パラフィリア

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

パラフィリア原題 NIGHT VISION
1997年 アメリカ劇場未公開
上映時間 97分
監督 ギル・ベットマン
出演 フレッド・ウィリアムソン/シンシア・ラスロック

お勧め度 ★1つ

これはDVDじゃなくてビデオなんだけど、パッケージにセブンとかの次はこれだ見たいな書き方してあってさぁ、いかにもサイコな野郎の狂った話で、セブンかよーって期待したのに、また裏切られたよ。←騙される私がバカ。

つーか、セブンというより、単なるサスペンス劇場よりつまんない。犯人はすぐに顔出しするし、別にサイコな犯人でもないし。不気味さも怖さもなーんにもないし。

さらに自分の2倍くらいありそうな大男に、丸腰で向かう女刑事。そりゃあやられるだろう。アル中更生施設に入っている刑事、そんな刑事アメリカにはいるのか?日本ならクビだよな。

超暇な時なら暇つぶしにはいいのかもしれないが、あまりにも期待が大きすぎたぶん、がっくり度が倍増だったよ。今度は騙されないようにしよう。

【Story】
女性が監禁され、さらに殺される様子が録画されたビデオがマスコミに届けられた。刑事のダックは、犯人らしき人物を追跡するが取り逃がす。その日からダックへ犯人から殺人を予告する電話がかかるようになる。
Date : Sunday 6th August 2006 11:33
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奇妙なサーカス Strange Circus

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

奇妙なサーカス Strange Circus原題 奇妙なサーカス Strange Circus
2005年 日本公開
上映時間 108分
監督 園子温
出演 宮崎ますみ/いしだ壱成

お勧め度 ★0

久々に登場の星マークゼロ。駄目だ、私はこういうの苦手。わけわかんない。グロイ映画って結構見たりするよ、オカルトとか好きだし猟奇殺人の話の映画とかも見るよ。だけどこれは駄目。狂気の沙汰だ。

それに妄想なのか現実なのかが途中でわけわかんなくなってきて、で結局真実は何だったの?って感じで、私には理解不能だった。扱っている内容もかなり過激なものなんだけど、胸くそ悪くなるようなことばかりなんだもん。

なんていうのか醜悪な雰囲気が漂いすぎて、あれを美ととるかはそれぞれの感性の違いだろうが、確かに白と赤の映像美はわかる。だが私はこの世で一番おぞましいと思うのが、ロリコンと近親相姦だと思っているので(あくまで私の感性としてはということだけど)、その時点で嫌悪感が満載だった。

悪夢を見たい人はどうぞとしか言えないな。

【Story】
実の父親に犯される小学生の美津子。ある日のこと美津子の母小百合はその様子を発見してしまう。小百合は次第に美津子を女として嫉妬し始める。
Date : Saturday 5th August 2006 00:47
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八月のクリスマス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

八月のクリスマス原題 Palwol Ui Christmas
1998年 韓国公開
上映時間 97分
監督 ホ・ジノ
出演 ハン・ソッキュ/シム・ウナ

お勧め度 ★4つ半

なんともせつない映画ではあった。ラストが心痛むというのだろうか。もうすぐ自分の命がなくなると知ったら人間はどうするか?後に残るものに対してや、残された仕事などの整理に当たるだろうか。

何の病気かわからないが、ジョンウォンは街の小さな写真屋で、いつもニコニコと笑顔を絶やさずに生きてきた。きっと心の中は張り裂けそうな思いがあっただろうに。それでも自分が天国に去ったあとに残される父親に、ビデオデッキの使い方を紙に書いたり、自分の遺影写真を撮ったり、うーんとても心が痛い。

私ももしあと一年くらいの命と知ったら、後に残るもの(今で言えば母だけど)のために、身辺整理はするだろうと思うけれど、そうする時の自分の気持ちは計り知れないものがあると思う。人間だから死への恐怖が皆無ということはないだろうし。

そんな中、写真屋に通う婦人警官のタリムとのたわいのないおしゃべりに、とても心穏やかな気持ちがわいてくる。せつないせつなすぎるな。この映画実に淡々と流れるんだ、盛り上がる恋心に派手なラブシーンというものは一切ない。ただあるのはジョンウォンの笑顔だけ。

私があまり好きではない部分は、タリムがちょっとヒステリックな気質だからかな。ちょっと自分勝手なことを押し付けすぎたり、窓ガラスを割ったりとかって言う行動があまり好きになれない。ただそのあたりを差し引いても、悲しいなぁと思う。あれでいいのだろうとは思うのだけど、ちょっと見終わったあと、心が痛くて仕方なかった。喫茶店の窓越しにタリムの姿を追うジョンウォンとか、思い切り感情移入してしまった。

普段の他愛もない日常の積み重ね、それが人生なんだっていうことにあらためて気づかされてしまう。それはいつか誰もが失うものだから、はかなく美しいんだって、そんな静かな印象のある秀作だった。

【Story】
ソウルで小さな写真館を経営しているジョンウォンは、余命わずかの独身青年。残された日々を明るく過ごしているが、そんなある日、店に婦人警官のタリムがやって来た。それから毎日のように訪れるタリムと他愛のないおしゃべりを楽しむジョンウォン。
Date : Friday 4th August 2006 10:30
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閉ざされた森

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

閉ざされた森 コレクターズ・エディション原題 Basic
2003年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ジョン・マクティアナン
出演 ジョン・トラボルタ/サミュエル・L・ジャクソン

お勧め度 ★4つ半

面白かった。ただ難点なのはあまりにもいろんな展開があって、頭が混乱モードに突入してしまうことかな。途中で名前と顔が一致しなくなって、はて?あの人はなんて名前だっけ?みたいに、DVDなら巻き戻して見れるけど、劇場だと辛いよなぁと思った。まっ、私はDVDなのでリピートリピートで見ていたんだけど。このあたりがすっきり解決すると、あっという間にラストまで引き込まれるかな。

軍事訓練の最中に隊員の消息がわからなくなり、3名の生存者が確認されたのち、隊員に何があったのか尋問を行うが、かたくなに黙秘を続ける。そこでかつてこのレンジャー部隊にいた、今は麻薬捜査官のトムを呼び、彼らから真相を追求するように言われるんだ。

そのトムがジョン・トラボルタなんだけど、何でも彼はこの映画のためにかなりのダイエットしたらしい。確かに以前のぶよぶよからは脱却していた感じだけど、どうもジョン・トラボルタって過去の『サタデーナイト・フィーバー』の印象が抜けないのは私だけ?まあ『パルプ・フィクション』とかいろんな映画には出演しているんだけど、最初の印象が強すぎたのかなぁ。

さてそれでもトムの尋問で、黙秘を続けていた隊員もボチボチしゃべり始める。真相はいったい何があったのか?という謎解きで、クライマックスまで一気に持っていく。その後は映画を見て頂戴なんだけども、結構あっという間に引き込まれていくので、飽きないで見られた。

それにしても軍隊ってああいう過酷なしごきのようなことがあるのだろうか?どうみても訓練というより、しごきというかいじめというか。この映画素直に騙されて見るのをお勧めする。そうすればかなり楽しめるのではないかな。
【Story】
パナマの米軍基地から訓練に向かったレンジャー隊7名が、嵐の密林地帯で消息を絶った。その後2名の生存者が発見されるが、行方不明者の消息は不明だった。そこでオズボーン大尉は救助された兵士に尋問するが、黙秘を続け真相がわからないままだった。
Date : Thursday 3rd August 2006 21:36
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スパングリッシュ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

スパングリッシュ原題 Spanglish
2004年 アメリカ公開
上映時間 131分
監督 ジェームズ・L・ブルックス
出演 キャスト アダム・サンドラー/ティア・レオーニ

お勧め度 ★4つ

大作ではないけれど、じんわりとするような作りの映画だった。ハウスキーパーとして、アメリカ人の家庭で働くことになったヒスパニック系のフロール。子供は英語を話せるけれど、自分はスペイン語しか話せない。

このアメリカ人家庭、一見とても裕福で幸せな家族なんだけど、実情は満たされない思いが渦巻いている。というか妻のデボラが欲求不満なんだよね。夫も子供もみんな個人としてはいい人なんだけど、デボラは自分の理想と違うことに対してものすごい不満があるんだよね。

デボラは子供であるバーニーにわざと小さいサイズの服を買ってくる。なんとか痩せさせたいという思いがあるからなんだろうけど、服を買ってもらって喜んでいるところに、小さくて入らないという現実を突きつけられて、それによってバーニーはとても傷つく。デボラって言う人は、そういう人の気持ちを考えずに自分の考えだけを押し付けるところが多々あり。

これはハウスキーパーのフロールに対してもそうなんだ。フロールの子供であるクリスティーナを連れ出して美容院につれていったり、フロールにしたら親である自分に何の断りもなくっていう気持ちがあるし、デボラの娘のバーニーはクリスティーナをかわいがる母に対して、とても寂しそうな表情をする。つまり大きなお世話ばっかりやいて、肝心の人の気持ちに鈍感なタイプ。

そんな家庭で、ともするとバラバラになりそうなところを、フロールがうまく潤滑油のような存在になってまとめ上げていくというのかな。フロールは決しておとなしい女ではない、ちゃんと自分の意見も言うし、怒るときは怒る。最初はスペイン語しか話せないから、娘に通訳を頼んだりしているんだけど、次第に自分でも英語を勉強して一生懸命話せるように努力していくんだ。

この映画は家庭の問題や、子供問題、そしてちょっぴりロマンスもありで、散漫な感じがするんだけど、なかなか心温まる場面も多く、良質な佳作といったらいいかな。

【Story】
故郷のメキシコを離れ、娘のクリスティーナとともにロサンジェルスに移り住んだシングルマザーのフロール。裕福なクラスキー家でハウスキーパーとして働くことになった。一見幸せそうな家庭だったが、内情は様々な問題を抱えていた。
Date : Wednesday 2nd August 2006 05:40
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シュリ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

シュリ原題 SWIRI
1999年 韓国公開
上映時間 124分
監督 カン・ジェキュ
出演 ハン・ソッキュ/チェ・ミンシク

お勧め度 ★4つ半

北朝鮮と韓国に南北分断された二つの国の悲劇といったらいいかな。これは韓国でないと作れない作品だよ。南北統一を願うのは北朝鮮の人間でも韓国の人間でも一緒だが、現実にはまだまだ先のことなんだろう。何でもこの映画は、韓国でタイタニックを抜くほどの大ヒット作品だそうだ。

ストーリーは先が読めるし、案の定という展開ではあり、意外性という面からいったら全く物足りないかもしれないのだけど、韓国諜報部員と女スパイとの愛はなかなかひきつけられるものがあった。政治的な絡みと個人的なロマンスが展開されていく。

好きとか嫌いという感情も、国家のために翻弄されてしまうってなんだかせつないよなぁ。祖国統一という同じ気持ちを持ちながらも、結局は争い続けることになる。ミンヒョンの表情が辛さを倍増させる。本当に好きなんだろうなって。敵とか味方とか、そんなことで愛が引き裂かれるのはやるせない。

ネタバレ→(つまり一年以上も恋人としてつきあって、結婚まで約束した女が敵国のスパイだったというわけ。ラストは自ら自分の手で恋人を殺してしまう。というかあれはミンヒョンは自分を撃って欲しかったんだと思う。そうでもしないとこの地獄のような二人の恋は終わらないだろう。ただしあそこで撃てるか?と言われると、自分だったら絶対に撃てないとは思う。)

朝鮮半島の現状とかを少し理解してから見ると、また違った感想になるのかなぁ。私の知識なんて米粒位なものしか知らないし、あとは想像だけの世界なんだけどね。

【Story】
韓国の情報部員のジョンウォンは、恋人ミョンヒョンとの結婚を1カ月後に控えていた。そんな中北朝鮮の女工作員イ・バンヒを追っていた。そんな矢先液体爆弾CTXが強奪される事件がおきる。
Date : Tuesday 1st August 2006 08:27
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