大変な結婚

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

大変な結婚原題 MARRIED TO THE MAFIA
2002年 韓国公開
上映時間 112分
映倫 PG-12
監督 チョン・フンスン
出演 キム・ジョンウン/チョン・ジュノ

お勧め度 ★2つ半

とうとう韓国コメディ映画にまで手を出してしまった。冒頭は目を覚ましたら隣には知らない女が寝ていた。エリートの男となんと女はやくざの娘という設定。

それで女の兄ちゃんもやくざなわけで、妹に手をだしたなら結婚しろとつめよる。というもの。やくざの家系に頭のいいエリートの血をという目的もあるらしい。

お兄ちゃんたちはバカなんだよね、でも家族思いでもあり妹思い。そんな中最初はやくざの一家なんて…と思っていたのに、デソはだんだんとなじんでいくのがおかしい。単純なドタバタ映画で気楽に観れるのだけど、後半つまらなくなっていく。というか長いんだよ。

いい加減最初の段階で、やくざの娘となんか結婚できないよっていうのを見せていて、そのわりにいろんな出来事により、知らず知らず嫌でも結婚に向かっていく、そんな様子はもう十分というところまできて、しぶとく同じことが繰り返されるので、もういい加減いいから、ラストはどーなのよ?ってイライラする。90分位にまとめてくれたほうが絶対に面白かったで終わったと思うんだけど。

それにデソには最初彼女もいたので、見知らぬ女とは結婚できないと思うのはよくわかる。だけどジンギョンがはっきりしないんだよね。ジンギョンだって見知らぬ男と結婚なんて出来ないって言っているわりには、強く否定するでもなく煮え切らない。兄ちゃんらの陰謀に対しても拒絶することもなく、では一目ぼれのようにデソのことが一発で好きになったのかというと、全くもってそんな事はない。ここでもイライラするんだよね。

ということで悪くはないが、ちょっと辛抱強く観ないといけない作品である。

【Story】
ソウル大学法学部を卒業し、今はITベンチャー企業に務めているエリートのデソ。ある朝目覚めると、隣にはジンギョンという見知らぬ女性が裸のまま横になっていた。だが2人とも昨夜の記憶が全くない。
Date : Thursday 31st August 2006 21:12
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (1)

ふたりの5つの分かれ路

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

ふたりの5つの分かれ路原題 5X2
2004年 フランス公開
上映時間 90分
映倫 R-15
監督 フランソワ・オゾン
出演 ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ/ステファン・フレイス

お勧め度 ★2つ半

ストーリーを逆から見せていくっていう方式は最近よくあるけれど、この映画もそう。冒頭は離婚の裁判から始まる。そして二人が出会い結婚して離婚に至るまでを逆方向から見せていく。つまりラストは二人の出会いということ。

誰でもこの方式でいくと、離婚しちゃったけど昔はラブラブな時期もあって、なのにボタンのかけ違いでこんな結果になっちゃったなんてのを想像しちゃうよね。だけどこれはなんていうのか、あの二人じゃいずれ離婚するよなって思うエピソードばかり。

もちろん離婚するには、決定的な何かというより、日々の些細な積み重ねのズレがどんどんと膨らんでというものなのだろうけど、私はあんな旦那嫌だよ。何が嫌って妻がこれから急に出産することになったと電話を入れるんだ。夫はすぐに病院に向かうといい、なのにカフェでコーヒーを飲んで時間をつぶす。出産を終えた妻に何故遅くなったのか聞かれると、道がひどく渋滞していたと言う。あのシーンは不快。彼は父になることに対して恐れているのだろうが、ああいうのはホント私は駄目。

なのでこの映画観ていて辛いのよね。二人のズレを見せつけられて、傍観者としての立場として、苦しく辛い。ラストは二人の出会いのエピソードで、別に恋人のいたジルがマリオンに引かれていくのだが、二人で夕暮れの海で泳ぐシーンは、離婚に至る結末がわかっているだけに、異様に心が痛い。

