ラブソングができるまで

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

ラブソングができるまで 特別版原題 MUSIC AND LYRICS
2007年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間117分
監督 マーク・ローレンス
出演 ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア

お勧め度 ★4つ半

ラブコメ界では有名な二人ですが、何でも競演は初めてだとか。ヒュー・グラントは今年で47歳みたいですが、いくつになってもラブコメが似合う男っているもんなんですね。あそこまでラブコメ一筋にやってくる俳優さんは珍しいと思ってしまいます。

今回もこの映画は彼の当たり役といってもいいと思います。オープニングの80年代風ののミュージックビデオには心底笑えます。アレックス(ヒュー・グラント)は80年代にめちゃくちゃ人気のあったグループの歌手。今はデパートの屋上とかで歌ったりする売れない歌手。という役どころを実に見事に演じています。なんたって腰をフリフリ踊ってしまうのですから。

この映画に流れてくる音楽は、実は映画のために作られた作品らしく、それがまた実に80年代風味をかもし出していて、確かにこんな感じの曲あったかもしれないと思わせます。当時のベストヒットUSAとかを真剣に見ていた人には、実に懐かしい気分にひたれる音楽かと。私は当時イギリスのバンド"デュラン・デュラン"とか"カルチャークラブ"とか大好きで嵌っていたくちなので、この映画はツボに嵌ってしまいました。

話は売れないポップスターが、最近の歌手コーラが歌う新曲を作るために、家の植木を世話するバイトに来ていたソフィーをくどき、一緒に歌を作って欲しいと懇願します。そんな中二人の関係は…っていう、いつものごとくベタなラブコメディです。ストーリーそのものは単純ですし、目新しいものはないのですが、なんせ音楽が楽しい。←そればっか。オリジナル・サウンドトラック ラブソングができるまでということで、9月23日現在サントラ購入しましたー。ついでにDVDも購入しましたー。(笑)

私と同じくらいの年代で、ブリティッシュポップス大好きだった人にはお勧めです。今時の若い人は、うーんわかりませんが、それでもデートムービーにはいい映画だと言ったらわかっていただけるでしょうか。

主役の二人以外にも、ソフィー(ドリュー・バリモア)の姉役の人が実にいい味出しています。ダイナマイトバディなんですが、ダイエットサロンのオーナーだったりします。アレックスの大ファンで、ステージの一番前で、のりのりで彼女も腰振って踊ってしまいます。

あれこれ理屈をこねずに、単純に楽しむ娯楽作品です。
【Story】
80年代に人気だったバンドPoPの元ボーカル、アレックス。現在ではすっかり忘れられた存在となっていた。そんな彼のもとに、カリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込む。作詞が大の苦手のアレックスは、アルバイトのソフィーを強引に説得し、曲作りをスタートさせるが。
Date : Friday 21st September 2007 20:37
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ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア〜シーズン1

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 海外ドラマ

ミディアム 〜霊能捜査官アリソン・デュボア〜シーズン1DVD-BOX  【4枚組】原題 MEDIUM
2006年放送
放映局 アメリカNBC放送
アメリカ制作
製作総指揮 グレン・ゴードン・キャロン
出演 パトリシア・アークエット(アリソン・デュボア)/ミゲル・サンドヴァル(マニュエル・デヴァロス検事)

お勧め度 ★3つ半

これは実在の霊能者であるアリソン・デュボアの物語です。エピソードの一つ一つが本当のことなのかはよくわかりませんが、アリソンという人がたぐいまれな能力を生かして、アメリカの犯罪捜査に貢献しているのは事実のようです。

子供のころから死者とコミュニケーションがとれるアリソンですが、もしも実生活でこの能力があったら、結構たいへんだろうなぁとドラマを見ながら思いました。だってこちらの都合とはお構いなしに死者がでてきて話しかけてきたり、毎晩夢で犯罪のヒントとなるようなものをみて、うなされて起きるのです。旦那さんも大変です。毎晩横に寝ている妻が飛び起きて、それで自分も目が覚めたりして、あの夫婦は睡眠不足なのではと他人事ながら心配になります。ここの家庭は夫なくしては成り立たないような、たいそう夫がいい人です。

ドラマのエピソードは、アリソンが夢に現われたことをヒントに事件を解決していったり、検事局のパートという存在であり、検事から事件の相談をうけ、霊能力で真相を追究していったりします。それに家庭での問題も絡めたりしながら進んでいきます。

アリソンのすごいところは、今現実に起きている事件が見えてくるというのもありますが、未来のことまで予知し、実際に未来に起こるであろう事件の被害者に、こういうことが気をつけろとアドバイスしてしまうところです。言われたほうは唖然ですよね。だってあなたは20歳ころに街で声をかけられた男の車に乗ってはいけないとか言われるのだから。というか知らない男の車には乗るなよといいたいのですが。さらに犯罪者になるであろう男に向かって、あなたはこのままでいったら殺人を犯すとか言っちゃうのも驚きです。今現在善良な市民であってもです。

笑えるのは夫の死んだ父親が、時々アリソンの家に現われて、アリソンにあれこれ口出しするのです。アリソンも迷惑顔で話をするのですが、もちろん夫には見えませんし知りません。舅が家に出てくるなんて嫌ですね。

これまたシーズン1の終わりは、続きを見ないと中途半端という終わり方ですので、シーズン2がDVD化されるのをひたすら待つしかなさそうです。やっぱりWOWOW契約したいです。

【エピソード】
第1話 予知夢
第2話 夢と記憶
第3話 死の婚礼
第4話 新しい友達
第5話 訪れた危機
第6話 未来からのメッセージ
第7話 リワインド・ドリーム
第8話 告白のとき
第9話 秘密の少女
第10話 再会
第11話 40年の時を経て
第12話 蘇った死刑囚
第13話 究極の選択
第14話 無罪と有罪
第15話 悪魔のささやき
第16話 フェニックスの怪人 Part1
Date : Thursday 20th September 2007 13:48
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幸せのちから

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

幸せのちから [DVD]原題 THE PURSUIT OF HAPPYNESS
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間117分
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
出演 ウィル・スミス/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス

お勧め度 ★3つ半

これって実話らしいです。何でも今もアメリカで成功を収めている人の話だとか。悪くない話です。サクセスストーリーだし、子供を抱え不遇を乗り越え成功を手にする。なんて日本人には大好きな話ですよね。私もこういう話好きです。なんですが、大絶賛でもないところが微妙です。

なんていいますか、日本人の私にとっては、こういうのってど根性ドラマだからこその泣きだったり共感だったりするんですが、この映画の主人公は、確かに成功を手にするまでは、家賃も滞納したりするほどの貧乏なわけです。だけど映画の中のでてくるエピソードが、あまり褒められたものではないんですよね。仕方ないとはいえ、タクシー代踏み倒したり、子供をつれて住居を求める列にならんだり、なんかあれってホームレスが食事を貰うので並んでいるような、そんな雰囲気がするんですよね。一応教会が家のない人のためにボランティアでやっているみたいなんですけど。自分だけならまだしも、小さい子供をつれてです。もちろん家賃払えなくて追い出されたわけですよ。なんたって子供と一緒にどっかの公衆トイレみたいなところで寝なくてはならなかったりするんですよ。

確かに追い込まれた生活ではあり、奇麗事いっている場合ではないのでしょう。それでも考えが浅はかではないかと思う場面が多々出てくるのです。道にいた赤の他人に、いきなりこの荷物を見ていてくれと預けて、結局盗まれてしまったり、自業自得ということがてんこもりです。

ハッピーエンドの話ですし、最後は成功を手にするのでめでたしめでたしなわけです。しかし美談とはほど遠いのは何故でしょうか。まぁ、最後までけなげな主人公のど根性美談だったら、それはそれで現実派甘くないんだよ!なんて映画見ながら毒舌言ったかもしれません。←天邪鬼な私ですので。

総合的には悪くない話です。私には泣けませんでしたが。ちなみにウィル・スミスと子供は本当の親子で競演しています。クリストファーは結構うまいですよ。今後も子役として映画の世界に身をおくのでしょうか。

【Story】
クリス・ガードナーは骨密度測定器のセールスマン。5歳になる息子クリストファーと妻の三人暮らしだったが、折からの不況で仕事は思うようにいかず、家賃の支払いもままならない。ついには妻に愛想を尽かされ去られ、家賃滞納で自宅からも立ち退きを命じられてしまう。クリスは一流証券会社の研修生となり、半年後にたった一人だけ採用となる正社員への道に最後の望みを託す。
Date : Saturday 15th September 2007 16:16
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11:14

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

11:14 [DVD]原題 11:14
2003年 劇場未公開
アメリカ・カナダ制作
上映時間86分
監督 グレッグ・マルクス
出演 ヒラリー・スワンク/パトリック・スウェイジ

お勧め度 ★4つ半

なかなか面白かったですね。これ未公開作品なんですって。惜しいですね。ストーリーは11:14に起こった事件を起点に、過去に戻りつつ、この時間に向かって進んでいくいくつものドラマといったらいでしょうか。そしてそのドラマが全部関連し合っていて、うまい具合に11:14にたどりつくといったらいいでしょう。

ことの発端は、飲酒をしつつ運転しているジャックは、突然車に衝撃をうけます。恐る恐る車を降りると、顔のつぶれた男が…。ジャックは男を跳ねてしまったと、そりゃあもううろたえます。そこでその死体をトランクにいれて隠そうとすると、そこを通りかかった女性に、鹿をはねたと勘違いされ警察に通報されてしまいます。

鹿を引いてしまったら、警察を呼ばないといけないんでしょうか?いえいえ鹿ではなく人間なんですが、そこで隠そうとすればするほどドツボに嵌り、警察にトランクの中の死体を発見されてしまうという最悪の事態に。素直に人を引いてしまったと最初から申告すれば過失致死ですが、死体を隠した時点で罪状は跳ね上がるわけです。

この交通事故が起点なわけで、これが起きるのが11:14です。そして警察が到着したときに、パトカーに乗っている二人の男女など、一見何の関係もないような人間が実はすべてこの11:14に起きた事件にかかわってきます。

それが実にたくみに描かれていて、最後まで飽きずに見ていることができます。最後まで見て、この11:14の事件が起こる要因の根本原因は誰だ?と考えるのも面白いです。

みんなちょっとずつ悪いんですよ。自分の犯した罪から逃れようとするがために、次々に悪いことが連鎖反応のように起きていくというのでしょうか。世の中の出来事ってそういう部分ってあったりしますよね。あの時こうしていればこうならなかったのにみたいな。ある意味『バタフライ・エフェクト』に共通する部分があるかと思います。といっても別に過去に戻って人生やり直したらという話ではありませんが。

サスペンス作品としてはとてもよくできている話と思いますので、ぜひレンタルしてみてください。お勧めします。

【Story】
11:14、ジャックは深夜国道を飲酒運転していた。突然車に衝撃を受け、おそるおそる車を降り確認すると、そこには顔が潰れた男性の死体があった。急いでトランクへ死体を隠したものの、丁度通りかかった女性によって警察へ通報されてしまう。
Date : Monday 10th September 2007 13:02
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ハンニバル・ライジング

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

ハンニバル・ライジング スタンダード・エディション [DVD]原題 HANNIBAL RISING
2006年 劇場公開
アメリカ・イギリス・フランス制作
上映時間121分
映倫 R-15
監督 ピーター・ウェーバー
出演 ギャスパー・ウリエル/コン・リー

お勧め度 ★3つ

『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッドドラゴン』と続けてみてきたものにとっては、レクター博士のルーツ物語である、この『ハンニバル・ライジング』は非常に楽しみな作品でした。だけどいたるところで賛否両論、それでも見なくてはと使命感に燃えて(?)鑑賞しました。

この映画ががっかりする理由というのが、今までのハンニバル・レクターという人間のキャラクターが、私を含めた鑑賞者の中に出来上がっているものと、この映画で描かれている彼の生い立ちや、それに伴うトラウマなどにより、あのような狂気のカニバリズムになってしまったというのが納得いかないんですよね。

だって幼少期の戦争での悲惨なトラウマが、彼を復讐に駆り立て、そして殺人鬼を作り上げてしまったなんて、あまりにも当たり前すぎて、何もレクター博士じゃなくてもよかったのではと思わせてしまったのが敗因の原因ではないでしょうか。 だってこの手の映画を多数見ている人にとっては、そんな理由というのは日常茶飯事のようにでてきますので、レクターお前もか?と思ってしまったんですね。

レクターという人間は、普通の感覚では想像もつかないような怪物であったように思うのです。なので彼には超人的な理由があって欲しいという願望があり、その期待を裏切ってほしくないという、超我侭な私の理由が存在します。まぁ世間一般では、レクターの幼少期のトラウマは、怪物を生み出すのに十分という見方もあり、私が異常なのかもしれませんが。

青年期の彼と、大人になってからの怪物の彼の間には、深ーい川が流れているように思います。きっかけがあれであり、復讐により殺人を犯しているうちに、彼のキャラクターが出来たというのが、あまりに飛び越えていて、その溝を説明してくれない限り、たぶんこの映画には納得いかない気がします。世の中には理解不能な殺人鬼が存在します。それらを作りだしたのが幼少期のトラウマという正統派のオチではなく、どうにも理解できない天性の持って生まれた何かを描いて欲しかったというのが、この映画を見ての感想でした。

かなーりレクターについて語ってしまいました。(笑)
羊たちの沈黙などを見てない方は、殺人鬼の出来るまでという普通の映画としては楽しめるかもしれませんね。

【Story】
1944年のリトアニア。戦争で両親を亡くしたハンニバルは、幼い妹ミーシャと2人で山小屋に隠れ住んでいた。ある日ドイツの逃亡兵達が山小屋を乗っ取り、妹ミーシャは彼らに殺されてしまう。その後成長したハンニバルは、パリの叔父のもとへと向かう。しかし叔父はこの世を去り、未亡人の日本人女性レディ・ムラサキが、ハンニバルを迎えた。
Date : Wednesday 5th September 2007 08:05
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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 日本映画

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション [DVD]原題 バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
2006年 劇場公開
日本制作
上映時間116分
監督 馬場康夫
出演 阿部寛/広末涼子

お勧め度 ★3つ

この映画はホイチョイプロの娯楽映画。娯楽映画だから私は腹もたたず、それに結構懐かしく楽しめました。時代は2007年だけど、タイムマシーンに乗って1990年のバブルの時代に行き、バブルの崩壊を防ぐという話し。見ていると確かにそうそう、皆あんなファッションしていたなんて思いました。太い眉毛に髪型はとさかをたてたようなスタイル。さらにボディコンの服装。  

現代の人間の役である広末涼子が1990年にいくと、今時の服装を指さされ「お前ジーンズがずり下がって、へそ出てるぞ」とか言われてしまうのです。その時代は携帯電話もなく、待ち合わせは駅のどこの前というのをちゃんと約束しないといけないので、「駅に着いたら連絡する」なんていうのは通用しないのです。今では携帯電話なんて当たり前の時代だけど、当時はポケベルだったんですよね。いっけんあの時代のバブルの恩恵を受けると、バブル悪くないじゃないって思ってしまうでしょうね。だって男たちはお金ばらまいてますから。その恩恵を受けない人には、何の意味も持たない時代です。

肝心のタイムマシーンは、見た目は洗濯機です。動かすには一応洗剤を入れてスイッチをいれないといけないみたいです。なので水着を着てその中に入ってます。さらに重量制限があるらしいので、デブの私は入れません。

という感じで、昔を懐かしむには楽しい映画です。その当時を知らなくても、へぇーこんな時代があったんだっていう事で単純に楽しめばいいかと思います。タイムマシンそのものが現代にはまだ発明できていないものなので、理屈こねる必要はないかなと。阿部ちゃんがまたまたいい味出していて、バブルの時代の彼と20年経った頃の彼とはだいぶ違っているのですが、基本的性格は変わらないというのがおかしいです。阿部ちゃん自身バブルの頃は、あんな感じでイケメンで女たちを口説いていたのでしょうでしょうか?ちょっと聞いてみたい気がします。

【Story】
2007年現在の日本。低迷が続く日本経済。そんな日本の危機を救うべく、財務省大臣官房経済政策課に勤める下川路功はある計画を進めていた。それは、1990年にタイムスリップしてバブル崩壊をくい止め、歴史を作り変えるという極秘プロジェクトだった。
Date : Tuesday 4th September 2007 11:54
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ディパーテッド

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

ディパーテッド [DVD]原題 THE DEPARTED
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間152分
映倫 R-15
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン

お勧め度 ★3つ

これは『インファナル・アフェア』のハリウッド版リメイクです。私は『インファナル・アフェア』の三部作が大好きな人間なので、このハリウッド版はいまいちでした。これだけ単体としてみればそれなりによくできていると思うけれど、オリジナルと比べたら、やっぱりちょっと許せないものがあります。なんたってこれアカデミー賞貰ったんでしょう?驚きでした。

この映画はマフィアに潜入捜査としてもぐりこんだ警察官と、本当はマフィアなのに警察官として内部に入り込んだ男の物語です。オリジナル三部作ではその二人の心の葛藤が実によく描かれていたんです。でもこの『ディパーデット』は設定はオリジナルと一緒ですが、永遠に続く地獄のような宿命、それに苦悩する男の物語が弱すぎると思うのです。そこがないとこの映画のよさは成立しないと思っています。さらにインファナル〜は香港返還の激動の時代背景があってこそのもの。

たぶん私がインファナルシリーズを見ていなかったら、ストーリー的には楽しめたと思われます。ですのでこの映画はインファナル〜を見ていない人にはいいかと思われます。もしくは私のようにオリジナルと比べることなく、切り離して鑑賞することをお勧めします。そうすればそこそこアクション大作物としての映画の楽しみ方はできると思います。

この映画を見たら、無性にまたオリジナル『インファナル・アフェア』を見たくなりました。不思議ですねぇ。

【Story】
マフィアのボスであるコステロによって、スパイとして警察に送り込まれたコリン。犯罪者の身内との縁を切るべくビリーは警官になるが、マフィアを叩き潰すために、コステロのの元へ潜入捜査として送り込まれる。
Date : Thursday 30th August 2007 23:35
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デジャヴ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > SF

デジャヴ [DVD]原題 DEJA VU
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間127分
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン/ヴァル・キルマー

お勧め度 ★4つ

予告を何かのDVDで見て、ぜひ見たいと思った作品。デンゼル大好きですしね。デジャヴって、あれ?これどこかで経験した?とか、あれ?この風景どこかで見た事ある?とかっていうことですよね。ちょっとこのタイトルと映画の内容は違うかもしれません。

何でもものすごいハイテクなシステムがあり、衛星からの情報により、自由自在にどこの家でも、誰の様子でも映し出すということができるという。そんなシステムを利用して、爆発事故の犯人を捜そうというのが話の発端です。

ただそのシステム、情報処理に時間がかかるので、見れるのは4日前の映像しか見られないのです。だけど4日前からの映像で、怪しい人物とかいなかったか解析することで、爆弾犯を探そうということなんですね。

それにかかわるのが、デンゼル演じるダグ刑事です。ダグはこの爆弾犯と焼死体として発見されたクレアと何か関係があるとにらみ捜査を進めていきます。この4日前の映像というタイムラグがなかなか面白いんですね。アクションシーンが盛りだくさんで、ほどよくSFチックで、なかなか緊張感があって楽しめます。

タイムウインドというシステムの秘密は、映画を見ていただくとして、この映画の見所は4日前という過去と未来の出来事をうまい具合に絡ませて、スピード間溢れる展開にしているところにあると言ってもいいかもしれません。過去から追いつきそうな未来なのに、でも届かないもどかしさ。多少の矛盾はノープロブレム。

ブラッカイマーとトニー・スコットのペアはあの大好きなCSIシリーズと一緒ですから、私が嫌いなはずありません。余談ですがヴァル・キルマーが太ったと、いたるところで書かれていますが、彼がデブったのは『キスキス バンバン -L.A.的殺人事件』で知っていたので、私は驚きませんでした。昔はわるっぽい雰囲気をかもし出していたのに、今や太っちょのおっさんになってしまったのはしかたありません。私も太っちょのおばさんになりましたし、人のことは言えません。←何の関係が??

ちなみにタイムウィンドというシステム、本当にあったら嫌です。だって風呂に入っているところまで映し出されてしまうんですもの。言葉を言い換えれば、覗きカメラじゃんということです。

【Story】
凄惨なフェリー爆破事件が発生する。捜査を開始したATF捜査官ダグ・カーリンは、FBIより政府が極秘に開発したタイム・ウィンドウと呼ばれる映像装置を見せられる。それは特定のエリアを自由に見ることが出来る監視システムだった。
Date : Monday 27th August 2007 20:56
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ホリディ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

ホリデイ原題 THE HOLIDAY
2006年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間135分
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演 キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック

お勧め度 ★4つ半

久々に映画の感想文です。この映画結構前評判がよく、私も見てみたいと思っていた作品です。時間的に135分と長めであるにもかかわらず、そういうことを感じさせずに見終わることができました。結構楽しめます。

びっくりするのは、この映画であるような、家同士をある期間交換するっていうのが実際にあるということです。二週間の間、アメリカのLAに住むアマンダ(キャメロン・ディアス)とイギリスに住むアイリス(ケイト・ウィンスレット)が、クリスマス休暇の間だけ、家を交換して住むというものです。日本じゃありえなさそうだけど、金持ちはやるのかしか?試しに海外のサイトで検索してみたりしてね。

それぞれホームエクスチェンジ前に失恋をしていて、どこか遠くに行きたい、現実から離れたいということで実行したのだけど、それぞれ交換先で新しい恋に出会うことになります。アマンダにはグラハム(ジュード・ロウ)アイリスにはマイルズ(ジャック・ブラック)が現われます。さて二週間の間どう過ごすのか、そしてその後はアメリカとイギリスでどうしたらいいのか、そんなことを取り混ぜて話は展開していきます。

みんなそれぞれに心の傷はあるし、それを自分で折り合いをつけて乗り越えていかねばならないのですが、そういった誰でもあるようなことをこの4人が頑張って乗り越えていく様は、見ていて実にいとおしくなってくるのです。失恋も悪くないなぁ、こういうサプライズいいなぁって見終わった後に思える、暖かいラブストーリーです。

ラブコメって話がありがちでベタ過ぎて嫌っていう人も多いかと思いますが、これはなかなかどうして楽しめます。それに私のような映画大好きな人は映画ネタが盛り込まれていて、これまた一粒で二度おいしいです。アマンダの住むような部屋で、でかい大型テレビで、DVDに囲まれて映画見たいなぁ。ちなみにアマンダは映画の予告を作る会社の社長です。

設定がクリスマスなので、このくそ暑い夏に見るなんて…ですが、またクリスマスの時期に見てみたい一本である事は確かです。

【Story】
ロンドンで新聞社に勤めるアイリスは、元恋人の婚約発表を知り動揺する。一方、LAで映画の予告製作会社を経営するアマンダは、同棲中の恋人が浮気をしたためにケンカ別れしてしまう。そんな傷心の2人は、インターネットを介して、ホーム・エクスチェンジすることにした。こうして2週間のクリスマス休暇を送ることになったアイリスはグラハムと、アイリスはマイルズとそれぞれ出会い恋に落ちる。
Date : Wednesday 22nd August 2007 07:58
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デスパレートな妻たち シーズン2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > 海外ドラマ

デスパレートな妻たち シーズン2 COMPLETE BOX原題 DESPERATE HOUSEWIVES season2
2005〜2006年放送
放映局 アメリカABC放送
アメリカ制作
製作総指揮 マーク・チェリー
出演 テリー・ハッチャー(スーザン・メイヤー)/フェリシティ・ハフマン(リネット・スカーボ)/マーシア・クロス(ブリー・バン・デ・カンプ)/エヴァ・ロンゴリア(ガブリエル・ソリス)

お勧め度 ★4つ半

デス妻シーズン2です。今回も問題がてんこもりのウィステリア通りですよ。このシーズンはシーズン1の終わりででてくるベティの一家も加わって、なにやらこちらもまた秘密の匂いがしてきます。

ブリーは息子のとの関係がどんどん悪化していきます。アンディって不良とか反抗期というのとちょっと違うような息子の気がします。ちょっと性根が腐っているというのでしょうか。でもそんな息子にしたのはブリーでもあるのですが。息子が犯した過ちを隠蔽するようなことをしたりするので、これではアンディはますますつけあがります。この二人のかかわりと、シーズン1でもでてきた薬剤師のジョージとの関係がこのシーズンの特徴です。

リネット家は主婦が逆転します。リネットが仕事をするかわりに夫のトムが主夫になります。リネットは家庭と仕事の両立に悩んだり、子供たちは相変わらずのわんぱくぶりなので、トムの主夫としての奮闘ぶりが楽しめます。

ガブリエル夫婦は子供のことでひともんちゃくあります。ガブリエルは子供は欲しくない人ですが、夫のカルロスが急に子供が欲しいと言い出したり。この夫婦の駆け引きがおもしろいです。ある意味非常に打算的な夫婦なんですが、でも心情的には結構愛ある夫婦だったりもします。

スーザンは唯一の独身であるからか、一番恋の話が多いです。というかスーザンの場合なかなか男の人とうまくいかないのに、なぜかスーザンのことが好きという男性がたくさんいるのには驚きです。モテモテですよ。羨ましいです。今シーズンはマイクとの関係に加えて、元夫のカールとの関係もあれこれあります。

シーズン2でもワイドショーなみの事件が次々に起こります。私がこのドラマで好きなのは、みんなが週に一度集まって、ポーカーをするのです。そのときにいろんなお喋りをしてストレスを発散しているみたいなんですが、私の憧れの近所の家族と皆でバーベキューみたいな雰囲気で、あの仲間に入りたくなります。ポーカー会にいつも出てくるスナック菓子みたいなやつはなんていうのでしょうか?アメリカではあれが一般的なお菓子なのかな?知恵の輪みたいな形のお菓子なんですけどね。

さてシーズン3の公開はいつなんでしょうか。早く続きが見たくてうずうずしています。
【エピソード】
第1話 新たな謎
第2話 不愉快な身内
第3話 仮面生活
第4話 父親の本分
第5話 悲しいすれ違い
第6話 妻として女として
第7話 はかなき夢
第8話 赤い風船
第9話 天使と悪魔
第10話 家庭の事情
第11話 キスにご用心
第12話 ねじれた関係
第13話 終わりなき戦い
第14話 美しき友情
第15話 善意と下心
第16話 予期せぬ出来事
第17話 別れは突然に
第18話 危ない綱渡り
第19話 恥と外聞
第20話 引き裂かれた運命
第21話 母の決断
第22話 気がつけば独り
第23話 過ぎ去りし日々
第24話 人生のいたずら
Date : Saturday 18th August 2007 07:46
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