ダニー・ザ・ドッグ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アクション・犯罪・バイオレンス

ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)
原題 UNLEASHED
2005年 フランス・アメリカ公開
上映時間 103分
監督 ルイ・レテリエ
出演 ジェット・リー/モーガン・フリーマン

お勧め度 ★4つ

これはなんと言ったらいいのだろうか。つまらなくはないよ、アクションとしても楽しめるし、ストーリーはちょっと変わっているし。だけど最後はえっ、それでおしまいなの?っていうあっさりとした終わり方が不満足。

だいたい子供の頃からコントロールしても、人間があんな犬のようになるとは思えないんだけど。昔狼に育てられた子供っていうが実際にいたでしょう?あれは生まれたときから、自分の親は狼だったわけだから、狼と同じような習性で同じような行動をとるのもわかるけれど、このダニーはある程度の年になってから、悪人に犬のように飼われてしまったわけだけど、監禁されて強要されたらああいうふうになってしまうのか。

つまり闘犬として育てられ、首輪をはめられ、その首輪をはずすといきなり相手を叩きのめす。そして見世物として人を殺すまで戦わなくてはいけない。実際にあんな見世物があること事態も考えにくいんだけど、裏の社会では人間同士の殺し合いをショーとしてやっているのだろうか?まあ根本は借金の取立てにダニーを利用して、「金返さないとこの闘犬が殺すぜ」という脅しの道具として存在していたわけなんだけどね。

そんなダニーが盲目のサムに出会い、犬から人間へとなっていく。ただそんなダニーをあの悪徳ボスが執拗に追い回す。殺すというより生け捕りにして、そしてまた犬として飼おうとする。あいつ頭いかれてるよ。さらになぜか死なないし。(笑)

ダニー役がジェット・リーで、なんかもの悲しい子犬のような目で、ダニーの役はこの人しかいないのかもと思ったくらい嵌っていた。さらに盲目の調律師がモーガン・フリーマンが演じているのだけど、なんか彼のおかげで映画が引き締まるというのだろうか。そういう意味ではこの映画成功してるなぁと思う。

うまく書けないのだけど、決してつまらない映画ではない。どちらかというと面白い映画なのだけど、設定が闘犬として扱われた人間という、実にひねった設定のわりに、ラストへのもっていき方はベタな終わり方で、あれれ??それだけなので終わっちゃったところが物足りない。

ちなみにラストは…。ネタバレ→(そうまんま、盲目のサムと人間としての生き方を選び、あの悪人も死んでおしまい。)

でもさいくら犬として育てられ、強要されてもあれだけ人を殺したら、彼は捕まらないのか?なぞ。

【Story】
5歳の時に誘拐され、バートによって闘犬になるべく育てられたダニー。首輪をはめられ、借金の取り立てに付き添い、金を返さないやつには、闘犬として戦わなくてはならない。そんなある日、ダニーは取り立てに向かった先でピアノに心奪われているダニーに、盲目のピアノ調律師サムが話しかけてくる。
Date : Wednesday 24th May 2006 00:39
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)

ビッグ・ママ・ハウス

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ビッグママ・ハウス〈特別編〉
原題 Big Momas House
2000年 アメリカ公開
上映時間 99分
監督 ラジャ・ゴズネル
出演 マーティン・ローレンス/ポール・ジャマッティ

お勧め度 ★3つ半

2時間ドラマで片平なぎさがやっている、変装刑事みたいな話。つまり捜査のために特殊メイクで変装して事件解決を狙う。

ただし架空の人物になるのではなく、実際に存在する人物が留守の間に、その人物に変装するというものなんだ。実際にはありえないよね。いくら疎遠だったとはいえ変装した人間を見破れないってことはないと思うんだ。まして近所の人達までだますことは不可能かと。

とはいってもこれは映画であるからして成り立つんだけど、実際のビッグママは強烈なキャラクターだ。しょっぱなから下痢でトイレに行くシーンなんて、すげーよ。(笑)そんなママに成りすますのもたいへんだよね。

