サハラ -死の砂漠を脱出せよ-

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アドベンチャー

サハラ -死の砂漠を脱出せよ-
原題 SAHARA
2005年 アメリカ公開
上映時間 124分
監督 ブレック・アイズナー
出演 マシュー・マコノヒー/ペネロペ・クルス

お勧め度 ★3つ

アドベンチャーものって、なかなか手が出ないんだ。いつもTSUTAYAの棚にあったのを見ているにもかかわらず、ついつい避けていた。ナショナルトレジャーが結構面白かったから、これも案外いけるかなと思ってやっと借りてみた。

ストーリーもそんなに悪くないし、結構派手なアクション満載だし、おもしろいはずなんだけど、なんだかのれないというのだろうか。前半30分まではたいくつで、何度もここでやめて寝てしまった。それで3度目にこれで最後まで見れなかったら、もうそのまま返そうと思ったのだけど、3度目の正直でなんとかラストまで見れた。

といってもその30分を過ぎると、なんとなく勢いがついてきて楽しくはなるんだよ、だから最初の鬼門は前半部にあるといってもいい。話が平坦すぎて、わくわく感がないんだよ。だって私は最初沈没船を探すアドベンチャーだと思って見ていたから、お宝を探すスリリングさとかを期待していたのに、それがないまま話は進む。そういったところに最初ついていけなかったんだよね。

結局お宝探しの最中に、アフリカに蔓延しつつある病気の原因がなんなのか?という方向に話が進み、その原因を探るうちに敵に狙われドンパチという展開といったらいいのだろうか。

でも後半は結構楽しく見れたんだ。おいおい都合よすぎるだろうっていうシーンもたくさんあるんだけど、なんだかテンポもよくなりわくわく感も出てきて、3人のキャラクターもおかしくて、ピットとアルの二人がいいコンビだし、漫才トークも面白い。お宝も途中そんな話はどこいったって感じだったけれど、都合よく最後のほうには登場するしね。

サハラだから砂漠の雄大さも味わえるし、なんだ前半もこののりでいってくれよって思ってしまったけれど、前半は眠くなるのを我慢しつつ、見続けると楽しくなるので、DVDを部屋でゴロゴロしながら見るにはいいかもしれない。

だけどペネロペ・クルスはあまり重要でない役割だった。どっちかというと、男二人の冒険活劇みたいなところに、花を添える程度のものだった気がしないでもない。

【STORY】
ダーク・ピットは、アフリカで発見された一枚の金貨が、南北戦争時に莫大な財宝と共に姿を消した甲鉄艦テキサスの手掛かりになると確信し、アフリカに経つ。一方、WHO(世界保健機関)の医師エヴァは、ナイジェリアで発生した謎の病気の感染源がマリにあると判断し調査に向かう。
Date : Sunday 5th February 2006 17:49
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ニュースの天才

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 社会派ドラマ

ニュースの天才
原題 SHATTERED GLASS
2003年 アメリカ公開
上映時間 94分
監督 ビリー・レイ
出演 ヘイデン・クリステンセン/ピーター・サースガード,

お勧め度 ★3つ半

この映画は、実話だそうで。アメリカでもかなり話題になった事件らしい。つまり雑誌の記者が、記事を捏造してでっち上げの記事を書き続けていたという事。

日本でもよくそんな事件あって、テレビ関係者が処分されたりしているよね。この場合雑誌という違いことあれ、多かれ小さかれこういう事ってありえることだよね。

主人公のスティーブンは頭がよい人なんだろう、だってでっち上げるために嘘がばれないような細工をするんだもん。同僚まで騙すほどだから、相当綿密な細工をしていたと思われる。でも思ったよ、こういう人は小説家になればいいのにって。

みんなが騙されるくらいだから、文才はあるんだと思うんだ、それに読者をひきつけるようなおもしろい文なんだとも思う。だったら小説の世界なら、捏造もなにも最初からフィクションなわけだからさ、その世界で生きていけばよかったのにと。まあジャーナリズムと小説は違うから、単純にはいかないんだろうけど。

映画としては、実話だからストーリーがどうのというよりも、視点があいまいすぎないかなぁと思うんだよね。捏造するまでにいたる彼の心理はよくわからないし、新しく編集長になったチャックの苦悩とか、同僚が最後まで彼を信じてかばったりする様とか、彼がいかにばれないように小細工する様子とか、そういう方に焦点があたっているため、肝心の捏造したスティーブンそのものが希薄になっている気がするのだけど、この映画は周囲がいかに騙され、長いことばれなかったかという映画なのか?スティーブンに関しては、捏造がばれてからの彼の言い訳や、嘘を嘘で固めようとする逃避の姿勢とか、ろくでもないやつだったんだというのはよくわかるけれどね。

