THE 有頂天ホテル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション原題 THE 有頂天ホテル
2005年 劇場公開
日本制作
上映時間 136分
監督 三谷幸喜
出演 役所広司/松たか子

お勧め度 ★3つ半

これ公開していたときは、皆面白いって言ってた記憶があるんだ。それでやっとレンタルできたんだけど、まあそれなりに楽しいよ。136分という時間の長さも感じさせなかったし。

ただ大爆笑にはならなかったのは私だけ?いろんな登場人物が出てきても、わけわかんなくなることもなく、まとめているのは圧巻だと思うし、なんか師走のホテルのあわただしさとマッチしていて、うまいなぁとは思うんだけど、腹抱えて笑うほどでもなかった。

これって公開されたのって、いつなんだろう。年末年始のまさにその時だったら、大いに楽しんだだろうね。年末のカウントダウン間近のホテルでの出来事と、実際の師走の年明け前の緊張感とあいまって、相乗効果で楽しめる雰囲気になるんじゃないのかな。それを考えると、私は秋のこの時期に見たのがいけないのか。

あと数時間で年が明けるというホテルでの群像劇。たまたまそのホテルにいる従業員と客の出来事。話はホントそれだけなんだけどね。たくさんの話が同時進行なんだ、でも混乱することもなくとてもわかりやすく、誰にでも楽しめるようにはなっているかと。

あとはこの手の話が好きであるかどうかかな。群像劇みたいなのが苦手な人は辛いだろうけど。

【Story】
都内のホテルアバンティでは、新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまりとなっていた。ところが思いもかけないトラブルが次々と発生する。客と従業員たちを襲う数々のハプニング。はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか?
Date : Tuesday 14th November 2006 10:06
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県庁の星

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県庁の星 スタンダード・エディション原題 県庁の星
2006年 劇場公開
日本制作
上映時間 131分
監督 西谷弘
出演 織田裕二/柴咲コウ

お勧め度 ★3つ

お役所の職員で、かつエリート公務員でもある野村は、研修と称して民間のスーパーマーケットに派遣される。ところがお役所業務と民間企業の違いというかギャップがものすごくて、スーパーのパートである二宮あきとは犬猿の中になってしまう。

冒頭に出てくるマニュアルって、お役所というか大企業って、確かにそういうのあるんだよね。こういう場合の対応の仕方とか、そういうのがぶっといマニュアルになっている。でかければでかいほどそういうのあると思うよ。ましてや県庁だしね。

野村はそんなマニュアル君だから、スーパーの満天堂のいい加減さというのが許せないわけさ。賞味期限切れ寸前の材料を利用して、安い弁当を作って売るなんていうのは、言語道断であきれ果てるわけ。その反面野村は臨機応変な対応というのができず、レジに立たせても客を怒らせたり不愉快にさせてしまったり。それじゃあ客はみんな来なくなるだろうっていう応対なんだよね。理屈捏ね回すし。

エリートの男とパートの女の恋を軸に、公務員をちらりと皮肉るスパイスがあり。堅物で融通の利かない公務員の野村も、あきと知り合い人間らしい心も取り戻していくし、スーパーの方も野村の提案したプランで、建て直しを図ることができ、双方のいいところを取り入れると、よりよいものが出来上がる。でも結局長いものには巻かれろっていうお役所の体質は変えられないといった皮肉もきいている。

でも織田君って、どうしても刑事の印象があって、仏頂面しても公務員に見えないんだよねぇ。柴崎コウもなんか顔がきついから、サービス業っていうのには不向きって顔だしねぇ。でもつまらなくはない。それなりに楽しいし悪くない一本。気楽に見れるし。ただ結構長いんだよ。130分はあるので短気な人は苦しいかも。

【Story】
県庁のキャリア公務員である野村聡。野村は民間企業との人事交流研修のメンバーに選出されることに。そして田舎のスーパーマーケットである満天堂に派遣される。しかも野村の教育担当となったのは、パート職員の二宮あきだった。書類に囲まれた仕事ばかりしていた野村は、スーパーではまるで役に立たず。二宮ともことごとく衝突してしまうのだった。
Date : Wednesday 8th November 2006 21:05
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ALWAYS 三丁目の夕日

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ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版原題 ALWAYS 三丁目の夕日
2005年 公開
日本制作
上映時間 133分
監督 山崎貴
出演 吉岡秀隆/堤真一/小雪

お勧め度 ★5つ

携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。というのがキャッチフレーズなんだけど、まさにその通りの映画。というか昭和33年は、私は生まれていないけれど、自分が子供の頃は携帯はなかったよな。今よりもっとアナログな世界だったけれど、それでも楽しかったよ。今の方が生きにくい部分があったりもする。

実にノスタルジックで、人との暖かさを感じれる作品かなぁって思う。昔はすべてよかったなんて思わないし、お涙頂戴の映画という部分もあるかもしれないんだけど、私はこういう映画好き。裏の裏まで見せるような、複雑な映画も好きだけど、単純でほのぼのとした作りで、こういう作品は純粋に好き。それだけ。

夕日町3丁目のご近所さんの日常を描いているんだ。昭和の時代にタイムスリップしたようなセットは圧巻だと思う。それに面白いのは名前。小説家志望の茶川竜之介、芥川じゃないんだよ。龍之介の家に引き取られた、古行淳之介は吉行淳之介をもじっていたり。最初は実話の部分があるのかと勘違いしちゃったよ。よーくみたら、もじった名前だったっていうことに気がついた。笑いあり涙あり、久々にいい邦画を見たなぁって思った。

【Story】
昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。ある日自動車修理工場の鈴木オートに、集団就職で上京した六子がやってくる。その鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主で小説家の茶川竜之介は、身寄りのない少年である淳之介の世話をすることになるのだが。
Date : Saturday 21st October 2006 07:13
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奇妙なサーカス Strange Circus

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奇妙なサーカス Strange Circus原題 奇妙なサーカス Strange Circus
2005年 日本公開
上映時間 108分
監督 園子温
出演 宮崎ますみ/いしだ壱成

お勧め度 ★0

久々に登場の星マークゼロ。駄目だ、私はこういうの苦手。わけわかんない。グロイ映画って結構見たりするよ、オカルトとか好きだし猟奇殺人の話の映画とかも見るよ。だけどこれは駄目。狂気の沙汰だ。

それに妄想なのか現実なのかが途中でわけわかんなくなってきて、で結局真実は何だったの?って感じで、私には理解不能だった。扱っている内容もかなり過激なものなんだけど、胸くそ悪くなるようなことばかりなんだもん。

なんていうのか醜悪な雰囲気が漂いすぎて、あれを美ととるかはそれぞれの感性の違いだろうが、確かに白と赤の映像美はわかる。だが私はこの世で一番おぞましいと思うのが、ロリコンと近親相姦だと思っているので(あくまで私の感性としてはということだけど)、その時点で嫌悪感が満載だった。

悪夢を見たい人はどうぞとしか言えないな。

【Story】
実の父親に犯される小学生の美津子。ある日のこと美津子の母小百合はその様子を発見してしまう。小百合は次第に美津子を女として嫉妬し始める。
Date : Saturday 5th August 2006 00:47
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ギミー・ヘブン

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ギミー・ヘブン スタンダード版原題 ギミー・ヘブン
2006年 日本公開
上映時間 121分
監督 松浦徹
出演 江口洋介/安藤政信/宮崎あおい

お勧め度 ★1つ半

「共感覚」っていうものをはじめて知ったので、いったいなんじゃそれ?っていうのから入っていったんだけど、どうもふつうに感じることが異なった感覚で感じることができるというものみたいだ。例えば雨が降るという感覚は、普通の人は水が空から降ってきて冷たいとかって言う感覚だけど、共感覚の人はたんぽぽが舞っている感覚とかってことを感じるみたいだ。だが言葉でそういわれても、自分にはない感覚なので、想像の範囲でしかないんだけどね。

またこの感覚はめずらしいので、同じ感覚の持ち主に会うこともほとんどないらしい。共感覚の持ち主だとしても、人によって全く異なるという。そんな感覚を持ったものが主人公ということだ。

前置きが長いのだけど、その感覚というものを題材に扱ったもので、それがこの話の軸にはなっていて、そんな不思議な感覚の持ち主は、人にはわかってもらえないということから、深い孤独感をいつも抱いている。

が、だから何なんだ??ってな感じで、おもしろくないんだよねぇ。殺人事件が起こるんだけど、それがこの共感覚と関連があるっていう形で進行はするんだけど、動機が弱いというか、そんな特殊な感覚がなくったって、人間である限り、他人と共有できないことなんてたくさんあるじゃん。全く同じことを感じてなんていうことはありえない、自分のコピーでもない限りは。いやコピーだって違う部分や理解できない範囲というのは必ず存在すると思うんだよね。

なのに共感覚をわかってもらえない孤独感を言い訳にしているとしか思えないんだけど。だからちぃーっとも共感できなかった。扱った題材はおもしろそうだったのに、それとこの殺人事件の話とが全くかみ合わないままだった。

【Story】
ヤクザの下請け仕事としてインターネット上で盗撮サイトを運営する新介は、共感覚の持ち主であった。誰にもわかってもらえない孤独を抱えながら日常を送っていた。ある日同じような感覚をもつ麻里という少女に出会う。
Date : Friday 28th July 2006 21:11
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同じ月を見ている

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同じ月を見ている
原題 同じ月を見ている 
2005年 日本公開
上映時間 106分
監督 深作健太
出演 窪塚洋介/黒木メイサ

お勧め度 ★3つ

この映画は久保田利伸の曲が気に入って、ぜひ見てみようと思った作品。正直窪塚君はあまり好きではない。というのもなんだかどこまでいっても俺、窪塚っていうイメージで、その作品のカラーが生きてこない気がして。でもこの映画の窪塚君、あの事件で毒気が抜けたのか、結構いいじゃんって思った。

だけどこの話、ちゃんと作ったらとってもいい話なのに、なぜか中途半端で実にもったいない。どれもこれも無理やりつじつま合わせてくっつけた感じがして、欲求不満が残ってしまった。

でもエディソン・チャンが演じるドンちゃんがすばらしい人間性で、そのために泣けたといったらいいのだろうか。窪塚君主演というより、これはどうみてもドンちゃん主役だよなって思った。

最初は窪塚君がドンちゃん役を演じるはずだったらしいが、あのキャストで正解だと思った。ドンちゃんはエディソン・チャン、そして窪塚君は熊川という男でぴったりだとも思う。さらにこの映画のツボはなぜか山本太郎さんよ、あの人がいたから締まったのであって、これだけ俳優そろえたのに、いまいちな作品になったのは、やっぱり監督さんのせい?

ドンちゃんはとても心優しい、神様みたいな人間なんだ、放火の罪をかぶって刑務所にまで行くし、エミのことを大切に思っていても、決して自分の気持ちは押し付けない、いつも優しくそう月のように見守っている。かたや鉄矢はそんなドンちゃんにイライラするし嫉妬する。もっとずるくなれよって、自分の心のずるさや汚さを見せ付けられて、自分で自分をコントロールできなくなっている。それにしてもドンちゃんの純粋さには心打たれるのよね。涙ぼろぼろなのよ。でもこの映画の泣きどころと違うところで泣けるのは、やっぱり脚本が…。

二人がいい意味で対比として描かれているんだけど、ラストがいただけない。なんか早く話しをまとめなくてはって感じの展開で、そりゃあないだろうってことが満載になってしまった。

ネタバレ→(ドンちゃんが最後は死んでしまうんだけど、放火犯の子供のために心臓移植のドナーになってしまう。それもドンちゃん本人の意思も家族の意思も聞かぬままというか、確認もとれないのに、そんなんで移植できんのかよとつっこみたくなった。さらに窪塚演じる鉄矢は、ドンちゃんがかばってはくれたけれど、本当の意味でエミの家が火事になってしまったのは、鉄矢のつけた火のせいであるのに、なぜにエミはその事実を知ってもなお、鉄矢に寄り添っているのか?許せるのか?さらによく考えると、エミが大切な絵が家の中にあるから取りに行くなどと我侭をいわなければ、父は炎の中家の中に戻り、結局死んでしまうという結果などにはならなかったわけで、エミは火をつけたものを憎んでいるが、実際に父の焼死の原因を作った一部は自分の言動にあるということを、お前は忘れていないか?またドンちゃんの脱走の理由が、結婚するエミと鉄矢のために、絵を届けるって、もうすぐ釈放されるときに、そんなどうでもいい理由で脱走するっていう真理がわかんない。)というような、おや?と思う場面が多々あるのがとっても気になる作品だった。

それでもエディソン・チャンは男前だし、ドンちゃんの心の美しさと、久保田の歌がとってもよかったので、ポイントは上がる。いえね、私はこの映画決して嫌いじゃないのよ。どっちかというと好きなのに、もったいないと思う部分が多すぎて、そういう意味で悔しいのだ。

【Story】
恋人であるエミの心臓病を自らの手で治したいと医者になった鉄矢。ある日エミと鉄矢の幼なじみのドンが、刑務所を脱走したという知らせが届く。ドンはエミの父の命を奪った山火事の犯人として服役していた。ドンの脱走の知らせに、鉄矢は激しく動揺するのだった。
Date : Tuesday 27th June 2006 12:57
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大停電の夜に

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大停電の夜に スペシャル・エディション
原題 UNTIL THE LIGHTS COME BACK
2005年 日本公開
上映時間 132分
監督 源孝志
出演 豊川悦司/田口トモロヲ

お勧め度 ★4つ

『ラブアクチュアリー』の日本バージョンみたいな話。大停電が東京に起きて、その停電の間におこる6つの話。それぞれが微妙にシンクロしているといったらいいのかな。

なんていうのか全体にほのぼのとしたゆるい雰囲気のある話なのかな。一つ一つはたいした話ではない。というか本人たちにとったらとっても重要なひとこまなんだろうけれど、大げさなことではなく、誰もが経験するであろう日常の断片というのだろうか。

映像は綺麗なんだよ。停電という設定であるから、明かりが必要じゃない?キャンドルの灯りって、あったかくて柔らかで、なんかとても心地よいんだ。思わず自分の部屋もキャンドルでともしたいと思ってしまったくらい。大好きな人と、肩をよせてキャンドルの光の中、この映画を見るというイメージがわいてくるような一本なというのかな。

エピソードとしては、不倫に相手との別れとか、エレベーターに閉じ込められたり、妻の過去を打ち明けられ、心かき乱されるとか、昔の恋人に会うとか、そんな小さな出来事なんだよね。

派手な演出はないけれど、最後は幸せを味わうような形での終息。どれかのひとつを自分に当てはめて見るといいと思うよ。とはいうものの、超感動したっていうほどのものではない、つまり起承転結の波が緩やか過ぎて、盛り上がりに欠けるって印象になりがち。

【Story】
クリスマス・イブの夜、東京は一瞬にして真っ暗になる。バーマスター・キャンドル・ショップのオーナー・不倫中のサラリーマン・ベルボーイの中国人・元やくざと昔の彼女などなど、その夜12人の男女の物語があった。
Date : Sunday 25th June 2006 08:35
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フライ,ダディ,フライ

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フライ,ダディ,フライ
原題 フライ,ダディ,フライ 
2005年 日本公開
上映時間 92分
監督 成島出
出演 岡田准一/堤真一

お勧め度 ★3つ半

ストーリーとしてはありえないだろうという話なんだな。だって単なるおやじである鈴木さんが、高校生のスンチンの特訓により、娘を殴った石原という男を倒しに行くというもの。いくら娘のためとはいえ、会社も休み高校生に喧嘩のやり方を教えてもらうって、実際にはありえないよね。

それでも堤さん演じる鈴木さん、笑えるんだよね。どこにでもいる中年親父を演じているんだけど、つんつるてんのジャージを着て、ランニングからつま先立ちでの階段昇降とか、そりゃあ40代の体には堪えるだろうというハードな特訓を受けるんだよ。そんなオヤジをよく演じていたと思う。

相手を倒すというより、相手と向かい合い、恐怖に立ち向かうという勇気みたいなのがテーマなのかなぁと思ったんだけど、なかなか人間って守りに入るから難しかったりするよね。

それと石原ってやつは最低だよ。だってボクシングチャンピオンというか、いくら高校生とは言え、ボクシングやる人がそのパンチを試合以外で使ったら、犯罪なんでしょう?そのパンチは凶器に匹敵するわけで、それなのに父親が偉い人だからといって、隠蔽してやり放題ってどうよと思っちゃうわけよ。だって女の子をいきなり、何発もぐーのパンチで殴るんだよ。警察逮捕しろよって思ったよ。

ラストは→鈴木さんが石原を倒しておしまい。娘と父との交流も復活して、めでたしめでたしよ。お決まりだけどさわやかに終了。

堤さんも岡田君も大好きなので、ファンには必見。

【Story】
鈴木一は平凡なサラリーマン。ある日のこと愛娘が高校生の石原に殴られ入院してしまう。娘はこの事件ですっかり心を閉ざしてしまった。復讐を誓う鈴木は、ひょんなことからスンシンと彼の友人らと出会う。スンシンらは鈴木の復讐に手を貸すため、翌日から猛特訓が始まるのだった。
Date : Saturday 24th June 2006 07:57
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まだまだあぶない刑事

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まだまだあぶない刑事 デラックス
原題 まだまだあぶない刑事
2005年 日本公開
上映時間 108分
監督 鳥井邦男
出演 舘ひろし/柴田恭平

お勧め度 ★3つ

踊る大捜査線も好きだったけれど、このあぶ刑事シリーズも好きだったなぁ。テレビドラマで見ていたくちなので、ひさびさのあぶ刑事に、こりゃあ見ないとと思い借りてきた。

そういやぁ、みんな年とったよね。仲村トオル君好きなんだよね。彼も課長まで昇進したとは。タカもユウジも健在なんだけど、二人とも50歳代という設定になっているわけで、オヤジモードになっていた。今までは走れば足の早いユウジが、若者には追いぬかれたり、でもみんなそれぞれのキャラは健在なんだよね。

でもさこの話って、映画というよりテレビドラマとして見ていたのがとてもよかったわけで、映画単体として見ると、うーんって思っちゃうんだよね。2時間ドラマとして見ればいいんだけどさ。

いい意味でみんな年代を重ねたキャラになっていて、でも昔の味は大いに出しているので、あぶない刑事を好きだった世代には楽しめるかと思う。だけど三人以外の若者刑事はぱっとしないので、あくまで懐かしのあぶない刑事で終わってしまい、この先はもう無理なのかなぁという限界点に達していた気がする。

まあこのシリーズはストーリー云々というより、鷹山&大下のコミカルなコンビが面白いわけで、ごちゃごちゃ言う必要はないのかもなって思った。

【Story】
生存不明となっていたタカとユウジは、韓国で小型核兵器の闇取引をめぐる潜入捜査を行なっていた。そして2人は7年ぶりに横浜へと姿を現わす。ちょうどタカとユウジが7年前に逮捕した銀行強盗犯の尾藤が脱獄したと知らされる。
Date : Thursday 22nd June 2006 16:31
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隣人13号

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隣人13号
原題 The Neighbor No.Thirteen
2004年 日本公開
上映時間 115分
監督 井上靖雄
出演 中村獅童/小栗旬

お勧め度 ★2つ

非常に後味の悪いものだった。
昔小学生の頃に受けたいじめに対する復讐ではじまる。本人はそのいじめのせいで二重人格になっており、普段は穏やかな十三として生きているが、突然暴力的な13号としての自分もあり、13号の時はそりゃあもう激しい殺人鬼となってしまうのだ。それによって昔いじめられた、赤井に復讐する。

なんていうのか暴力シーンがものすごくグロくて、オカルトのグロさとはまた違ったものがあるんだよね。壮絶な暴力というのだろうか。ちょっと見るに耐えられない。

ネタバレ→(最後は赤井の謝罪の言葉によって、13号の存在が消えてしまうのだけど。これはいじめによる苦痛から妄想によって存在していた13号なのかなぁとも思う。つまり今までの13号による殺人などは、十三の妄想で現実のものではなかったという解釈。いじめの時に、ただいじめられているだけでなく、自ら自分が赤井に対して怒りを示し、赤井から謝罪の言葉を貰ったことで、この13号の存在は表出することなく、消えることができた。

だって妄想であったという解釈であるならばまだ救われるのだけど、そうでないとなんともやりきれない。だって赤井の子供まで殺しちゃうんだよ13号は。子供を殺してカバンにつめるって。確かに赤井のいじめはひどい、本人は殺されてもしかたないと思われるが、子供はいかんよ、あれはちょっとやっちゃ駄目だろうっていう展開なので、私個人としては妄想であってほしいというのが希望かな。

ちょっとこのあたりは本当の所どうなのかわかんないんだけどね。あれが現実のものだったら、どうにも気分の悪い話になってしまうんだよね。
)

13号を中村獅童が演じているんだけど、あの壊れっぷりはすごい。もしもあんな人がいたら、容赦なく殺されると思える人格を演じていた。
なんせ痛いの嫌いという人や、ハードなバイオレンス系が苦手な人は見れないと思うな。

さすがの私も、映像的にはNGだった。

【Story】
村崎十三は小学生の頃、赤井トールから凄まじいイジメを受けていた。その復讐を果たすために故郷に戻ってきた。赤井と同じ職場に就き機会を伺っていたが、赤井は十三の存在を忘れていた。実は十三には全く別の人格で凶暴な13号が存在していた。その凶暴性は十三の力で自制することが出来なくなっていた。
Date : Saturday 17th June 2006 19:53
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