変装すれば顔と首のつなぎ目に亀裂が入り、あわてて修正したり、料理はできないのにむりくりすさまじい料理を作ったり。マルコムもいくらFBIの仕事とはいえ大変だろうと同情してしまう。さらに気の毒なのは、マルコムの変装がばれないようにと、相棒であるジョンが四苦八苦しながら努力する様もおかしい。絶対にボロが出ているのに、なぜか皆ビッグママと信じている。おいおいいくらなんでもとつっこむのは駄目だよ。これはそういう映画。

時々ちらりと出る下ネタも嫌味がないし、それなりに笑えるコメディとしては成功していると思う。最後は笑いとラブロマンスも交えたハッピーエンドだから安心していられるよ。


【Story】
FBI捜査官マルコムは、刑務所から脱獄したレスターが、元恋人だったシェリーのところに現れるのではないかと目をつけていた。シェリーはれスターが脱獄したのを知り、子供とともに祖母であるビッグママのところに帰ることを決める。しかしビッグママは留守であり、レスター逮捕のために、なんとかシェリーを引き止めておきたいと考えたマルコムは、ビッグママに成りすますことにした。
Date : Tuesday 23rd May 2006 08:53
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

イントゥー・ザ・ブルー

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アドベンチャー

イントゥ・ザ・ブルー
原題 INTO THE BLUE
2005年 アメリカ公開
上映時間 110分
監督 ジョン・ストックウェル
出演 ジェシカ・アルバ/ポール・ウォーカー

お勧め度 ★3つ

この映画の見所は、ジェシカ・アルバとポール・ウォーカーの裸。←おい、それだけかい???
いやぁ、海が舞台だから当然皆水着なわけで、こんがり焼けた肌にスタイルのいい二人なので、自然といい体してんなぁーっていうことで。

カリブ海なのかな?海は綺麗だし、水中での撮影は圧巻だよね。あそこの海に潜ってみたいなぁと思うくらい美しい。でもサメがうじゃうじゃいるので、やっぱりあそこの海に潜りたくない。その海底に沈むお宝探しがメインストーリーなわけだけど、ところどころえっ、それって犯罪だろ??ってなことで、純粋なお宝探しではない部分があり。

沈没船があるであろう場所のそばに、飛行機が落ちていて、その中をのぞくと大量のコカインがあったと。密輸の途中で墜落したらしいのだけど、いくらお宝探しのじゃまになるとはいえ、そのまま放置。その結果その麻薬の一部を売り払って、お宝探しの資金調達にしようと、一緒にお宝探しをしていた友人が血迷ってしまう。そこからトラブルに巻き込まれるわけよ。

その時点でそれは泥棒というものだと説教たれたくなる。それにさいくらお宝がほしいからといって、彼女を危険に晒しても、それでもまだお宝が忘れられないところが嫌だよ。愛よりお金ってことか。

どうも話をこじつけ無理やりハッピーエンド(?)に持っていくお腹いっぱいな部分が多いのだけど、だからといってつまらないわけではないのだ。だから暇つぶしにはいいのかなとは思う。

それと素もぐりで何度も海の中に入るのだけど、あんなに息が続くとは思えないというつっこみもなしよ。(笑)

【Story】
ジャレッドはいつか沈没船を見つけてお宝を手に入れたいと考えていた。そんな折ついに沈没船の一部を発見する。それらを恋人のサム、友人のブライスらとともに自分たちだけで引き上げようす。ところが、そのすぐそばにはコカインを積んだ密輸飛行機も墜落していた。
Date : Monday 22nd May 2006 07:34
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ブラザーズ・グリム

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ファンタジー

ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション
原題 THE BROTHERS GRIMM
2005年 アメリカ・チェコ公開
上映時間 117分
監督 テリー・ギリアム
出演 マット・デイモン/ヒース・レジャー

お勧め度 ★2つ

気持ち悪い映画だった。というのも私は虫とかが嫌いなので、あのゴキブリのようにうじゃうじゃ虫がはいずる映像とかが耐えられない。オカルトホラーの気持ち悪さとは違うグロさというのかな。なので虫が嫌いな方は、見ているとぎゃーっと思う場面は数多くあり。

といっても別に虫の映画ではない。童話の世界でグリム童話を一本も知らないという人は、ほとんどいないと思うが、このグリム兄弟が主人公の話なんだ。といっても実話とかではなく、この兄弟を中心に様々な事件がおこり、そして赤ずきんちゃんとかヘンゼルとグレーテルといったような童話の誕生は、どのような状況で生まれたかという、架空のお話。