実話物が好きな人は物足りないかもしれないけれど、まずまずかなとは思う。

【STORY】
1998年、スティーブン・グラスは、政治マガジン“THE NEW REPUBLIC”に勤める最年少の記者だ。ある時彼の書いた“ハッカー天国”という記事が、他誌から捏造疑惑を指摘されてしまう。
Date : Saturday 4th February 2006 12:08
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宇宙戦争

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > SF

宇宙戦争
原題 WAR OF THE WORLDS
2005年 アメリカ公開
上映時間 114分
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 トム・クルーズ/ダコタ・ファニング

お勧め度 ★2つ

SFってホントあたりはずれがあるよ。私はこの映画駄目だ。おもしろくない。ただCGとかはすごいので、大スペクタルって感じの評価は高いと思うのだけど、話がなんせおもしろくないよ。

宇宙人ものって駄目だなぁ。それに宇宙戦争というか、ちっとも戦争ではないよ。逃げ回っているだけだもん。つまり地球の地下から、たこのお化けのような宇宙生物が出てきて、地球をめちゃくちゃにするんだよ。それでトム演じるレイは自分の子供らと、逃げ回るという話。ひたすら逃げる。まあね、子供たちを守るために、レイは父親としてすごい頑張っているし、自分ひとりならば何やってもいいけれど、とにかく子供たちを守るためには戦いよりも、逃げることを選択するのはとてもよくわかるんだけど、そういう家族としての愛がメインでもなさそうで、宇宙からの侵略者との戦いがメインというほどでもない。

なんだか話がとても中途半端で、感情移入ができなかったんだよね。トム・クルーズってあんまり父親って言うイメージがないので、凄く違和感があるのと、パニック映画的な部分もあるといえばあるんだろうけれど、そんなに恐いとも思えないんだ。ひたすらボストンへたどり着くように逃げていく。何ゆえにボストン?子供たちの母親の実家がボストンにあるというのもある。元妻に子供を…という思いもあるだろう。レイは離婚していて子供らが面会の日に会いにきたと思ったら、宇宙侵略という出来事に遭遇っていうわけ。

さらにラストがいただけない。以下ネタバレ→(あれだけ大暴れしていた宇宙生物が、ラストすぐに死んでしまい。あれ?なんで死んだのよってびっくり、私なんてDVD巻き戻してしまったよ。だって理由がよくわかんないんだもん。と思ったら、地球に生きている細菌とか微生物によって、死んでしまったというわけ。つまり未来星人である宇宙人やその物体らは、細菌とかに免疫がなく、そんなもんで死んだらしいよ。それも細菌との戦いというシーンが盛り上がってあるわけでもなく、気がつくと死んじゃってさ、何なんでしょうっていう位あっけなかった。あそこまで逃げに逃げて、最後はそれかよっていう終わり方だった)

という事で、私は楽しめなかったんだよね。でもCGは凄いよ。凝りに凝っているし、そういうのを楽しむにはいいのかもしれない。

【STORY】
ニュージャージーに暮らすレイは、別れた妻との間に息子のロビーと娘レイチェルがいた。そして子どもたちとの面会の日、突然の強風と稲妻により、地面から何ものかが動き出し、町が破壊されていく。レイは子供らを守るために、奔走するのだった。
Date : Friday 3rd February 2006 17:30
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
原題 HIDE AND SEEK
2005年 アメリカ公開
上映時間 102分
監督 ジョン・ポルソン
出演 ロバート・デ・ニーロ/ダコタ・ファニング

お勧め度 ★3つ半

この手の話はよくある話で、やっぱり途中で犯人わかっちゃったんだけど、不気味な雰囲気はよく出ていたと思う。こういう話を見慣れていない人、あまりサスペンス系の話を見ない人は、最後にあっと驚くかもしれない。

母親が自殺して、田舎に引っ越すことになる。そのあたりからエミリーは一人で遊ぶことが多くなり、チャーリーという友達ができる。しかしそれはエミリーの妄想だとカウンセラーは言うんだ。父親は娘のことが心配でたまらないのだけど、エミリーはチャーリーとの交流をやめようとはしない。後半ではチャーリーの存在がだんだんとわかっていくんだ。

エミリー演じるダコタちゃん。この子ってホントかわいい顔しているんだけど、なんたって天才子役だよ。すごいのリアルな演技で、大人顔負けよ。父親役は、ロバート・デニーロなんだけど、いい勝負という位、二人の迫真の演技は見ものかな。

登場人物が少なくて、二人のやり取りでだいたい話が進んでいくので、恐いというよりは悲しい雰囲気が満載の話。悪くはないと思う。DVDには別のラストも収録されているかな。そっちを見てもよいかと。

アメリカの田舎の家ってどうして恐いんだろうね。多分広すぎるんだろう。だって誰かが進入しても、わかんないくらいいっぱい部屋があるんだよね。日本では豪邸以外はありえない部屋数だし。お隣さんはいるけれど、遠いなんていうのは、ますます恐怖心をあおったりするんだよね。

なので心理的に恐いとか、ドキドキするっていう意味ではよくできているかな。という事で、あまり多くは語らずにしときます。これも結末は話さないでっていう作品みたいだし。

【STORY】
ある日のこと、デビッドの妻アリソンが浴室で自ら手首を切り自殺してしまう。その場で9歳の一人娘エミリーが目撃してしまう。それ以来心を閉ざしてしまったエミリー。父デビッドは、娘の心が癒えるようにとニューヨーク郊外の静かな町へと引っ越すことになる。エミリーは、いつしかチャーリーという見えない友達と遊ぶようになる。
Date : Thursday 2nd February 2006 08:38
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理想の恋人.com

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

理想の恋人.com
原題 MUST LOVE DOGS
2005年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ゲイリー・デビッド・ゴールドバーグ
出演 ダイアン・レイン/ジョン・キューザック

お勧め度 ★3つ半

久々にダイアン・レインを見た気がするが、あいかわらず綺麗だよな。それなりの年に見えるけれど、美しさは健在。

離婚したサラに、家族はいろんな男を紹介しようとする。大家族でわいわいしていて、みんなそれぞれに心配してくれて。でも肝心のサラは、まだ離婚の傷が癒えず、全くその気がない。

そこで姉が、インターネットの出会い系サイトに、妹であるサラを登録して、そこでメールが来た相手と会うように勧めるんだ。が最初はろくでもないのばかりが現れる。すごく失礼なやつとか、泣き出すやつとか。そんなものなのか、やっぱり。

ダイアン演じるサラは、離婚という痛手で、まして夫が15才も若い女と出来ちゃった結婚するために離婚という、そうとう女としてはぺしゃんこになるような別れ方だったせいか、ものすごく臆病になっている。だけど心の中では、自分に合う人がまだいるのではという期待も捨てきれない。そんな不安定な気持ちをよく表現しているなと思う。

サラのプロフィールは、かなりのはったりをかましたもので、写真は大学の卒業当時のもの。スリムな体なのに、グラマーでなんて書いてある。アメリカの出会い系サイトというのは、はったりかますのが当たり前なのか?日本の場合はどうなんだろう。やっぱりある程度嘘を書くもんなのか?

サラの相手の希望という所に、犬好きでということを書き込んだために、弟の犬をつれて待ち合わせ場所にいくと、やっぱり妻と離婚したばかりで、落ち込んでいるジェイクと出会うんだ。お互いにつれた犬がえらくかわいくて、関係ないところで、あの犬飼いたいとか思ってしまったよ。

ジェイクはプロフィールと実際のサラのギャップにびっくりしたと同時に、感じのいいサラに好感を持ち、また連絡しあうことを約束する。ジョン・キューザックって、なんか情けなくて弱々しい雰囲気なんだけど、離婚後のがっくりきた男というイメージぴったりなんだ。

ところどころくすっと笑える所もあるし、なんといっても二人でいい雰囲気になったときに、コンドームがないと、二人でドラッグストアーを走り回る。そしてやっと購入したら、一気に気持ちがトーンダウン。それでじゃあまたねと家に帰るなんて、なんか笑っちゃったよ。

若い人たちの恋愛ではなく、いろんな経験を積んで、臆病になったりしながら、それでも新しい出会いを求めていく、控えめでありつつも自らの力で手に入れる、そんな大人の映画ではある。ストーリーは先が読めるけれど、見ていてなんかほほえましく思ってしまう、そんな話だった。
ただ地味めであるのは否めない。華やかなラブストーリーというか、ドラマチックな展開というのはほとんどないので、そういうのは求めないほうがよいかと思う。

かっこ悪さとか弱さを認めつつ、新しい恋に向かっていく、そんな映画だよ。

【STORY】
幼稚園の教師であるサラは、8ヵ月前に離婚したばかり。家族はそんなサラを心配し、勝手にサラになりすまし、出会い系サイトに彼女のプロフィールを登録する。“犬好きの男性求む”と書き込み、いくつかのメールからデートをすることになるが、まともな相手が現われずサラは散々な目にあう。そんなとき、ジェイクという好感の持てそうな男性とめぐり逢う。
Date : Wednesday 1st February 2006 15:56
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