すっきりとした気持ちになりたい人は、こういう映画は辛いと思われる。私はもう一度見たいとは思わないな。

【Story】
久々に再会し離婚手続きを終えたマリオンとジル。ふたりの間には埋められない溝があった。
Date : Wednesday 30th August 2006 20:48
author : なん :: comments (6) :: trackbacks (0)

フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い スペシャル・コレクターズ・エディション原題 FOUR BROTHERS
2005年 アメリカ公開
上映時間 108分
監督 ジョン・シングルトン
出演 マーク・ウォールバーグ/タイリース・ギブソン/アンドレ・ベンジャミン/ギャレット・ヘドランド

お勧め度 ★4つ半

ある雑貨屋で中年女性のエブリンが強盗にあい殺される。その女性には4人の息子がいた。それも白人2人に黒人2人。彼女はこの4人の養母だったのだ。なーんてことで始まるこの話。いやーワクワクしたよ。とっても面白そうなんだもん。またこの4人の兄弟は、みんなものすごい不良で、誰も里親になってもらえず、それでこの養母が育てたというんだ。

だけど養母はとてもいい人で、この4人は養母をとても愛していたんだよね。だから母の葬儀の席で4人の兄弟たちは久しぶりに顔をあわせ、母を殺した犯人を許せないと自ら犯人探しを始めるというもの。

4人の兄弟たちのキャラクターがとてもよくわかるし、うまい具合に仲のよい兄弟(もちろん血のつながりはないけれど)というのを表現していると思うし、この不良達をうまく更生させた養母のエブリンは、とても懐の深い肝っ玉母さんというのが、感情移入しやすさの要因だと思う。なんたってあんな母だったら最高だよなって思う。

後半はその犯人探しの意外な展開と、アクションバイオレンスシーンを取り混ぜて、スピィーディにどんどんと進んでいった。でもさせっかくエブリンが更生させた息子らだから、いくら母の仇とはいえ、暴力はいかんよと思うのは私だけではないはず。

でも兄弟や親の愛、いろんなことを思うことのできる作品だけど、これって結構知名度低いよね?私はわりかし面白いと思った作品なので、興味のある人は観てちょうだい。

【Story】
デトロイトの小さな町で、雑貨屋でエブリンは、2人組の強盗に襲われ射殺されてしまう。彼女の葬儀に集まった肌の色の違う4人の兄弟、ボビー、ジャック、エンジェル、ジェリー。筋金入りの不良だった彼らを自らの養子として引き取り、惜しみない愛情で育て上げたのがエブリンだった。
Date : Tuesday 29th August 2006 07:32
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ラブ・レター/パイランより

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

ラブ・レター~パイランより~原題 FAILAN
2001年 韓国公開
上映時間 116分
監督 ソン・へソン
出演 チェ・ミンシク/セシリア・チャン

お勧め度 ★3つ半

浅田次郎の原作『ラブ・レター』を韓国で映画にしたもの。日本でも中井喜一が主演で映画化されたみたい。

カンジェというチンピラと中国からやってきたパイラン。この二人は偽装結婚の相手同士なんだけど、一度も会うこともなくパイランが死んでしまう。(病死みたい)そうするとカンジェは一応戸籍上は夫なわけで、遺体を引き取りに行かなくてはならない、そこでパイランからカンジェに当てた手紙を読むことになる。

といった感じのストーリーなんだけど、途中で涙腺が緩む場面もあるし、カンジェはチンピラでどうしようもない男なんだけど、結構純粋な部分も持ち合わせていて、会うことのない二人の間に流れる何かを感じられる話ではある。

だけど前半が長いのだ。というのもカンジェのチンピラとして、下っ端扱いの様子とか、そういうことに多く時間が割かれ、なかなかパイランとのかかわりが出てこないので、だんだんとこれはチンピラ映画なのかと飽きてくる。

そう思っているとやっとパイランが数多く出てきて、パイランは何故韓国に来たのか、どうして偽装結婚することになったのかっていうことがわかってくる。ここまで来ると比較的スムーズに話しにのめりこむことが出来るんだけどね。

