トレーニング・デイ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > イーサン・ホークが出演

トレーニング デイ 特別版
原題 Training Day
2001年 アメリカ公開
上映時間 122分
監督 アントワン・フークア
出演 デンゼル・ワシントン/イーサン・ホーク

お勧め度 ★4つ

この映画で、デンゼル・ワシントンはアカデミー賞をとっています。イーサンは助演男優賞にノミネート。善と悪という両極端の話です。デンゼルが悪役でイーサンが善人役です。
というか生きるためにはダーティであることも、しかたないという理論があるので、何が正しいのか揺らいでくるような話です。
デンゼルって結構いい人の役が多かった気がするので、あまりの悪役に驚いてしまいました。それにしてもアメリカの警察は、もしかしたらああいう所があるのだろうか?と思ったら、とっても恐くなりました。

【STORY】
麻薬摘発のために、ベテラン麻薬捜査官のアロンゾ刑事は、新人のジェイクに体験指導をすることになる。麻薬捜査の摘出に必要なことを指導するうちに…。

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Date : Wednesday 17th August 2005 20:17
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ビフォア・サンセット

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ビフォア・サンセット
原題 Before Sunset
2004年 アメリカ公開
上映時間 81分
監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー

お勧め度 ★5つ

公開時コピーは『忘れられない人がいる、すべての人のための85分』です。前回書きましたが、『ビフォア・サンライズ』の後日談です。あのあと二人はどうなったのかっていう。

再び二人は再会するのだけど、またまたしゃべるしゃべる。9年間の隙間をうめるがごとくしゃべる。そりゃあもういろんな話を。でもそれって、二人は恐いんだよね。あれから9年も経っているのだから、昔と今と同じ気持ちでいるわけじゃない。それぞれに生活があって、それぞれの思いがあるわけだから。確信部分に触れるのが恐い。だからしゃべるんだと思う。もうパリの街なんて添え物。だって二人はお互いの顔しか見ていないんだもの。

前作もそうなんだけど、等身大なんだ。もしも自分が9年ぶりに、旅先のあの人と会ったなら…っていう思いと同じなんだもん。二人とも年を重ねて、それがまたすごくいい。若いときのパッションだけでなく、でも二人の間に流れる共通の思いというのかな。

前作見て好きになった人は、こちらもお勧めします。このあとまた何年か後の二人を是非作ってもらいたい。たいてい続編というか、二番手の話って面白くなくて、失敗だよって思うのが多いのだけど、これは違います。大げさな映画でもないし、全国ロードショーになる映画でもない。でもすごくいい映画だと思う。セリーヌがジェシーにそっと触れようとして、でもやめるのです。前作のサンライズでは、ジェシーがセリーヌにそっと触れようとしてやめるシーンがあるんですよ。二人のためらいがものすごくせつなく感じる映画です。キスシーンもベッドシーンもなーんにもないです。でも二人の間には、離れられない何かがある、そんな映画でした。

【STORY】
ジェシーとセリーヌは9年前、旅先の車内で偶然出会い、ウィーンの街で一夜だけを共にした。半年後の再会を約束したものの、それは果たされぬまま9年の月日が流れた。あの時の一夜のことを書いた小説がベストセラーになったジェシーは、本のキャンペーンでパリの書店を訪れる。そこでセリーヌとの再会を果たす。しかし二人に残された時間は、ジェシーがNY に経つまでの85分しかなかった。二人は9年の空白を埋め合わせるかのように、それぞれの思いを語り合うのだったが…。

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Date : Monday 15th August 2005 23:10
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離

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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
原題 Before Sunrise
1995 アメリカ公開
上映時間 102分
監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー

お勧め度 ★4つ半

最近この映画の続編である『ビフォア・サンセット』が公開になりました。単館上映なので、見てない人もたくさんいると思いますが、レンタルも開始されたので、もし興味のある人は、こちらの『ビフォア・サンライズ』を見てから見ると、よりいっそう楽しめると思われます。というのもサンセットはサンライズから9年の月日を経た二人だからです。まずはこちらの話から。

話の始まりであるこの映画、ウィーンの街で出会ったふたりが、出発までの14時間の間、心を通わせるラブストーリーです。見ていると甘酸っぱい気持ちになってきます。恋の始まりなんて、ほんの一瞬のことだと思います。まして旅先の恋なんて。アメリカ人とフランス人という設定でもあり、本来ならばここでさよならとしか言えない関係なんだけど、心が一番通いあう二人になっていくんですよ。すごく純な気持ちになれます。

ストーリーは二人の会話で成り立ってます。つまり皆さんが旅の途中列車の中で知り合った異性と、明日の朝帰るまでの間何しますか?お互い知らない者同士いろんなおしゃべりをしたりするでしょう?そういう映画です。二人でウィーンの街を歩いて、レコード屋に入ったり、観覧車に乗ったり、そしていろんな話をいっぱいいっぱいするの。そして別れの時間がやってくる。

自分と重ね合わせて見れる話ですので、あっという間に時間が過ぎていきます。そして旅の終わりには…。
恋っていいなぁって、でもちょっと恥ずかしいなぁって、そんなこと感じる映画です。旅という特殊な環境が、二人を錯覚させるのかもしれませんが、昔ひとり旅したときに出会ったあの人は今どうしているんだろうなんて、トリップしちゃいました。

とびきり恋のしあわせのつまった映画です。

【STORY】
パリへ向かう列車の中、セリーヌは隣で夫婦喧嘩しているカップルのそばを離れようと席を移動をする。そこで同じように本を読んでいたジェシーと眼が合い、意気投合してしまう。ジェシーの予定ではウィーンで下車するはずだったが、もっとセリーヌと話がしたい。そこでジェーシーはウィーンでの一晩を一緒に過ごして欲しいとセリーヌに告げる。明日の朝9時半の列車まで二人は一緒にすごすことになる。

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Date : Monday 15th August 2005 14:23
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大いなる遺産

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大いなる遺産
原題 Great Expectations
1998年 アメリカ公開
上映時間 110分
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演 イーサン・ホーク/グウィネス・パルトロウ

お勧め度 ★5つ

公開時のキャッチコピーは『欲望が運命の扉をひらく』だそうです。

イギリスの作家、チャールズ・ディケンズの原作です。1948年に一度この映画作成されているのですが、今回はアメリカ映画としてリメイクされたものです。一番最初に見たときは、こんなもんかという印象だったのですが、二度三度と見たくなる不思議さがあります。そして何度も見た結果、私の中で大好きな映画になってしまいました。

この映画は3つの軸があるんですよ。結婚式場で男に逃げられた経験のある老婆の悲しみと憎しみ。そしてその復讐に翻弄される、フィンとエステラの若いふたりの恋。そしてフィンの子供の頃の経験として、囚人のラスティグの存在。これらが子供時代のフロリダの太陽の明るさと、大人になってからのニューヨークの暗さが相反する形で、ふたりを取り囲んでいます。映像がものすごく美しいです。エメラルドグリーンの映像です。それが赤でもないブルーでもない、冷たさと孤独さが現れているようななんとも言えない雰囲気をかもしだしています。さらに音楽が、せつなくて恋の苦しい気持ちを掻き立てる、そんな曲が満載です。

とここまで冷静な文章で書いてきましたが、「うぉー、最高に好きだぜ!!!!!」っていう映画です。エステラにふさわしい男になろうと、ニューヨークで成功を手にするフィンが、すべては君のためなんだって、ニューヨークの枯葉舞う夜に叫ぶシーンでは、なぜかエステラの気持ちというより、フィンに感情移入して、涙がぼろぼろになってしまいました。

いちいち各シーンが素敵なんですよ。水呑場のキスシーンなんて、あまりにも好きで、鳥肌たってしまいました。いやたぶん私はこの映画に関しては、冷静に書けないのです。この映画は大ヒットするような、娯楽ラブストーリーではありません。甘いかわいらしい恋の話でもないです。でも絶対に恋をしたことのある人なら、この気持ちわかるだろうと思う心の軋みが感じられます。細かいところが私のツボに嵌るのです。ひとりひとりの表情やしぐさなんかがね。

好きになるかはわかりませんが、機会があったら見てみて下さい。アメリカ映画の派手な雰囲気はありませんが、心にしみいる映画です。これ見て私は、イーサン・ホークに惚れました。やつはいい映画に出たなと。(笑)

【STORY】
両親に先立たれ、姉と姉の恋人と暮らしていたフィン。ある日大富豪のディンズムア夫人の姪の遊び相手として、フィンが選ばれる。
二人は成長し恋をするが、突然エステラはヨーロッパの学校に行ってしまう。離れ離れになった二人だが、7年後に突然フィンの絵の才能を買う人間があらわれ、ニューヨークに行く。フィンがニューヨークに行くと、そこにはエステラとの再会が待っていた。再び恋に落ちる二人だが、富と名声を手に入れたフィンの前から、再びエステラは姿を消す。

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Date : Sunday 14th August 2005 19:16
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ガタカ

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ガタカ
原題 Gattaca
1997年 アメリカ公開
上映時間 106分
監督 アンドリュー・ニコル
出演  イーサン・ホーク/ジュード・ロウ/ユマ・サーマン

お勧め度 ★5つ

公開時のキャッチコピーは『残酷なまでに美しい未来…愛だけでは君に届かない』だそうです。

SF世界の話です。でも将来はこんな近未来になってしまうかもしれないと思うと、あながち嘘の世界とも思えない設定です。今でこそ倫理観の問題として、遺伝子操作は禁じられたりしていますが、この映画の中では、遺伝子操作してより優秀な人間を生み出すというのが当たり前の時代なのです。そして自然分娩で産まれたものは、いろんなハンディがあったり、肉体的にも欠陥があるとして、差別の対象となる世の中なのです。

これはとてもせつないストーリーです。優秀なものとそうでないもの、幸せってなんだろう、夢ってなんだろうって思う話です。涙がどーっと溢れてやまない映画でした。私にとっては一押しの傑作ですね。私の今までの一押しは『レオン』だったのですが、それを抜きました。

【STORY】
DNA繰作による優秀な遺伝子を持った適正者が支配している世の中。その中で不適正者として生まれたビンセントは、自分の運命を変えるためジェロームという青年の適正者lDを買い取り、ジェロームになりすますが…。

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Date : Tuesday 9th August 2005 18:45
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テープ

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テープ
原題 TAPE
2001年 アメリカ公開
上映時間 87分
監督  リチャード・リンクレイター
出演  イーサン・ホーク/ユマ・サーマン

お勧め度 普通

イーサン・ホークとユマ・サーマンは夫婦共演です。(今現在は離婚してます)この話の舞台は、とある狭いモーテルの一室で、二人の男と一人の女の3人がひたすらしゃべっているという話。舞台を見ているような、そんな映画です。閉所恐怖症の人は、なんか息苦しくなるかもって思ってしまいました。すごい狭い部屋の中に人口密度がいっぱいっていう感じなので、圧迫感がすごいですね。あの部屋に自分もいるような錯覚になって、私出て行くよって言いたくなるというのでしょうか。

でその会話の内容というのが、なんというかひねりがきいているのかと思ったら、そうでもなくなんだか喧嘩してるのか、そうでないのかすっきりしないまま終わってしまいました。80分位の短い映画なので、持ちこたえられたけれど、これがもう少し長かったら、私は限界になっていたかもしれないです。そういう意味では適度な映画だったのかもしれません。

【STORY】
ヴィンセントは、高校の時の同級生のジョンとエイミーに10年ぶりに再会することになる。ヴィンセントとジョンは久しぶりに高校時代の懐かしい話をし始めていた。そうしていくうちに、ヴィンセントは高校時代のある出来事について、ジョンを追求し始める。それはエイミーに関することだった。

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Date : Tuesday 2nd August 2005 14:19
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テイキング・ライブス

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テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版
原題 Taking Lives
2004年 アメリカ公開
上映時間 103分
監督  D.J.カルーソ
出演 アンジェリーナ・ジョリー/イーサン・ホーク

お勧め度 ★2つ半

イーサン・ホークがかっこいいかもって思った映画です。プロファイラーという設定だっていうから、またまた期待して見たんだけど、やっぱりこれもそんなにプロファイリングに重要性を見出しているわけではないという事がわかった。それに人の人生をのっとるとか書いてあるから、私は幽霊みたいなのが憑依する映画なのかと勘違いもした。全くそんなことなく、感違いもいいところだった。
あとはもうひとつ、こんな間抜けな人がFBIだったら、アメリカは犯罪大国になりえるなぁとも思ったよ。ついでに犯人すぐわかるよ。

【STORY】
モントリオールの工事現場で白骨死体が発見された。その被害者を調べるうちに、過去の連続殺人と共通項があった。それは殺人を犯したあと、その被害者のふりして、犯人が生活を続けるというものだった。そこでFBI特別捜査官のイリアナが操作にあたる。

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Date : Monday 25th July 2005 20:18
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