おまけつき新婚生活
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

原題 DUPLEX
2003年 アメリカ公開
上映時間 89分
監督 ダニー・デヴィート
出演 ドリュー・バリモア/ベン・スティラー
お勧め度

邦題だけ見ると、かわいい感じのラブコメディを想像すると思うんだ。でもこれは実にブラックなコメディだよ。出てくるばあさんの憎々しさといったらない。
それにしてもアメリカの家って不思議だよね。だって二世帯住宅を購入してから、あまった部屋を誰かに貸すというならわかるけれど、買った家にもれなくおばあさんが住んでいて、先住権によって追い出すことはできないって、日本でもそういうのってあるの?
アレックスとナンシー夫婦は、二世帯住宅を購入し、上の部屋にはおばあさんが住んでいるけれど、100才近いばあさんなので、すぐに死ぬだろうしなんていう安易な理由を掲げたのが失敗の元だったという話。
そのばあさんが、とんでもないババアだったという事。非常にムカつくことをされるわけなんだけど、老婆だし強くは言えないし、なんて思っているとどんどんエスカレートしていき、しまいには殺してやりたいと思うくらいの憎々しいばあさんだったというわけなのよ。なんとかばあさんを追い出そうとか、ころっと死なないものかとか思うのに、そういう憎まれる老人は長生きときている。
ブラックな笑いの好きな人は面白いと思う。こういうのアメリカ人は好きだろうね。誰もが腹抱えて笑うというわけにはいかないんだ。だけどベン・スティラーははまり役だよね、こういうコメディにぴったりだと思うし、ドリューもいい味出しているけれど、なんといってもこの映画は、憎らしいババアにつきる。この女優さん80才くらいらしいよ。しわくちゃの顔で、にっこり笑顔であるのに、ぶん殴りたいくらい嫌なやつ。にっこり笑って人を切るみたいな。感じの悪さは天下一品。完全にベンやドリューを食っているという。
なのでこのばあさんを見る価値はあるかな。誰もが楽しい笑いというわけにはいかないし、なんたって憎々しいわけだから、見ていてストレス感じてしまう人もいるかもしれないね。だからブラックユーモアが嫌いな人にはお勧めは出来ない。
【STORY】
ニューヨークに住む新婚カップルのアレックスとナンシーは、マイホームを購入することになる。そこは暖炉が3つもありおしゃれなメゾネットタイプの家だ。ただし二世帯住宅で、2階には老婆のコネリー夫人が間借りしていた。アレックスとナンシーは、コネリー夫人は年だし、近いうちにあの世に行くだろうと思い、この物件を購入する。だがコネリー夫人はとんだ曲者だと思い知ることになる。