ワイルドシングス3

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ワイルドシングス3
原題 WILD THINGS: DIAMONDS IN THE ROUGH
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 87分
監督 ジェイ・ロウィ
出演 サラ・レイン/サンドラ・マッコイ

お勧め度 ★3つ

ワイルドシングスを1と2と続けて見てきた私としては、やっぱり3も見なくてはいかんでしょうっていう事で早速借りたよ。ワイルドシングスは、大どんでん返しの連発で、誰と誰がぐるなのか最後までわからない、そんな展開が面白いシリーズなんだ。

そういう意味だと1はよくできた話だったんだなって思う。マジで最後の最後までわからない展開で。ラストではうなってしまったもの。それが2ではそういう展開の話と構えてしまうので、騙されるもんかって感じで見てしまって、なんか物足りなかったんだよね。

3までくると話も前作と同じような感じで、あの大どんでん返しの楽しさはどこかにいってしまった。それに2と話が似ていると思うのは私だけ?なのですぐに誰と誰がグルっていうのがわかっちゃって面白くなかった。
あのジェットコースターのようにくるくる回る展開というより、単純なサスペンス映画って感じ。はじめて見る人にはいいのかもしれないけれど、見慣れた私のようなタイプには不満足。だって伏線がみえみえで、絶対にこういうつながりだろうっていうのがバレバレなんだもん。

【STORY】
女子高生のマリーは、死んだ母の形見の400万ドルのダイヤをめぐって義父のジェイと争っていた。そんなある日、突然ジェイが警察に逮捕される。同級生のエレナが彼に暴行されたと訴えたのだ。

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Date : Sunday 11th December 2005 13:49
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カレの嘘と彼女のヒミツ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

カレの嘘と彼女のヒミツ
原題 LITTLE BLACK BOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 107分
監督 ニック・ハラン
出演 ブリタニー・マーフィ/ホリー・ハンター

お勧め度 ★2つ半

テレビの裏側見たりって感じの映画だった。トーク・ショーって実際にアメリカにある番組なんだよね。なんか私一度見たことがある。例えば彼が浮気の疑いがあるなんてとき、なんとテレビでその浮気は本当なのか、実際に彼をテレビに呼んで、真相をはっきりさせたりするわけよ。もしも浮気していたら、その浮気相手もテレビに呼んで、彼女対浮気相手、その真ん中には問題の彼がいるなんていう図式。

そういう番組がトーク・ショーなんだけど、最近は視聴率も落ちてきて、なんとか番組を盛り返したいと思っている。そこにキャスターにあこがれているステイシー(ブリタニー・マーフィ)が採用になってやってくる。そこで働くバーブ(ホリー・ハンター)はブリタニーと仲良くなって、いろいろ恋の悩みとかを相談する仲になる。

ステイシーは恋人のデレクと同棲している仲なんだけど、バーブにけしかけられて彼のパーム(電子手帳)を覗いたら、彼女の知らない昔の彼女との写真があったりして、彼は元カノとまだつきあっているんじゃないかってすごい疑いはじめるの。それでバーブにけしかけられて、こりゃあ彼の本心を探らないとってことになっていくんだよね。それでテレビ局の番組の協力なんていう名目を使って、元カノたちに会ってインタビューしたりしながら探りを入れたりするの。

まあさ昔の彼女ってどんな人だったんだろうなぁとは思うけれど、だからといってそんなに気になるものなのかな。彼は家族に紹介しない主義とか言ってるくせに、元カノは家族に合わせていたりするから、なんとなくだんだん自分は本当に愛されているのだろうか?なんて気持ちになってきちゃったんだと思うんだけどね。過去に嫉妬してもしかたないと思うのは私だけ?

結局彼にそういう事を確かめられなかったし、彼の方も本心を彼女に打ち明けられない、そんな二人だったっていう事なんだけど。私は彼の方よりも、友人ズラしているバーブの仕打ちには心底腹たった。スティシーがやっていることもひどいと思うよ。番組の取材とか言ってさぐりを入れて、騙したりしているわけだから、そんなことまでしなくてもって思ったりもした。

でもバーブはひどい。テレビ局ってあんなにえげつないわけ?って思った。視聴率のためなら、番組のためなら、人の気持ちを踏みにじり、傷口に塩を塗りたくり、それでも番組のため?非常にテレビ業界に対する風刺の効いたストーリーなのかもしれない。

【STORY】
ステイシーは、恋人のデレクと同棲中。キャスターになるのが夢で、現在は地方局の昼間のトーク番組を担当している。ある日のこと同僚バーブにけしかけられてデレクの電子手帳を覗いてしまう。その手帳には、彼の元恋人についての新たな事実が載っており、自分の知らない彼が存在することに気がつく。その結果ステイシーは、果てしない疑心暗鬼にのまれていく。

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Date : Saturday 10th December 2005 08:28
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クライシス・オブ・アメリカ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

クライシス・オブ・アメリカ スペシャル・コレクターズ・エディション
原題 THE MANCHURIAN CANDIDATE
2004年 アメリカ公開
上映時間 130分
監督 ジョナサン・デミ
出演 デンゼル・ワシントン/メリル・ストリープ

お勧め度 ★3つ半

これは洗脳やマインドコントロールを政治に利用しようという話。さらにこれに利用されるのが、副大統領候補であるレイモンド。そのマインドコントロールの裏にあるものは?結構面白かったよ。

戦場で起きた出来事は、自分の脳に埋め込まれた別の記憶だったとしたら。日常生活でも自分が思っている記憶が、実は現実とは異なり、そう思いこまされていたとしたらなんて考えると、結構興味をそそる話だよね。

マインドコントロールされているという事は、本人は気がつかないんだよ。自分で決めて自分で人生を選択して歩んでいると思っていても、影でコントロールされている操り人形だったしたら。でも記憶を塗り替えても、本当の自分は必ず存在する。その本当の自分が現れるのが夢の中。夢の中までは変えられない。

この洗脳を受けているのは何もレイモンドだけではない。レイモンドが湾岸戦争でクウェートに行ったときの部隊の仲間たち全員もそうなのだ。マルコ少佐(デンゼル・ワシントン)も、そのういう別の記憶を埋め込まれてしまっている。だがそんなことに気がついた時、彼は真実を追究しはじめるんだ。こういう洗脳との戦いって、現実にはたいへんだろうなと思うよ。だって信じ込んでいるものを変えるっていう事ですら、容易にはできないわけだし。まして相手は洗脳の事実を信用しないし。

マインドコントロールをかけるキーワードって言うのもあるんだよ。ある言葉を言うと、それを聞いた途端暗示にかかり、そこで言われたことを実行してしまう。つまり人を殺せと言ったら、知らぬ間に人を殺していたり。でも自分はそのときの記憶はないんだ。そりゃあ恐いことだよ。自分の知らないところで、自分を操られてしまっているようなものなんだから。

【STORY】
湾岸戦争で英雄となったレイモンド・ショー。彼は政界に入り、副大統領候補にまで登りつめる。そんなレイモンドの演説を元上官のマルコ少佐は複雑な思いで見ている。彼は最近、戦闘時の悪夢にうなされていた。

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Date : Friday 9th December 2005 16:59
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きみに読む物語

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

きみに読む物語 スタンダード・エディション
原題 THE NOTEBOOK
2004年 アメリカ公開
上映時間 123分
監督 ニック・カサヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス

お勧め度 ★4つ

なんでも「マディソン郡の橋」の興行収入を軽く抜くほどの人気作品だそうで、誰しも泣いた、最高という賞賛をあびた作品。つーことでこれまた期待満々で、バスタオルを準備して見たのよ。

悪くはない。いい話だと思うし、これぞ人を愛するってこういうことなのねっていう位いい話だと思う。年老いた夫婦のあり方はこうあって欲しいとも思う。時にうるるってくる場面もある。なんだけど号泣するほどかぁ?という言うのが正直な感想。

認知症にかかり施設みたいなところに入れられている老女のところに、毎日のように通ってくるある老人。その女性のために物語を読み聞かせる。この映画は素直に見ればいいのだと思うよ。そうなんだけど、たぶん泣きのツボに嵌るかどうかの微妙な違いによって、涙の量は変わってくると思う。

