幸せになるための27のドレス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

幸せになるための27のドレス 特別編 [DVD]原題 27 DRESSES
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 111分
監督 アン・フレッチャー
出演  キャサリン・ハイグル/ジェームズ・マースデン

お勧め度 ★3つ

キャサリン・ハイグルは海外ドラマの『グレイズ・アナトミー』で、なんて美人でスタイルのいい人なんだと思っていました。なので彼女のファッションショーさながらの映像は見ていてうっとりします。

ただ日本で結婚式というと友達が付き添い人になっていうのはあまりない風習ですよね。ブライズメイドっていうのがないので、今ひとつピンとこなかったというのでしょうか。彼女は友人のブライズメイドにいつも選ばれます。ブライズメイドは大変というか、あんなに花嫁になり代わって世話人役をやらないといけないとしたら、私なら引き受けないなぁと思ってしまいました。

だっていくら多忙とはいえ、花嫁に代わってウェディング・ドレスを試着したり、引き出物の注文とかまでするんですよ。それって花嫁と花婿の仕事じゃないのでしょうか?そこまでさせるか?みたいなくらい要求されるんですよ。アメリカでは当たり前なんでしょうか?挙句にはタクシーチャーターして結婚式の掛け持ちまでやっちゃう。

そんなブライズメイトばかりやっているジェーンを取材することになるのがケビンです。ジェーンは会社の上司に恋していて、いつか彼と結婚できたらと恋焦がれているのですが、何故か上手くいかないものでジェーンの妹テスが横槍入れてきます。またまた妹が嫌な女で、こういう男性にこびる女いるいるって思いながら見てしまいました。

話としてはラブコメの王道です。これまた。誰もが読める展開で進みますが、『プラダを着た悪魔』同様、ファッションとか結婚式というものに対しては、華やかでカラフルで女性ならいいなぁと思いながら見れるとは思います。しかしジェーンもテスも極端すぎるし今ひとつ彼女らに感情移入できないというか。ただ結婚したい、いつかは私もブライズメイドから卒業したい。でもなかなか上手くいかないっていう適齢期の女性の気持ちとしては理解できますね。

過剰期待しない程度に、そしてファッションを楽しむならOkだと思います。

【Story】
世話好きのジェーンは結婚式ではブライズメイドのスペシャリスト。クローゼットにはブライズメイドとして着たドレスが27着もあるほどに。ところが、ジェーンは自分の恋には臆病で、片想いの上司ジョージにいつまでたっても想いを告げられずにいた。そんなある日、ジョージがジェーンのわがままな妹テスと出会って一目惚れ、あっという間に結婚まで話が進んでしまうのだった。
Date : Saturday 10th January 2009 16:56
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ベガスの恋に勝つルール

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

ベガスの恋に勝つルール (完全版) [DVD]原題 WHAT HAPPENS IN VEGAS
2008年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 99分
監督 トム・ヴォーン
出演 キャメロン・ディアス/アシュトン・カッチャー

お勧め度 ★3つ

新年最初の映画はこれ。ラブコメに欠かせない存在って結構いるけれど、キャメロン・ディアスもそのうちの一人。でもみんな年とってくると厳しいものがありますよね。キャメロンはぎりぎりの線だろうと思います。でもキャメロンって、ラブコメの中でも高慢ちきな女をさせたら天下一品。なんていうのか、いい人じゃないのがぴったり。いるじゃない?美人だけど毒のあるタイプ。でも腹黒とは違うのよ、明るい高慢ちきタイプ。顔がアヒル顔だから嫌味にならないのでしょうか?

ウォール街でバリバリ働くジョイは、ボーイフレンドに振られ、父親が経営する工場で働くジャックは父に解雇されてしまいます。そんな二人がベガスに来て知り合い、何故かその晩勢いで結婚してしまったのです。我に返った二人だけど、ジャックポットで300万ドルあてたから大変。そのお金を自分のものと両者が譲らないもんだから、裁判所にお任せしたら、裁判所は離婚を認めてくれません。夫婦としての生活を努力しろと。

アメリカって、離婚したいと思っていても簡単に離婚させてくれないんですか?もちろん財産分与の問題とかの関係もあるんだろうけど、夫婦として努力しろなんておせっかいだよね、と思ったのは私だけでしょうか?まっ、夫側は全額貰いたい。妻側は半分よこせというあたりで折り合いがつかないから離婚が難しいのかもしれないですけど。

まっ、そんなこんなで性格の違うの二人はなんとか互いのせいで離婚になるように持っていこうと策を練ります。少しでも自分の取り分を多くするためですが。しかし…。というドタバタコメディ。話の展開もラブコメ王道を行くっていう感じなので裏切られることはないです。新年そうそうお気楽な気持ちで見れました。

ただジャックが情けない男っぷりで、おいおいしっかりしてくれよと尻叩きたくなるというのでしょうか。アシュトン・カッチャー の情けなさはヒュー・グラントの情けなさとは全く違うタイプなんですよねぇ。この映画はラストがどーのとか、どんでん返しがどーのという映画ではなく、ドタバタとそこに向かう過程を楽しむ映画ですので、これでよしなんですよね。

気楽な一本ですが、たぶん1年もしたら話の内容は忘れそうです。

【Story】
ジョイとジャックはそれぞれ友達をつれてベガスにやってくるが、ホテルの部屋のダブルブッキングにより知り合う二人。酔った勢いで結婚してしまうが、翌朝険悪ムード。婚姻を無効にしようとするが、その矢先ジャックがジョイが投入した25セントで、300万ドルも大当たりしてしまう。賞金の所有権を互いに主張して譲らない2人は、その決着を法廷に委ねるが…。
Date : Saturday 3rd January 2009 15:56
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カンナさん大成功です!

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 韓国映画

カンナさん大成功です! 特別版(2枚組)原題 200 POUNDS BEAUTY
2006年劇場公開
韓国制作
上映時間 116分
監督 キム・ヨンファ
出演 キム・アジュン/チュ・ジンモ

お勧め度 ★4つ

このブログもひさしぶりになってしまいました。海外ドラマばかり見ているせいというのもあります。その海外ドラマの感想もたまりにたまってもう書けないかもしれないです。(笑)

久しぶりに見た韓国映画。私は韓国映画だとべたべなラブストーリーとかよりホラーが好きだったりします。でもこれはコメディなので、なんか楽しい気分になれるかと思って見てみました。

原作が日本の漫画と聞いて驚いたなんてもんじゃないです。同タイトルの漫画で、鈴木由美子さんという漫画家さんが描いたらしいです。

ストーリー的にはシンデレラ物語と言っちゃえばそれでおしまいになってしまうけれど、そんなもんです。デブで不細工なカンナは声だけは綺麗で歌も上手い。それで人気歌手であるアミのゴーストシンガーの仕事をしていると。アミはルックスはいいが歌が超下手で、まさに天はニ物を与えずの二人。そんなカンナがイケメンのプロデューサーに恋をするという話。そこでカンナさん全身の美容整形をして大変身。そのイケメンのプロデューサーに接近。というお決まりのパータンといえばそれです。

何でもカンナさん役をオーディションする際は、絶対に整形していない美人さんというのを徹底したとかないとか。確かにカンナさん役の人は素朴な美人さんでした。韓国って不細工なままでいると、整形もできない位の貧乏なんだと言われるとかないとか?

話がそれましたが、映画そのものは予定調和だけど笑いのツボとか盛り上げ方、そして脇役の配置など隙のない作りになっている気がしました。揺れる女心の微妙さを丁寧に描いていて、笑いありラストは涙ありで盛りだくさんなのにきっちりまとめ上げたのには上手いなぁと思います。そこそこ笑えるしほろっともするので、これは見て損したとは思わないと思います。正当派な作りの映画と言ったらいいでしょうか。

ストーリー的には意外性などはありませんが、安心して見れる一本かなと思います。まぁ人間外見より心がと言いますが、顔の造作を変えるのはなかなか難しいにしても、カンナさんの100キロ違いデブ体形は自分の努力でも直せますからねぇ。←自分にいい聞かせてます。ええ、太りました私。(誰も私の体形の事は聞いてないですね)

来年は以前のように、もう少し映画の感想を描けるようにしよう。←来年の目標です。

【Story】
デブで不細工だけど歌の上手なカンナは、人気歌手のゴーストシンガーである。裏でスターのアミの変わりに歌う毎日だ。カンナは片思いのプロデューサーであるサンジュンに認められるために、一大決心をして全身の美容整形をうける。それから1年後、ジェニーという新人歌手が現われる。
Date : Tuesday 2nd December 2008 10:15
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タロットカード殺人事件

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

タロットカード殺人事件原題 SCOOP
2006年劇場公開
イギリス・アメリカ制作
上映時間 95分
監督 ウディ・アレン
出演 スカーレット・ヨハンソン/ヒュー・ジャックマン/ウディ・アレン

お勧め度 ★3つ半

ウディ・アレンの映画はたいして見たことがないんですが、なんせ彼は養女に迎えた娘と結婚したというのを聞いて以来ちょっと駄目。いや別に作品とは関係ないんですけどね。

この映画はまずまず面白かったかなぁ。ジャーナリストを目指しているサンドラが、マジシャンのシドの手品のショーで、箱に入ったら突然幽霊に出くわす。それも世間をにぎわしている『タロットカード殺人事件』というのがあって、それの犯人を知っていると言われます。その幽霊は実は新聞記者だったのだけど、自分は死んでしまったからこのスクープをものにできないから、ぜひジャーナリストの卵であるサンドラに証拠をつかんで、スクープをものにしろというものです。

その幽霊の言葉を信じて、サンドラはマジシャンのシドとともに、犯人とされる大富豪の家に乗り込み、犯人であるという証拠を探すた目に奮闘というのが大まかなストーリーです。

比較的うまい具合にまとまっていて、時折ユーモアも取り混ぜてあるので、こういうミステリーは万人にうけるような気がします。遊び心があって、単に怖いなどというミステリーではなく、ウィットにとんだというのかな。とてもよくまとまっていて、それが逆に正当すぎる気もしないでもないですが。

なんていうのかシドが実に適当な性格で、おいおい大丈夫かよという意味ではらはらさせられ、でもそんなシドをうまくサンドラが使いこなし、話は一気にラストに持ち越します。ラストもなかなか味のあるユーモアで締めくくっているので、後味が悪いとかそういうこともないので、隙がなく非常にまとまったでもコミカルなミステリーを観たい方にはお勧めです。

【Story】
ジャーナリスト志望の女子大生であるサンドラは、休暇でロンドン滞在中に観賞していたマジックショーでマジシャンであるシドに指名され、人が消える箱に入れられる。彼女はその中で、3日前に急死した新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇する。彼からタロットカード殺人事件の真犯人を告げられ、マジシャンのシドと手を組み、父娘になりすまして犯人と言われるピーターに接近する。
Date : Friday 17th October 2008 19:43
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クワイエットルームにようこそ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組)原題 クワイエットルームにようこそ
2007年劇場公開
日本制作
上映時間 118分
監督 松尾スズキ
出演 内田有紀/宮藤官九郎/蒼井優

お勧め度 ★3つ半

久しぶりに日本映画の感想です。松尾スズキさんの作品は今回で2回目ですが、前回が苦手だったので今回もびくびくしながら見てしまいました。

フリーライターの明日香は、ある日のこと目覚めるとそこは精神病院の閉鎖病棟にいました。どうもどうしてここにきたかわからない???話のよると睡眠薬の過剰摂取ということらしい。

という場面から始まり、明日香と他の患者たち、また病院のスタッフやこの病院の規則をからめ、コミカルというオブラートに包んで、だけど誰しもが持つ心の奥底に潜ませているダークな部分を露呈させる映画です。

笑いが実にブラックでディープなんで、ワハハと笑えないのです。なんていうのか笑ったらいけないような居心地の悪さがあり、実に怖い。人間の心に潜む深くて暗い闇の部分がわかるだけに怖い。

閉鎖病棟に入院している患者は様々です。拒食症あり、逆の過食症あり、明日香のような薬の過剰摂取あり、でも皆それらの奥に潜むできれば見たくない部分とどう折り合いをつけていくかに翻弄されているのです。

外の世界ではその危うさをなんとかバランスを保ちながら生きているのですが、それが崩れたらどうなるか。危うい綱渡りのような生き方。その中で自分をみつめ再生していかねばならない。明日香が抱えていた本当の問題、そしてそこから未来に向かって歩いていく様を描いています。

なのでバカ笑いできないですねぇ。たぶんこの笑いとヘヴィな部分のアンバランスさが何とも私を落ち着かなくさせているそんな気持ちになる映画ですが、明日香役の内田由紀さん、結構いい女優になりましたねぇ。昔はお人形みたいな人なんだと思っていましたが、人間って変わっていくもんですね。

評価は難しいです。娯楽作品でもなくストレートな社会派物語でもないので、たぶん見る人のメンタル状態によって左右されるかもしれないなぁと思いました。

【Story】
フリーライターの明日香は、ある日目覚めると、見知らぬ部屋でベッドに拘束されていた。そこは精神科の閉鎖病棟にある保護室(クワイエットルーム)だった。彼女は薬とアルコールの過剰摂取で昏睡状態となり、運ばれて来たのだった。
Date : Monday 25th August 2008 09:23
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異常犯罪捜査班-S.F.P.D.-

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 海外ドラマ

原題 KILLER INSTINCT
2005年放送
放映局 アメリカ FOX
アメリカ制作
製作総指揮 チャーリー・クレイグ
出演 ジョニー・メスナー/クリスティン・レーマン

お勧め度 ★4つ

FOX系のテレビでやっていたのがこれです。『ポイントプレザントの悪夢』みたいに13話で打ち切りになってしまったドラマです。なんでーって感じです。本国ではそんなに人気なかったのかなぁわかんないんですけど。私は結構楽しく見ていて、ヘイルとカーターのコンビをもっと見ていたかったのに残念です。

主人公はジャック・ヘイルとダニエル・カーターの男女コンビ。この二人が猟奇殺人を解決していく刑事ドラマですね。アメリカは犯罪を扱った刑事ドラマが多数あります。日本もそれなりにあるけれど、アメリカはその何倍もあると思われますなので競争が激しいのでしょうか。

サンフランシスコが舞台で、凶悪な猟奇事件だけを捜査するチームのドラマです。単なる殺人と猟奇殺人の微妙な線引きが難しいですが、明らかに殺人を楽しんでやっているような雰囲気をかもしだしている殺人事件を担当するっていうのでしょうか?積年の怨念とか金がないから強盗殺人とか、そういう犯罪ではなく、殺しの方法が特殊だったりする場合、このS.F.P.Dが登場です。

第1話では毒蜘蛛を使って体の自由をきかなくしてから犯罪を犯すという特殊なもので、手口が最初はわかりにくかったりするような犯罪です。なので私としては謎解きとして結構楽しめました。2005年の作品なので続編はないので13話で我慢するしかありませんし、DVD化もないでしょう。私はジャックとダニエルのコンビがなかなか面白くて好きだつたのもあって、このドラマが好きでした。FOX系では結構再放送とかを繰り返しているので、見ることのできる環境の方は一度ご覧になってみてください。たぶん13話以上見たいと思うかと。←私的見解です。(笑)

【エピソード】
第1話 ヘイルの復帰
第2話 ファイブ・イージー・ピーセズ
第3話 13から30へ
第4話 兄弟はいずこ
第5話 エジプト人のような死
第6話 父親は誰?
第7話 殺人ゲーム
第8話 記憶喪失の男
第9話 ダークヒルのいけにえ
第10話 見えない爆弾
第11話 夢に生きる
第12話 結婚記念に殺人を
第13話 死をまとう15分
Date : Friday 1st August 2008 10:16
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ONCE ダブリンの街角で

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

ONCE ダブリンの街角で デラックス版原題 ONCE
2006年劇場公開
アイルランド制作
上映時間 87分
監督 ジョン・カーニー
出演 グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ

お勧め度 ★5つ

いろいろ評価が分かれているみたいですが、私にとっては傑作です。私こういう話好き。ただそれだけです。

何でもアメリカでは2館の公開だったのが、口コミで広がり140館まで上映されるまでになったという曰くつきの映画らしいです。スピルバーグも絶賛した作品だとか。私は常々、ささやかな日常を切り取った作品というのが好き。この映画もそうなんですねぇ。

一応ラブストーリーと言えるのですが、恋というよりも男と女の友情というか友達以上恋人未満のふたりのお話です。キスシーンもドラマティックな恋の展開など何一つありません。穴のあいたギターを使って演奏する街角のストリートミュージシャンと、チェコからやってきた移民の女性との、本当にささやかな心の通じ合うお話です。映画の中では男と女の名前すら出てきません。名前なんて必要ないのです。

人生の中のひと時男と女が出会い、でも本当に大切で宝物のような出会い。"人生でたった一度心が通じる相手に出会えたら"予告編に流れるキャッチコピーです。音楽映画なんですが、映画の中を流れる音楽がまたすばらしい。ラストではまさに久々にうるっと泣いてしまった映画です。恋が実ってとかそのでの映画ではありません。アイルランドという国そしてイギリスとの関係、このあたりをからめて出来上がった、実に地味だけど、心にしみる優しい手触りの感じられる人間愛的ないい作品です。

映画の中に流れる音楽もなかなかすばらしいのです。いい意味でせつなさを盛りあげています。

【Story】
男は穴の開いたギターで街角に立つストリート・ミュージシャン。そんな男の前に花売りのチェコからの移民の女。二人はやがて一緒に演奏することで絆を深めていく。
Date : Thursday 24th July 2008 21:24
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プロヴァンスの贈りもの

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

プロヴァンスの贈りもの原題 A GOOD YEAR
2006年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 118分
監督 リドリー・スコット
出演 ラッセル・クロウ/アルバート・フィニー

お勧め度 ★3つ

一部のお金持ち以外は、この日本ではありえない世界の話です。というのも誰しもがこんな人生送りたいという夢のような生き方だけど、この貧乏性で勤勉な日本人には無理でしょう。

若い頃に死ぬほど働いて、早期リタイヤして残りの人生のんびりと過ごす。だけど今の日本は、若い頃死ぬほど働いても、早期リタイヤなんてできないです。年取ったら若いとき以上に働いている私はどうするの?

証券会社に勤めるエリートトレーダーのマックスは、叔父さんが亡くなり、彼の近親者ということで、遺産や叔父さんの持っているぶどう園のことも含めプロヴァンスへ向かう。とっとと売り払い、早く仕事に戻らねばという気持ちで行ったのだけど…。

都会で暮らすマックスは田舎はあわないと思いつつも、何故かプロヴァンスの美しい風景とのんびりとした時間の流れ、そして美しいファニーという女性に出会う。そして彼の選択はいかに。

いやぁプロヴァンスは美しい、確かにスローライフに憧れる現代人にとっては、ほっとするような映像の数々。そういう意味では見る価値のある映画だと思います。ただ話の内容的には可もなく不可もないというのでしょうか。話の展開は何のひねりもないストレートそのもの。私はこの手の映画なら『トスカーナの休日』の方が好きかなぁ。

それでも非日常を忘れるにはいい映画かと思います。実際私もこんなところでのんびりしたいなぁと思いますしね。都会のギスギスした生活や仕事オンリーの生き方を思えば、これは理想郷でしょう。マックスは別に仕事に執着しなければ、金持ちだしいつだって隠居できる身ですしねぇ。

【Story】
マックスは子供の頃、毎年夏になると南仏プロヴァンスにいるヘンリーおじさんのもとを訪れていた。やがてマックスはロンドンでは有名なトレーダーとして多忙な日々を送っていた。そんなある時おじさんが亡くなるという訃報が届く。遺産相続者となっていたマックスだったが、全て売却するつもりでプロヴァンスへ向かうことに。
Date : Monday 14th July 2008 10:41
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パーフェクト・ストレンジャー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

パーフェクト・ストレンジャー原題 PERFECT STRANGER
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 110分
映倫 PG-12
監督 ジェームズ・フォーリー
出演 ハル・ベリー/ブルース・ウィリス

お勧め度 ★2つ半

この映画のキャッチコピーは『ラスト7分11秒、あなたは絶対騙される』です。ということはラストの10分近くまで犯人と思われるような怪しげな人は犯人じゃないっていうことかと思ってしまいます。どんでん返しなんだぞーっていうのをアピールしたいのはわかりますが、こういう大どんでん返し系の話は、そこにいたるまでいろんな伏線が張り巡らされていて、それでこそ活きるというものです。

ところがです、この映画唐突過ぎるのです。そりゃあないだろうと思ってしまいました。キャッチコピーが一人歩き状態です。これに騙された人は多いと思いますが、やっぱり魅力的なコピーに惹かれてしまうのは私だけではないはず。

女性記者ロウィーナの友人のグレースが変死しして、それを調べていくうちに、グレースがかかわっていた大物にたどり着き、真相を暴くためにその大物の会社に潜入するというものです。出だしは悪くないのですが、そのラスト7分11分ですべておじゃんというのはこういうことを言うのではないでしょうか。

サスペンスやミステリーでこの方法だと、たぶんしらけます。とボロクソの私ですが、とりあえず途中退席に至らなかったので、そんなにひどいはずないと思うのですが、すべて中途半端に描かれすぎている点が残念です。もう少し面白くできたはずなのにねぇ。思わせぶりがよくないです。

何だかかんだ書いたけれど、たいして期待せずに見れば、ある程度のスピード感もあるので、退屈とかそんなことは思いませんので、それなりに面白いのかもしれませんね。←おもろいのかおもろくないのか、どっちやねん、はっきりせい。

ハイ、過剰期待と持つと駄目です。

【Story】
記者のロウィーナは、幼なじみのグレースが殺された。事件の真相を探るうちグレースが、出会い系サイトで知り合った大物のハリソン・ヒルと不倫関係にあることをつきとめる。そこでマイルズの協力でヒルに近づき、彼の会社に派遣として潜り込むことに成功する。
Date : Tuesday 24th June 2008 11:15
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幸せのレシピ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

幸せのレシピ 特別版原題 NO RESERVATIONS
2007年劇場公開
アメリカ制作
上映時間 104分
監督 スコット・ヒックス
出演 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アーロン・エッカート

お勧め度 ★4つ

これはドイツ映画の『マーサの幸せレシピ』をリメイクしたどっちかというとラブコメディ的な映画。オリジナルの方はラブストーリーも絡めているけれど、ヒューマンチックな方を軸にしています。

料理の腕はピカ一だけど、神経質で人付き合いの下手な主人公が、おおらかな同僚と付き合うようになって、段々と心開いていくという話しだけど。これはラブストーリーとしてはハリウッドらしくいいとは思います。ただドイツのオリジナルと比べちゃうとアプローチの視点が違うし、オリジナルに軍配があがってしまうでしょう。

ドイツバージョンのマーサは本当に社会性がないくらいの神経質で堅物で思い込みが激しくプライドは果てしなく高い。こりゃあすごい女だなぁという人物像で、それを姪のリナとのかかわりや新入りのマリオによってどう変化していくのかが実によく描かれていたけど、今作の主人公ケイトはマーサほど極端ではないです。まぁ料理に関してのプライドの高さや、人に甘えることが苦手だったりする部分は共通していますが。

そんなケイトがおおらかでユーモアのあるニックによって、自分の殻を破り人に寄り添うことを知っていく、そんな中愛が芽生えていく様は、ラブストーリーの王道でしょう。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズは美人だし、ラブストーリーとしてまとめたところは誰が見てもハッピーなお話として楽しめると思います。私はこれはこれで好きです。マーサとは別のお話としてみれば十分いけると思います。なんとなくにんまりとするほほえましいラストですし。

【Story】
マンハッタンの高級レストランで、超一流の腕前を持ったシェフのケイト。しかし完璧主義が過ぎるところがあり、客とぶつかるところもしばしば。そんなある日、姉が事故で亡くなり、ケイトは9歳の姪ゾーイを引き取り一緒に暮らすことになる。なかなか心を開いてくれないゾーイに苦悩しているところへ、仕事場にはケイトの知らないうちにニックという副料理長が仲間として新たに加わり、職場の雰囲気がニックに染まっていくことに焦りを覚える
Date : Tuesday 17th June 2008 16:22
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