フォーリング・エンジェルス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

フォーリング・エンジェルス原題 Falling Angels
2003年 劇場未公開
カナダ・フランス制作
上映時間 100分
監督 スコット・スミス
出演 ミランダ・リチャードソン/カラム・キース・レニー

お勧め度 ★2つ半

1960年代から70年代に変わる時代の出来事。その時代のカナダの一家の話で、暴君な父親とアル中の母親、そして3人の娘たちの話。

父親がへんてこ。時代的な背景もあるのだろうが、自宅の庭にある核シェルターで、訓練だといって家族を2週間くらい閉じ込めるということを強制したりするんだ。自分だけでやってほしいが、無理やり家族も巻き込んでしまう。そんな父親に子供たちは反抗心はあっても、逆らうことができず、ストレスがてんこもり。

そんな家庭で3人の子供たちは思春期を向かえ、3人ともその中で親からの自立や大人への階段を上る話というのかな。家族という軸があり、3人それぞれのエピソードがあるんだ。ヒッピー文化に傾倒していくとか、不倫で子供を妊娠しちゃうとか、同性愛にひかれていくとか。

救いがない話ではないのだけど、なんせあの父親にイライラさせられて、あの映画に出てくる子供たちじゃなくても、見ている私もストレス感じてしまった。

ラストはある意味ハッピーなんだろうなとは思うのだけど、好き嫌いがあるかもしれないと思った。たぶん60年代のカナダの時代背景が想像つかないので、自分の中ではあまりリアルに感じられない。

【Story】
1969年のカナダの田舎町にフィールド家がある。父親ジムは元軍人、母はアルコール中毒から精神に破綻をきたしている。そんな両親のもとで3人の娘たち、長女ルー、次女サンディ、三女ノーマは、思春期を迎え大人になろうとしていた。
Date : Tuesday 31st October 2006 07:23
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バイバイ、ママ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

バイバイ、ママ原題 LOVERBOY
2004年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 86分
監督 ケヴィン・ベーコン
出演 キラ・セジウィック/ドミニク・スコット・ケイ

お勧め度 ★3つ

これは幼児虐待の映画だよなぁと思った。ケビン・ベーコンが監督やって、ケビンの妻が主演。ついでにケビンの子供たちも出演している。さらにベーコン家の犬まで出ているんだと。マット・ディロンやサンドラ・ブロックまでもが出ている。出演者は豪華なんだよねぇ。

というのも親離れ子離れって、いつの時代も難しいものだろうけど、エミリーは異常とも言える執着心で、ラストもそりゃあああいう展開になるだろうと予測がつくような異常さ。

自分が子供の頃に親からの愛情を得られずに育ったということが、現在のポールとの生活の合間に取り込まれているんだけれど、確かにそれはかわいそうな子供時代だよなって思うのだけど、それが彼女の人格に異常をきたしたという理由で、ひたすら自分の子供に対しては、かごの鳥のような扱いをする。溺愛のさらに上をいくような感じといったらいいのかな。

最近では長期わたる監禁事件とかって増えているけれど、あれは親子間の監禁ではないか、あきらかに虐待のひとつだろうと思うくらいの母親なんだ。決して暴力は振るわない、だけど学校にも行かせないで、子供を自分の手元においておこうとする、愛情過多が行き過ぎていき、とうとう自分のそばから離れていこうとするポールに対してとる行動は…。

そりゃあ子供だって学校には行きたいし、いつもママとばかり遊んでなんかいられないよね。ポールの反応はすごく当たり前で、はたからみたらエミリーは狂気の沙汰なんだけど、周囲に対しては自分からポールを奪い取ろうとしてるという被害妄想でいっぱいに。

なんだかエミリーの子供時代もかわいそう、そしてエミリーに育てられたポールもかわいそう。で?っていう終わり方にて、ちょっと不完全燃焼気味。

【Story】
孤独な少女時代を過ごしたエミリーは、自分の子どもにはすべての愛情を注ぐと決意する。そしてシングルマザーとなったエミリーは、ポールとの2人だけの世界にひたる。しかし6歳になったポールは、次第に友だちや外の世界に強く惹かれていくのだった。
Date : Monday 30th October 2006 09:20
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ガールズ・アタック

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > スポーツもの

ガールズ・アタック スペシャル・コレクターズ・エディション原題 All You've Got
2006年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 93分
監督 ニーマ・バーネット
出演 シアラ/フェイゾン・ラヴ

お勧め度 ★1つ半

高校生バレーボールチームのスポ根物語。
主人公の女の子たちがなんだか感じ悪いんだよね。だからあんまりさわやかな気持ちにならなかった。どう見てもやりすぎっていうような意地悪しちゃうしさ。でもあっさり仲直りだったり。

ギャビーとローレンは高校バレーボール・チームのエースなんだけど、お互いに敵対関係にある。だから火花がいつも散っているような間柄。そんなときにローレンの通っている高校が火事になり、なんとギャビーの高校にローレンたちが編入してくるという。

それで同じバレーチームで、今度はチームメイトとして付き合わなくてはならないのだけど、ライバルだったものたちだから、そんなにすぐには仲良くならない。お互いに意地の悪い行動をとったりするんだよね。主人公のギャビーが、お前それは我侭だろうっていうくらいのことをするので、なんかちっとも感情移入できないんだ。恋人に対しても超我侭。あれじゃあどんな男も嫌になるだろうと同情してしまった。

一応そんなライバル同士も、お互いにプレーしあううちに、チームメイトとしてひとつになり試合に臨むという、青春スポ根ものなんだろうというのはわかるんだけど、統一感がなく話があちこちに飛ぶので、全くもって盛り上がらないうちに終わってしまうという、尻つぼみ映画。

【Story】
ギャビーとローレンは高校バレーボール・チームの選手。互いに激しいライバル意識を抱く。ところがローレンの高校が火事になり、ギャビーの高校に編入することになる。お互いにチーム・メートになった二人は、衝突しながらも優勝を目指すが。
Date : Sunday 29th October 2006 09:30
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666: The Child

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

666: The Child原題 666: The Child
2006年 オリジナルビデオ公開
アメリカ制作
上映時間 80分
監督 ジェイク・ジャクソン
出演 フー・フー・スチュワート/アダム・ヴィンセント

お勧め度 ★2つ

オーメンもどきの映画。666という数字が体のどこかにあるというところもまんま。どっちかというとオーメン4の話ともかぶる。孤児になってしまったドナルドを養子に迎えるというところは、オーメン4と一緒。つまりこの話一連のオーメンシリーズをごちゃまぜにしたような話といったらいいのか。主人公こそドナルドとかっていうかわいい名前だけど。

でもオーメンと違うのは、ダミアンの怖さが全くないということ。ドナルド役の子供は、たんなるかわいい男の子なんだもん。かわいさの中に潜む悪魔の形相という怖さもない。たんなる少年。こうなるとオーメン2の14歳になったダミアンの方がよっぽど悪魔の子らしいよ。

いやいやこれはオーメンの話ではないのだけど、あまりにパクリな話なので、どうしても比べてみたくなってしまう。オーメンという映画を全く知らない人なら、それなりに楽しめるかもしれないけれど、たいていの人は不満が残るのでは?

ただかなりの血吹雪と、残忍な死に方ではある。アメリカという国は、養子制度も日本よりかは開放的だから、養子に迎えた子供が悪魔のような子だったら…というようなこともおこりうるよねぇ。それにしてもドナルドのシッターは、なんなんでしょうか、もうちっとなんとかならなかったのだろうか。ちっとも怖くないよ。

【Story】
飛行機墜落事故でたった一人生き残ったドナルドは、スコットとエリカ夫妻が養子として引き取ることになった。しかしドナルドが来てから、周囲では不可解な死が続く。
Date : Saturday 28th October 2006 21:51
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DELETE デリート

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

デリート原題 Claustrophobia
2003年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 79分
監督 マーク・タピオ・カインズ
出演 メラニー・リンスキー/メアリー・リン・ライスカブ

お勧め度 ★1つ

DVDの裏のパッケージだけ読むと、なんか怪しい怖さがあるのに、話はまんまな話なので、非常に拍子抜け。

会社の同僚たちを招いて、週末パーティを開こうとしたが、なんと集まった人数はたった2人。皆この地域での殺人事件のニュースを見て、そんな街に行くのは嫌と思ったのかとりあえず3人でパーティを開こうということになった。といってもこの3人対して仲良しでもなさそうなところが、つまらなくしている。なんたって、なんであの子が来るの?っていうのがありありの態度。だったら招待なんかするなよって思うのだけど。

姿の見えない影や物音がして、いったいあれはなに?という恐怖というはあるのだけど、なんせ真昼間の設定なので怖さ半減。

ネタバレ→(最近近所では、ボーガンを使った殺人事件が多発している地域で、真昼間に襲われる話。それも近所も無関心なので、誰も助けてくれないというか、そんな恐怖を描きたかったのだろうけど。

それで結局怪しい人影が見えて、宅配のデリバリーサービスの男が来たと思ったら殺されてしまい、3人はなんとか警察に通報しようとするけれど、電話が通じなくなってしまっているというパニック映画。といっても屋根を歩く足音とか、そういう感じで姿が見えないんだ。

でもさ屋根を人が歩いていたら、普通誰か通報しないか?というか殺人事件がおきている街だから、近所はみんな週末どっかに逃避して人がいないらしい。それにしてもっていう感じだよ。

それで3人のうちの一人がなんとか、外の人に助けを求めたりするんだけど、庭にいた近所のオヤジなんて、ちっとも緊迫感もなく、無関心モードで、殺人者に狙われる恐怖というよりかは、人々の無関心さの恐怖に腹がたつ作品。
)

犯人の目的がはっきりしないというか、愉快犯みたいな部分もあるのだろうが、とても中途半端で、なんというのかニュースで放送される事件を、ちょっとくわしく見せましたみたいな話で、これ映画?っていう代物だった。

【Story】
週末にパーティーを開催する3人の女性たち。だが屋根の上を誰か歩く足音が聞こえ、電話はつながらなくなっている。そうしているうちに、デリバリーサービスの配達人が殺される。
Date : Friday 27th October 2006 07:41
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恋するブラジャー大作戦(仮)

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

恋するブラジャー大作戦(仮)原題 絶世好Bra
2001年 劇場公開
香港制作
上映時間 111分
監督 パトリック・レオン
出演 ラウ・チンワン/ルイス・クー

お勧め度 ★1つ半

香港映画は嫌いではないのだけど、このコメディはわたしとしてはあんまり笑えず。たぶん笑いのツボが違うのだろう。

いきなり冒頭から日本が出てきて、日本語ベラベラというか日本人登場。あれ?これって香港映画だよなって思っていたら、とある下着メーカーの東京本社という設定。社長は日本人で、香港支店の支店長であるサマンサに、今までは女性しか採用しなかったが、今後は男性社員を起用しろという命令が下る。そしてその男性社員とともに、新商品のブラジャーを開発しろというもの。

そしてここで舞台は香港に移るというわけ。採用された男性社員は2名。この2人が女ばかりの世界で、さらに男にはわからないだろうとされるブラジャーの開発のために奮闘するコメディ。

まあ女ばかりの中に男二人なので、お色気モードな部分もあり、女の同僚にちくちくといじめられる部分もあり。なんたって実際にブラジャーをつけて、その感触を理解させられたり、そりゃあ大変よ。なんて書くと楽しそうなんだけどさ、そうでもないんだよね。見ても見なくてもよかったかもって思っちゃった。でも香港ではこの映画大ヒットらしいので、私の笑いの感覚がずれているのかもしれない。なので興味のある人はどうぞ。

それにしてもすげー邦題だよね。もう少しなんとかならないものだろうか?

【Story】
女性だけしかいなかった日本の下着メーカーで、究極のブラジャーを開発するため、初めて男性社員を採用することになった。香港支社では、ウェインとジョニーの2人が採用される。
Date : Wednesday 25th October 2006 20:01
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悪魔の棲む家

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

悪魔の棲む家2005〈特別編〉原題 THE AMITYVILLE HORROR
2005年 公開
アメリカ制作
上映時間 90分
映倫 PG-12
監督 アンドリュー・ダグラス
出演 ライアン・レイノルズ/メリッサ・ジョージ

お勧め度 ★3つ

この作品は1997年に公開された『悪魔の棲む家』のリメイク作品。前作の方が怖かった印象があるんだけど。前作は家そのものが怖くて、それに何者か見えないところに恐怖があったのだけど、これは幽霊というかその正体がちゃんと見えるので、怖さ半減の気がする。それにオリジナルはもっとジメジメとした湿気の多い印象があったが、今作はそれがあまりない。

長男が一家を惨殺するという事件があって、その殺人現場の家が売り出されて、その家に住み始めた一家に怪現象が起こるというもの。この惨殺事件というのは実話らしいよ。

まぁ、今まで普通だった人が、どんどんとおかしくなっていく様というのは、見ていて怖いものがあるよね。ただあんなに怖いことが起こる家ならば、早く引っ越せばいいのにとも思うが、やはり一度高額な値段で買った家だから、おいそれと手放せないというものなのだろうか。わたしならいくら値が落ちても、あんな家には住んでいられない。もしも売れないのなら、人様に貸して←これもひどい?(笑)、自分はアパートに引っ越すだろうな。というかやっぱり殺人があったと知っている家は買いたくないよね。知らないで入ったのならまだしも、知っていても安いからと買ったわけだし。

そんなわけで、オリジナルを知らなければ、これはこれで正統派ホラーという感じで楽しめるかもしれないが、そうでないなら物足りないかもね。

それにしても神父さま、腰抜けすぎるよねぇ。やっぱ神父様は戦わないと。(笑)

【Story】
1974年、長男ロナルドは両親と4人の兄弟たちをライフルで次々と射殺する事件が起こる。それから1年後、ラッツ夫妻は安値で売りに出されたこの大邸宅を購入し引っ越してきた。しかしその直後から家の中で次々と不気味な現象に遭遇していくのだった。
Date : Tuesday 24th October 2006 08:41
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デッドマン・コーリング

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

デッドマン・コーリング原題 The Dead Will Tell
2004年 テレビメディア公開
アメリカ制作
上映時間 87分
監督 スティーヴン・T・ケイ
出演 アン・ヘッシュ/キャスリーン・クインラン

お勧め度 ★3つ

幽霊が見えるとか、幽霊の声が聞こえるって怖いね。私はそういうの見えたりはしない人だからいいけど、見えちゃう人はたいへんだよね。

それにしても婚約指輪にアンティーク店でみつけた指輪を送るって言うのが信じられない。だってアンティークって指輪だけでなく、なんとなく怖いじゃない、使っていた人の念がこもっていそうで。それを言ったら中古品のものだってそうなんだけど、見につけるものってちょっとって考えちゃうのは私くらいか?

エミリーはビリーと恋に落ち、あっという間に結婚の約束をするようになる。そこでビリーが送ったのがアンティークの指輪。その指輪をつけてから、エミリーの目の前に見知らぬ女性の姿が現れるようになるんだ。ぶっちゃけ幽霊ということ。

それでエミリーに、幽霊が"私を助けて"って言う感じで毎回登場するんだよ。もうこれはあなたの知らない世界の話だ。そして真実は…というありきたりの話ではある。

それにしてもそういう能力があると大変だよ、だって幽霊に頼られてしまうわけじゃん。それで自ら真相究明に乗り出さなくてはならないんだもん。嫌でも真相を突き止めないと、自分だけが毎回怖い思いをしなくてはならないから、理不尽といえば理不尽な出来事だ。

ただこの結婚というか、ビリーとの出会いも、すべてあの幽霊が引き合わせていたものだとしたら、ちょっと嫌かも。だってロマンティックな運命の出会いじゃなくて、幽霊が引き合わせた出会いなんて。

それにしても、こういう幽霊って、犯人のところに化けて出ればいいのに、どうして見知らぬ人の所にでるんだろう。だれか幽霊に聞いてみてくれる?

どこにでもある話だけど、それなりに楽しめるかな。ただなんとなく真相は早い段階でわかっちゃうし、怖くて怖くてと言うほどのものでもないので、こういう話に免疫のある人には物足りないかもしれない。ちなみにこの話は実話らしい。

【Story】
エミリーはビリーという写真家と知り合い、すぐに結婚の約束をする。びりーはエミリーにアンティークの指輪を贈ったが、それが元で、指輪をつけてからエミリーは、不可解な霊現象に巻き込まれていくようになる。
Date : Monday 23rd October 2006 08:52
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ユニコーン・キラー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

ユニコーン・キラー原題 THE HUNT FOR THE UNICORN KILLER
1998年 テレビメディア公開
アメリカ制作
上映時間 98分
監督 ウィリアム・A・グレアム
出演 ケヴィン・アンダーソン/ナオミ・ワッツ

お勧め度 ★2つ半

ナオミ・ワッツって結構好きな女優なので、借りてみた。何でも実話らしいし。この事件はまだ解決していないらしいよ。

ヒッピーの教祖みたいなアイラ・アインホーンという男は、ホリーと恋人同士になる。最初は魅力的に思えたアイラも、だんだんと自己中心なだけの男ということがわかり、ホリーは愛想をつかし別れようとするが、そうするとアイラは豹変するという。そしてその日からホリーは失踪する。

失踪の原因はなんなのか、ホリーは生存しているのか否か。そしてアイラの部屋のトランクからホリーの変わり果てた姿がみつかる。

という事件なんだけど、アイラはいまだにつかまってないそうだ。フランスに逃亡して、フランスでは犯罪者の引渡しがないらしく、今でもフランスにいるみたいよ。

限りなく黒に近い男だけど、裁判となるとなかなか決定的な証拠がないらしい。いくら死体がみつかったといっても、アイラは自分は嵌められたといい続けているみたいだし。

前半はアイラとホリーが出会い、そしてお互いに惹かれあう様子が描かれていて、ここまでが長い。後半はホリーが殺されて、アイラの犯罪を立証できずに、ホリーの家族や警察の苦悩みたいな点が描かれているというのかな。

でもアイラみたいな男っているよね。カリスマともてはやされ、自分が一番と思い、女はお飾り程度にしか思わない。だけど独占欲は激しく、女から別れを告げられるのにはどうにも我慢できないというか。かわいさあまって憎さ百倍状態で、離れていくのなら殺すといった実に短絡的な発想の持ち主。アイラはそういう典型的な男。

またホリーも優柔不断というか、自分がなくふらふらしてばかりいるんだよね。やっとアイラから離れようと決心したときには、殺されてしまうというのか。かわいそうな女でもある。

ちょっとわかんないのは、アイラがホリーを殺したとして、家のトランクになんか入れておいたら絶対にばれるだろうに。そんなこともわからなかったのだろうか?

とくに実話だからなのか、そんなに怖い話というか、ハラハラするような展開は全くない。無難なサスペンス。

【Story】
77年ヒッピーの教祖として崇拝されていたアイラ・アインホーンは、ある日、ホリー・マダックスと恋に落ちる。二人は一緒に暮らし始めるが。
Date : Sunday 22nd October 2006 18:35
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ALWAYS 三丁目の夕日

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版原題 ALWAYS 三丁目の夕日
2005年 公開
日本制作
上映時間 133分
監督 山崎貴
出演 吉岡秀隆/堤真一/小雪

お勧め度 ★5つ

携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。というのがキャッチフレーズなんだけど、まさにその通りの映画。というか昭和33年は、私は生まれていないけれど、自分が子供の頃は携帯はなかったよな。今よりもっとアナログな世界だったけれど、それでも楽しかったよ。今の方が生きにくい部分があったりもする。

実にノスタルジックで、人との暖かさを感じれる作品かなぁって思う。昔はすべてよかったなんて思わないし、お涙頂戴の映画という部分もあるかもしれないんだけど、私はこういう映画好き。裏の裏まで見せるような、複雑な映画も好きだけど、単純でほのぼのとした作りで、こういう作品は純粋に好き。それだけ。

夕日町3丁目のご近所さんの日常を描いているんだ。昭和の時代にタイムスリップしたようなセットは圧巻だと思う。それに面白いのは名前。小説家志望の茶川竜之介、芥川じゃないんだよ。龍之介の家に引き取られた、古行淳之介は吉行淳之介をもじっていたり。最初は実話の部分があるのかと勘違いしちゃったよ。よーくみたら、もじった名前だったっていうことに気がついた。笑いあり涙あり、久々にいい邦画を見たなぁって思った。

【Story】
昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。ある日自動車修理工場の鈴木オートに、集団就職で上京した六子がやってくる。その鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主で小説家の茶川竜之介は、身寄りのない少年である淳之介の世話をすることになるのだが。
Date : Saturday 21st October 2006 07:13
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