決して悪い話ではない。とてもいい話なので、見て損はないけれど、感動の嵐泣いて泣いてなんていうのを期待して見ると、人によってはそんなでもないかもってことになるかとは思う。と書くと、私はやっぱり欠陥品なのだろうか?だってみんなこの映画泣いたって言うんだもん。でもねこの映画の評価は自分の中では決して悪くない。ただ泣けるかという基準だけは、人と違うかなということで。

【STORY】
療養施設で独りで暮らす初老の女性。そんな彼女にデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、物語を読み聞かせている。それは夏の恋物語だった。

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Date : Thursday 8th December 2005 08:17
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ブリジット・ジョーンズの日記  きれそうなわたしの12か月

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
原題 BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON
2004年 イギリス・フランス・アイルランド・アメリカ公開
上映時間 107分
監督 ビーバン・キドロン
出演 レニー・ゼルウィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファース

お勧め度 ★3つ

前作がかなり楽しかったので、今回も期待感いっぱい。ただ前作はさえないデブのブリジットが恋人をゲットするまでの話だけど、今回はちゃんとマーク(コリン・ファース)という恋人がいてという話から始まるんだよね。

前は自分に置き換える人が多数いて、そういうのが共感を呼んだと思うんだ。丁度負け犬世代に支持されるというか、誰しもダイエットしようと思ってもなかなか成功しなかったり、禁煙を心に誓ってもできなかったり。美人でもスタイルがいいわけでもなくて、周りはみんな結婚するのに自分は恋する相手すらいない。既婚者ばかりの友達のパーティに行って、とても居心地が悪い思いをするなんて、私なんてすごく共感しちゃったもん。(笑)そういう所がこの映画のヒットの要因だったと思うんだよね。

だけど今回は前回の終わりに恋人になったマークと、らぶらぶの状態で始まる。恋をすると相手のことを好きだからゆえに猜疑心にかられたりっていうのがあると思うんだけど、恋人に別の彼女がいるのではないか、浮気されているのではないかって、どんどん自分を追い詰めていっちゃうんだ。

それにしてもスケールでかく、留置場に入ってしまうまでの大事件を起こすなんて、ちょっと話が飛びすぎる気がする。まあないとは言えない事が原因でつかまるんだけど、留置場でのエピソードはありえないだろう。まあ映画だしコメディだから、深く考えて見るのは辞めようと思って続きを見る。

ブリジットはちょっとおとボケなところがある女だけど、今回はボケすぎというか、あそこまでボケると、あんたアホちゃいますか?って言いたくなるんだ。そんなに目くじらたてることはないんだけど、やりすぎだよなぁーって思ってしまう部分で、前作よりトーンダウンしてしまう気がする。


ダニエル(ヒュー・グラント)は前作同様、今回も女大好きな性懲りもない男を演じてましたね。下半身は別人格という彼も、どうしようもないと思いつつ、でもだからといって憎めないような微妙な男でした。まあ私は絶対にそういうタイプとは付き合うことはないですが。←(誰もきみなんか誘わないよ by 影の声)

そんなダニエルとマークは、とっくみあいの喧嘩しちゃうし、なんだかんだ言ってブリジットって結構もてるじゃんって結論に達した。

いろんな小さいネタで笑えるし、堅苦しさはないので、気楽に笑おうと思ったら楽しめると思うよ。前作と比べると…だけど。そこそこ笑えて楽しめる作品ではある。いろいろあるけれど、最後はハッピーエンドだしね。

【STORY】
独身のブリジットは、弁護士のマークと付き合い始めて6週間が経つ。そんな時マークと美人アシスタントであるレベッカの噂が耳に入り、不安になるブリジット。些細な行き違いから二人は大喧嘩をしてしまう。マークと連絡をとらなくなって5週間後、ブリジットはダニエルと旅行番組にいくという仕事をすることになる。
Date : Wednesday 7th December 2005 19:57
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ナショナル・トレジャー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アドベンチャー

ナショナル・トレジャー 特別版
原題 NATIONAL TREASURE
2004年 アメリカ公開
上映時間 131分
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ/ジョン・ボイド

お勧め度 ★4つ

私は冒険ものってあんまり好きではないんだよね。なんか今までにあまり面白い冒険ものに出会ったことがないからなのかもしれない。だからそういう映画って思うだけで、ついつい食わず嫌いみたいな感じで敬遠していたところがあった。
でもこの映画はわりと面白いという評判もあったので見てみることにした。するとどうだろうか、かなり楽しめちゃったりなんかして。

それにしても代々秘法を求めて時間を費やし、それに振り回されるって、すごいよねぇ。お父さんなんて自分のやってきたことは愚かしいと思ってしまって、息子が宝を探すことには反対なんだよね。確かに夢のある話で、是非そのお宝を発見したいって思うけれど、果たして本当にそれがあるかと言われると、もしかしたらないかもしれない。いやあったとしても一生発見できないかもしれないっていう疑いはあるよね。それでも夢を追い求める。父親としては、そんなことで一生振り回されるよりかは普通の人生を歩めという親心はわかる。とはいっても結局最後はお父さんも協力するところが、親子なんだなぁとほほえましく思ったよ。

謎解きが複雑で、いよいよお宝拝見か?って思ったら、さらにそれにもまたまた謎が隠されていて、ちっとも宝にたどりつかない。独立宣言の裏にその謎が書いてあるっていうから、それを手に入れればみつかるのかと思いきや、世の中そんなに甘くないという展開。じらしの理論か?でもそれがますますお宝の魅力を増幅している効果があるみたいで、わくわくドキドキするんだよね。

それにしても私なんて頭悪いから、そういう謎解きとか苦手。なぞなぞとかも解けないもん。だから絶対にこういうお宝探しって駄目だろうなぁって思う。それに謎そのものが難しいので、あれを解くのは難解だと思う。というかよくそんな謎をといていくよなーって感心してしまう。次々に謎を解明し、そして次々に新しい謎があり、それをベン(ニコラス・ケイジ)がどんどん解決していくさまは、見ていてかなり痛快でわくわくするよ。

昔の秘法だから、なんかタイプスリップしたような気分を味わえるし、豪華でこんなお宝だったら欲しいと思わせる物だった。ちょっと違うかもしれないけれど、考古学ってきっとこんな感じで、昔の謎を解いていく楽しさがあるのかもしれないなんてことを考えた。

お子様でも楽しめるような作りで、家族そろって見れる健全な映画かな。そう安心感があって壮大で、ハラハラわくわくする部分もあって、スピード感もあるので、あれよあれよという感じで進んでいく。そしてラストはなんか笑っちゃったし、いい気分で楽しかったーって終われる映画だよ。

最近ひねりの多い映画ばかりだけど、こういう素直に楽しめる映画もたまにはいいなぁなんて思いながら見た。見ていない人は是非に。これからお正月だし、みんなでどうぞ。

【STORY】
何世代にも渡るゲイツ家の夢、伝説の秘宝を探していたベン。それは1779年の独立戦争の最中にアメリカで忽然と消えてしまったお宝だ。ベンは先祖に残された“秘密はシャーロットが握っている”という言葉を手掛かりに、その謎を探る。
Date : Tuesday 6th December 2005 09:40
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コントロール

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

コントロール
原題 CONTROL
2004年 アメリカ公開
上映時間 105分
監督 ティム・ハンター
出演 レイ・リオッタ/ウィレム・デフォー

お勧め度 ★4

レイ・リオッタもウィレム・デフォーも二人とも悪人顔だから、どっちが悪役ねんと思っちゃったわよ。結構この話は面白かった。
凶悪犯人が死刑を宣告される。そして死刑を実行するその日、気がつくと死んだはずなのに、あれ?自分はどこにいるんだ?ってなことで、死刑を受けないかわりにある研究所の実験を受けることになる。
つまり死ぬか実験に協力するかの二つにひとつ。ただしその実験は薬の治験のような形なんだけど、もしかしたら副作用で死ぬかもしれない。そのあたりは不明なんだよね。でも実際にはこんなことは起こらないよな。起きたらたいへんだよね。死刑によって死んだと思っていた人間が実際は生きていたなんて。

本来は死刑によって一度は失った命、どうしようとお前の自由にはならんのよっていう出だしなんだ。リーがすごい凶悪犯人で、社会的には更生の見込みがない人間を、薬によって穏やかな人間にするというものなんだ。

最初は薬を飲んでいても、凶暴だったり暴力的だったりするんだ。つまり効果ないじゃんって感じで、そんな薬だけで凶暴性がコントロールできたら、この世の中犯罪者はいなくなるよとか思ったんだけど、それでもだんだんと人間らしい気持ちが芽生えてくるんだよね。罪の意識が芽生えていったり。死刑だとしても何の後悔もなく死んでいくより、後悔の中で死んでいくのとではえらい違いだしね。

それで自分が撃ってしまって、脳に障害をもってしまった男のもとにこっそり謝りに行ったり、またちょっと恋心も芽生える場面もあったりと、だんだんとレイの人間性も変化してゆく。

そしてラスト。ネタバレ注意(反転して読んでください)→結局その凶暴性をコントロールする新薬は、プラセボだったという事。つまりリーの人間性が変わったのは、薬の影響ではなく、コープランド医師とのかかわりや、恋をして愛することを知ったりする中で、次第に芽生えていったものという事だ。リーが最後に言うんだ、「自分が変われたのは博士のおかげだ」って。そうかーそうだったのかーと思うと、最後はなんかせつない終わり方だったなぁ。

まあ彼のやってきたことは、決して許されることではなく、死刑に匹敵するものなんだろうなぁと思うけれど、更生するって何なんだろうなって思うような映画だった。
お勧め出来る1本だと思う。

【STORY】
数々の凶悪犯罪を起こしたリー・レイは、ついに死刑が確定した。そして薬物による注射によって処刑が執行される。しかし数時間後、彼は目を覚ます。コープランド博士は、リーにある実験に参加することで、死刑を免れることができると言う。実験は新薬「アナグレス」を飲み、その効果を調べるというものだった。
Date : Monday 5th December 2005 08:49
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ターミナル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

ターミナル DTSスペシャル・エディション
原題 The Terminal
2004年 アメリカ公開
上映時間 128分
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

お勧め度 ★3つ半

なんかトム・ハンクスって得な人だよね。彼が出ているとほのぼのにんまり、そしてジーンとするような話が似合ってる。

この話はありえないだろうって話なんだけど、もしもこんなことが起きたらたいそう困るだろうなぁって思う。だって9ヶ月も空港に足止めくらうなんてこと考えられないよね。ましてやそんな状況なのに、空港職員が意地悪でさ。

ビクターの属している国がクーデターで、空港に到着したらそのことで、あなたは国に帰ることもアメリカに入国することも出来ないなんて言われちゃうんだよ。そりゃあ一日や二日なら話はわかるが、9ヶ月ってありえないよ。というか現実でもそんなことって起きるのか?私にはよくわかんないんだけど、もし起きたら困るよね。ご飯も食べられなくなっちゃうよ。そんなに長い期間なら。寝る場所だってないじゃん。

それで映画の中では、英語があまり得意でないビクターなので、意思疎通が図れなかったり、食事を手に入れるために、カートを集めてお金を得たりするんだよね。でもさそのカートを集めているのも、空港の職員の意地悪によって集められないようにしたり、なんか見ていて気持ちがよくないんだよ。

ただコメディの部分もふんだんにあるので、くすっと笑えたり、ビクターは悪い人ではないので、だんだんと空港職員も心うちとけてきたりっていうヒューマンドラマ的な部分もあるから、まだ救いはある。トム・ハンクスのおとぼけな演技が味をだしているし。小さいいろんな出来事があって、それのひとつひとつがビクターという人の人柄を表していて、最後にはみんな彼が大好きになっていくっていう過程は、ちょっとぐぐっとくるものがある。

だけどあんなに9ヶ月も空港にとどまって、それでもアメリカに入国して果たしたかった思いというのが、いまいちなんだよね。悪くはない話なんだけど、私自身はそんなに感情移入できないなぁっていう。でもよかったよねぇ、アメリカに入国できてとは思った。

涙涙の感動ものという話ではないけれど、かといって退屈で死にそうという事もない。私的には平均点。

【STORY】
ニューヨークのJFK国際空港に、クラコウジアという小国からビクターという男がやってきた。いざ彼が入国しようとすると、クラコウジアでクーデターが発生し、国家消滅の危機に瀕していた。そのためアメリカへの入国もできず、情勢安定までは帰国することも出来ない状況に陥った。
彼はターミナルで、状況が変化するのを待つことになる。
Date : Friday 2nd December 2005 18:22
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