パイランが会ったことのないカンジェにほのかな愛情を持つのはわかるんだ。異国の地で夫と呼べる人の写真を見ていて、だんだんと淡い思いを抱くようになる。ある意味幻想ではあるんだろうけれど、我々だって会ったことのないスターとかに、恋心のような感情を持つことはあるから、それと同じようなものだ。といってもパイランは一枚の写真だけしか持っていないだけなんだけど。

一方のカンジェは、パイランが死んで、彼女からカンジェに対する手紙を読んで、そのことで心揺さぶられる気持ちがわいてくる。今までは誰からも愛されていないし寂しい人生だった。そんな中唯一自分のことを好きですと言ってくれた偽装結婚相手の妻。「カンジェさんは結婚してくれて優しい」と何度も書いてある手紙。そんな手紙を読んで、こんな自分にも優しいと言ってくれる人間がいるとほろっときてしまった。なんとなくわかる。

手紙を読んでいるシーンはぐっと来るし、会うことのない二人だったけれど、二人とも幸せな気持ちが流れる事があってよかったとも思った。決して生きている間は交流することはなかったけれどね。パイランがあなたの妻のまま死んでもいいですか?と書くあたりはせつなかった。

だけどなぁラストはあまり納得いかない。唯一の救いは、カンジェの表情だけだった。優しい穏やかな顔だった。チェ・ミンシクって、『親切なクムジャさん』とか『オールドボーイ』とかに出ていたけれど、うまい役者だなぁとしみじみ思った。ものすごくくどくて、どっちかというと生理的にきもいおやじっていう印象なんだけどね。←褒めてんのかけなしているのか?

【Story】
カンジェはチンピラとして毎日暮らしていた。そんなある日妻が亡くなったという訃報を知らされる。相手は偽装結婚した妻だったことを思い出す。彼女はパイランという名の中国人で、カンジェは一度も会うことのなかったパイランの遺体を引き取りに彼女の住んでいた町へと向かう。
Date : Monday 28th August 2006 09:51
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ原題 L' EMPIRE DES LOUPS
2005年 フランス公開
上映時間 128分
映倫 PG-12指定
監督 クリス・ナオン
出演 ジャン・レノ/アーリー・ジョヴァー

お勧め度 ★1つ半

あまりにもつまらなかった。『クリムゾン・リバー』の原作者である、ジャン=クリストフ・グランジェの小説が原作らしい。嫌な予感がしたよ、『クリムゾン・リバー』がおもしろくなかったから。あれもジャン・レノが出ているんだけど、これももしやと思ったら、やっぱりそうだった。

もちろん原作と映画は違うのはわかっているのだけど、これもさっぱりわかんなかった。『クリムゾン・リバー』も若い刑事とベテラン刑事の二人が出てきて、それらが事件を追うっていう形式で、今作もそうなんだけど、だいたい話がわかりにくくて、私は最後まで見ても犯人は何をしたかったのがよくわかんなかった。私がアホなのかもしれないけれど、もう一度見直したいという気持ちもわかず、わからないまま見終えた。なのでちゃんと理解して見たら傑作なのかもね。でも私は理解してないので、これポイントとっても低い。

人体実験みたいなことをしたり、麻薬がかかわっていたり、出だしはなんか面白そうだったんだ。なぜかある女は自分の夫の顔を覚えてないというところからスタート。だがそのあとがおもしろくないんだよ。

話がトルコにかかわっていて、規模がでかくなったせいなのか、そこから私は理解できなくなっていった。どんでん返しがあったらしいのだけど、そのあたりも楽しめずに、はて???っていう間に事件は解決してしまい終わり。ちゃんちゃんである。

それにトルコとフランスの関係も知らない私としては、トルコのテロ組織とかの知識もないし、そのあたりが全くわかんないから、話の面白さも半減しているのかもしれないとも思われる。

はっきりいってジャン・レノが出ていなければ見なかった作品である。やっぱりフランス映画は苦手。

【Story】
パリのトルコ人街で猟奇殺人の3人目の犠牲者が発見された。被害者はいずれも不法滞在のトルコ移民の若い女性で、顔が切り刻まれていた。
Date : Saturday 26th August 2006 00:47
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