といっても決してファンタジーな、ほわほわした世界ではない。前述の虫がうじょうじょ出てきたりするし、ミイラのような女王が登場したり、どっちかというグロイ童話の世界といったらいいのだろうか。でもコメディの部分もあるので、そういう意味ではブラックなコメディファンタジーみたいな映画だ。

へたれなグリム兄弟に感情移入できず、虫が大嫌いな私は、首がポーンと飛ぶようなオカルト映画より気持ち悪いと思ってしまったので、点数低いっす。この世界観が好きな人には面白いと感じるのかもしれないねぇ。

以後ネタバレ→(村の子供たちが次々にいなくなるという怪現象に、グリム兄弟がその謎を解明しようとするわけだ。といってもこれは善意のことというより、自分たちのついたイカサマが原因で、そうしなければならない状況になったというわけ。それで村の中にある森の中に入っていくと、森の木が歩き出したり、襲われたりとかなり危ない森なんだ。そこにある朽ち果てた塔に、ミイラのような女王がいて、女王は自分の美しさと美貌を取り戻すための儀式として、村の子供らをさらってきていたというわけ。女王役のモニカ・ベルッチは美しいので、ミイラ化した姿とのギャップが激しい。)

というわけで、これもかなり好き嫌いが激しくわかれそうな一本だ。怒り心頭な映画ではないが、あまり今後は見たくないなぁと思った。

【Story】
兄のウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にするというイカサマ商売をしていた。ところが、そのことが将軍にばれてしまい、ある村で起きている子供の連続失踪事件の解明を命じられることになる。
Date : Saturday 20th May 2006 00:34
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ステップフォード・ワイフ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ステップフォード・ワイフ
原題 THE STEPFORD WIVES
2004年 アメリカ公開
上映時間 93分
監督 フランク・オズ
出演 ニコール・キッドマン/マシュー・ブロデリック

お勧め度 ★1つ半

これって髄分前からTSUTAYAにあるんだけど、今だに三泊四日なんだよね。そんなに人気があるのかしらないけど、二コールが出ているしと思って借りたんだけど、うーん、これはいただけない。こういうネタだとは思わず、『フォー・ガットン』の時みたいに、まさかだろうなと嫌な感じで進み、やっぱそういうオチなの?勘弁してくれと思った。

ただニコールは美しい。最初はバリバリのキャリアウーマンといった感じで、黒い服装に黒い髪、ショートカットで登場。そのあとステップフォードの妻になったときは、ブロンドのロングヘアに、花柄のワンピースで登場。そのどちらも似合っているし、お人形のような美貌は、この役にはぴったりかもと思った。

ステップフォードという土地(実際には存在しない)は、男の願望でもあり、かつ女の願望でもあるということなのか。人形のような従順な女を求めた男と、そんな男に反発しつつも、男の庇護を求める女が作り上げた、実に怖い世界だと思われる。

ただこのB級さは、ちょっとついていけなかった。以後ネタバレ→(だってさ、できる女と結婚した男はコンプレックスがあって、心の願望としては妻を従順に扱いたいと思っている。そんな男たちは、ステップフォードの妻たちの頭に、ロボットのように動くナノチップのようものを埋め込み、自分の思うがままに動かしているという。つまり女は金髪で花柄ワンピースを着て、料理洗濯などの家事が得意。というようなロボット妻に仕立てるという話なのだ。ニコール演じるジョアンナは、何かおかしいと思いながら、この土地のおかしさを探ろうとしていた。事実を知ってもまさか自分の夫は、人形のような妻を望んでるとは思いたくない。だが結果は…。)

ここまででもなんじゃこりゃと思った。さらに最後はびっくり仰天、まさかこんな落ちだとはというような、苦笑いの結末が待っている。私はちょっと遠慮したいと思うのだった。だけどホント、ニコールの美貌は見て損はしないので、かろうじてこれでポイントがついたという程度。

この映画はリメイクらしいのだけど、前作はどんな感じなんだろうか?面白くなりそうな話でもあるのに、このコケぶりはどーしたものか。確かこの映画、アメリカでも酷評されていたような気もするのだけど。まあ興味のある方は見てちょうだい。

【Story】
ニューヨークでTVプロデューサーとして働くジョアンナは、ある日自分の手がけた番組が失敗に終わり、責任をとって辞職することになる。失意の中夫はジョアンナを元気づけるために、コネティカットにあるステップフォードという土地に引っ越して、のんびり過ごそうと持ちかける。引っ越してみると、この土地の妻たちは、全員貞淑で従順な女性ばかりであった。
Date : Thursday 18th May 2006 21:12
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

シャッフル

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > サスペンス・ミステリー・スリラー

シャッフル
原題 Lethal Eviction
2005年 アメリカ公開
上映時間 90分
監督 マイケル・フェイファー
出演 ジャド・ネルソン/ジェニファー・カーペンター

お勧め度 ★2つ半

この手の映画って、なんだかわくわくするような雰囲気があるんだよね、古びたアパートで次々と起こる殺人事件って。でも二時間サスペンスといった程度で終わるのは数多くあり、これもその一本。

勘のいい人やこの手の話を見慣れている人は、オチはすぐにわかると思う。こういう話ってもう飽きるくらい作られているから、目新しさは全くない。無難なサスペンス。それに次々に起こる殺人事件といっても、大して怖くないところが失敗だよ。

以後完全ネタバレ→(結局そのアパートの住人が犯人なわけだよ、だってさ同じアパートでの殺人なんて、一人ならまだしも次々もなんだもん。とはいっても最初のばーさんとかは心臓の発作で死んだってみんな住人は思っているわけだけど、見ているわれわれからすれば殺人なわけじゃない?だとすると犯人は住人の誰かって事になる。とするといったい誰なの?あいつしかいないじゃんって最初から思ったよ。そうしたら今はやりなのか、二重人格だったっていうネタ。もう飽き飽きしているんだけど。ちっとも怖くない。というか二重人格にすれば何でもありかよと、ちょっと怒りモード。でもさ殺人の理由が気に入らないというような短絡的なことで、別人格のすることだから、気にくわないやつは殺せってか?)

無難といえば無難なサスペンスなので、暇つぶしにはいいのかもしれない。それにそんなに怖くないので、サスペンスが苦手な人にはいいと思う。

【Story】
古びたアパートに風変わりな間借人たちが暮らしていた。双子の姉妹、ゲイのヘクター、口うるさいクラザス夫人などなど。ある時クラザス夫人が心臓マヒで変死し、そのあとからアパートの住人が次々に変死する
Date : Wednesday 17th May 2006 21:46
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

シンデレラマン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

シンデレラマン
原題 Cinderella Man
2005年 アメリカ公開
上映時間 144分
監督 ロン・ハワード
出演 ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー

お勧め度 ★5つ

実に直球の映画だった。つまり隙のない話というのかな。実話だからかもしれないけれど。私としてはこういうストレートな話はかなり好きだったりする。素直に感動できるし。

ラッセル・クロウって私生活だと逮捕されたとか、スキャンダラスなことの多い俳優で、暴力的なこととか話題になったりしていたよね、でもこの人って出る作品に恵まれているのか、はたまた俳優としてはすごいものがあるのか、私生活のイメージとまるっきり違うんだよねぇ。

このシンデレラマンなんて、強きよき父であり夫であり、優しい男でもあり、そのイメージとかけ離れたということもなく、しっくりいっちゃってるよねぇ。

昔の『ロッキー』バージョンみたいな感じで、一人の男が妻のため子供のために、ボクサーとして再起するみたいな話よ。それもさものすごい貧乏で、電気も止められてしまうような中、お金のためというか結局家族のために、骨が折れようがボクシングの試合を続けて戦う姿は圧巻だよ。

私がとくにうるうるしてしまったのは、子供のためにボクシングのオーナーとかが集まる場所に行き、お金を恵んでもらうシーン。子供や妻のためとプライドも簡単に捨てて、お金がほしいと頭を下げるシーンは、涙で画面が曇ったよ。それにさとても優しいんだよね、子供を見る目が。おなかをすかせている子供に、自分は夢でおいしいステーキを食べておなかいっぱいだからって、子供に食べ物をあげたり、いい父親なんだよね。大きな愛であふれているというのか。

