ラブソングができるまで
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

2007年 劇場公開
アメリカ制作
上映時間117分
監督 マーク・ローレンス
出演 ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア
お勧め度

ラブコメ界では有名な二人ですが、何でも競演は初めてだとか。ヒュー・グラントは今年で47歳みたいですが、いくつになってもラブコメが似合う男っているもんなんですね。あそこまでラブコメ一筋にやってくる俳優さんは珍しいと思ってしまいます。
今回もこの映画は彼の当たり役といってもいいと思います。オープニングの80年代風ののミュージックビデオには心底笑えます。アレックス(ヒュー・グラント)は80年代にめちゃくちゃ人気のあったグループの歌手。今はデパートの屋上とかで歌ったりする売れない歌手。という役どころを実に見事に演じています。なんたって腰をフリフリ踊ってしまうのですから。
この映画に流れてくる音楽は、実は映画のために作られた作品らしく、それがまた実に80年代風味をかもし出していて、確かにこんな感じの曲あったかもしれないと思わせます。当時のベストヒットUSAとかを真剣に見ていた人には、実に懐かしい気分にひたれる音楽かと。私は当時イギリスのバンド"デュラン・デュラン"とか"カルチャークラブ"とか大好きで嵌っていたくちなので、この映画はツボに嵌ってしまいました。
話は売れないポップスターが、最近の歌手コーラが歌う新曲を作るために、家の植木を世話するバイトに来ていたソフィーをくどき、一緒に歌を作って欲しいと懇願します。そんな中二人の関係は…っていう、いつものごとくベタなラブコメディです。ストーリーそのものは単純ですし、目新しいものはないのですが、なんせ音楽が楽しい。←そればっか。

私と同じくらいの年代で、ブリティッシュポップス大好きだった人にはお勧めです。今時の若い人は、うーんわかりませんが、それでもデートムービーにはいい映画だと言ったらわかっていただけるでしょうか。
主役の二人以外にも、ソフィー(ドリュー・バリモア)の姉役の人が実にいい味出しています。ダイナマイトバディなんですが、ダイエットサロンのオーナーだったりします。アレックスの大ファンで、ステージの一番前で、のりのりで彼女も腰振って踊ってしまいます。
あれこれ理屈をこねずに、単純に楽しむ娯楽作品です。
【Story】
80年代に人気だったバンドPoPの元ボーカル、アレックス。現在ではすっかり忘れられた存在となっていた。そんな彼のもとに、カリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込む。作詞が大の苦手のアレックスは、アルバイトのソフィーを強引に説得し、曲作りをスタートさせるが。