カンナさん大成功です!

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

カンナさん大成功です! 特別版(2枚組)原題 200 POUNDS BEAUTY
2006年劇場公開
韓国制作
上映時間 116分
監督 キム・ヨンファ
出演 キム・アジュン/チュ・ジンモ

お勧め度 ★4つ

このブログもひさしぶりになってしまいました。海外ドラマばかり見ているせいというのもあります。その海外ドラマの感想もたまりにたまってもう書けないかもしれないです。(笑)

久しぶりに見た韓国映画。私は韓国映画だとべたべなラブストーリーとかよりホラーが好きだったりします。でもこれはコメディなので、なんか楽しい気分になれるかと思って見てみました。

原作が日本の漫画と聞いて驚いたなんてもんじゃないです。同タイトルの漫画で、鈴木由美子さんという漫画家さんが描いたらしいです。

ストーリー的にはシンデレラ物語と言っちゃえばそれでおしまいになってしまうけれど、そんなもんです。デブで不細工なカンナは声だけは綺麗で歌も上手い。それで人気歌手であるアミのゴーストシンガーの仕事をしていると。アミはルックスはいいが歌が超下手で、まさに天はニ物を与えずの二人。そんなカンナがイケメンのプロデューサーに恋をするという話。そこでカンナさん全身の美容整形をして大変身。そのイケメンのプロデューサーに接近。というお決まりのパータンといえばそれです。

何でもカンナさん役をオーディションする際は、絶対に整形していない美人さんというのを徹底したとかないとか。確かにカンナさん役の人は素朴な美人さんでした。韓国って不細工なままでいると、整形もできない位の貧乏なんだと言われるとかないとか?

話がそれましたが、映画そのものは予定調和だけど笑いのツボとか盛り上げ方、そして脇役の配置など隙のない作りになっている気がしました。揺れる女心の微妙さを丁寧に描いていて、笑いありラストは涙ありで盛りだくさんなのにきっちりまとめ上げたのには上手いなぁと思います。そこそこ笑えるしほろっともするので、これは見て損したとは思わないと思います。正当派な作りの映画と言ったらいいでしょうか。

ストーリー的には意外性などはありませんが、安心して見れる一本かなと思います。まぁ人間外見より心がと言いますが、顔の造作を変えるのはなかなか難しいにしても、カンナさんの100キロ違いデブ体形は自分の努力でも直せますからねぇ。←自分にいい聞かせてます。ええ、太りました私。(誰も私の体形の事は聞いてないですね)

来年は以前のように、もう少し映画の感想を描けるようにしよう。←来年の目標です。

【Story】
デブで不細工だけど歌の上手なカンナは、人気歌手のゴーストシンガーである。裏でスターのアミの変わりに歌う毎日だ。カンナは片思いのプロデューサーであるサンジュンに認められるために、一大決心をして全身の美容整形をうける。それから1年後、ジェニーという新人歌手が現われる。
Date : Tuesday 2nd December 2008 10:15
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

サッド・ムービー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

サッド・ムービー原題 SAD MOVIE
2005年 劇場公開
韓国制作
上映時間109分
監督 クォン・ジョングァン
出演 チョン・ウソン/チャ・テヒョン

お勧め度 ★3つ半

チョン・ウソンの映画とあっちゃあ見ないわけにはいきません。ついで泣かせの映画であることはタイトルからわかりますし、こりゃあ一丁泣かせてもらいましょうということで見てみました。

全体的に号泣というところまではいきませんでしたが、ポイント的に号泣でした。この映画は4つのお話から成り立っていて、それぞれに別れが用意されています。3つは恋愛の話ですが、1つは親子の話。私は親子の話では泣いてしまいました。やっぱり子供は駄目ですよ。けなげに映り、涙腺刺激されてしまいました。でも残りの恋愛の方はそんなでもなかったのですね。

これ一応微妙にそれぞれのエピソードが絡んでくる場面もあるのですが、それほど入り乱れることもないので、感動が縮小されてしまった気がしないでもないです。

チョン・ウソンは全部に出ているわけではなく、消防士と恋人の話に出ています。消防士みたいな仕事は、危険ととなり合わせですし、いつ自分が火事により死亡するかわからないわけです。恋人としては心配でしかたないでしょうね。そんな二人の話です。

私が号泣したのは、→(>「パパ泣かないで、ママにわかっちゃうよ」って言ってパパをたしなめて、自分は雨の降る外に出て泣くシーンでした。もちろんママにわからないように泣くためです。ええ、子供ながらなんて大人なんでしょうと思いました。
)

悪くはないですし、涙腺刺激する部分もありますが、全編に渡っての号泣映画ではありませんので、感動の嵐を想像すると裏切られるでしょうね。それでも親子の話はせつないです。

【Story】
消防士のジヌは恋人のスジョンに、ついにプロポーズを決意した日、ジヌは再び火災現場へと向かう。
定職を持たないハソクは、恋人スッキョンに愛想を尽かされてしまう。彼女に考え直してもらいたいハソクは、"別れさせ屋"の仕事を始める。
遊園地で着ぐるみのバイトをする耳の不自由なスウンは、似顔絵描きをする青年サンギュに恋をする。
キャリアウーマンの母は病気で入院してしまう。息子のフィチャンはずっと一緒にいられると喜んでいたが。
Date : Tuesday 10th July 2007 13:18
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

輪廻 リ・インカーネーション

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

輪廻 リ・インカーネーション原題 CIRCLE
2004年 劇場未公開
韓国制作
上映時間 110分
監督 パク・スンベ
出演 カン・スヨン/チョン・ウンイン

お勧め度 ★2つ

韓国ホラーは嫌いではない。どちらかというと好きな方なんだけど、これはあまり好みでなかったなぁ。

未練を残して死んだカップルが、この世で生まれ変わった時には、もう少し幸せなめぐり合いだったらいいのにと思ったけれど、これはホラーだから幸せなお膳立てはないのだった。というか、ホラーとしても微妙で、では悲恋の話としてみると、妙にグロイので、なんか中途半端なんだよね。

だって生まれ変わった男は、なんと女性を殺して体に絵を描いて、性器を切り取るという異常者に生まれ変わるのだ。なんでこんなことをするのかというと、これは前世の因縁というか、生まれ変わりだからこんな行動をするのだとか、裁判で真面目に争うのがよくわからない。

現代ではそのサイコなミョングの裁判の過程と、前世ではどんな二人であったのかというのが平行して描かれる。だけど前世の二人が惹かれあいながらも、運命に翻弄されてしまうというものだけど、なんとなく感情移入はしにくい。だって時代背景もあるとは思うが、男を誘う魔性の女とクソ真面目な画家の恋じゃあねぇ。

それに死んだときの姿がなんとも、なんでそんなことして死ぬのだ。失楽園もどきって、韓国でもあるんだねぇ。私には心中するなら、普通に死にたいよ。ああやって死ぬ人の気持ちが理解できないので、ますますひいてしまった。

またサイコ男を演じたチョン・ウンインがあまり好きでないのも、この映画に嵌れなかった理由かもしれない。

【Story】
女性連続猟奇殺人犯ミョングに対して、女性検事ヒョンジュは死刑を求刑するが、その後の精神鑑定で彼の過去が明らかになっていく。
Date : Sunday 4th March 2007 12:07
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

デイジー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

デイジー原題 DAISY
2006年 劇場公開
韓国制作
上映時間 125分
監督 アンドリュー・ラウ
出演 チョン・ジヒョン/チョン・ウソン

お勧め度 ★3つ半

『インファナルアフェア』がかなり大好きで、その監督さんが作った映画ということで、ものすごく期待した。それに男前のチョン・ウソンまで出ているとなると、見なきゃいかんでしょうということで。それに予告編では号泣映画っぽい雰囲気もかもし出していたし。

で感想はというと、悪くはないが、ちょっと期待が大き過ぎたためにちょっと不完全燃焼気味。ただ同じシーンを、3人それぞれのの視点でくるくるとドラマが展開していくのは、なかなか見ごたえがあった。

画家志望の女と刑事と殺し屋の3人の恋模様といったらいいのかな。この3人だったら、話の想像はつくよ。殺し屋のパクウィは画家志望の女であるヘヨンをじっと見ている。なんて書くとストーカーみたいだけど、なんたって自分は殺し屋だから、人を愛するなんてことは禁忌。ヘヨンに好きになってもらう資格などない。ましてや自分が愛する資格もないと、陰ながら刑事のジョンウとヘヨンの恋を見守るのだが、ある日暗殺の依頼がくる。その相手はジョンウだった。果たして自分の愛する女が好きな男を殺すことが出来るのか否か?いいなぁ、二人の男から愛されて。(なんじゃそりゃ)

この映画3人それぞれが主役っぽくなっているけれど、やっぱりこれは殺し屋パクウィがメインなのかなぁと思う。彼のせつない思いというか、しのぶ愛というのか。そして殺し屋としての世界。『インファナルアフェア』が香港ノワールの世界だから、これもやっぱり恋愛を絡めてはいるけれど、韓国ノワールの男の世界の映画なんだろうね。

オランダが舞台で、韓国映画には見えないのと、映像は美しい。何でタイトルがデイジーなのかは映画を観ればわかる。オランダといえば花の国。この映画でも花がとても効果的に使われている。

この映画デイジーアナザバージョンがあって、一部の限られた劇場でのみ公開されたらしいよ。つまり同じ話を殺し屋のパクウィの視点で作られた話だそうだ。機会があったら見てみたい。だってパクウィの視点といったら、チョン・ウソンだらけじゃん。

【Story】
画家の卵であるヘヨンは、デイジーの花をそっと送り届けてくれる、名前も知らない人に思いを寄せていた。ある日のこと、広場で似顔絵を描くヘヨンの前に、客として現れた男ジョンウ。ヘヨンはデイジーの送り主は彼だと思い込む。
Date : Tuesday 30th January 2007 10:44
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

B型の彼氏

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

B型の彼氏 スタンダード・エディション原題 MY BOYFRIEND IS TYPE-B
2005年 公開
韓国制作
上映時間 98分
監督 チェ・ソグォン
出演 イ・ドンゴン/ハン・ジヘ

お勧め度 ★3つ

ハミ役のハン・ジヘの横顔がWinkウィンクの相田祥子さんに見えるのは私だけ?さらにヨンビン役のイ・ドンゴンの横顔が、ヨン様に見えるのも私だけ?と横顔っていうところがみそだけど。

ハミは夢見る夢子さんで、運命的な出会いに憧れるかわいい女の子なんだけど、顔がキュートで、さらにちょっと抜けている部分があって、ああいう女の子って男の人からみたらかわいくてしかたないんだろうなぁと思うようなかわいさ。

そんなハミがヨンビンという男と出会う。のっけから、おいおいお前それはないだろうって言うような性格なんだよね、ヨンビンって。それを典型的な血液型がB型というものに象徴しているんだけど、あれはB型の特徴というよりかは、単なる身勝手というものではないか。

だってさハミと食事に行った先がすし屋。ハミは刺身が苦手なので食べられないと言う。そこでヨンビンは、刺身の部分だけ自分は食べて、ハミにシャリだけを食べさせる。オイオイそれはあんまりだろうと思うよ。さらに映画を見に行けば、自分がつまらないからといって、突然映画の途中でハミの手を引っ張って出て行ったり。ハミは面白かったのにぃって不満顔。そりゃあそうだよね、一言つまらないから出ない?とかなんとか聞いてくれればまだしも、有無を言わさずだもん。それも悪びれた風はなく、しゃあしゃあとやるんだよ。B型の人は皆あんな風なの?そんなことはないよね?