そんなわけで、これははずれはないでしょう。私としては実話ということで、彼の晩年は幸せな生活を送れて、本当によかったなぁと思ったよ。

【Story】
ボクサーとして将来を期待されていたジムは、右手の故障によりボクサーとしての道を断念される。肉体労働に励みながら、妻メイと3人の子供たちを養っていた。ある日のこと元マネージャーのジョーが復帰試合の話を持ちかけてくる。愛する家族を守るため、再起をかけてリングにあがることを決意する。
Date : Monday 15th May 2006 14:44
author : なん :: comments (2) :: trackbacks (0)

エリザベスタウン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブストーリー・ロマンス

エリザベスタウン
原題 ELIZABETHTOWN
2005年 アメリカ公開
上映時間 125分
監督 キャメロン・クロウ
出演 オーランド・ブルーム/キルスティン・ダンスト

お勧め度 ★3つ

まったりモードの映画で。悪くはないが、結局何がいいたかったのかテーマ性の薄い作品だった。というのもラブストーリーなのか、ロードムービーに自分探しの部分を取り混ぜた話なのか、たぶんどれも当たっているのだろうけど、それだから散漫になってしまっているように気がしないでもない。欲張って結局何だったの?っていうパターン。

悪くはないと思うのだけど、TSUTAYAで見たときは、感動の作品みたいなことが書かれていて、そりゃあ借りなくてはといきまいた。だけどふたを開けてみたら別にそんなに感動もしなかったところに、期待を裏切る要素があったに違いない。

ドリューは仕事で会社に大損を与えてしまってクビ。自殺しようと思っている矢先、妹から電話があり父が亡くなったと。それでひとまず自殺は父のことが終了したら実行に移そうと、長男として父の葬儀をやらなくてはならないし、そのため父の故郷のケンタッキーに行くことになる。そしてその行きの飛行機の中でクレアと出会うのだが、ここまでの間に突っ込みたいシーンは山ほどある。

だがそれをつっこんでいると、この映画は最後まで見れなくなるので、疑問に思うことは横において次行ってみようである。だけどさ客が一人しかいない飛行機だからって、スッチーが客の横でべらべらおしゃべりってどうかと思うんだけど。それに父親が死んだのに、いくら父の故郷の人たちと疎遠だからと言って、妹も母もケンタッキーに行かないってよくわかんないんだけど。だって父葬式には結局行くわけで、だったら最初からいけばいいのにとか。←結局つっこんでいる。

まあそんな父の故郷の人たちとの交流と、飛行機で出会ったクレアとの恋愛が同時進行で進んでいく。で君は自殺すんじゃねぇーのか???というつっこみもやめようね。

ヒロイン役のキルスティン・ダンストって、『モナリザ・スマイル』で初めて見たんだけど、そのときはぶさいくだと思ったし、『スパイダーマン』でもそう思った。でもこの映画の彼女は、ぶさいくなりにかわいくなって、垢抜けた印象になった。やけにチャーミングになったじゃんって。

【Story】
デザイナーのドリューは、自分のデザインしたシューズが、10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。そんな彼に追い討ちをかけるように、父親が亡くなったという報せが届く。父の葬儀のためにケンタッキー州のエリザベスタウンへと向かう。その飛行機の中で、陽気なフライト・アテンダント、クレアと出会うのだが。
Date : Saturday 13th May 2006 08:15
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ザスーラ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > アドベンチャー

ザスーラ
原題 ZATHURA
2005年 アメリカ公開
上映時間 110分
監督 ジョン・ファブロー
出演 ジョシュ・ハッチャーソン/ジョナ・ボボ

お勧め度 ★4つ

『ジュマンジ』の続編らしいよ。私は見た事ないんで、比べることはできないんだけど、この『ザスーラ』は比較的楽しめたのにはびっくり。子供だましだろうと思っていたし、SFチックなのが駄目かもなんて思っていたんだけど、期待しない分楽しめた。

兄弟がザスーラっていうゲームをみつけて、はじめたら最後、ゲームの世界が現実のものとなってしまう。突然家が宇宙の空間に浮いていて、銀河の石がびゅんびゅん飛んできたり。地球に戻るにはゲームを最後までやらないと戻れないという。だけどそのゲームも過酷なもので、誤作動を起こしているロボットに追いかけられたり、怪物に襲われそうになったりという危険を回避しないといけないというわけ。

ゲームの順番は兄がやったら弟と交互にやらなくてはいけなくて、順番が来てゲームをするときに、次はどんなことが起きてしまうのか想像するとどきどきするし、子供だましなんだけど、結構この世界に入りこんだというのかな。

一応こういうゲームのどきどき以外にも、兄弟愛なんかも描かれているし、親子で見るにはもってこいの映画かなって思う。CGは極力使わないで作った映画らしいので、違和感なく見れた。結構迫力あったしね。だから大人にも満足いけるかと。ただし感動大作でも何でもないので、暇なときにみんなで楽しむ娯楽映画だから、そこんとこは勘違いしないように。

【Story】
いつもケンカばかりしている兄弟ウォルターとダニー。ある日のこと弟ダニーは地下室で“ザスーラ”と書かれたボードゲームをみつける。ダニーはルールも読まずに一人でゲームを始めてしまうのだが、次の瞬間家の中に大量の隕石が降ってきた。窓の外を見ると広大な宇宙空間に変わってしまっていた。
Date : Friday 12th May 2006 20:54
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

イン・ハー・シューズ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

イン・ハー・シューズ
原題 In Her Shoes
2005年 アメリカ公開
上映時間 131分
監督 カーティス・ハンソン
出演 キャメロン・ディアス/トニ・コレット

お勧め度 ★4つ

姉妹の葛藤というか、家族だからこそひどいことを言ってしまったり、それで後悔したり。そんな二人の姉妹が繰り広げる毎日。それとともにお互いに成長していくという話だろうか。

こういう話にありがちな、姉妹の対比というのかな、姉はデブで外見はいけてないが、頭はよく仕事も弁護士としてバリバリこなす。かたや妹はスタイル抜群で男受けする容姿だが、仕事も長続きせず、破天荒な性格だ。

お互いに対してコンプレックスがあるので、会えば憎まれ口をたたくし、相手のすることに対していちいち気に入らない。だけど一緒に育った親友でもある二人は、いろんなことがあっても最後はやっぱりなくてはならない存在であるという。

駄目駄目な妹マギー役をキャメロン・ディアスが演じているんだけど、なんか明るいあの笑顔を見ていると許せてきちゃうのが不思議。結構ひどいことを姉に対してもしてくるし、ありえねぇーっていうことも多数。寂しいからって勤めているペットホテルから犬を黙って持ってきちゃうし。姉の恋人を寝取っちゃうし。まっ、これは姉の恋人もろくでもない男なんだけど。こんな妹いらないって思っては見ても、キャメロンって得なタイプというのか、あの笑顔でまあいいかって思っちゃったりするんだよね。

そんなマギーがおばあチャンを尋ねてフロリダに行き、そこで働くおばあちゃんや老人ホームの人々から、いろんな人生についてを学んで成長していくんだ。

一方姉は姉で、一見順風満帆みたいな肩書きだけど、恋人とは同じ事務所で不倫関係。その不倫男に妹まで手を出されてしまう。外見はいけてなくて、スタイルも悪い。妹と恋人の事件以来、職場で一緒に働きたくないので長期休暇とり、犬の散歩を仕事にしたり。でも彼女の周りには本当にありのままを愛してくれる男性がいたりする。

そんな二人の成長振りと、父と母と祖母の関係を絡めて、うまくまとめている作品かな。誰でもこんなことあるし、こんな気持ちになったこともあるって共感しながら見れる一本。

この映画女同士で見るといいかもしれないなんて思った。最後はほんわかした気持ちにさせてくれるし、悪くない作品。

【Story】
抜群の美貌を持ちながら、定職にもつかずぶらぶらしているマギー。一方姉のローズは弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てずにいた。ローズの家に居候していたマギーは、ある時ローズの恋人にちょっかいを出してしまい、怒ったローズに家を追い出されてしまう。そこでマギーは、亡くなった母方の祖母エラのもとを訪ねることにした。
Date : Thursday 11th May 2006 10:33
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)
INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS