ジャケット

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > SF

ジャケット原題 THE JACKET
2005年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 103分
映倫 PG-12
監督 ジョン・メイバリー
出演 エイドリアン・ブロディ/キーラ・ナイトレイ

お勧め度 ★3つ

『バタフライ・エフェクト』みたいな話。タイムスリップするんだけど、『バタフライ・エフェクト』は過去に戻って、自分の人生をやり直す話。この映画の場合は逆で、未来に行って過去の自分を知るというのだろうか。

一見とても楽しそうな話なんだけど、 15年後の未来に行くには、精神病院の死体安置所の棺おけに入り、そこで拘束衣を着せられないといけないというのが、なんじゃそりゃって思っちゃって、何ゆえに拘束衣?それである必然性があまり感じられないので、話にのめりこめなかった。

ジャック役をエイドリアン・ブロディが演じているのだけど、どうも彼は『戦場のピアニスト』の印象が強く、暗いイメージが先にたってしまって、恋の話もあるのになんかパッとしない。

ジャックは戦争で頭を撃たれ、記憶傷害の後遺症をおうはめになる。そのため兵役を途中で解除されて帰国することになる。その旅の途中でジャッキーという少女に出会う。そしてそのあとにヒッチハイクで知り合った男による殺人事件に巻き込まれて、なんと犯人にされてしまうんだな。それもなぜか刑務所ではなく精神病院に入れられる。心神喪失かなんかの判決が出たのだろうか?そのあたりあいまい。

でもその精神病院がひどい。人体実験みたいなことをこっそりやっているんだよね。ジャックは死体安置所の棺おけみたいなところに閉じ込められて、拘束衣を着せられてしまう。明らかに人権無視の出来事。

それがなんとそこに入り拘束衣を着せられると、なぜか15年後の未来にいけるという。死体安置所がタイムマシーンかよ。ところが15年後の自分はこの世に存在しないことを知っちゃうのよ。つまり自分は死んでいる。そこでジャックは、何で自分は死んでしまったのか?という、自分の死因探しを未来ではじめるんだ。それも一番最初に出会った、あのジャッキーという少女とともに。ジャッキーは15年後の未来では、大人の女性に成長しているわけさ。

んで二人の恋まで絡めて、なんちゃらかんちゃら。←何だそりゃ??
ジャックは死なないですむ方法はあるのか、二人の恋はどうなるのか…。
なんで死んじゃったのか?精神病院の人権無視の人体実験の告発。なーんて感じの盛りだくさん。

恋の話と自分の死因探しの話が平行して進むし、いろんな出来事がてんこもりにありすぎて、すべてにおいて中途半端。そのあたりがますます散漫にしている原因で、何もかも引っ張っておいて、結論はあっけなく、えっ?散々引き伸ばしてそれかい?ということが多いような気がする。

悪くない題材なのに、いまひとつの印象がぬぐえない。

【Story】
湾岸戦争で頭に重傷を負い、記憶傷害という後遺症を抱えることになる。兵役解除のため帰国し、ヒッチハイクをしていた彼は、車の故障で立ち往生している母子に出会う。その後ある男の車に同乗すると、途中で殺人事件に巻き込まれ、意識を失ってしまう。目を覚ますと、ジャックは警官殺しの罪で逮捕され、精神病院へ送られた。
Date : Sunday 11th February 2007 14:29
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破線のマリス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

破線のマリス原題 破線のマリス
2000年 劇場公開
日本制作
上映時間 108分
監督 井坂聡
出演 黒木瞳/陣内孝則

お勧め度 ★3つ

今やテレビのやらせ問題とか捏造とかは当たり前のように起こるけれど、この映画はそんなテレビの世界での話し。番組は編集という作業がある。それの操作によっては、無実の人であっても犯人っぽく演出させることは朝飯前である。

瑶子はテレビの編集をやっているが、視聴率をとる映像をつくり上げるうではピカイチだ。例えそれが無実の人間が犯人に疑われようとも関係ないという、とーっても嫌な女だ。おかげで陣内演じる麻生があたかも犯人ととられても不思議ではない映像になってしまう。怒った麻生は瑶子にストーカーのようにつきまとう。