まあ血液型の中では、B型はマイペースでやや自己中というイメージがあったりするけれど、A型のハミは、型破りなB型のヨンビンにひかれていくんだよね。振り回されているにもかかわらず、花束を持ってきたり、ちょっとした振る舞いに、今までのひどい出来事が帳消しになってしまうというのか。

ところが決定的に、ハミの心を踏みにじるようなことをしたヨンビン。ハミが自分のそばから去ってはじめて知るんだ、自分にはハミが必要って。失ってはじめて知る、自分にとって一番たいせつな人というわけ。だがもう遅いのか、それとも彼女の心を取り戻すことができるのか?というお話。

自分のそばにこんな男がいたら、すげー嫌だし、自分の恋人にはもってのほかだけど、ヨンビンって優しい顔のせいか、なんだか身勝手なんだけどちょっと憎めないかもっていう部分もかもし出しているんだよね。そこが決定的な嫌われ者にはならない理由かも。

B型の人は、自分はこんなじゃねぇーよって悪態つきながら見るのもよしかも。無難なB級ラブコメっていう感じだけど、私はそんなに嫌いじゃないよ。

【Story】
女子大生のハミは、間違いメールの相手と偶然に出くわし、彼こそ運命の相手と思い込む。しかしヨンビンはB型の男の子だった。A型のハミは自分とはまるで対照的なヨンビンに惹かれていく。
Date : Monday 16th October 2006 13:52
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

英語完全征服

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

英語完全征服 特別版原題 PLEASE TEACH ME ENGLISH
2003年 公開
韓国制作
上映時間 113分
監督 キム・ソンス
出演 チャン・ヒョク/イ・ナヨン

お勧め度 ★3つ半

日本人の話す英語もすごいけど、韓国人の話す韓国イングリッシュもすごい発音だと思った。公務員のヨンジュは、役所で英語を話せるものがいないからと、無理やり英会話教室に行かされることになる。そこの生徒にムンスというハンサムな男の子がいて、一目ぼれするんだ。だけどムンスは教師のキャシーに夢中。

英語の授業で、みんなそれぞれに英語のニックネームをつけるんだ。ムンスなんてエルビスとかっていう名前にして、ヨンジュはキャンディという名前にしたり。英語の授業も韓国人が英語で何か言っていても、発音が韓国なまりだから何言ってるか全然わかんない。ジャパニーズイングリッシュもあんな感じなんだろうね。

でも先生のキャシーも韓国語を少しは話せるのだけど、どうも韓国の人にしたら綺麗な韓国語ではないらしいということがわかる。まっ、外国語をしゃべるって言うのは、ネイティブでもないかぎり、へんてこな言葉になったりするもんだよね。

これはヨンジュがムンスのことが好きっていうのは、周囲の人はみんなわかっていて、ムンスだって少なからずわかっているだろうに、なかなかじれったく進展していかない。一応ヨンジュは、でっかいメガネをかけてやぼったい女の子という設定みたいなんだけど、顔は結構かわいいからねぇ。韓国コメディはアメリカンジョークとはまた違って、なんかオーバーすぎるところがあるかも。

それでも結構テンポよく進み、そこそこ楽しいコメディだった。

【Story】
公務員のヨンジュは、役所に一人は英語が話せる人材が必要との理由から、英会話学校へ通うハメになる。彼女はそこでムンスに出会い一目惚れしてしまうのだった。同じクラスになったムンスを射止めようと、英語の特訓を開始する。
Date : Saturday 14th October 2006 00:14
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

コムタン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

コムタン原題 BEEF SOUP
1996年 テレビメディア公開
韓国制作
上映時間 120分
演出 イ・ジャンス
出演 リュ・シウォン/チョン・ウソン

お勧め度 ★4つ

これは韓国のテレビ番組だったらしいよ。なので映画ではない。日本でいうところの2時間ドラマということだろうか。スンニョという女性の半生を描いたドラマかな。

多分昔の日本もこんなふうだったんだろうなっていう雰囲気なので、比較的感情移入しやすいかと。でもこれは韓国の映画。日本と韓国の関係はこの時代はとても悪い。なのでちょっぴっと日本軍のことにも触れているけれど、反日感情が表れている。

戦中戦後の韓国で、家族のお米のために13才で金持ちの家に嫁いでいったスンニョ。つまりお米を旦那の実家から貰うために、娘を嫁がせるということだ。その家では嫁はコムタンというスープをおいしく作る事が義務だった。このコムタンがのちに、これで商売を始めるために、ドラマのタイトルにもなっているみたい。

夫は愛人のところでずーっと暮らし、スンニョはそれでも嫁として何十年も姑や姑の世話をし続けるという、おもいっきり男尊女卑というか、嫁という弱い立場で生き抜いていった女なんだ。だけどとてもたくましい部分もあり、激動の時代を自力で生き抜いていく様は、実に頼もしい。それに晩年は夫の愛人2号と一緒に、コムタンの店をやったりするほどの、懐の広さもある。(戸籍上の夫は愛人3号と暮らしている←とっても自分勝手なやつなんだ)

チョン・ウソンが目当てで見たんだけど、これは彼のためのドラマではない。一部と二部にわかれているんだけど、どっちともチョン・ウソンは出ている。でも違う役どころでね。ところどころぽちっと出演する程度かな。でもそれでがっかりすることはなく、実に濃厚なドラマを見せてもらった。

【Story】
1919年の韓国で、スンニョはお金持ちのチョン氏の家に嫁として売られていく。3年後に一人息子インソンと結婚式を挙げたスンニョだが、インソンはすぐにソウルへと留学してしまう。
Date : Monday 18th September 2006 22:31
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

私の頭の中の消しゴム

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

私の頭の中の消しゴム原題 A MOMENT TO REMEMBER
2004年 韓国公開
上映時間 117分
監督 イ・ジェハン
出演 チョン・ウソン/ソン・イェジン

お勧め度 ★4つ半

私はいかにもお涙頂戴とわかっている映画って敬遠しちゃうんだよね。なんかそれだけで見る気がしなくなるというのか。それでこの映画も長いこと避けてきた。だって『君に読む物語』見たいな話でしょう、絶対に泣かせようとしているのがみえみえとかって思っていたんだ。

なんだけどなんとなく借りてみちゃったんだよね。そうしたら不覚にも嵌ってしまった。わかっちゃいるのにじーんときたよ。せつないなぁ。

でもね若年性アルツハイマーに妻がなり、だんだんと夫であるチョルスのこともわからなくなっていく様は、現実問題としたらあんなに綺麗なはずはないのだ。もっと介護の苦しさとか、絶叫したくなるような気持ちの揺らぎがあるはずなんだけど、別にザ・介護っていうドキュメンタリーをみているわけではないので、映画としてはとても綺麗に描いている。それでいいとは思うんだ。だって映画は作り事の世界だから。

私がとても苦しいという場面は、夫のことがわからなくなったスジンは、目の前にいる夫のことを昔の不倫相手のことだと思い、昔の男の名を呼び「愛している」という。ものすごく苦しくてせつないが、夫は否定もせず、あの表情は辛い。

チョン・ウソンがものすごい男前なのにはびっくりした。顔は福山みたいな綺麗で端整な顔立ちなのに、実にワイルドなのだ。こんな男がいたのかーと、ちょっと感動ものよ。演技もものすごくいい。存在感バリバリよ。チョン・ウソンのハンサム度で、ポイントさらに急上昇。(笑)

【Story】
建設会社の社長の娘スジンは、不倫をしていたが破局を迎える。その夜にチョルスと出会う。やがて再会した2人は恋に落ち、結婚することなる。いつの頃からかスジンの物忘れが激しくなり、心配になって医者に診てもらったところ、若年性アルツハイマーという診断結果を告げられるのだった。
Date : Thursday 14th September 2006 00:13
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)

猟奇的な彼女

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

猟奇的な彼女 ディレクターズ・カット特別版原題 MY SASSY GIRL
2001年 アメリカ公開
上映時間 122分
監督 クァク・ジョエン
出演 チョン・ジヒョン/チャ・テヒョン

お勧め度 ★4つ

漫画みたいな映画でしたね。強烈なキャラクターの主人公で、笑いありギャグあり、またそのギャグがオーバー。そして最後はほろりとさせて、うーんすごい展開よ。
チョン・ジヒョンって外見はものすごくかわいいよね、でもタイトルどおり実に猟奇的というか、ぶっとんだ女なんだよね。暴力的ですぐ殴るし、とんでもないことを要求するし。だけどそんな彼女に振り回されながら、優しい男をチャ・テヒョンがまたうまく演じている。お前男だろう、もう少ししっかりしろよって激飛ばしたくなるんだけどね。

そんな二人の掛け合いが、すごくマッチしていて、最初はあまりのワイルドな彼女に、こんな女いたら絶対に付き合いたくないって思うし、やりずきだよって心の中で否定しているのに、最後はとうとう根負けして笑っちゃったみたいになってしまったよ。バカ笑いしている自分に唖然。(笑)

それでこのはちゃめちゃな女の、このとんでもない行動で映画が終わるのかと思いきや、だんだんと彼女の過去とかが浮き彫りにされて、自然な流れでコメディからラブストーリーへと変貌してゆくんだよね。なんか二度おいしいみたいな感じで。

なんだか不思議な映画よ、気がつくとこの二人のいる世界にどっぷりと嵌っていた。

【Story】
大学生のキョヌは、地下鉄ホームで泥酔した彼女に出会う。車中で倒れている彼女を放っておけず、仕方なくホテルへ運び介抱する。ところがそこに警官がやってきてキョヌは留置場で一晩を過ごすハメに陥った。
Date : Saturday 9th September 2006 00:59
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

顔のない女

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

顔のない女原題 HYPNOTIZED
2004年 韓国劇場未公開
上映時間 102分
監督 キム・インシク
出演 キム・ヘス/キム・テウ

お勧め度 ★3つ半

一言で言えば、全員精神を病んでいる、そんな映画といったらいいのだろうか。なので観終わったあと、私も変になるかと思った。←オーバーだけど。

いろんな登場人物がいるんだけど、結局正気な人間はいないのか?というところに着地。だからこの映画、自分が精神的にマイナスな時には観ないほうがいいかも、ますます暗くなりそうだ。

もともとが主人公がボーダーラインという人格障害を病んでいるわけで、ボーダーと精神科の医者という設定なのだ。だけどじゃあ医者であるソグォンはまともなのかというと、彼もいかれているとしか思えない行動をとる。

ネタバレ→(だって患者であるジスにひかれてしまっているからといって、彼女を治療と証して催眠術をかける。その中でジスは昔大好きだった男と関係を持っているシーンを思い浮かべている。そうすると現実の世界では、医者であるソグォンがそれを利用して関係を持つ。これってレイプじゃん。よく医療者がその立場を利用して猥褻なことをするっていう事件、あれだよ。

催眠術からさめると、ジスはそんなことをされているとは全く知らない。催眠術の中では関係が持てても、それから覚めれば医者であり患者でしかない。肉体は得ることができても、肝心の心は得ることができない。それに耐えられなくなったソグォンは、ジスに電話をかける。ジスが電話に出ると催眠をかけて、自分の所に来るように誘導するんだ。完全に狂ってしまっている。

というか最初からこいつも狂っているということだよな。逆に人格障害であるジスの方がまだまともに見えてくるから怖い。
)

人間の中にあるジェラシーという感情や、自分のものにしたいという感情、それらを相手に求めるのだけど、結局全部跳ね返ってくるような話なんだな。ものすごい歪んだ愛情が渦巻いている。愛するが故という言葉は、犯罪と紙一重というようなぎりぎりのところまできている。というか犯罪になってしまっているけど。

結構複雑なんだけど、その割にはストーリーとしては破綻はしていないと思う。だけど救いが見出せず、息苦しいまま終わるので、後味はあまりよろしくない。でもジス役のキム・ヘスさんは、魔性の女っていう雰囲気がよく出ていて、たぶん一般的にあのお色気は、男性にしたらくらくらきてしまうのかもしれないなぁとは思った。男性の意見も聞きたいものだ。

【Story】
ソグォンは、催眠療法をする精神科医。ある日ジスという人格障害の患者が現れる。ソグォンはジスに催眠治療を施し、彼女の心の闇を探ってゆく。治療を進めるうちに、ソグォンはジスに対する気持ちを抑えられず、催眠中のジスと肉体関係を結んでしまう。だが催眠から目覚めたジスとの関係は、医者と患者のそれでしかない。
Date : Monday 4th September 2006 08:01
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)
INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS