セルラー
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

原題 CELLULAR
2004年 アメリカ公開
上映時間 95分
監督 デヴィッド・エリス
出演 キム・ベイシンガー/クリス・エヴァンス
お勧め度

これは面白かった。ドキドキするし、テンポも早くてうまい映画だと思う。携帯電話というツールをうまく生かして、サスペンスを仕立てるのに成功したと思われる。現実にはこういうのってなかなかありえないだろうけれど、あっという間に時間が過ぎていった。なんだけど劇場では短期上映だったみたいだね。もったいない。
事件に巻き込まれて、唯一自分の居場所を知らせる事のできる手段が壊れた電話。粉々になった電話の配線をつなげて、なんとか通じたのがライアン(クリス・エヴァンス)の携帯電話という。この電話が切れたら、二度とつながらないというハラハラドキドキ。携帯だからバッテリー切れや、電波の弱い場所で切れそうになったり、でも突然そんな電話を受けたライアンも、最初は半信半疑で、冗談は止めてくれっていう態度だったんだよね。
私だってそんな電話がかかってきたら、いたずらだと思うよ。相手が監禁されている場所もどこだかわかんないんだから、助けに行く事や警察だってすぐに探すことはできないよね。その間に殺されたらと思うと、ライアンも電話が切れずに、自分で助け出そうとするという、そんな話なんだよ。
ライアンが今時の若者なんだよね、ちょっと軽薄っぽくて、女の子にも不真面目さを指摘されて振られちゃったり。でもそんな彼が真剣にジェシカ(キム・ベイシンガー)を助けようとするところは、ちょっといい男じゃんって思ったりなんかしてね。予断だけどキムは老けた。でも綺麗さは変わらないなぁ。女優って、ずーっと見ていれば違和感ないけれど、たまに見ると老けた感じがリアルに見えるよねぇ。まあ男優もそうなんだけど。
【STORY】
高校の生物教師ジェシカは、ある日突然誘拐されてしまう。どこか見知らぬ家の屋根裏に監禁される。部屋には電話があるのだが、たたき割られてしまう。ジェシカは壊された電話のコードを接触させ、外への連絡を試みる。やがてそれはライアンの携帯に繋がるのだが…。
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