エリザベスタウン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

エリザベスタウン
原題 ELIZABETHTOWN
2005年 アメリカ公開
上映時間 125分
監督 キャメロン・クロウ
出演 オーランド・ブルーム/キルスティン・ダンスト

お勧め度 ★3つ

まったりモードの映画で。悪くはないが、結局何がいいたかったのかテーマ性の薄い作品だった。というのもラブストーリーなのか、ロードムービーに自分探しの部分を取り混ぜた話なのか、たぶんどれも当たっているのだろうけど、それだから散漫になってしまっているように気がしないでもない。欲張って結局何だったの?っていうパターン。

悪くはないと思うのだけど、TSUTAYAで見たときは、感動の作品みたいなことが書かれていて、そりゃあ借りなくてはといきまいた。だけどふたを開けてみたら別にそんなに感動もしなかったところに、期待を裏切る要素があったに違いない。

ドリューは仕事で会社に大損を与えてしまってクビ。自殺しようと思っている矢先、妹から電話があり父が亡くなったと。それでひとまず自殺は父のことが終了したら実行に移そうと、長男として父の葬儀をやらなくてはならないし、そのため父の故郷のケンタッキーに行くことになる。そしてその行きの飛行機の中でクレアと出会うのだが、ここまでの間に突っ込みたいシーンは山ほどある。

だがそれをつっこんでいると、この映画は最後まで見れなくなるので、疑問に思うことは横において次行ってみようである。だけどさ客が一人しかいない飛行機だからって、スッチーが客の横でべらべらおしゃべりってどうかと思うんだけど。それに父親が死んだのに、いくら父の故郷の人たちと疎遠だからと言って、妹も母もケンタッキーに行かないってよくわかんないんだけど。だって父葬式には結局行くわけで、だったら最初からいけばいいのにとか。←結局つっこんでいる。

まあそんな父の故郷の人たちとの交流と、飛行機で出会ったクレアとの恋愛が同時進行で進んでいく。で君は自殺すんじゃねぇーのか???というつっこみもやめようね。

ヒロイン役のキルスティン・ダンストって、『モナリザ・スマイル』で初めて見たんだけど、そのときはぶさいくだと思ったし、『スパイダーマン』でもそう思った。でもこの映画の彼女は、ぶさいくなりにかわいくなって、垢抜けた印象になった。やけにチャーミングになったじゃんって。

【Story】
デザイナーのドリューは、自分のデザインしたシューズが、10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。そんな彼に追い討ちをかけるように、父親が亡くなったという報せが届く。父の葬儀のためにケンタッキー州のエリザベスタウンへと向かう。その飛行機の中で、陽気なフライト・アテンダント、クレアと出会うのだが。
Date : Saturday 13th May 2006 08:15
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メリンダとメリンダ

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メリンダとメリンダ
原題 MELINDA and MELINDA
2004年 アメリカ公開
上映時間 100分
監督 ウディ・アレン
出演 ラダ・ミチェル/クロエ・セヴィニー/ウィル・フェレル

お勧め度 ★3つ

レストランに集まった劇作家が、メリンダという女性を主人公にしたストーリーを語りだす。一人は喜劇バージョン、もう一人は悲劇バージョン。『スライディング・ドア』みたいな感じなのかと思ったら微妙に違う。

よくポジティブシンキングで、よいことを思っていれば運命もそうなり、悲劇的なことばかり思っているとそうなるっていうのがあるじゃない?それに近い感じ。確かに人生って喜劇にもなれば悲劇にもなるんだけど、自分が落ち込んでいたりする時って、そんないい事を思っていても、ろくでもないことばかり起こるって思ったりするよね。

でもこの映画を見ていると、悲劇バージョンなんて、あんなに暗い顔して思いつめていたら運も逃げるよななんて思ったりもする。だってずーっと悲劇を背負ってそれに酔いしれているような感じがみうけられるんだよね。最初は周囲も気の毒に思って、いろいろ手を差し伸べるけれど、あれじゃあそのうち嫌になると思う。逆に喜劇バージョンは、悲劇と同じように不幸なことが起こって、確かに落ち込んだりもするだろうけれど、根本は前向きに明るく、悲劇を笑い飛ばすような生き方なんだ。だからかメリンダの周りにはそのうちラッキーなことが起こるし、よい運を自分の手でつかんでいく。

現実はいつも前向きに進んでいけないかもしれないし、後ろ向きになってしまうことも多いかと思うんだけど、それでもいつか前を向いて進んでいかないといけない。そうしないと結局悲劇のメリンダは、自分でさらなる悲劇を生み出していくようになっていくんだ。

というような展開の話なんだけど、どっちのメリンダかわけわからなくなるということはない。どちらのメリンダもラダ・ミッチェルが一人で演じているけれど、他の登場人物は同じ設定でも、演じているのは違う俳優だから。

ストーリーはかなり面白いし、こういうテーマって常に人間社会においてついてまわることなので、アイディアはとてもいいと思うんだよね。だけどなんとなくどっちも中途半端な印象があって、結局人生は短いというメッセージが弱くなっている気がしないでもない。

悪い話ではないし、メッセージ性のある映画なんだけど、消化不良になりがちかなぁ。でも小粒ながらうまいとは思う。見て大失敗ということはないと思うので、そこそこ楽しめるかな。

【Story】
メリンダは医者である夫と別れ、ニューヨークにやってきた。メリンダががアパートのドアを開けるところから、ふたつの話が展開してゆく。ひとりのメリンダは、夫が浮気をして自暴自棄になり自分も浮気をしてしまう。そのため夫から離婚を言い渡され子供の親権も奪われてしまい、自殺未遂を図ったという。もう一方のメリンダは、睡眠薬を飲みすぎてしまい、同じアパートのホビー夫妻の部屋へ転がりこむ。やはり医者である夫と離婚したばかりだ。
Date : Wednesday 10th May 2006 21:57
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ホワイト・プリンセス

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ホワイト・プリンセス
原題 first daughter
2004年 アメリカ公開
上映時間 104分
監督 フォレスト・ウィテカー
出演 ケイティ・ホームズ/マイケル・キートン/マーク・ブルーカス

お勧め度 ★3つ半

ケイティ・ホームズってすごいたれ目だね。←話には関係ないけど。大統領の娘に生まれたために、大学生活もSPに囲まれた生活をしないといけないお嬢様という設定なんだ。自由がなく息苦しい毎日なわけだけど、そんな中寮長のジェームスといい雰囲気になるんだ。彼はサマンサのことを特別扱いしないし、友人として接してくれるから。

アメリカの大統領の家族は、日本でいうところの皇室を守るSPのようなもんなんだね。どこに行くにも強面のボディガードがついてきて、友達同士はちゃめちゃに遊べば、次の日には新聞に載ってしまうという窮屈さ。うーんそんな生活いやだよね。でもしかたないのか、なんたって大統領の娘だから。

ケイティが水着姿になったり、ストリッパーまがいのハメはずして踊ったり、スタイルいいのね。まあ今やトム・クルーズ婦人のケイティだから、今後はどんな作品に出るようになるのか?

最初はなんだかつまんない話と思っていたんだけど、30分くらい過ぎたら結構楽しくなってきたよ。なんかさいいとこのお嬢さまとの恋なんて、夢があるじゃない。無難な映画かな。可もなく不可もないといったらいいかな。そこそこ楽しめると思う。ジェームスのタキシード姿、結構かっこいいんだもん、惚れ惚れよ。←いい男に弱い私。

でもさびっくりしたのは→ネタバレ(ジェームスもシークレットサービスのSPだったということ。なんと任務で彼女のそばにいたのか??でもそこは仕事という感情を超えてという部分があったところに、このラブストーリーの王道はあるわけさ。)まっ、健全な映画なので安心していいかと。

【STORY】
サマンサはアメリカ大統領の娘。大学生になったサマンサは普通の女の子としてすごしたいという希望があった。だが彼女の周りには常にシークレットサービスの人間が取り巻いていた。
Date : Friday 5th May 2006 09:51
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スウィート・ノベンバー

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スウィート・ノベンバー 特別版
原題 SWEET NOVEMBER
2001年 アメリカ公開
上映時間 100分
監督 パット・オコナー
出演 キアヌ・リーヴス/シャーリーズ・セロン

お勧め度 ★3つ

雰囲気のある映画だったけれど、私はラストが異様に納得いかないので、胸が痛い。かといってご都合主義的に、ありがちにハッピーエンドに終わったら納得いったのか?と問われると、それまた答えに困るというのだろか。

ネルソンは仕事に生きる男。恋愛だって、仕事優先だから恋人にも逃げられてしまう。そんなネルソンの前にサラという女性が現れる。サラは11月のひと月だけ、仕事も忘れて自分と一緒に暮らすというとっぴな提案をネルソンにする。

つーかそんなこと言われて、仕事人間じゃなくても、ハイそーですかわかりました、そうしましょうという男はいないと思うんだけど。それも今までどこの誰とも知らない女に言われてもって思わない?

ネルソンは仕事しか顧みない自分というものをみつめなおすことにはなるんだけど、だからといってこの設定は、いくらなんでもと思うのは私だけだろうか?

それでもシャーリーズは美しいし、キアヌもいい男なので、ラブストーリーとしての甘さは十分に堪能できると言えばできる。ワキを固めるゲイの隣人とか、そういう部分はとてもいいと思うのだけど、ラストがねぇ。

だってとっても寂しい気持ちになってしまう終わり方は好きじゃないんだもん。ネタバレ→(サラは不治の病で、もう命の期限が少ない、だから11月のひと月だけの恋人にネルソンを選んだ。いつものように恋愛の美味しいところだけつまんで、別れるつもりだったのに、本気で愛してしまった。でも美しい思い出のままの自分でありたいと願うサラは、ネルソンのプロポーズを受けることはせずに去る。またネルソンも最後はサラの思いを受け入れ、そして二人はもう二度と会うことはない。)という話なのだが、見終わって、ネルソン、君はそれでいいのか?と思ってしまった。私なら11月だけの女になりたくなんかない。

甘々のハッピーエンドで、幸せ気分になるラブストーリーを求めている人には不向き。二人のファンだったら、それなりに楽しめるかもしれない。

【STORY】
広告代理店に勤めるネルソンは、ある日サラという女性と出会い、“私の11月にならない?”と突然持ちかけられる。
Date : Wednesday 12th April 2006 21:46
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ファストフード・ファストウーマン

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ファストフード・ファストウーマン
原題 Fast Food, Fast Women
2000年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 アモス・コレック
出演 アンナ・トムソン/ジェイミー・ハリス

お勧め度 ★3つ半

悪い話ではないとは思う。だけど主人公のベラの不倫相手が腹のぶよぶよのジジィというのが異様に気持ち悪かった。ジジィでもいいが裸で抱き合うシーンは見せないでくれ、気持ちわるすぎる。

ベラの働くレストランに来る客や、ベラを取り巻く周囲の人々の話が平行して進む。ニューヨークの片隅で繰り広げられる人間模様の映画といったらいいのだろうか。

シニアの恋愛とかも絡んでいて、70歳近い年齢になったときの恋、現実の問題などもあり、なんかリアルだったよ。つまりその年での体の関係というのかな。男は満足させられるのか勇気がでない、女は裸になるのが恐い、そして行き着いた先は…。

ヒロインのベラは、決して幸せな毎日というわけではないんだよね、毎日仕事をしているレストランで、「辞めてやる」って言ってるし。結婚はしたいけれど、恋人とは不倫であり、相手は離婚して結婚する気はさらさらない。そんなベラに、ふとした偶然からびっくりするような幸運が舞い込むまでを描いている。スパイスの効いた大人のラブストーリー。大人の恋愛模様と、生きていくことのたいへんさや孤独感をリアルに表現している映画なのだ。みんな年いったもので、人生ちやほやされた時期はとうに過ぎている。そんな人たちが、そんな生活の中で、ささやかな恋と幸せを手にしようとする話。

見終わったあとに、なんかゆるゆるな気分になる群像劇だった。

【STORY】
ニューヨークのダイナーでウェイトレスとして働いているベラは、もうすぐ35歳になる。10年以上も不倫を続ける毎日で、そんなある日、母親の紹介でブルノという男性と会うことになる。
Date : Monday 10th April 2006 13:44
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マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

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マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
原題 MY BIG FAT GREEK WEDDING 
2002年 アメリカ公開
上映時間 96分
監督 ジョエル・ズウィック
出演 ニア・ヴァルダロス/ジョン・コーベット

お勧め度 ★4つ半

この映画は低予算で、最初は公開している劇場も少なかったみたい。それが口コミでどんどんと広がって、とうとうロングラン大ヒットになったらしいよ。これは見ているとだんだんと楽しくなる映画だった。

ギリシャ人ってみんなあんな風な民族なのかな?そのあたりがわかんないんだけど、とにかく家族親戚第一主義というのか。何かあれば家族はもちろんだけど、どやどやと親戚中が登場して、なんやかんや言い出すのだろうか?さらにギリシャ人はギリシャ人同士と結婚しなくてはならないらしい。
まあ今でこそ国際結婚もある時代だけど、日本人だって、やっぱり自分の子供は日本人と結婚して欲しいと思う親は多いわけで、これは特別のギリシャ人だからというのはないとは思うのだ。だけどアメリカにいるギリシャ人としては、他民族国家の国であるから、何が何でもギリシャ人とこだわると、なかなか結婚相手はできないかも。

とは言うものの姉や弟などは、ちゃんとギリシャ人と結婚しているみたいだ。トゥーラはそんな自分の家族が疎ましいと思うときがあるんだよね。30を過ぎて結婚しない娘に、ギリシャ人と結婚しろとうるさく言われる、何かあれば家族親類一同、あーだこーだうるさいし。私なら爆発しそうだよ。昔の日本もこんな感じの大家族で、口出ししていたよなー。

そんなときに出会ったイアン。もちろんアメリカ人でギリシャ系ではない、トゥーラの父親はこの親不孝者と絶叫よ。でもイアンはとても優しいんだよ、トゥーラと結婚できるならとギリシャ教会の信者にまでなると言ってくれたりして。

なんだかんだといいつつ、イアンの両親ですら、最初は面食らっていたギリシャの家族の多さとにぎやかさにすっかり染まっていく様はおかしい。

トゥーラはものすごくいけてない外見なんだ。とても痩せているとは言えない、ふくよかな体だし、着る者もださすぎる。その上若くもないといった女。結婚はあきらめているというか、それより大学に行って勉強したいとか、仕事を頑張りたいとかという思いがあるんだよね、そうしているうちにイアンと出会い、自分を磨いて変わっていくという、そんなストーリーも交えている。

なんかトゥーラの家族のドタバタや、ギリシャという国民性とかの笑えるストーリー。パパもなんだかんだ言っても、一番は娘の幸せを願っている親であるというのがよくわかるし、最後はちょっとうるっときたりもして、なかなかハートフルなコメディだった。

【STORY】
ギリシャ系のトゥーラは、地味な容姿で恋人もおらず、冴えない毎日を過ごしている30歳だ。ギリシャ人はギリシャの男性と結婚して子を産み、一生家族の面倒を見る、これがギリシャ人の一生だそうだ。ある日のこと、父のレストランで働いていた彼女は、店にやって来たイアンという男性に一目惚れする。そこでトゥーラは一念発起する。
Date : Saturday 8th April 2006 07:23
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ワンダーランド駅で

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ワンダーランド駅で
原題 Next Stop, Wonderland
1998年 アメリカ公開
上映時間 97分
監督 ブラッド・アンダーソン
出演 ホープ・デイヴィス/アラン・ゲルファント

お勧め度 ★4つ

『魔法の杖』とかいう本知ってる?パッと開いたページに書いてある言葉がメッセージであるという本なんだけど、この映画の冒頭に本屋でのエピソードがあり、本を落とした主人公が、そのまま本棚に戻そうとすると、店主が言うんだ、「閉じちゃ駄目だ、何も読まずに本を閉じるな、どんな言葉ひとつでも読めば心にひびく、読んでごらん」って。

それ以来主人公は、ことあるごとにパッと本を開いて、そこに書かれている言葉から、そのときの意味を見出そうとするんだ。私もそんなことやったりするから、なんか妙に身近に感じてしまった。

この映画は二人の男女が、ニアミスを繰り返し、そして出会うまでを描いたものなんだ。つまり恋の始まりまでを書いた話。人間って普段通りすぎる人とほとんどかかわりを持ったりはしないけれど、もしかしたらすれ違いの中に、自分の未来にとても大切な人が含まれているかもしれないと期待させるもの。

だけど主人公の二人が地味なので、明るいラブストーリーという感じにはならなかったなぁ。でもそれがこの映画のいい所なのかもと思った。エリンは美人なのに一人なんだ。彼氏にも振られる。でも孤独を感じるのは、一人の時ではなく、大勢の人がいるときに感じるという部分はとても共感持てた。そうなんだよね、たくさんの人がいるときにこそ、自分の存在の孤独さを感じる。

二人はとても不器用なのかもしれないと思う。そんな二人だからこそ、本当は一番ぴったりなんだろうけれど、運命ってなかなか自分の身の丈にあった人に出会えないんだよね。ちょっと違うと思ってはみても、この人が一番自分にあっているのではないかと勘違いしたり。

アメリカの映画というより、なんとなくイギリスの映画の雰囲気がかもし出された、静かな話だったよ。大人の映画といったらいいのかな。一人でいる人に見てもらいたい一本かな。

【STORY】
ボストンの地下鉄の終着駅はワンダーランド駅。この路線を看護婦のエリンと配管工のアランも利用していた。二人は様々な場所ですれ違うのだが、お互いの存在には気がつかない。
Date : Thursday 23rd March 2006 12:47
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終わりで始まりの4日間

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終わりで始まりの4日間
原題 GARDEN STATE
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 103分
監督 ザック・ブラフ
出演 ナタリー・ポートマン/ザック・ブラフ

お勧め度 ★2つ

悪くはないのだけど、退屈だったんだなぁ。単調で起伏があまりないような話なので、何が言いたいのかよくわかんなかった。
4日間の間にアンドリューが、自分は何者でそして一番自分らしくあるための場所をみつける、そんな話。

感情を表現することが出来ない主人公というのにあまり感情移入できなかったんだよね。それがサムという天真爛漫な女の子と知り合い、自分の心を開いていく。

ラブストーリーでもあるわけだけど、恋愛映画というより自分を取り戻す話がベースに、それに恋愛話が加わるといったらいいだろうか。特別なものすごい衝撃的な出来事があるわけでもなく、日常の細々とした出来事を軸に、過去との決別から、新しい未来への旅立ちみたいな形なんだよね。

この映画は好き嫌いが分かれそう。結構いい評判みたいなんだけどね、私には合わなかったなぁというもの。なので好きな人はすごくおもしろいのかもしれない。テンポがゆるーいし不思議な映画なんだよね。まあ結構ユーモアのある会話が出てきたりするので、くすくす笑えたりもするし、そんなにぼろくそというものではないのは確か。ナタリー・ポートマンはとってもぴったりの役どころだしね。ちなみにこの映画の主人公は、監督でもあり。そう監督自ら主演。って北野武みたいだよね。

【STORY】
精神安定剤を常用している売れない役者アンドリューは、母の死をきっかけに9年ぶりに故郷のニュージャージーへと帰郷する。父とは折り合いが悪く、旧友たちとも距離を感じてしまう。そんなある日ひょんなことからサムという少女に出会う。サムと一緒に過ごすうちに、次第にアンドリューは、忘れかけていた感情を取り戻していく。
Date : Wednesday 1st March 2006 20:25
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ウィンブルドン

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ウィンブルドン
原題 WIMBLEDON
200年 イギリス・フランス公開
上映時間 99分
監督 リチャード・ロンクレイン
出演 キルスティン・ダンスト/ポール・ベタニー

お勧め度 ★3つ半

なんかとても単純な恋愛映画なんだけど、見ているうちにほろっときちゃったり、スポーツものだから、試合のシーンに熱くなったり、意外にのめりこめたことに対してびっくりしちゃった。

だって絶対にお決まりの話で、ふつーの映画だよなって思っていたんだもの。そうなんだけど、意外にいいじゃんって展開なのよ。

ピーターはテニスの選手としては年齢的にも限界、そろそろ引退かってなって、なのにその試合でどんどこ勝ち進むというサクセスストーリーの部分もあり。ちょっと出来すぎなのは、まあラブコメだと許せちゃったりもする。
かたやリジーは、いつも注目を浴びていることから、ちょっとのことで敗北しちゃったり、そんなふたりがウインブルドンの試合中に出会い、恋をするわけだけど、いろんなことが盛りだくさんなんだ。二人のラブストーリーを軸に、家族の愛もあるし、スポ根ものでもある。なのでいろんな味があって、たくさん楽しい映画というのだろうか。

ベタな恋愛物が好きという人には、楽しめる1本だと思う。期待しないで見ると、結構楽しいじゃんって思えるかもよ。

【STORY】
ウィンブルドン選手権。かつては世界ランキング11位だったが、今では119位であるピーターは、この大会を最後に引退しようと思っていた。そんな時、新人のアメリカ人テニス選手リジーと出会い、恋に落ちる。その恋が彼にエネルギーを与え、ピーターはどんどんと勝ち進む。
Date : Tuesday 14th February 2006 09:21
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理想の恋人.com

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理想の恋人.com
原題 MUST LOVE DOGS
2005年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ゲイリー・デビッド・ゴールドバーグ
出演 ダイアン・レイン/ジョン・キューザック

お勧め度 ★3つ半

久々にダイアン・レインを見た気がするが、あいかわらず綺麗だよな。それなりの年に見えるけれど、美しさは健在。

離婚したサラに、家族はいろんな男を紹介しようとする。大家族でわいわいしていて、みんなそれぞれに心配してくれて。でも肝心のサラは、まだ離婚の傷が癒えず、全くその気がない。

そこで姉が、インターネットの出会い系サイトに、妹であるサラを登録して、そこでメールが来た相手と会うように勧めるんだ。が最初はろくでもないのばかりが現れる。すごく失礼なやつとか、泣き出すやつとか。そんなものなのか、やっぱり。

ダイアン演じるサラは、離婚という痛手で、まして夫が15才も若い女と出来ちゃった結婚するために離婚という、そうとう女としてはぺしゃんこになるような別れ方だったせいか、ものすごく臆病になっている。だけど心の中では、自分に合う人がまだいるのではという期待も捨てきれない。そんな不安定な気持ちをよく表現しているなと思う。

サラのプロフィールは、かなりのはったりをかましたもので、写真は大学の卒業当時のもの。スリムな体なのに、グラマーでなんて書いてある。アメリカの出会い系サイトというのは、はったりかますのが当たり前なのか?日本の場合はどうなんだろう。やっぱりある程度嘘を書くもんなのか?

サラの相手の希望という所に、犬好きでということを書き込んだために、弟の犬をつれて待ち合わせ場所にいくと、やっぱり妻と離婚したばかりで、落ち込んでいるジェイクと出会うんだ。お互いにつれた犬がえらくかわいくて、関係ないところで、あの犬飼いたいとか思ってしまったよ。

ジェイクはプロフィールと実際のサラのギャップにびっくりしたと同時に、感じのいいサラに好感を持ち、また連絡しあうことを約束する。ジョン・キューザックって、なんか情けなくて弱々しい雰囲気なんだけど、離婚後のがっくりきた男というイメージぴったりなんだ。

ところどころくすっと笑える所もあるし、なんといっても二人でいい雰囲気になったときに、コンドームがないと、二人でドラッグストアーを走り回る。そしてやっと購入したら、一気に気持ちがトーンダウン。それでじゃあまたねと家に帰るなんて、なんか笑っちゃったよ。

若い人たちの恋愛ではなく、いろんな経験を積んで、臆病になったりしながら、それでも新しい出会いを求めていく、控えめでありつつも自らの力で手に入れる、そんな大人の映画ではある。ストーリーは先が読めるけれど、見ていてなんかほほえましく思ってしまう、そんな話だった。
ただ地味めであるのは否めない。華やかなラブストーリーというか、ドラマチックな展開というのはほとんどないので、そういうのは求めないほうがよいかと思う。

かっこ悪さとか弱さを認めつつ、新しい恋に向かっていく、そんな映画だよ。

【STORY】
幼稚園の教師であるサラは、8ヵ月前に離婚したばかり。家族はそんなサラを心配し、勝手にサラになりすまし、出会い系サイトに彼女のプロフィールを登録する。“犬好きの男性求む”と書き込み、いくつかのメールからデートをすることになるが、まともな相手が現われずサラは散々な目にあう。そんなとき、ジェイクという好感の持てそうな男性とめぐり逢う。
Date : Wednesday 1st February 2006 15:56
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