4人の食卓

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

4人の食卓原題 THE UNINVITED
2003年 韓国公開
上映時間 126分
映倫 PG-12指定
監督 イ・スヨン
出演 チョン・ジヒョン/パク・シニャン

お勧め度 ★3つ

ホラーというカテゴリーみたいなんだけど、純粋ホラーとは違う。だって幽霊らしきものが出てはくるけれど、最初にちょっとっていうだけで、どっちかというとサイコサスペンスみたいなカテゴリーなのかも。

7才以前の記憶のないジョンウォン。それがある日電車の中で見かけた子供が電車の中で死んでいたという事件を知ってから、自分のアパートの食卓に、子供が二人座っている幽霊が見えるようになる。

と書くと怖い感じがするけれど、この幽霊あんまり意味がないんだよね。別に出てこなくても関係ないというのか。唯一関係があるのは、この姉妹の幽霊が見えるというヨンという女性に出会うということだけ。

でも結局はジョンウォンの目を背けたい過去のことや、ヨンが抱えている受け入れがたい現実、それらの駆け引きの話といったらいいのかなぁ。
ヨンは人の過去が見えるという能力があって、それを正直に伝えたことにより、その人間は苦しんでしまう。つまり人間は、受け入れられないものはその人にとって真実ではないということだ。ジョンウォンも過去を見てもらうのだが、それは真実を知らなければよかったというような辛い事実だった。

というような小難しいことが繰り返され、真実とはなんぞや?見たいな哲学的な事を追求した映画だった。かなり重苦しい雰囲気なので、見ていて爽快な気分にはなれないな。ラストもあまりに救いようがないし。悪い映画ではないのだけど、私はあまり好きにはなれなかった。

韓国映画なので、死体や死ぬ瞬間などはかなりリアルであるので、そういうの嫌いな人はみれないかも。

【Story】
ジョンウォンはある日、最終電車の中で眠っている幼い姉妹を目撃する。しかし翌日のニュースで姉妹が毒殺されていたことを知る。以来彼は食卓の椅子に姉妹が座っている姿を目にするようになるのだった。やがて、ジョンウォンは自分と同じようにその姿が見えるという女ヨンと出会う。
Date : Thursday 24th August 2006 21:23
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

殺人の追憶

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

殺人の追憶原題 MEMORIES OF MURDER
2003年 韓国公開
上映時間 130分
映倫 PG-12指定
監督 ポン・ジュノ
出演 ソン・ガンホ/キム・サンギョン

お勧め度 ★4つ

韓国で1986年〜1991年の間に、10人の女性が犠牲になった、連続猟奇殺人事件があったそうだ。それを元にして、刑事達の苦悩とかを描いた作品。ただこの犯人はいまだに捕まっていないそうだ。

ノンフィクションの事件ということで、結構リアルな作りになっていて、なんか死体の様子とか、すごいリアルなの。日本映画だともう少し作りもんという印象を与えて、グロさを和らげるような配慮(?)があるのだけど、韓国映画ってかなり本物ちっくというか、死体発見現場にアリがむらがったりする様子なんて、うわって思ったよ。

それにしてもこの事件、本物としたらすごい猟奇的というか、こういう事件って普通のなんでもない人間が犯す怖さというのをあらわしている。でも前半は、犯人を追い事件解決を望むあまり、誤認逮捕して自白を強要したり、拷問して白状させたりっていうシーンが多くて、これじゃあ犯人取り逃がすだろうなぁとか思ってしまった。時代的にもそういう背景があったんだろうけれどね。

でもそのあたり、地元の刑事のパクとソウルからやってきたソ刑事のアンバランスが絶妙で、暴走しがちなパク刑事と冷静なソ刑事という組み合わせはかなりこの映画を面白くさせている。

かなり面白い作品であるが、ちょっと長くてダレル感じがしないでもない。中盤がちょっとなぁイライラするんだよね。(笑)それに犯人がわかんないまま終わるわけで、だから誰が犯人なんだよ、やっぱりあいつなのか?証拠がないから逮捕できないだけなのか?それとも全然別のところに真犯人はいるのか?という消化不良な部分があるにはある。まぁ実際に犯人は逮捕されていないわけだから、映画でも犯人がわからないのはしかたないのだけど。でもこの殺人の犯人は、今もどこかで普通の顔をして生活しているわけで、そのあたりの怖さをラストで雄弁に語っている。

【Story】
1986年10月とある農村で、手足を縛られた若い女性の無惨な変死体が発見される。地元の刑事パクらが捜査にあたるが、一向に有力な手掛かりが掴めない。そんな時ソウル市警から派遣されたソ刑事は、パク刑事とは性格も捜査手法もことごとく対称的で、2人はたびたび衝突してしまう。
Date : Wednesday 23rd August 2006 20:22
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ダイヤモンド・イン・パラダイス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 詐欺・泥棒

ダイヤモンド・イン・パラダイス原題 AFTER THE SUNSET
2004年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ブレット・ラトナー
出演 ピアース・ブロスナン/サルマ・ハエック

お勧め度 ★4つ

外国版ルパン三世みたいな設定。と書くとむちゃくちゃ面白そうだけど、そうでもない。←なんじゃそりゃ。

泥棒の話なんだけど、その泥棒を追いかける捜査官。いつも泥棒にしてやられるというのは銭形警部みたいだよね。それに泥棒にはかわいい女性がついている。不二子ちゃんなみにナイスボディのローラももちろんいる。やっぱりルパンでしょ?

そこそこ楽しいよ、大爆笑のコメディムービーというにはちょっと及ばないけれど、安心して楽しめる泥棒映画。テンポもいいし、マックスとスタン捜査官の掛け合いも面白い。

一応泥棒は引退と言って、恋人のローラとマックスはのんびりと過ごしているのだけど、だんだんと飽きてくるマックス。そこへダイヤモンドがやってくる。と書くと変だけど、でっかいダイヤの展示会があるというものなんだ。絶対にそのダイヤモンドを盗むと確信したFBI捜査官のスタンは、マックスを張り込むんだけど、いやはや二人で仲良く釣りをしたり、でも釣ったのはサメでとか、なんだか南国パラダイスを楽しんでるじゃん。

それでマックスはもう泥輪はやらないと言っているけれど、本当に引退したのか?それとも…。といったあたりを楽しくおかしく描いているし、ある意味ミッションインポシブルみたいな雰囲気もあるし、時間的にもほどほどなので、悪くないと思われる。←結局ほめてんのか?

オチもそれなりの展開が用意されているので、お気楽ムービーとしては合格かと。

【Story】
ナポレオンが所持していたとされる、この世に3つだけ存在する財宝であるナポレオン・ダイヤモンド。そのうちの2つを盗み出したのを最後に泥棒稼業を引退し、バハマでのんびりとした生活を送るマックスとローラ。ところがそこへ2人を追い続けるFBI捜査官スタンがやってくる。
Date : Tuesday 22nd August 2006 20:09
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

パニック・フライト

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

パニック・フライト スペシャル・エディション原題 RED EYE
2005年 アメリカ劇場未公開
上映時間 85分
映倫 PG 13指定
監督 ウェス・クレイヴン
出演 レイチェル・マクアダムス/キリアン・マーフィ

お勧め度 ★4つ半

『フライト・プラン』も飛行機内のパニック映画だったけれど、あちらよりこちらの方がよっぽど面白かった。でも劇場未公開。有名女優か否かっていう差なのだろうか。それにしてもこれは劇場公開してもよかったほどの出来、うーんもったいないよ。

『スクリーム』の監督が作ったということだけど、これはホラー映画ではない、サスペンス映画ね。リサは父のいるマイアミに向かう飛行場で、リップナーという男性と知り合うんだ。優しそうでおしゃべりも楽しい人間で飛行機を待ってる間とても楽しく時間を過ごすことが出来る。そして飛行機が離陸すると、なんと隣の席の人物はリップナー。楽しい飛行機の旅が始まる…。ってな展開で始まるのだ。

ネタバレ→(ところががってんで、そのリップナーは暗殺者であったのだ。その暗殺を遂行するには、お前が必要なんだと変貌するんだよ。それも飛行機の中で。怖いっす、周りはリサとリップナーは仲よさそうなカップルとしか映らない、だけど本当は違うのだ。逃げ場はないし、助けてくれる人もいない。自分一人ならいいが、このリップナーはもしもリサが自分の要求を受け入れない場合は、マイアミにいる父親を殺すと脅されてしまうのだ。絶体絶命の危機。)

『フライト・プラン』のジュディー・フォスターが演じた役は、主人公に感情移入できないキャラクターなんだけど、この映画の主人公のリサは、一人頑張る姿に応援を送りたいというか、感情移入しやすいのだ。
危機的状況なのに、一生懸命なんとかこの状況を打破できないとか奮闘するんだけど、それがなかなかうまくいかない、そんなハラハラ感もあり、順調に話は進む。決してあきらめない姿勢が好感持てるというのか。

キリアン・マーフィって、よーく見ると不気味な男だよ。青すぎる瞳の色が怖い。それがまたこの映画を面白くしているというのだろうか。

これはレンタルでしか見れないし、DVDの本数も少ないけれど、見かけたら借りてみて頂戴。とくに『フライト・プラン』でがっかりしたあなた、こちらの方が断然面白いから。

【Story】
ホテルのマネージャーとして働くリサは、マイアミへのフライトを待つ間、優しい男性リップナーと知り合う。無事飛行機は離陸。しかし、隣の席に座ったリップナーの正体は…。
Date : Monday 21st August 2006 08:42
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

SAYURI

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

SAYURI原題 MEMOIRS OF A GEISHA
2005年 アメリカ公開
上映時間 146分
監督 ロブ・マーシャル
出演 チャン・ツィイー/渡辺謙/ミシェル・ヨー

お勧め度 ★3つ

映像は綺麗だよ。日本の美しい季節や風景、そして着物の美しさというのはよく現れていたと思う。チャン・ツィィーは中国人だけど、綺麗だし芸者の格好も似合っていた。色彩のあでやかさがそれぞれの美しさを引き立てていた。

でもストーリーがいまいちなんだよね。さゆりという一人の芸者の半生というか、子供の頃から一流の芸者になるまでの話なんだけど、女社会なので、いじめとか嫉妬があったりするんだよね。それに会長さんとの出会い、秘められた恋心なんてものが絡み合ってくるんだけど、あんまりさゆりに感情移入できなかったんだ。なんたって私はアメリカンドリームな話かと思っていたから。つまりいろいろあったけど、それらを乗り越え、芸者として超一流になってなんてのを想像していたら、何のことはない、普通のラブストーリー&ハッピーエンドかよだった。もちろん芸者としても大成はするけどね。

ラブストーリーがメインだったら、それなりに盛り上がる恋模様がもっと欲しかった。だってひっぱるだけ引っ張って、ラストにあれれー、だったら最初からくっつけよって言いたかった。それでもその時代はあんなもんなのか?

それと私は芸者という世界はよく知らないので、外人が感じるのと同じようなイメージしかないのだけど、芸者ってあれが正しいのか?芸者は娼婦ではないと強調して言っていたけれど、どうみても最終的にはお金と体という図式があるように感じられるんだけど。水揚げという制度というのか、あれは明らかに金銭とバージンの駆け引きだよね?まぁ、最初から体を売る目的のものと、そうではない芸を売るのが目的だが、借金などの理由にしかたなくという場合の違いなのか?もう一度芸者を勉強しなくてはならないな。

まっ、綺麗に描いてくれているので、そのあたりはよしだし。桃井かおりさんのインパクトある女将も見ものだとは思うけれど、かなり長い映画なので覚悟は必要かと。

【Story】
9歳で花街の置屋に売られた千代。そこには、おカボという少女と、花街一の売れっ子芸者である初桃がいた。ある時千代に会長と呼ばれる立派な紳士が優しく声を掛ける。それ以来芸者になって会長さんにもう一度逢いたいと夢見る千代だった。
Date : Saturday 19th August 2006 00:20
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)
INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS