DO YOU LIKE HITCHCOOK? ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

DO YOU LIKE HITCHCOOK? ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?原題 TI PIACE HITCHCOCK?
2005年 劇場未公開
イタリア・スペイン制作
上映時間 94分
監督 ダリオ・アルジェント
出演 エリオ・ジェルマーノ/キアラ・コンティ

お勧め度 ★1つ半

ダリオ・アルジェントと言えば『サスペリア』私この映画大好きだったから、ダリオの作品と聞いて、そりゃあもう期待満々で借りてみた。ところががってんであった。何なんだこれは?ダリオ〜、どーしたんじゃー。

つまんない。←それだけ?

冒頭にジュリオが子供時代の話が出てくるのだけど、近所の屋敷?を覗き見していると、怪しい魔術みたいなことをしている女たちを目撃、その女たちは覗かれているとわかると、ものすごい形相でジュリオを追いかけるんだけど、あの女たち、その後どんなかかわり方をするのかと期待していたら、とうとう最後まで出てこなかった。

えっ?いったいあのシーンは何?単にジュリオには子供のころから覗きの趣味があると言いたいだけのシーンなのか?驚きである。そんなジュリオ、大人になっても双眼鏡で隣のアパートを覗いている。いつも覗いていた部屋で殺人事件が起きる。といってもジュリオは目撃したわけではない。だって寝てたから。←そりゃないぜ。

それでジュリオは、ヒッチコックの映画の『見知らぬ乗客』のように、これは交換殺人だと推理する。それで独自に調べようとするのだが、単なるストーカー&覗きの域から脱していない。

別にヒッチコックの映画を知らなくても、なーんの問題もない。というか、ジュリオってちょっとおかしいよね。人の部屋に忍び込んだり覗いたり、これってりっぱな犯罪だぜ。彼女が愛想つかすのよくわかる。

これってサスペンスとしても、2時間ドラマよりつまらないかもって思った。ダリオの作品と期待してみた分、ダメージが激しかった。

【Story】
覗きが趣味の大学生ジュリオは、向かいのアパートに住むサーシャを見ていた。ある日のことサーシャの母親殺される事件が発生する。
Date : Monday 5th March 2007 00:47
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

NeXT

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

NeXT原題 Interferencia
2005年 劇場未公開
アルゼンチン制作
上映時間 90分
監督 セルジオ・エスケナジ
出演 アンドレアス・バグ/ヴァージニア・ラスティグ

お勧め度 ★1つ半

たいして面白くはなかった。オチが読めちゃうし。まさかそういうオチじゃあないよなって心配しながら見ていたら、やっぱりそうだったかという展開。

アルゼンチンという国は言ったこともないし、どんな感じなのか知らないけど、この映画暗い。そりゃあオカルト・ホラーというジャンルだから、カラッと明るいというわけにはいかないだろうが、出ている役者さんも暗い。

妻に逃げられたマーティン。ある日電話が混戦?したのかどうなのか、女と男の会話が聞こえてくる。それによるとどうも女は売春婦。その電話を聞いていると、女の叫び声が聞こえてくる。そして次の日、ニュースでは売春婦が殺されたという事件をやっていた。マーティンは殺人犯は自分のアパートにいると恐怖を感じる。

この映画随分前に見たから、もう忘れている部分が多いのだけど、何で自分のアパートって思ったんだろうか?だって混戦していたとしても、どこの誰かはわかんないわけだよなぁ、その会話の中でアパートの名前とか言ったっけ?

一度見てもすぐに忘れる。それにしてもそんなに恐怖なら警察に言って、それなりの調査を依頼すればいいのに、一人でひたすら恐怖におののき、友人に話してはみても相手にされず。そりゃそうだよな。それにこの友人ら、女も男もいまいちの風貌。さらにこのストーリーとはほとんど関係ないんじゃないかと思われる告白まで。

ネタバレ→(この友人ゲイらしく、マーティンが好きだったと告白、それとこの話とたいして関係ないだろうが、というかゲイであろうがなかろうが、全く関係ないだろ!というつっこみが入る、結局この話妄想なのよ、マーティンの。というかそんな電話はマーティンの頭の中の話。ようは妻に逃げられ、精神を病んじゃったんじゃないかなぁ。ありがちもありがちよ。)

暇つぶしに見るには…。うーん、興味ある人はどうぞ見てちょうだい。ちなみにタイトルのeが小文字なのは何故なんだろうなぁ。どんな意味があるのか?知ってる人います?

【Story】
妻に逃げられ、アパートにひきこもっているマーティンは、ある日電話の混戦により売春婦の叫び声を傍受する。翌日それは殺人事件に発展した。
Date : Tuesday 27th February 2007 08:38
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ファイナル・デッドコースター

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

ファイナル・デッドコースター 通常版原題 FINAL DESTINATION 3
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 93分
映倫 R-15
監督 ジェームズ・ウォン
出演 メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ライアン・メリマン

お勧め度 ★3つ半

これって、第3弾の映画だったんだね。そうとは知らずこれを第1に見た私。結構楽しめた。そのあとでこのシリーズの第1弾と第2弾を見た。つまり『ファイナル・デスティネーション』と『デッドコースター』なんだけど、この2本をあとから見ても、やっぱりこのシリーズ面白い。

これは、『13日の金曜日』みたいに、ずーっとシリーズ化しそうな映画。だっていくらでも作れそうだもん。単純なホラー映画なので、私こういうの大好き。

ウェンディは友達とジェットコースターに乗ると、予知夢みたいなものを見る。このジェットコースターが故障してみんな転落して死んでしまうというもの。それでこのジェットコースターは事故を起こすと叫んでみても、みんなそんなこと信じない。多分私でも信じない。だけどウェンディを含む何人かはジェットコースターを降り、そして予言通りの大惨事事故がおきてしまう。

とここで、私はこのウェンディが次々に予言をしていくのかと勘違いした。ところがこの映画、いくら助かったとしても、死ぬ運命のものはやはり死ぬということだった。運良く事故を回避できた数人だったけど、そこで運がよかったねーで終わらないのがこの映画。

なんと事故を回避できたものは、順番に別の死に方により死んでしまうのだ。そこでウェンディらはどうしたら死を回避できるのか、予兆なども含めて四苦八苦。

それになんとか死を回避できそうになっても、油断は禁物といった状態で、そうきたかっていう死に方をしたりする。そう考えると、人間だから一度は絶対に死ぬわけで、死ぬ運命は遅かれ早かれなわけだけど、せっかく運良く助かったとしても、たいした期間生きられず、それも悲惨な事故死というのはあんまりだよねぇ。

そういわれると、予知能力があっても、いつかは死ぬのが人間様たる所以。

ネタバレ→(いろんな死に方があるけれど、今回のバージョンは日焼けマシーンで丸焦げに焼けどしてしまうシーンが印象に残った。さぞかし熱いよね。他の死に方は結構一瞬で即死だけど、あれはかわいそうだよ。暑さに苦しみながら丸こげって。)

【Story】
友達らと一緒にジェットコースターに乗るウェンディ。その瞬間、このジェットコースターの壮絶な事故の予知夢を見てしまう。パニックに陥ったウェンディと友達らは係員によって降ろされてしまう。ところがその直後、ジェットコースターは本当に事故を起こしてしまう。
Date : Monday 26th February 2007 07:49
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

サイレントヒル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

サイレントヒル原題 SILENT HILL
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 126分
映倫 PG-12
監督 クリストフ・ガンズ
出演 ラダ・ミッチェル/ショーン・ビーン

お勧め度 ★3つ

何でもこの映画は人気のゲームを映画化したものらしい。『バイオハザード』みたいなものなんだね。でも私はこのサイレントヒルのゲームをしたことがないので、そこのあたりは比べてどうのという感想はわからない。他の方の感想を読んでみると、やはりゲームを知っている人は、さらに楽しめるらしい。そのあたり残念だなぁ。

ローズの娘シャロンがおかしなことを口にするので調べてみると、娘の言う"サイレントヒル"という街が存在することをつきとめて、娘とそのゴーストタウンに行ってみることにした。そうしたら娘がその街で忽然といなくなり、ローズは娘を探すべく、サイレントヒルの街をあちこち歩きまわる。

そこでゲーム的な展開というか、妨害が入ったりしてなかなか娘のところにはたどりつけない。果たしてローズは娘に会えるのか否か。というのが簡単な内容。

映像美はすごいなぁと思う。最初は雪の降る街がサイレントヒルなのかと思ったら、あれは雪ではなく灰とのこと。それでも無彩色の色合いの中に、ハラハラと舞う灰の雪の美しいことといったら。色も音もほとんどなく、本当にこんな死んだような街が存在していたら恐怖。

ストーリーは簡単なようなんだけど、それでも見ている最中はわかりにくい部分もあって、いまいち話にのめりこめなかった。このあたりがゲームのよさを生かした話を映画化する難しさなのだろうか。それにローズがいろんなヒントをもとに、娘のローズの居場所を推理していくのだけど、そこがまたわかりにくい。私が頭悪いだけなのだろうか?

この映画って、たぶん娘を探すローズの恐怖があると思うんだよね。なんだかわからない建物に入ったら、何が出てくるかわからない。殺されるかも知れない。それと戦ってさらにその先に娘がいるかわかない。仮に娘がいたとして、この恐るべしサイレントヒルという街から抜け出せるのか否か?

だけどそれが後半、なんでこの町はこんなになってしまったのかというのがわかったあたりから拍子抜けしてくる。えっ?そんな理由だったの?って矛先がそっちに向いちゃう。

だからラストは不満。
ネタバレ→(仲間である女警官が火あぶりにされてしまったり、いい人で正義感強いキャラなのに、なんか可愛そう。ローズもやっといろんな戦いに打ち勝ち、夫のいる現実の世界に子供と戻れるかと思いきや、結局閉ざされたサイレントヒルの世界から、暖かい現実の世界には戻れない。

なんとも寂しい気持ちになってしまって、ラストくらいはハッピーエンドでもいいのにと思ったのは私だけだろうか。容赦ないし救いのないエンディングは、ある意味こういう映画では存在するけれど、あまりに寂しさが残り、私は好きでなかったなぁ。でもあの終わり方だから、パート2とかも作る予定があるのかな?そのあたりわかんないけど。
)

ホラーやオカルトというジャンルとしてみたら、火あぶりのシーンとかはかなり残酷だなぁとは思う。そういう意味でPG-12なんだろうけど。でも明快なオカルト映画とかにありがちの、首がポーンと飛んだり、やたら斧振り回したりというような、単純なグロさとはまた違うんだよね。陰湿でそして静かなグロさといったらいいのかな。このあたりは個人の好みが大きく分かれると思う。

たぶんゲーム経験者は満足できる一本で、ゲームを知らない人は、説明不足に対して不完全燃焼といった感じになりそうよ。私としては、怖いとか思うよりやるせない映画だった。

【Story】
ローズとクリストファーの夫婦には、9歳になる娘シャロンがいる。シャロンは時々サイレントヒルとつぶやく。ローズはやがてサイレントヒルという街が実在することを突き止める。ローズはシャロンとともにサイレントヒルに向かうが、そこで事故にあってしまう。気がつくとシャロンが忽然と消えていた。
Date : Saturday 24th February 2007 10:49
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

オーメン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

オーメン 製作30周年記念 コレクターズ・エディション原題 THE OMEN
1976年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 111分
監督 リチャード・ドナー
出演 グレゴリー・ペック/リー・レミック

お勧め度 ★5つ

私は『オーメン』が好きなんだよね。やっと元祖オーメンの感想にたどりついた。この映画はいったい何回観たことだろう。はじめて観たのは、確かテレビでやっていたやつだったように思う。今から30年も前の映画なのに、なぜか今見ても面白いと思う。

当時はきっとかなり衝撃的だったと思う。首にロープ巻いて、家の屋根から飛び降りるシーンとか、首がポーンと飛ぶシーン、さらに串刺しになるシーン、そりゃあ衝撃的だよ。今ではそんなシーンはあたり前のごとく出てくるだろうけど。こういう視覚的にもショックなんだけど、なんといってもじわじわくる心理的な恐怖もよく描かれている。

外交官ソーンと妻の間にできた子は死産だった。彼は同じ日時に産まれた別の赤ん坊を引き取って育てることになる。この子供がダミアン。ダミアンは自分が悪魔であるとは自覚してはいない。ただ自分の周りでは、奇怪な死が続出する。

まさかダミアンが悪魔だなんて思っていないソーン(グレゴリー・ペック)に、大きなお世話であるが、ダミアンは悪魔の子じゃーとささやく神父、最初は「んなバカな」と思っていたソーンも、もしかして…と疑い始め。ソーンは悩んじゃうのよねぇ。そりゃそうだ、だってかわいい我が子が悪魔だなんて。

私だったらどうだろう、自分の子、いくら養子とはいえ、悪魔の子だから倒せ、殺せと言われても無理だよなぁ。

ラストシーンのダミアンは、あれアドリブなんだってね。なんたってあのシーンがオーメンの怖さを引き立てているといってもいいくらい、名演技よ。といっても本人はしようと思ってしたわけではなく、ハプニングみたいなもんなんだろうけどね。

ネタバレ→(自分を殺そうとした父を、逆に悪魔の力で殺したダミアン。父の葬儀の席で、後ろを振り返り、にやりと笑うダミアン…。このシーンは有名よね。あの笑い。なんでも監督が笑ったりしたら駄目だよって言っておいたらしいのだけど、ダミアンは監督の顔を見たら、こらえきれず笑っちまったらしい。でもあのシーンは正解だよ。あれで一気にダミアンの悪魔としての存在感を、観ているものに焼き付けることになったもの)

リメイクバージョンのところでも書いたけれど、音楽がまたいい。サスペリアの時も思ったけど、映画って音楽によって何倍もよくなったりするしねぇ。ちょっとサントラ欲しくなったんだけど、一人で部屋で聞いていたら、ちょっと危ない人みたいなのでやめといた。

【Story】
外交官のソーン夫妻は死産したため、同じ日に生まれた子どもを引き取り、自分の子供して育てることにしたる子供の名はダミアン。すくすくと成長したダミアンだったが、次第に彼の周りでは、奇怪な事件が起こるようになる。
Date : Monday 5th February 2007 14:46
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)

オーメン666

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

オーメン666原題 THE OMEN
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 108分
監督 ジョン・ムーア
出演 リーヴ・シュレイバー/シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック

お勧め度 ★3つ

前作にわりと忠実に作ってある。だけど現代に設定が変わっているので、ダミアンがテレビゲームとかして遊んでいる。前作の暗く重い雰囲気がなくなり、実にカラッとした明るいオーメン。ダミアンも怖いというより、無愛想な子という印象。仏頂面だから悪魔っぽくない。多少殺され方のバリエーションがあるにはあるけれどね。首がポーンと飛ぶあのシーンも健在だけど、首がちょん切られる方法がちょっと違かったりする。

前作を全く見たことがない人なら、それなりに楽しめるかもしれない。私はやっぱり前作の方のファンかな。それにオーメンといったら、ジェリー・ゴールドスミスのあの名曲「Ave Satani(アヴェ・サタニ)」がテーマ中のテーマ。だけどその曲が流れない。エンドクレジットでちょっと流れる程度なんだよね。どうせ忠実に作るなら、あの音楽ははずせないでしょうと思うのだけど。

1000年に一度しか訪れない6が3つ並ぶ日、06年06月06日に世界同時公開が実現したのは、ある意味話題にはなったよねぇ。

【Story】
6月6日午前6時、イタリアの病院でアメリカ外交官ロバート・ソーンの妻キャサリンが産んだ子どもは、直後に死亡してしまった。同じ時刻にこの病院でもう一人の男の子が生まれ、その子をロバートはわが子として引き取ることにした。男の子はダミアンと名づけられる。しかし数年後、ダミアンの周囲では不可解な死が次々と起こるようになる。
Date : Monday 29th January 2007 09:49
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ブギーマン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

ブギーマン原題 BOOGEYMAN
2005年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 90分
監督 スティーヴン・ケイ
出演 バリー・ワトソン/エミリー・デシャネル

お勧め度 ★2つ

ハロウィンシリーズのブギーマンとは違うみたいだ。この映画最後までみても、解釈に困る話である。ホラーの割には怖くはない。というか突然の音響の響きでドキッとするのはあるけれど、それだけなんだな。

幼い頃にクローゼットの中にいるブギーマンに父をさらわれるという過去を持つティムは、それがトラウマになっていてクローゼットが異様に怖い。大人になってもそれは一緒で、ティムはクローゼットがない部屋に住んでいる。扉のついているものはみんなはずして、ベッドはマットレスをじかに敷いて、決して空間を作らない徹底ぶり。

ブギーマンって、アメリカとかでは子供とかをさらう化け物の代名詞みたいな感じなんだって。一応ティムの場合は、クローゼットの奥にさらわれたというのは、ティムの妄想ということになってしまっていて、父は家族を置いて失踪ということになっている。

それが母が死んで、葬儀のためにあの怖いブギーマンのいる実家に帰らなくてはならず、そこでティムはブギーマンと戦うことを決意する。

ネタバレ→(その謎のブギーマンが何なのかよくわかんないんだよね。ティムの恐怖心をブギーマンという架空のものに置き換えているのか、はたまた本当にそんな化け物がクローゼットの中にいるのか?

後半になるとそのブギーマンが化け物の姿で登場するんだけど、あれを実在のものとすると、いっきにしらけてしまう。『13日の金曜日』のジェイソンや『エルム街の悪夢』のフレディのように、殺人鬼のキャラクターがカリスマにならないのよ、あまりにしょぼくて。

ただ見終わったあとにDVDの特典のメイキングを見たんだけど、どうもあれを見るとブギーマンは化け物として姿をあらわしているけれど、あれはティムの恐怖心が生み出した産物であり、ティムはその恐怖心と打ち勝たなくてはならない、いつまでも怖いと言っているだけではいけないというものみたいだ。だからブギーマンは実在するというより、ティム自身の心が生み出しているものというのかな。

それにしてもドラえもんのどこでもドアのように、モーテルの部屋にいるのに、扉を開けると自宅の階段にでたり、テレポーションのように時空を飛び越えるシーンが多い。さらにフラニーという少女が登場するのだけど、あの少女の事件とティムんちにいるとされるブギーマンとの関係は?よく考えるとフラニーもブギーマンの犠牲者なの?
)

なんだかとてもわかりにくく、ホラーであまり頭を使いたくないので、もう少しわかりやすくしてほしかったなぁ。

【Story】
ティムは幼い頃に父親がクローゼットから現われたブギーマンに連れ去られ、それ以来行方不明になってしまったというトラウマがある。それから15年経ち、母の死により久々に帰郷するティム。そして彼は、トラウマの原因となった実家に足を踏み入れるのだった。
Date : Friday 3rd November 2006 07:48
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

666: The Child

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

666: The Child原題 666: The Child
2006年 オリジナルビデオ公開
アメリカ制作
上映時間 80分
監督 ジェイク・ジャクソン
出演 フー・フー・スチュワート/アダム・ヴィンセント

お勧め度 ★2つ

オーメンもどきの映画。666という数字が体のどこかにあるというところもまんま。どっちかというとオーメン4の話ともかぶる。孤児になってしまったドナルドを養子に迎えるというところは、オーメン4と一緒。つまりこの話一連のオーメンシリーズをごちゃまぜにしたような話といったらいいのか。主人公こそドナルドとかっていうかわいい名前だけど。

でもオーメンと違うのは、ダミアンの怖さが全くないということ。ドナルド役の子供は、たんなるかわいい男の子なんだもん。かわいさの中に潜む悪魔の形相という怖さもない。たんなる少年。こうなるとオーメン2の14歳になったダミアンの方がよっぽど悪魔の子らしいよ。

いやいやこれはオーメンの話ではないのだけど、あまりにパクリな話なので、どうしても比べてみたくなってしまう。オーメンという映画を全く知らない人なら、それなりに楽しめるかもしれないけれど、たいていの人は不満が残るのでは?

ただかなりの血吹雪と、残忍な死に方ではある。アメリカという国は、養子制度も日本よりかは開放的だから、養子に迎えた子供が悪魔のような子だったら…というようなこともおこりうるよねぇ。それにしてもドナルドのシッターは、なんなんでしょうか、もうちっとなんとかならなかったのだろうか。ちっとも怖くないよ。

【Story】
飛行機墜落事故でたった一人生き残ったドナルドは、スコットとエリカ夫妻が養子として引き取ることになった。しかしドナルドが来てから、周囲では不可解な死が続く。
Date : Saturday 28th October 2006 21:51
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

悪魔の棲む家

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

悪魔の棲む家2005〈特別編〉原題 THE AMITYVILLE HORROR
2005年 公開
アメリカ制作
上映時間 90分
映倫 PG-12
監督 アンドリュー・ダグラス
出演 ライアン・レイノルズ/メリッサ・ジョージ

お勧め度 ★3つ

この作品は1997年に公開された『悪魔の棲む家』のリメイク作品。前作の方が怖かった印象があるんだけど。前作は家そのものが怖くて、それに何者か見えないところに恐怖があったのだけど、これは幽霊というかその正体がちゃんと見えるので、怖さ半減の気がする。それにオリジナルはもっとジメジメとした湿気の多い印象があったが、今作はそれがあまりない。

長男が一家を惨殺するという事件があって、その殺人現場の家が売り出されて、その家に住み始めた一家に怪現象が起こるというもの。この惨殺事件というのは実話らしいよ。

まぁ、今まで普通だった人が、どんどんとおかしくなっていく様というのは、見ていて怖いものがあるよね。ただあんなに怖いことが起こる家ならば、早く引っ越せばいいのにとも思うが、やはり一度高額な値段で買った家だから、おいそれと手放せないというものなのだろうか。わたしならいくら値が落ちても、あんな家には住んでいられない。もしも売れないのなら、人様に貸して←これもひどい?(笑)、自分はアパートに引っ越すだろうな。というかやっぱり殺人があったと知っている家は買いたくないよね。知らないで入ったのならまだしも、知っていても安いからと買ったわけだし。

そんなわけで、オリジナルを知らなければ、これはこれで正統派ホラーという感じで楽しめるかもしれないが、そうでないなら物足りないかもね。

それにしても神父さま、腰抜けすぎるよねぇ。やっぱ神父様は戦わないと。(笑)

【Story】
1974年、長男ロナルドは両親と4人の兄弟たちをライフルで次々と射殺する事件が起こる。それから1年後、ラッツ夫妻は安値で売りに出されたこの大邸宅を購入し引っ越してきた。しかしその直後から家の中で次々と不気味な現象に遭遇していくのだった。
Date : Tuesday 24th October 2006 08:41
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (1)

エミリー・ローズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション原題 THE EXORCISM OF EMILY ROSE
2006年 アメリカ公開
上映時間 120分
監督 スコット・デリクソン
出演 ローラ・リニー/トム・ウィルキンソン/ジェニファー・カーペンター

お勧め度 ★4つ半

オカルト映画というカテゴリーだけど、どっちかというと法廷サスペンスみたいな感じ。つまりエミリーが死んだのは、病気なのに神父が悪魔に取り付かれたなどと言い、適切な治療を妨げたか、もしくは本当に悪魔に取り付かれていたのか?という裁判もの。神父に過失があるのかないのか?そこが論点である。

日本ではまず起こりえないよなぁと思った。霊の存在は法の前では立証はできないだろうし。でも似たような裁判はあるよね、この治療をすれば助かるとか言って、本来の医療行為を止めさせたりして、結局そのために死んでしまったとか。霊感商法的なものというのだろうか。

でもこのエミリー・ローズって実在の人物で、これって実話っていうのが驚いた。本当にこんな裁判があったんだね。これってエクソシスト的な雰囲気があるじゃない?だからホラーが苦手と思っている人は、予告編だけで観ないと思うんだけど、もったいないよなぁと思った。だってこれってすごくよくできた、法廷劇だから。

それにしても、ジェニファー・カーペンターがすごい。悪魔に取り付かれた様子なんて、まじホントにとりつかれたかと思うほどの迫力よ。午前3時というのは、悪魔が活動する時間っていうのをはじめて知った。日本で言うところの丑三つ時っていうことか。その時間になると不思議な現象が起きるんだけど、この映画観てから、夜中に目が覚めて3時とかだととっても怖いかも。

裁判の結果は映画を観てもらうとして、なかなか面白かった作品。

【Story】
神父ムーアが悪魔にとりつかれたというエミリー・ローズに、悪魔祓いを施した末、死に至らしめたとして過失致死罪で起訴された。彼の弁護には、野心的な女性弁護士エリンがあたることに。
Date : Sunday 3rd September 2006 11:40
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)
INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS