フォーン・ブース
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

原題 PHONE BOOTH
2002年 アメリカ公開
上映時間 81分
監督 ジョエル・シューマカー
出演 コリン・ファレル/キーファー・サザーランド
お勧め度

これは結構楽しめた。電話ボックスの中での事件なので、動かないんだけど、どこから狙われているかわからないからドキドキするし。ただ犯人の狙いが希薄のような気がするけれど。
コリン・ファレルの一人芝居もお見事だった。たまたま公衆電話が鳴り電話を取ると、電話を切ったら殺すと言われる。最初は冗談だと思って開き直っているのに、実際に電話を早く切れと文句を言ってきた人間が、打たれてしまうわけで、警察はこの発砲はスチュ(コリン・ファレル)だと思って、電話を置いて出てこいというが、スチュは出てこれない。
つまり自分がどこの誰ともわからない犯人に狙われているのに、警察は自分が犯罪者と誤解して包囲している。スチュはどんどん追い詰められていくんだよね。妻まで説得に登場しちゃって、犯人は妻のことも知っていて、妻をも狙っているような事を言うから、ますますどうにもできない。彼の焦りとかが実によく現れていた。
でもよくわからないのが、犯人がなんでまたスチュを標的にしたかという事。目的はスチュみたいな傲慢な男への天罰みたいな意味合いではあるのだけど、なんでそこまでするのか?別にスチュにひどい目に合わされたやつというわけでもない。変な正義感で自分は世直しでもしているつもりなのだろうか?まあいかれた犯人なんだろうけど。
電話ボックスだけでもハラハラした映画ができるもんなんだね。あまり期待していたわけではなく、なんとなく借りたのだけど、結構あたりだったな。時間も適度だったし、これは借りて損はないと思うけどな。
【STORY】
エージェントをしているスチュは、マンハッタンの1台の電話ボックスに寄り、クライアントの女優パメラに電話をかける。受話器を置くとすぐさまベルがなり、思わず電話に出てみると、電話の主は「電話を切ったら殺す」と脅迫してきたのだった。