麻生は確かにかわいそうだと思う。とある事件で自殺した弁護士のあとをつける不審な男。さらに事情聴取から出てきて、にやりと不適な笑いを浮かべる男。そんなふうな印象を与えるように編集されちゃうんだよね。
たまたま自分の子供と同じくらいの年の女の子がそばにいたから、にこっと笑ったら、それが編集によって、女の子の姿は映らないようにして、いかにも不敵な笑いを浮かべる犯人みたいになっちゃうんだもん。

だけどさそこまでされたなら、名誉毀損とか何かで訴えればいいのに、なぜか瑶子のストーカーみたいになるんだよね。確かに瑶子は嫌な女。だけど麻生もそうとう嫌な男になっている。なのでなんだか肝心の主人公らに好感がもてないんだよね。

ネタバレ→(麻生は瑶子によって、いかにも犯人みたいにテレビに映されたことで、人生をめちゃくちゃにされ、それで結局瑶子と麻生は最後にもみ合いになって、誤って瑶子は麻生を殺してしまうんだよね。それをたまたま撮影されていて、今度は瑶子が犯人としてテレビに映る。そして自分が情報操作したように、瑶子もたまたま逮捕の時に自分の子供の姿が見えて、それに向かって笑いかけたら、その笑顔がテレビに映る。皮肉なもんだ。)

報道の世界って、真実ばかりではなく、誘導というものが存在している。なので我々も見ているものがすべてと思っていると、とんでもないことになる。マスコミの情報操作に踊らされる我々に対しても警告を投げかけていると言える。

ある意味因果応報のドラマでもあるけどね。うまい作りだなぁとは思うのだけど、なんというかあまりかわいそうだなとかっていう感情がわかず、同情ができないので、後味はよろしくない。それに不法侵入やらストーカーやら、ちょっといくらなんでも極端じゃないか?っていう出来事が多く、とてもいい題材なのに、なんだか消化不良で終わってしまったような気がする。

【Story】
独自の切り口で『事件検証』という小さなコーナーを作り、高視聴率を上げていた編集ウーマン、遠藤瑤子は番組の編集をやっている。ある日彼女のもとに郵政省の贈収賄事件による殺人疑惑の内部告発テープがもちこまれる。彼女はテープをもとに事件を検証する番組を作ることになる。
Date : Thursday 8th February 2007 01:22
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かもめ食堂

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

かもめ食堂原題 かもめ食堂
2005年 劇場公開
日本制作
上映時間 102分
監督 荻上直子
出演 小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ

お勧め度 ★4つ半

片桐はいりさんは、画面で見ると顔がでかく見えますけど、以前電車の中でみかけたとき、とてもスリムで顔もふつうの大きさだった。←映画と何の関係が???

非常にゆるい映画。とりたてて大事件が起こるでもなく、単なる日常生活がたんたんと流れる。日記のような映画といったらいいのかも。それも舞台はフィンランド。例えばアメリカのとある街なんて言われたら、行った事がなくてもなんとなくイメージわいたりするじゃない?でもフィンランドって、名前は知っているし北欧の国ということも知っている。でもじゃあどんな国なの?と言われると、よくわかんなかったりする。そんなあいまいなところがこの映画をさらに漠然とさせる。

これ観ていると、無性におにぎりがたべたくなること間違いなし。フィンランドで食堂を経営しているサチエ。彼女を中心に、フィンランドの近隣の人々。日本からやってきた二人の女性。彼女らを通して、ゆらゆらとした今という時を生きる、そんな話といったらいいのかな。

この映画評価は真っ二つかも。というのもあまりに平坦な話だから、退屈に感じる人もいるだろうなとは思う。私はこの手の話嫌いではないし、呑気なもんだから、こういうだらけた時間は大好きときている。だからこういう話は退屈しない。うちの近所にも、あんな食堂あったらいいのになぁと思った。

冒頭のシーンで、ガッチャマンの歌の歌詞を尋ねられ、どうしても最後まで歌えないというのがあって、私も映画観ながらガッチャマンを歌ってしまった。間違えながらもおおむね歌えた。(笑)

原作は群ようこさん。

【Story】
フィンランドで、かめも食堂という小さな食堂をオープンしたサチエ。だがやって来たお客はガッチャマンが好きな青年だけ。
Date : Tuesday 6th February 2007 21:25
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オーメン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

オーメン 製作30周年記念 コレクターズ・エディション原題 THE OMEN
1976年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 111分
監督 リチャード・ドナー
出演 グレゴリー・ペック/リー・レミック

お勧め度 ★5つ

私は『オーメン』が好きなんだよね。やっと元祖オーメンの感想にたどりついた。この映画はいったい何回観たことだろう。はじめて観たのは、確かテレビでやっていたやつだったように思う。今から30年も前の映画なのに、なぜか今見ても面白いと思う。

当時はきっとかなり衝撃的だったと思う。首にロープ巻いて、家の屋根から飛び降りるシーンとか、首がポーンと飛ぶシーン、さらに串刺しになるシーン、そりゃあ衝撃的だよ。今ではそんなシーンはあたり前のごとく出てくるだろうけど。こういう視覚的にもショックなんだけど、なんといってもじわじわくる心理的な恐怖もよく描かれている。

外交官ソーンと妻の間にできた子は死産だった。彼は同じ日時に産まれた別の赤ん坊を引き取って育てることになる。この子供がダミアン。ダミアンは自分が悪魔であるとは自覚してはいない。ただ自分の周りでは、奇怪な死が続出する。

まさかダミアンが悪魔だなんて思っていないソーン(グレゴリー・ペック)に、大きなお世話であるが、ダミアンは悪魔の子じゃーとささやく神父、最初は「んなバカな」と思っていたソーンも、もしかして…と疑い始め。ソーンは悩んじゃうのよねぇ。そりゃそうだ、だってかわいい我が子が悪魔だなんて。

私だったらどうだろう、自分の子、いくら養子とはいえ、悪魔の子だから倒せ、殺せと言われても無理だよなぁ。

ラストシーンのダミアンは、あれアドリブなんだってね。なんたってあのシーンがオーメンの怖さを引き立てているといってもいいくらい、名演技よ。といっても本人はしようと思ってしたわけではなく、ハプニングみたいなもんなんだろうけどね。

ネタバレ→(自分を殺そうとした父を、逆に悪魔の力で殺したダミアン。父の葬儀の席で、後ろを振り返り、にやりと笑うダミアン…。このシーンは有名よね。あの笑い。なんでも監督が笑ったりしたら駄目だよって言っておいたらしいのだけど、ダミアンは監督の顔を見たら、こらえきれず笑っちまったらしい。でもあのシーンは正解だよ。あれで一気にダミアンの悪魔としての存在感を、観ているものに焼き付けることになったもの)

リメイクバージョンのところでも書いたけれど、音楽がまたいい。サスペリアの時も思ったけど、映画って音楽によって何倍もよくなったりするしねぇ。ちょっとサントラ欲しくなったんだけど、一人で部屋で聞いていたら、ちょっと危ない人みたいなのでやめといた。

【Story】
外交官のソーン夫妻は死産したため、同じ日に生まれた子どもを引き取り、自分の子供して育てることにしたる子供の名はダミアン。すくすくと成長したダミアンだったが、次第に彼の周りでは、奇怪な事件が起こるようになる。
Date : Monday 5th February 2007 14:46
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ウエディング・クラッシャーズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ウエディング・クラッシャーズ デラックス版原題 Wedding Crashers
2005年 劇場未公開
アメリカ制作
上映時間 119分
監督 デヴィッド・ドブキン
出演 オーウェン・ウィルソン/ヴィンス・ヴォーン

お勧め度 ★3つ

日本でもウェディング・クラッシャーっていうのは存在するんだろうか?これってフィクション?

結婚式とかに、親族とか友人のふりして参加して、飲み食いしたりすることらしいのよ。確かに一人や二人知らない人が混じっていても、そんなに気にならないかもしれないよね。とはいっても少人数の結婚式だっらバレルだろうけど。日本は披露宴もテーブルと椅子に座ってだけど、アメリカは立食みたいだから、ばれ難いだろうね。

真面目に考えていてはいかんのだけど、この映画男二人がウェディング・クラッシャーを趣味にしているというのだろうか、休みの日になると出かけていくわけ。それで飲み食いはもちろん、そこに来ている女の子をナンパしまくるのよね。それで案の定というか、そこにきていた女に恋をしてしまい、クラッシャーをしていたのがばれて云々という展開。

悪くはないけれど、それほど大笑いもできなかったのは私だけだろうか?最初は結婚式にもぐりこんで、よくばれないよなぁとかっていう面白さがあったりしたんだよね。ばれそうでばれない、ひやひや感というのかな。ところが途中からラブストーリーがメインなってきて、そこらいからつまんなくなっちゃった気がするんだ。

オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンだから、めっちゃおもろいかと期待しすぎたのがいけなかったのかもしれないけど。そんな中でもウィル・フェレルがいい味出してたよ。あの人って、ホントおバカなコメディに向いているとしみじみ感じてしまう。なんたってウェディング・クラッシャーの先輩という設定だからね。

それにしてもいろんな人種のいるアメリカだから、結婚式もそりゃあいろんなパターンがあって、結構それを見ているのは楽しい。

【Story】
ジョンとジェレミーの趣味は結婚式荒らし。他人の結婚式に紛れ込み、飲み食いし、女性たちを口説きまくる。そんなある日のこと、2人は財務長官の娘の結婚式に忍び込む。そしてクレアとグロリアという長官の娘たちに出会う。
Date : Sunday 4th February 2007 23:03
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トランスポーター2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

トランスポーター2 DTSスペシャル・エディション原題 THE TRANSPORTER 2
2005年 劇場公開
フランス・アメリカ制作
上映時間 88分
監督 ルイ・レテリエ
出演 ジェイソン・ステイサム/アレッサンドロ・ガスマン

お勧め度 ★4つ

なんといってもぶったまげたアクション。前作でも好きだったんだけど、フランク演じるジェイソン・ステイタムのかっこよさ。というか彼はサイボーグか思われるほどの無敵。

この手の話は、ありえなーいからいいのである。深くこだわるとつまらない。つっこみどころは満載だからね。

運び屋であるフランクは、お金持ちの家の子供の送り迎えをしていた。もともとは子供の送迎の仕事というより、やばいものを運ぶ人なんだよね。中身は詮索しないし、時間までに確実に届けるかわりに、報酬も結構貰う。もちろん契約の内容は絶対なので、ちょっとでも契約にないことは決して譲らない。運ぶ中身はトランクに詰められた人とかたぶん麻薬とかもあったかもしれない、でも中身は知らない。それでいいと思っているのだ。

そんなフランクが今はお金持ちの家の子供の送迎をしていて、病院に連れていったら子供が事件に巻き込まれ連れ去られてしまう。なんとか子供を取り戻すべくフランクは戦うといった話。

フランクのよさというのは、ルールに従う硬派なイメージで、ものすごく強くてクール。なんだけどたまにおちゃめなんだよ。冷蔵庫に入っているクマのビンとか。そういうアンバランスさがたまらなくかわいい。

車好きな人にもおすすめかと。べッソンの『タクシー』とか好きな人にはむいているかもしれない。なんたって車バリバリのアクションだから。それにしても空をぶっ飛んだり、つっこんだりしているにもかかわらず、傷ひとつなくピカピカの車。そういうところがまたいい。

私はこの手の娯楽アクション大好きなので大満足。

【Story】
危険な仕事から足を洗い、フランクはお金持ちの家のビリングス家の息子ジャックの送迎の仕事をしていた。そんな時殺し屋が現われ、ジャックがさらわれてしまうのだった。
Date : Wednesday 31st January 2007 07:29
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デイジー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

デイジー原題 DAISY
2006年 劇場公開
韓国制作
上映時間 125分
監督 アンドリュー・ラウ
出演 チョン・ジヒョン/チョン・ウソン

お勧め度 ★3つ半

『インファナルアフェア』がかなり大好きで、その監督さんが作った映画ということで、ものすごく期待した。それに男前のチョン・ウソンまで出ているとなると、見なきゃいかんでしょうということで。それに予告編では号泣映画っぽい雰囲気もかもし出していたし。

で感想はというと、悪くはないが、ちょっと期待が大き過ぎたためにちょっと不完全燃焼気味。ただ同じシーンを、3人それぞれのの視点でくるくるとドラマが展開していくのは、なかなか見ごたえがあった。

画家志望の女と刑事と殺し屋の3人の恋模様といったらいいのかな。この3人だったら、話の想像はつくよ。殺し屋のパクウィは画家志望の女であるヘヨンをじっと見ている。なんて書くとストーカーみたいだけど、なんたって自分は殺し屋だから、人を愛するなんてことは禁忌。ヘヨンに好きになってもらう資格などない。ましてや自分が愛する資格もないと、陰ながら刑事のジョンウとヘヨンの恋を見守るのだが、ある日暗殺の依頼がくる。その相手はジョンウだった。果たして自分の愛する女が好きな男を殺すことが出来るのか否か?いいなぁ、二人の男から愛されて。(なんじゃそりゃ)

この映画3人それぞれが主役っぽくなっているけれど、やっぱりこれは殺し屋パクウィがメインなのかなぁと思う。彼のせつない思いというか、しのぶ愛というのか。そして殺し屋としての世界。『インファナルアフェア』が香港ノワールの世界だから、これもやっぱり恋愛を絡めてはいるけれど、韓国ノワールの男の世界の映画なんだろうね。

オランダが舞台で、韓国映画には見えないのと、映像は美しい。何でタイトルがデイジーなのかは映画を観ればわかる。オランダといえば花の国。この映画でも花がとても効果的に使われている。

この映画デイジーアナザバージョンがあって、一部の限られた劇場でのみ公開されたらしいよ。つまり同じ話を殺し屋のパクウィの視点で作られた話だそうだ。機会があったら見てみたい。だってパクウィの視点といったら、チョン・ウソンだらけじゃん。

【Story】
画家の卵であるヘヨンは、デイジーの花をそっと送り届けてくれる、名前も知らない人に思いを寄せていた。ある日のこと、広場で似顔絵を描くヘヨンの前に、客として現れた男ジョンウ。ヘヨンはデイジーの送り主は彼だと思い込む。
Date : Tuesday 30th January 2007 10:44
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オーメン666

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

オーメン666原題 THE OMEN
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 108分
監督 ジョン・ムーア
出演 リーヴ・シュレイバー/シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック

お勧め度 ★3つ

前作にわりと忠実に作ってある。だけど現代に設定が変わっているので、ダミアンがテレビゲームとかして遊んでいる。前作の暗く重い雰囲気がなくなり、実にカラッとした明るいオーメン。ダミアンも怖いというより、無愛想な子という印象。仏頂面だから悪魔っぽくない。多少殺され方のバリエーションがあるにはあるけれどね。首がポーンと飛ぶあのシーンも健在だけど、首がちょん切られる方法がちょっと違かったりする。

前作を全く見たことがない人なら、それなりに楽しめるかもしれない。私はやっぱり前作の方のファンかな。それにオーメンといったら、ジェリー・ゴールドスミスのあの名曲「Ave Satani(アヴェ・サタニ)」がテーマ中のテーマ。だけどその曲が流れない。エンドクレジットでちょっと流れる程度なんだよね。どうせ忠実に作るなら、あの音楽ははずせないでしょうと思うのだけど。

1000年に一度しか訪れない6が3つ並ぶ日、06年06月06日に世界同時公開が実現したのは、ある意味話題にはなったよねぇ。

【Story】
6月6日午前6時、イタリアの病院でアメリカ外交官ロバート・ソーンの妻キャサリンが産んだ子どもは、直後に死亡してしまった。同じ時刻にこの病院でもう一人の男の子が生まれ、その子をロバートはわが子として引き取ることにした。男の子はダミアンと名づけられる。しかし数年後、ダミアンの周囲では不可解な死が次々と起こるようになる。
Date : Monday 29th January 2007 09:49
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サンタクロース・リターンズ ! クリスマス危機一髪

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ファンタジー

サンタクロース・リターンズ ! クリスマス危機一髪原題 THE SANTA CLAUSE 2: THE MRS. CLAUSE
2002年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 105分
監督 マイケル・レンベック
出演 ティム・アレン/エリザベス・ミッチェル

お勧め度 ★2つ

しつこくまたまたサンタもの。というかこの前の『サンタクローズ』の続編がこれ。前作ではサラリーマンだったスコットが、サンタの契約をして、サンタクロースになるんだけど。なんとサンタの契約書によると、サンタクロースは結婚していないといけないらしい。バツイチのスコットはさぁたいへん。クリスマスまでに嫁さん探しをしなくちゃいけなくなるんだ。という話。

嫁さん探しに忙しく、サンタの国では妖精たちにクリスマスプレゼントの仕分けなんかの作業をさせるサンタ。サンタの仕事は当日に世界の子供にプレゼントを配る配送業なわけさ。だから仕分けは妖精らの仕事。つまりサンタクロースは宅急便みたいなもんか。

そんな中作業をするにあたり、現場監督であるサンタがいないと困ると、クローンサンタを作ったからたいへん。クローンサンタは悪意に満ちた悪徳サンタに変身。とまぁ、なんだか話はどんどんと横道に反れていく。

が、そこは予定調和なディズニーだよ。ちゃんと嫁さん候補も登場させたりとぬかりはない。バラバラした話をつなぎあわせ、なんとなくハッピーエンドなのか?という終わり方は間違いない。

子供はこれでいいと思われる。ファンタジーだし。ファミリー向け。でも前作を見てないと、人間関係とか、どうしてサンタになったとか、そのあたりのつながりがいまいちわかりにくいかもしれない。かといって、前作から続けて、ぜひぜひ見てくださいねぇ〜。(♡)っていうほどのものでもないので、実に微妙。

別に期待してみたわけではないので、こんなもんかっていう映画だったかな。

【Story】
8年前にサンタの契約により、サンタクロースになったスコット。実はスコットはサンタの条件を満たしていなかった。その条件とはサンタクロースは結婚していなければならないというものだ。バツイチのスコットは、クリスマスイブまでに結婚しないと、サンタクロースをクビになってしまうことに。
Date : Sunday 28th January 2007 20:05
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サンタクローズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ファンタジー

サンタクローズ原題 THE SANTA CLAUSE
1994年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間 97分
監督 ジョン・パスキン
出演 ティム・アレン/ジャッジ・ラインホルド

お勧め度 ★3つ

連日クリスマスの話の映画ばっかりで恐縮です。

この映画のタイトルはサンタクロースではない。クローズである。CLAUSEは契約という意味があり、なんとこの映画はサンタの契約をした男の話なんだ。

サラリーマンのスコットがある日突然サンタクロースになるという。屋根から落ちてきたサンタの代わりに、サンタの契約をして、サンタクロースとして働くことになってしまう。スコットは妻と離婚していて、前妻のところにチャーリーという子供もいる。

サンタの契約をする羽目になったスコットはだんだんとサンタの体になっていくんだ。お腹が出て、白髭が生えて、いかにもサンタクロース。チャーリーは自分の父親がサンタになったことに大喜びなんだけど、パパがサンタになったなんて、ふつう世間からみたら子供の妄想としか受け取られない。ママはそんなチャーリーを心配して、元夫に会わせるのを止めようと、親権変更まで訴えられるはめになる。

というようななんともファンタジーな話なんだ。スコットがサンタになるのは見ものだよ。どんどんとでっぷり太って、ひげなんて剃っても剃っても、すぐにもじゃもじやとひげが生えてくるんだ。

素朴な疑問の、煙突のない家には、どうやってサンタクロースは入ってプレゼントを置いていくんだろうという、子供なら誰でも考えるような疑問も、この映画では描いている。そしてサンタのいる北極の世界がどうなっているかなど、お子さま向けのムービーであるには違いないのだけど、悪い話しではない。

クリスマスという一年で一番楽しい時期の夢見るサンタの世界と、現実のアメリカで、親が離婚して、子供は新しいパパが出来ていう家庭。そんな中、元パパとの面会権のこと、親権の争いのことなど、現実的な社会の問題を取り混ぜたファンタジーといったらいいのだろうか。といっても堅苦しい物語ではないので、ほほえましく見れる一本。

何度も書くがファンタジーが大嫌いな人は面白くないと思う。大笑いというわけではないけれど、ほのぼのとクリスマス前に、家族と見るにはいい映画かな。なんたって、ディズニー映画だしね。

【Story】
玩具会社のサラリーマンのスコットは、離婚後一人暮らしをしていた。一人息子のチャーリーが、クリスマスイブにスコットの家にやってくることになった。真夜中に物音がして、サンタ姿の男が屋根から落っこちてきた。男が持っている紙を見ると、万一の場合は引き継いでくれと書いてあった。なんとサンタの契約書だった。
Date : Saturday 27th January 2007 12:48
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