フライトプラン
Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

2005年 アメリカ公開
上映時間 98分
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 ジョディ・フォスター/ショーン・ビーン
お勧め度

これ巷ではあまり面白くないとかって言われていたよね。でもうちのTSUTAYAでは結構人気の作品みたいで、なかなか借りれなかったんだ。
飛行機の中で忽然と自分の娘がいなくなる。探してくれと従業員や機長に訴えても、そんな娘が搭乗したという記録がないとか言われてしまう。みんな頭がおかしくなった母親という目で見るが、そんなはずはない、絶対に娘は飛行機に乗ったとカイルは主張する。
それでカイルは、自分の言い分を信用しない客室乗務員や乗客、そして機長らはあてにならぬと悟り、たった一人で娘を探し出す、そんな話なんだけどね。なんていうのか飛び立った飛行機は密室なわけだから、娘は絶対にいるはずなんだけどさ、カイルがヒステリックなタイプで、ちょっと横柄なんだよね。だからなのか、突然娘がいなくなったと騒ぎ始めても、あらかわいそうにみんな協力して探しましょうって雰囲気が生まれにくいというのだろうか。
そんなキャラクターだもんだから、乗客名簿に載っていないとか、カイルが精神安定剤を飲んでいる、だから娘と飛行機に乗ったというのは妄想だと言われると、乗客の皆もそうだそうだって思い込むんだよね。
まあ娘を失ったと思ったら母親たるもの冷静にはなれないし、みんなあんな感じに大騒ぎするというのはわかる。だけどそれをサスペンス映画にしても、なんか面白くなかったんだよね。あまり緊迫感がないんだよ。だって見ているこっちは、乗客と同じで、なんだよ妄想女が騒いでるとしか思えず、客観的な視点で、娘はいずこに?犯人の目的は?なんていう楽しみ方は出来ないというかな。だってそのあたりは、最後まで引っ張るから、途中が退屈なんだもん。
それでもジュディ・フォスター演じるカイルは、たくましい女で、頭もいいんだよね。自分が設計した飛行機ということで、内部の作りは熟知しているので、その中をいろいろな策を練って探し回る様子は、すごいなぁと思う。自分はあんなところまで頭は回らないだろうと思うし。
それにしても自分の乗った飛行機で、あんなことが起きたらとってもいやだよなぁと思ってしまった。あまりハラハラドキドキするのは苦手と思う人なんかはいいかもしれないよ。ほどほどのサスペンスだから。ただし過剰な期待は禁物かも。
【Story】
突然の夫が事故死して、カイルと6歳の娘のジュリアは、実家のニューヨークに買えるため、夫の遺体とともに飛行機に乗り込んだ。機内に乗り込むと、うとうとと眠りについたカイルは、目を覚ますと隣に座っているはずのジュリアがいないことに気がついた。