ザ・インターネット2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ザ・インターネット2原題 The Net 2.0
2006年 アメリカ ビデオメディア公開
上映時間 92分
監督 チャールズ・ウィンクラー
出演 ニッキー・デローチ/グヴェン・キラック

お勧め度 ★2つ

『ザ・インターネット』がサンドラ・ブロック主演で公開されたときは、映画館まで観に行ったんだよね。当時私もパソコンを買って、結構嵌っていた時期で、今あの映画を見ると古いなぁと思うけれど、当時は結構斬新だった。

でそれの続編というか、パート2ということで、期待半分反面どうせパート2は滑るよなというあきらめ半分で見てみた。というか劇場公開ではなく、ビデオ公開なので、たぶん前作よりしょぼいとは覚悟していた。

やはり前作の面白さはない。前作はすべてコンピューターで管理される社会になると、もしも自分のIDや経歴を書き換えられた場合、自分を失ってしまう怖さというものをよく描いていた。だけど今回はあまりそういうものが感じられなかったんだ。

さらに前作はインターネットやパソコンをよく利用して、そしてパソコンの特徴を余すところなく見せてくれていたのだけど、今回の場合確かに相手の会社のパソコンに進入するというようなところはシーンはあるが、かなり少ない。大半が逃げているシーンばかりで、アクション映画なのかって感じで面白しさがない。それになんでホープを利用して、あそこまで大掛かりなことをする必要があるのか、いまいち理解できない。両親もいなくて友達も少ないから、もし消えても支障はないと言っていたが、そのあたり描写も少なく、そーだったのって後から確認したりしてね。

前作の主人公は人間が苦手で人付き合いをしないヒッキーっていうのがよくでていたから、もしも自分のIDを書き換えられても誰も自分がアンジェラという人間だと証明してもらえない怖さがよく出ていた。でも今作はそういうのが薄いし、どちらかというと社交的な主人公なので、異国の地にさえいかなければ、誰も知らない人間ということにはなりそうもならないんだよね。

と前作との比較ばかりになってしまったが、パート1の面白さを求めると失敗すると思われる。
【Story】
ホープはトルコの企業からヘッドハントされ、イスタンブールへ行くことを決意する。ところが現地へ着くと、身元が抹消された別の人間になっていたのだった。やがて指名手配犯人にされてしまうホープ。
Date : Saturday 12th August 2006 17:56
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パラフィリア

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パラフィリア原題 NIGHT VISION
1997年 アメリカ劇場未公開
上映時間 97分
監督 ギル・ベットマン
出演 フレッド・ウィリアムソン/シンシア・ラスロック

お勧め度 ★1つ

これはDVDじゃなくてビデオなんだけど、パッケージにセブンとかの次はこれだ見たいな書き方してあってさぁ、いかにもサイコな野郎の狂った話で、セブンかよーって期待したのに、また裏切られたよ。←騙される私がバカ。

つーか、セブンというより、単なるサスペンス劇場よりつまんない。犯人はすぐに顔出しするし、別にサイコな犯人でもないし。不気味さも怖さもなーんにもないし。

さらに自分の2倍くらいありそうな大男に、丸腰で向かう女刑事。そりゃあやられるだろう。アル中更生施設に入っている刑事、そんな刑事アメリカにはいるのか?日本ならクビだよな。

超暇な時なら暇つぶしにはいいのかもしれないが、あまりにも期待が大きすぎたぶん、がっくり度が倍増だったよ。今度は騙されないようにしよう。

【Story】
女性が監禁され、さらに殺される様子が録画されたビデオがマスコミに届けられた。刑事のダックは、犯人らしき人物を追跡するが取り逃がす。その日からダックへ犯人から殺人を予告する電話がかかるようになる。
Date : Sunday 6th August 2006 11:33
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閉ざされた森

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

閉ざされた森 コレクターズ・エディション原題 Basic
2003年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ジョン・マクティアナン
出演 ジョン・トラボルタ/サミュエル・L・ジャクソン

お勧め度 ★4つ半

面白かった。ただ難点なのはあまりにもいろんな展開があって、頭が混乱モードに突入してしまうことかな。途中で名前と顔が一致しなくなって、はて?あの人はなんて名前だっけ?みたいに、DVDなら巻き戻して見れるけど、劇場だと辛いよなぁと思った。まっ、私はDVDなのでリピートリピートで見ていたんだけど。このあたりがすっきり解決すると、あっという間にラストまで引き込まれるかな。

軍事訓練の最中に隊員の消息がわからなくなり、3名の生存者が確認されたのち、隊員に何があったのか尋問を行うが、かたくなに黙秘を続ける。そこでかつてこのレンジャー部隊にいた、今は麻薬捜査官のトムを呼び、彼らから真相を追求するように言われるんだ。

そのトムがジョン・トラボルタなんだけど、何でも彼はこの映画のためにかなりのダイエットしたらしい。確かに以前のぶよぶよからは脱却していた感じだけど、どうもジョン・トラボルタって過去の『サタデーナイト・フィーバー』の印象が抜けないのは私だけ?まあ『パルプ・フィクション』とかいろんな映画には出演しているんだけど、最初の印象が強すぎたのかなぁ。

さてそれでもトムの尋問で、黙秘を続けていた隊員もボチボチしゃべり始める。真相はいったい何があったのか?という謎解きで、クライマックスまで一気に持っていく。その後は映画を見て頂戴なんだけども、結構あっという間に引き込まれていくので、飽きないで見られた。

それにしても軍隊ってああいう過酷なしごきのようなことがあるのだろうか?どうみても訓練というより、しごきというかいじめというか。この映画素直に騙されて見るのをお勧めする。そうすればかなり楽しめるのではないかな。
【Story】
パナマの米軍基地から訓練に向かったレンジャー隊7名が、嵐の密林地帯で消息を絶った。その後2名の生存者が発見されるが、行方不明者の消息は不明だった。そこでオズボーン大尉は救助された兵士に尋問するが、黙秘を続け真相がわからないままだった。
Date : Thursday 3rd August 2006 21:36
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グロリア

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グロリア [SUPERBIT(TM)]原題 GLORIA
1980年 アメリカ公開
上映時間 121分
監督 ジョン・カサヴェテス
出演 ジーナ・ローランズ/ジョン・アダムス

お勧め度 ★4つ半

『レオン』の原点となった映画というので、『レオン』大好きな私は借りてみたよ。というかこの映画昔に見た記憶があるんだけど、あれ?そんなに話が似てたっけ?とすっかり忘れていたので、もう一度見直してみたってわけ。

確かにこりぁこのグロリアに影響されて、その上で『レオン』ができたといっても過言ではないね。マチルダがフィルという男の子に変わり、レオンがグロリアに変わったというか、というかその逆か。最近シャローン・ストーンがこの映画のリメイクに出たらしい。

このグロリアに出てくるジーナ・ローランズ、すごくかっこいいおばちゃんなんだよね。シャロン・ストーンだと美しいだけになるんだろうけど、お世辞にもグロリア(ジーナ)は美しいとは言えない。ふつうのおばさんなのよ。それも顔面が怖いおばさんって顔。子供も好きじゃないし、つーか子供が逃げそうな顔。なのにフィルを守るためにぶっ放す拳銃シーン、すげーかっこいいの。そこがまた魅力なんだろうな。

『レオン』ではマチルダ(ナタリー・ポートマン)という少女がすごかったんだよ。でも『グロリア』では断然ジーナであって、男の子はいまいちだったんだよなぁ。1980年の映画だけど、あのとっつぁん坊やみたいな子供はいただけない。ファッションがオヤジなんだもん。でも逆に当時のニューヨークって、退廃的なアメリカのにおいがぷんぷんしてかっこいいの。

マフィアから命を狙われた一家。その両親とグロリアはともだちで、二人から息子のフィルを頼むと言われる。そこでグロリアはフィルとともにマフィアの追っ手から逃げることになるのだ。でも最初は生意気なフィルに対して、グロリアもなんでこんなに危ない目にあいながら、このガキんちょと逃げ回らないといけないんだよっていう気持ちがあるんだけど、だんだんとこの子供に対して愛が芽生えていくんだよね。もちろんフィルだって、なんでこんなおばさんと一緒にいなきゃいけないんだっていう気持ちありありだし。結局二人はだんだんとお互いになくてはならない存在になっていくんだよね。

それにしても気になったシーンがあるんだ。それは子供が苦手なグロリアだけど、料理なんてのもてんでしたことがないという、フィルのために一応目玉焼きらしきものを作るんだけど、油を引いてないのか、焦がしたのか、目玉焼きがフライパンから取れなくてぐちゃぐちゃになり、かんしゃく起こしてフライパンごとゴミ箱に捨てるシーンは、なんだか笑えたよ。

『レオン』大好きな私としては、かなり楽しめた一本だった。それにしても昔見た時はそれほどよかったと思った記憶はないんだけど、人間って時が経つと感動する部分も変わってくるもんだねぇ。

ちょっと予断だけど、この映画の監督とジーナは夫婦なんだって。最近では息子のニック・カサヴェテスも監督として活躍していて、ジーナと親子で映画を作ったのが、あの『君によむ物語』だよ。

【Story】
マフィアの秘密をFBIに売ろうとして惨殺された一家から、男の子フィルを助けた中年女のグロリア。しかし秘密をフィルが持ち出していたことを知ったマフィアは、フィルとグロリアの命を狙って追跡し始める。
Date : Thursday 20th July 2006 12:42
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秘密のかけら

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秘密のかけら
原題 WHERE THE TRUTH LIES
2005年 カナダ・イギリス・アメリカ公開
上映時間 108分
監督 アトム・エゴヤン
出演 ケヴィン・ベーコン/コリン・ファース

お勧め度 ★3つ

謎解き話としては楽しいんだけど、ラストがあっけなくて、えっ???それだけ?って感じがしたのは私だけ?当時のショービジネスの世界を知っていると、もっと楽しめたのかなぁ。

ラニーとヴィンスというコンビが、ある事件が起きて突然コンビを解消してしまうのだけど、その事件というのが彼らの泊まるホテルの部屋で、大学生のモーリーンが殺されているのが発見されるというものなんだ。犯人は二人なのかはたまた別人なのか?だけど事件は迷宮入り。

それから15年の時が経って、ジャーナリストのカレンが、本当の真相はなんだったのか?誰が殺したのか?というのを取材し始め、真相はいかにという謎解きが話のポイントだ。

それで話はこの事件が起こるまでの経過が流れるんだけど、カレンがなぜこの事件に興味を持ったのか?単なる好奇心だけなのか、それとも別の動機もあるのか?なんていうことと絡めながら、過去と現在を行ったりきたり。

それにちょっとエロティックな雰囲気がかもし出されていて、退廃的な雰囲気が漂っているんだけど、引っ張って引っ張って、最後のおちが私にしたら物足りない。

ネタバレ→(結局二人は、華やかなショービジネスの世界において、女とも自由に遊んできたわけだ。その中の一人がモーリーンで、ただモーリーンとの関係において、ヴィンスがバイセクシャルであるという秘密がわかってしまう。当時(1950年代)のショービジネスの世界では、それはものすごいスキャンダルねたで、モーリーンはこの秘密をねたに二人をゆするような発言をする。モーリーンも今のカレンと一緒で、こういう暴露ねたに、自分の名前を売り出したいという野望があったんだよね。だから二人の誘いにものってきたし。

とここまで書くと結局二人がゆすりをねたに殺したと思うだろうが、違うのだ。二人の側近というかマネージャーのような存在が殺したのよ。だけど二人ともかなり酔っていたので、ラリーはヴィンスが殺したと思っているし、ヴィンスは覚えてないが、自分が殺してしまったのかもと思っているという悲劇。二人は最高のコンビでもあるのだが、お互いに思いやりからなのか、真実を確かめようとしないで離れていった、そのあたりの悲しさもある。
)

私の感覚でいえば、それだけ?っていう感じが残るのだ。確かに魅惑的ななぞっていう雰囲気はあるし、それだけでない話の展開も別に用意されているのだけど、なんていうのかいろんなことが盛りだくさんのわりに、あっけなさすぎた気がしてならない。

決してつまらなくはないのだけど、謎解きを楽しむのか、カレンの心理描写を楽しむのか、どっちにしようと考えているうちに話が終わってしまったので、のめりこむことができなかったというのかな。

だけど二人の怪しい雰囲気や、不思議のアリスちっくな演出に、なんとなく戸惑う部分と、エロティックな面が前面に出てくるので、雰囲気は最高なんだ。それに主演の二人はものすごくいい。だからこそもったいない感じがしてしまうのだ。でも最近のサスペンス系の雰囲気とは違ったものをかもし出しているので、その点は面白いと思う。

【Story】
1972年、若手のジャーナリストであるカレンは、暴露本を出して名を売ろうと、カレンの少女時代に人気絶頂の中解散したラニーとヴィンスの事件に着目する。15年前に二人の間に、解散のきかっけとなった女性の変死事件があった。その謎を解き明かすため、ラニーとヴィンスに近づくことになる。
Date : Tuesday 4th July 2006 11:08
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HYDE ハイド

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HYDE ハイド
原題 Jekyll + Hyde
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 97分
監督 ニック・スティルウェル
出演 ブライアン・フィッシャー/ブリー・ターナー


お勧め度 ★1つ

のっけからネタバレ満載で書いてますのでご了承くださいね。読みたくない方はここから先は読まないように。

ネタバレ→一言で言うと、麻薬中毒のなれの果て。最近のサスペンスって、予告とかは楽しそうで、いかにもゾクゾクするようなサスペンスかと思いきや、期待を裏切られることが多く、なんかサスペンス系の映画見るの止めようかと思っちゃったよ。

これって何もひねりがない、だから何なの?単なる薬中じゃんって思うのは私だけ?だいたい医学生のくせに、結果は薬中になるのがわからないアホの話なので、見ていてイライラしたよ。普段は小心者でちょっとパッとしない自分を、別人格に変えたいと不法ドラッグに手を出したのが最後、人格が変わるというか、完全な麻薬中毒でいかれてしまっただけじゃん。

ジキルとハイドの話がベースでどーのっていかにも楽しそうに見えたのに、なんだよこれーと、金返せと思ったくらい私はつまらなかった。これなら二重人格ネタの方がましだったと思うのだよなぁ。

だいたい彼は何がしたかったのかさっぱりわかんない、自分を愛してくれる彼女だっていて、友達だっている。なのに別人格になりたいという強い動機が見えないので、単なる転落した薬中としか思えないのが、この映画の最大の失敗だと思う。

さらに最後はそんな自分をもはやコントロールできず、自ら自殺。おいおいかんべんしてくれよ。
)

ということで、予告とかDVDのパッケージを見て見たい人はどうぞ。

【Story】
医学生のジェイは、研究テーマから、自らの人格を変えるためのドラッグ開発をしていた。しかし度重なる服用により彼は次第に自分をコントロールできなくなっていく。気が付くと目の前に横たわる死体がある。
Date : Tuesday 30th May 2006 11:34
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Jの悲劇

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Jの悲劇
原題 Enduring Love
2005年 イギリス公開
上映時間 101分
監督 ロジャー・ミッチェル
出演 ダニエル・クレイグ/サマンサ・モートン

お勧め度 ★2つ半

これは主人公に感情移入して、イライラする映画だ。というのも一言で言えばストーカーの話だよ。ストーカーって、勝手な思い込みで自分の都合のいいように解釈し、相手の気持ちなんて関係なしで、自分の思いを押し付けてくるじゃない。まさにそれ。そんな人にいくら言っても、聞く耳もってもらえないし、神経逆なでされるばかりなり。

そういう意味でこの映画は大成功なんだろうな。だってジョーの気持ちが痛いほどわかるから。狂ったストーカーのジェッドが、家の前にじっと立っていたり、何を勘違いしているのかいくらもうこないでくれと言っても、ジェッドは耳に入らず付きまとう。イライラするよねぇ、何でこいつは来ないでくれという意味が理解できないのか?気味悪いし言ってもわかってもらえないし、さらに最悪なのはそんなことでだんだんと追い詰められる自分のことを、恋人までが自分がおかしくなっていると思ってしまっているということ。

私もこの映画見ていたら、ジョーの気分になってしまったので、ジェッドがウザったくて、なんだか気分が悪くなったよ。なのでこの映画は見るときの精神状態においては、メンタル面に支障をきたしそうだよ。気持ちよく楽しい映画ではないので、誰彼お勧めはできない。私はこういった映画好きではないな。

それとこれはエンドロールは最後まで見ようね。怖いよー最後の最後まで。人間って怖い。

【Story】
恋人クレアとピクニックを楽しんでいたジョー。そこへ気球が落下してくる。ジョーや近くにいた4人の男たちが気球を抑えようとロープにしがみつく。そのとき突風が吹き、気球が再び浮上してしまう。ジョーらはすぐ手を放し難を逃れるが、ただひとりロープにつかまったまま空高く運ばれた男が、墜落死してしまう。自分が手を離さなければ、もしかしたら墜落死しなかったのではと罪の意識にさいなまれるのだが、それと同時に現場で出会ったジェッドという男が、なぜか執拗につきまとうようになるのだった。
Date : Thursday 25th May 2006 13:22
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シャッフル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

シャッフル
原題 Lethal Eviction
2005年 アメリカ公開
上映時間 90分
監督 マイケル・フェイファー
出演 ジャド・ネルソン/ジェニファー・カーペンター

お勧め度 ★2つ半

この手の映画って、なんだかわくわくするような雰囲気があるんだよね、古びたアパートで次々と起こる殺人事件って。でも二時間サスペンスといった程度で終わるのは数多くあり、これもその一本。

勘のいい人やこの手の話を見慣れている人は、オチはすぐにわかると思う。こういう話ってもう飽きるくらい作られているから、目新しさは全くない。無難なサスペンス。それに次々に起こる殺人事件といっても、大して怖くないところが失敗だよ。

以後完全ネタバレ→(結局そのアパートの住人が犯人なわけだよ、だってさ同じアパートでの殺人なんて、一人ならまだしも次々もなんだもん。とはいっても最初のばーさんとかは心臓の発作で死んだってみんな住人は思っているわけだけど、見ているわれわれからすれば殺人なわけじゃない?だとすると犯人は住人の誰かって事になる。とするといったい誰なの?あいつしかいないじゃんって最初から思ったよ。そうしたら今はやりなのか、二重人格だったっていうネタ。もう飽き飽きしているんだけど。ちっとも怖くない。というか二重人格にすれば何でもありかよと、ちょっと怒りモード。でもさ殺人の理由が気に入らないというような短絡的なことで、別人格のすることだから、気にくわないやつは殺せってか?)

無難といえば無難なサスペンスなので、暇つぶしにはいいのかもしれない。それにそんなに怖くないので、サスペンスが苦手な人にはいいと思う。

【Story】
古びたアパートに風変わりな間借人たちが暮らしていた。双子の姉妹、ゲイのヘクター、口うるさいクラザス夫人などなど。ある時クラザス夫人が心臓マヒで変死し、そのあとからアパートの住人が次々に変死する
Date : Wednesday 17th May 2006 21:46
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8mm2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

8mm 2
原題 8MM
2005年 アメリカ製作・ビデオメディア
上映時間 106分
監督 J.S.カードネ
出演 ジョナサン・シェック/ロリ・ヒューリング

お勧め度 ★2つ半

ニコラス・ケイジの8mmと勘違いしていたよ。これはパート2だった。いつまでたってもニコラス・ケイジが出てこないし、あれ?って思っていたら違う話だったよ。(笑)

婚約者と旅行に行き、その土地で美しい美女と知り合いになる。3人は意気投合して、その晩3人でセックスする。隠しカメラが取り付けられているとも知らずという出だしなんだな。

それでそのカメラに撮られたテープをネタにゆすられてしまうのだ。というのも男はこれから政界デビューしようともくろんでいる野心家なわけで、そんなスキャンダル命とりというものだ。日本の政治家も女で辞任した人も数多くいるよね、まあアメリカもそうだという事だよ。

それでなんとかテープを取り戻そうとするんだけど、ゆすっていただろうと思われる相手が殺されたり、テープを仕掛けた犯人がやはり殺されてしまったり。というサスペンスチックな展開というか、2時間ドラマの枠を超えないストーリーである。

そんなこんなでラストは意外な事実が飛び出して終わり。ネタバレ→(つまり一連の出来事は、すべて男が仕組んだことという。知らぬは女だけ。まあ女の家は金持ちで、お金をぶん捕ることに成功したわけだよ。それで自分はまんまと被害者ヅラして女と結婚する。ところがラストにそれがバレルという所でおしまい。女はショックだよねぇー、泣きそうだったし。)まあありがちな事という事なので、火曜サスペンスのアメリカ版を見たい人にはいいと思われる1本。悪くはないんだけど、ありきたりな展開だから、衝撃のサスペンスを見慣れているものにとっては、たいしたことないのであった。

でもさ揺すられた写真というかテープだって、別に悪いことしているわけではないんだよね。ただ人様の前にそんなものが出たら、恥ずかしいというものではあるけれど、犯罪ではないわけなんだよな。まあ偉くなればなるほど、スキャンダルは怖いということか。

でもさこの映画気の毒なのはお嬢様のティッシュだよなぁと同情してしまう。だって彼女は男のために、揺すりの相手を探したり、努力を重ねるんだもんな。

【STORY】
ティッシュは婚約者と訪れたホテルで、謎の美女と出会う。その晩三人で一夜の快楽をむさぼる。しかしその様子を隠しカメラに捕らえられてしまっていたのだった。二人はフィルムを取り返すため翻弄されることになる。
Date : Monday 1st May 2006 20:46
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ルームメイト2

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ルームメイト 2
原題 Single White Female 2: The Psycho
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 91分
監督 キース・サンプルズ
出演 クリステン・ミラー/アリソン・ラング

お勧め度 ★2つ半

前作の『ルームメイト』が結構じわじわした恐さだったんだよね。当時はストーカーという言葉があったのかなかったのか?って時代で、ルームメイトがだんだんと狂ったストーカーに変貌していく様が、いやぁ背筋が寒くなったんだよ。

それの続編というか、とうとうパート2かと思って、早速レンタルしてみたんだ。ところが前作の続編ではなく、前作と同じような話を、俳優を変えて、そして設定が変わってという感じの映画だった。

最初からルームメイトが恐いというのがわかっているので、あまり恐怖心はわかなかった。前作のほうがよっぽど心理的には恐かった。なのでサスペンス的にはいまいちかな。

ルームメイトが最初は普通の人だと思っていたのに、だんだんと自分の髪型や服装も真似て、自分ソックリ真似していくなんてところは、前作の方が丁寧にそしてじわじわと表現していたので、うわー気持ち悪いって思ったものだけど、今回の方はあらっ?髪染めたのね、あらっ?勝手に服借りたのねって感じで、展開が早くて恐怖心をあおるまでいかないんだよね。

人に異常に執着を持ってしまって、自分はこんなに友達だと思っているのに、何であなたは同じだけ思ってくれないの?てな思いはストーカー特有の身勝手な愛ではあるけれど、そのあたりもさらりと流しているので、あっという間にラストになってしまったよ。

という事で前作の方がよい。この手の話に免疫のない人には、ほどよい恐さでいいのかもしれないが、そうでないならいま一歩というところだろうか。

【STORY】
広告代理店に勤めるホリーは、同僚でありルームメイトのジャンが、自分の恋人と浮気をするところをみてしまう、そのため家を出て行き、新聞広告でみつけた新しいルームメイトであるテスと暮らすことになる。
Date : Monday 24th April 2006 20:06
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