っても危ないときは危ないかと。

【Story】
FBIのプロファイラーの訓練生7人は、無人島にある軍の施設での課題があった。これにパスするとはれてプロファイラーになれるというもの。7人は無人島に向かい、限られた時間の中、連続殺人犯をプロファイリングするという課題に取り組む。ところが翌朝、仲間の一人が何者かによって殺されてしまう。
Date : Monday 6th November 2006 19:11
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DELETE デリート

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

デリート原題 Claustrophobia
2003年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 79分
監督 マーク・タピオ・カインズ
出演 メラニー・リンスキー/メアリー・リン・ライスカブ

お勧め度 ★1つ

DVDの裏のパッケージだけ読むと、なんか怪しい怖さがあるのに、話はまんまな話なので、非常に拍子抜け。

会社の同僚たちを招いて、週末パーティを開こうとしたが、なんと集まった人数はたった2人。皆この地域での殺人事件のニュースを見て、そんな街に行くのは嫌と思ったのかとりあえず3人でパーティを開こうということになった。といってもこの3人対して仲良しでもなさそうなところが、つまらなくしている。なんたって、なんであの子が来るの?っていうのがありありの態度。だったら招待なんかするなよって思うのだけど。

姿の見えない影や物音がして、いったいあれはなに?という恐怖というはあるのだけど、なんせ真昼間の設定なので怖さ半減。

ネタバレ→(最近近所では、ボーガンを使った殺人事件が多発している地域で、真昼間に襲われる話。それも近所も無関心なので、誰も助けてくれないというか、そんな恐怖を描きたかったのだろうけど。

それで結局怪しい人影が見えて、宅配のデリバリーサービスの男が来たと思ったら殺されてしまい、3人はなんとか警察に通報しようとするけれど、電話が通じなくなってしまっているというパニック映画。といっても屋根を歩く足音とか、そういう感じで姿が見えないんだ。

でもさ屋根を人が歩いていたら、普通誰か通報しないか?というか殺人事件がおきている街だから、近所はみんな週末どっかに逃避して人がいないらしい。それにしてもっていう感じだよ。

それで3人のうちの一人がなんとか、外の人に助けを求めたりするんだけど、庭にいた近所のオヤジなんて、ちっとも緊迫感もなく、無関心モードで、殺人者に狙われる恐怖というよりかは、人々の無関心さの恐怖に腹がたつ作品。
)

犯人の目的がはっきりしないというか、愉快犯みたいな部分もあるのだろうが、とても中途半端で、なんというのかニュースで放送される事件を、ちょっとくわしく見せましたみたいな話で、これ映画?っていう代物だった。

【Story】
週末にパーティーを開催する3人の女性たち。だが屋根の上を誰か歩く足音が聞こえ、電話はつながらなくなっている。そうしているうちに、デリバリーサービスの配達人が殺される。
Date : Friday 27th October 2006 07:41
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デッドマン・コーリング

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デッドマン・コーリング原題 The Dead Will Tell
2004年 テレビメディア公開
アメリカ制作
上映時間 87分
監督 スティーヴン・T・ケイ
出演 アン・ヘッシュ/キャスリーン・クインラン

お勧め度 ★3つ

幽霊が見えるとか、幽霊の声が聞こえるって怖いね。私はそういうの見えたりはしない人だからいいけど、見えちゃう人はたいへんだよね。

それにしても婚約指輪にアンティーク店でみつけた指輪を送るって言うのが信じられない。だってアンティークって指輪だけでなく、なんとなく怖いじゃない、使っていた人の念がこもっていそうで。それを言ったら中古品のものだってそうなんだけど、見につけるものってちょっとって考えちゃうのは私くらいか?

エミリーはビリーと恋に落ち、あっという間に結婚の約束をするようになる。そこでビリーが送ったのがアンティークの指輪。その指輪をつけてから、エミリーの目の前に見知らぬ女性の姿が現れるようになるんだ。ぶっちゃけ幽霊ということ。

それでエミリーに、幽霊が"私を助けて"って言う感じで毎回登場するんだよ。もうこれはあなたの知らない世界の話だ。そして真実は…というありきたりの話ではある。

それにしてもそういう能力があると大変だよ、だって幽霊に頼られてしまうわけじゃん。それで自ら真相究明に乗り出さなくてはならないんだもん。嫌でも真相を突き止めないと、自分だけが毎回怖い思いをしなくてはならないから、理不尽といえば理不尽な出来事だ。

ただこの結婚というか、ビリーとの出会いも、すべてあの幽霊が引き合わせていたものだとしたら、ちょっと嫌かも。だってロマンティックな運命の出会いじゃなくて、幽霊が引き合わせた出会いなんて。

それにしても、こういう幽霊って、犯人のところに化けて出ればいいのに、どうして見知らぬ人の所にでるんだろう。だれか幽霊に聞いてみてくれる?

どこにでもある話だけど、それなりに楽しめるかな。ただなんとなく真相は早い段階でわかっちゃうし、怖くて怖くてと言うほどのものでもないので、こういう話に免疫のある人には物足りないかもしれない。ちなみにこの話は実話らしい。

【Story】
エミリーはビリーという写真家と知り合い、すぐに結婚の約束をする。びりーはエミリーにアンティークの指輪を贈ったが、それが元で、指輪をつけてからエミリーは、不可解な霊現象に巻き込まれていくようになる。
Date : Monday 23rd October 2006 08:52
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ユニコーン・キラー

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ユニコーン・キラー原題 THE HUNT FOR THE UNICORN KILLER
1998年 テレビメディア公開
アメリカ制作
上映時間 98分
監督 ウィリアム・A・グレアム
出演 ケヴィン・アンダーソン/ナオミ・ワッツ

お勧め度 ★2つ半

ナオミ・ワッツって結構好きな女優なので、借りてみた。何でも実話らしいし。この事件はまだ解決していないらしいよ。

ヒッピーの教祖みたいなアイラ・アインホーンという男は、ホリーと恋人同士になる。最初は魅力的に思えたアイラも、だんだんと自己中心なだけの男ということがわかり、ホリーは愛想をつかし別れようとするが、そうするとアイラは豹変するという。そしてその日からホリーは失踪する。

失踪の原因はなんなのか、ホリーは生存しているのか否か。そしてアイラの部屋のトランクからホリーの変わり果てた姿がみつかる。

という事件なんだけど、アイラはいまだにつかまってないそうだ。フランスに逃亡して、フランスでは犯罪者の引渡しがないらしく、今でもフランスにいるみたいよ。

限りなく黒に近い男だけど、裁判となるとなかなか決定的な証拠がないらしい。いくら死体がみつかったといっても、アイラは自分は嵌められたといい続けているみたいだし。

前半はアイラとホリーが出会い、そしてお互いに惹かれあう様子が描かれていて、ここまでが長い。後半はホリーが殺されて、アイラの犯罪を立証できずに、ホリーの家族や警察の苦悩みたいな点が描かれているというのかな。

でもアイラみたいな男っているよね。カリスマともてはやされ、自分が一番と思い、女はお飾り程度にしか思わない。だけど独占欲は激しく、女から別れを告げられるのにはどうにも我慢できないというか。かわいさあまって憎さ百倍状態で、離れていくのなら殺すといった実に短絡的な発想の持ち主。アイラはそういう典型的な男。

またホリーも優柔不断というか、自分がなくふらふらしてばかりいるんだよね。やっとアイラから離れようと決心したときには、殺されてしまうというのか。かわいそうな女でもある。

ちょっとわかんないのは、アイラがホリーを殺したとして、家のトランクになんか入れておいたら絶対にばれるだろうに。そんなこともわからなかったのだろうか?

とくに実話だからなのか、そんなに怖い話というか、ハラハラするような展開は全くない。無難なサスペンス。

【Story】
77年ヒッピーの教祖として崇拝されていたアイラ・アインホーンは、ある日、ホリー・マダックスと恋に落ちる。二人は一緒に暮らし始めるが。
Date : Sunday 22nd October 2006 18:35
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