ハウスシッター/結婚願望

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ラブコメディ・ロマコメ

ハウスシッター/結婚願望
原題 Housesiter
1992年 アメリカ公開
上映時間 102分
監督 フランク・オズ
出演 スティーヴ・マーティン/ゴールディ・ホーン

お勧め度 ★4つ

これはほら吹きな人のほら吹きな話といったらいいのかな。ひとつついた嘘がとんでもないことまで発展していって、でもさらに嘘をかさね、でも最後はなぜかハッピーエンド。なんちゅー映画や。

それにしてもよくここまで嘘がつけるとびっくりするくらいだ。人間誰しも嘘をつくことはあるけれど、それは小さいうそで、ばれてもそんなにだいそれたことにはならないであろう嘘。だけどこの映画の場合、壮大な嘘だよ。

デービスは幼馴染のベッキーに振られてしまい、そのあとウェイトレスのグエンと勢いで一晩すごしてしまうのだよね。そうしたらグエンがデービスの家を訪れて、空き家のはずのその家に勝手に住み込んでしまうんだ。これも現実的にはありえないことなんだけど、さらにその家に住むのにいろんな日用品を買うにあたり、デービスのつけにしてもらうように店がわに言うと、いったいあんた誰?っていうことになり、とうとう妻だと嘘をついてしまうというのが発端なんだ。

びっくりしたのはデービスよ、家を売ろうと訪れてみたら、グエンがすんでるんだから。話をよくよく聞いたら妻だと言ってしまったということを知り、それもお店の人だけでなく、デービスの両親にまで結婚したと嘘をついてしまったというものだ。

そこでデービスが、グエンの大ぼらだと言えばいいのに、なぜかデービスもとりつくろうために嘘をつき、結局自分たちの嘘でがんじがらめになる。

でもその嘘のために、あたかも結婚しているように周囲に振る舞い始めたのにはたまげるよ。普通はそんなことしないだろうって思うよね。何が本当で何が嘘だかわからなくなっていくんだよね。

ゴールディ・ホーンは47才だったらしいのだけど、いやぁとてもその年には見えないくらい若々しいし、かわいらしい。もともと童顔だけど、あそこまで若く見えると驚きよ。またグエンは嘘をつく女だけど、えらくキュートだし、また嘘をすり抜ける技に長けているので、なんだか憎めないキャラになっているんだよね。

予想通りありがちなラストだけど、ラブコメディだからよしとしよう。なんたってスティーブ・マーチンとゴールディ・ホーンのペアだもん。

【Story】
デービスは自ら設計して建てた家にリボンを巻きつけ、幼馴染のベッキーにプロポーズするが、返事はNO。そんな折ウェイトレスのグエンと知り合い、一晩をともにしてしまう。
Date : Friday 16th June 2006 09:02
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

女神が家にやってきた

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

女神が家にやってきた 特別版
原題 BRINGING DOWN THE HOUSE
2003年 アメリカ公開
上映時間 105分
監督 アダム・シャンクマン
出演 スティーブ・マーティン/クイーン・ラティファ

お勧め度 ★3つ半

頭の固い弁護士の男が、ひょんなことから強盗犯と出会い、振り回される話。スティーブ・マーチンのはじけっぷりがおかしいよ。あららあんなことになってしまってっていうくらい変貌していく。

ことの発端は、インターネットのチャット。お互いに偽りの自分を書いていて、会ってみたらびっくり仰天。白人と思っていたら、黒人の爆弾ボディの女が登場、さらに彼女は強盗犯としてつかまっていた。というか彼女は無実と言い張っていたが。さらに男はいい年こいたジジイだった。どこか若いのか???

てなかんじで、シャーリーンは自分が無実であるということを裁判の申請をして証明してほしいとピーターにお願いする。願いを聞き入れてくれるまで、押しかけるすさまじさ。

シャーリーン役がクイーン・ラティフなんだけど、この人迫力あるよねぇ。初めてみたのがTAXi NYだったんだけど、あのときよりボリュームアップしてるんだけど。(笑)

黒人の差別的なことを笑いを交えて見せていたり、コメディとしてのはちゃめちゃもそれなりに楽しめる。スティーブ・マーチンがHipHopの格好しちゃって、黒人モードになったりするのも笑える。

バカ笑いするほどのコメディでもないけれど、くすくす笑える感じの軽いのりで、気楽に見れる一本かな。

【Story】
弁護士のピーターは出会い系サイトのチャットに嵌っており、そこで知り合った女性弁護士シャーリーンと初デートをすることになる。だがデート当日、ピーターの前に現われたのは、写真の女性とは似ても似つかない人物。おまけに彼女は脱獄囚だった。
Date : Thursday 15th June 2006 20:33
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

恋のミニスカウエポン

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

恋のミニスカ ウエポン
原題 D.E.B.S.
2004年 アメリカ劇場未公開
上映時間 92分
監督 アンジェラ・ロビンソン
出演 サラ・フォスター/ジョーダナ・ブリュースター

お勧め度 ★2つ

DVDの裏には女子高生版チャーリーズ・エンジェルみたいなことが書かれていて、そりゃあ面白そうだと思って借りてみたんだよね。

SATというアメリカの共通試験があって、それはスパイの特性を調べられる問題もあり、そのテストで成績優秀者には、国の特殊機関でスパイとして働けるというものがあった。それに4人の女子高生がいて、ある日指令が入る。凶悪犯人のルーシー・ダイアモンドがロシアの殺し屋と接触するという情報から、ルーシーの動向を調査せよっていうもの。

これで4人でこの凶悪犯を退治するっていう話かと思っていたんだよねぇ。ところががってんなのよ。
ネタバレ→(そのルーシーはなぜかレズで、4人の女子高生のうちエイミーに恋をしてしまうという話。ええーっ、これってレズビアンの恋の話だったの????という展開。エイミーもボビーという彼氏もいたのに、そんな突然ストレートからレズビアンになっちゃうの?)

まあコメディだから何でもありなのかもしれないが、結構無茶苦茶だよなぁと思ったのは私だけ?だって恋の話もスパイとしての活動の話も、これで全部中途半端なんだもん。私としては女子高生チャーリーズエンジェルというのを通してほしかったなぁ。そうすればもっと楽しかったのに。

堅苦しくない話だし、暇つぶしにはいいかもしれないけれど、これってどんな人をターゲットに作ったのかよくわかんないよ。ロマンティックなラブコメでもないし、スパイアクションとしても半端だし、男向けというには話しが…だし、子供向けにしたらお色気あるし、女向けというには、恋の話が…だし。ぜーんぶ宙ぶらりんかなぁ。

【Story】
全米共通テストSATで、成績優秀者は政府の防衛機関DEBSに入れるようになっていた。そして選ばれた4人の女子高生は、ある日凶悪犯ルーシーの企みを探るよう命じられる。
Date : Wednesday 14th June 2006 01:12
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

バックマン家の人々

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

バックマン家の人々
原題 Parenthood
1989年 アメリカ公開
上映時間 124分
監督 ロン・ハワード
出演 スティーブ・マーティン/キアヌ・リーブス


お勧め度 ★4つ

バックマン一家の群像劇といったところか。渡る世間は鬼ばかりみたいに、ファミリードラマなんだけど、これでもかといった感じて、いろんな小さい事件が目白押し。

親も子供も何かしらの問題を抱えていて、それでも人生生きていかねばという映画なので、笑いあり涙ありかつ怒りあり、自分の人生そのものを見せ付けられている感じ。

なので時々息苦しくなることがあるけれど、それでもみんな何かしらの答えを求めて、前に進んでいく姿は好感もてるので、なんか温かい気持ちになる話かなぁ。これに出てくるおばあちゃんがまたいい味出していて、やっぱり年寄りの言うことは重みがあるなぁと思わせてくれるようなせりふも満載。

派手な映画ではないが、しみじみとした日常を味わい方には向いているかな。ついでに若かりし頃のキアヌ・リーブスが出ているのは見ものかも。

【Story】
家族を顧みない父ようになるまいと、バックマン家の長男ギルは、妻と3人の子供たちと穏やかに暮らしていた。悩みの種は息子ケヴィンが神経過敏であることだった。ギルの姉ヘレンは夫と離婚し、問題児のゲリーと男とばかり会っている娘のジュリーが悩み。ギルの妹スーザンは、娘パティに英才教育を施す夫ネイサンが悩みであった。そんなある日、末っ子の弟ラリーが3年振りに家に戻ってきた。
Date : Monday 12th June 2006 20:53
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

花嫁のパパ2

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

花嫁のパパ 2
原題 Father of the Bride Part II
1995年 ドイツ劇場未公開
上映時間 106分
監督 チャールズ・シャイアー
出演 スティーブ・マーティン/ダイアン・キートン

お勧め度 ★4つ

前作の続編で、前作の続きの話。だから前を見てから今作を見る事をお勧めする。前作でなんとか結婚した娘たちだが、今度はパパがじーちゃんになることになる。パパは家のローンも完済したし、娘は結婚した。もうひとりの息子は中学生。あとは息子が学校を卒業したら、第二の人生でのんびりするんだーって思ったら、今度は娘が妊娠。じーさんになることになったわけだ。

笑えるのは婿が、グランパになるんですよって言ったら、娘をさらっておいて、ジジイ呼ばわりかと、心の中で怒るシーン。前作もそうなんだけど、パパの心の声の語りというのが、結構本音満載で笑えるんだよね。顔ではニコニコしつつ、心の中では暴言はいてるさまがおかしい。

おじいちゃんになるというだけでも衝撃だったのに、なんと…。
ネタバレ→(妻が妊娠してしまったのだ。まだまだ自分は若いとはりきった結果、おじいちゃんになると同時に、3人目の子供のパパになることに)

という展開が待っている。前作同様、明るいコメディなので、安心して見てちょうだい。最後の方で、妻に結婚してくれてありがとうというシーンは、うるうるしてしまったし、ほどよく笑いあり感動ありの映画。最近スティーブン・マーチンの映画ばっか見るようになっている。この人って正統派コメディっていう感じの作品が多いのか?

【Story】
愛娘アニーを嫁に出し、結婚式のどたばたも落ち着き、ようやく平穏な日々が訪れた。ところがアニー妊娠の知らせがはいる。ジョージはまたまた大ショック。
Date : Sunday 11th June 2006 20:52
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

花嫁のパパ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

花嫁のパパ
原題 Father of the Bride
1991年 アメリカ公開
上映時間 105分
監督 チャールズ・シャイアー
出演 スティーブ・マーティン/ダイアン・キートン

お勧め度 ★4つ

花嫁のパパの気分になって、最後はなんだかせつなくなってしまった話だった。まだまだ子供だと思っていた娘が、ある日突然結婚すると言い出し、パパはうろたえてしまう。

誰が結婚なんて認めるかーと心の中で叫んではみても、それとは裏腹にどんどん娘の結婚準備が進んでいく。娘の結婚相手に対しては、いちいち気に食わないのはどこのパパも同じということか。

まず第一に仕事がフリーというのが気に入らないらしい。なぜ会社員でないのかということね。これってフリーだと仕事が不安定というイメージがあって、親だったらできれば会社員がいいって思ってしまうよね。さらに未来の息子が会いにきたら、ナイキのスニーカーをはいていた。パパは自分でスニーカーを作って売っている会社の社長なのだ。それなのにライバルのナイキのスニーカーをはいてくるとは…。爆笑。
さらに婿の家に行けば、金持ちで豪華な家が気に入らない。玄関に入ると、自分の家がすっぽり入りそうなくらいの広さで、そんな豪邸私なら一度みてみたいよと思ったが、パパは嫌らしい。私から見たらパパだって結構な金持ちだと思うんだけどね。

まあやることなすこと気に入らないわけよね。そんなパパだけど、やっぱりなんだかんだいっても心の中では娘の幸せを一番に祈っているわけで、心の声としては何だこのやろーであっても、最後は娘の味方をしてあげたりするのが、ほろっとくるかな。

ただ私が思うのは、確かにパパは結婚式のことに口出し過ぎだけど、お金を出すのはある程度パパなわけで、そりゃあ予算とかいくらかかるということは気にすると思うんだよね。それなのに娘は当然のように文句を言うってどうなの?って思った。文句言うなら自分の結婚式なんだから、自分で金出してから文句言えよと。そのあたり一応娘も、安く結婚式を上げるにはっていう雑誌を読んで、気にしているっていうフォローはあるんだけどさ。それでも文句言えた義理かよって思うのは私だけ?

ほのぼのした明るい映画を見たい時はいいかなって思う。とくにひねりのきいたシーンはないし、無難にまとめてあるし、健全な作品かと。私はゲラゲラ笑えたし、ジーンときたし、結構楽しめたよ。

【Story】
スポーツ靴メーカーの社長であるジョージは、家族4人幸せに暮らしていた。ある日ローマに留学中の娘が帰国すると、突然結婚すると言い出した。相手は資産家でもあり好青年。周囲はみんなは大賛成。パパはしぶしぶ了承するのだったが。
Date : Saturday 10th June 2006 08:25
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (1)

ヒップホップ・プレジデント

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ヒップホップ・プレジデント
原題 HEAD of STATE
2003年 アメリカ劇場未公開
上映時間 95分
監督 クリス・ロック
出演 クリス・ロック/バーニー・マック


お勧め度 ★2つ

面白くないコメディだった。というか話の筋はぜーんぶ最初からわかってるし、多分駄目なのは主演のクリス・ロックが全然好みじゃないというか、ああいうタイプ苦手というのがあるんだと思う。さらに字幕じゃ面白さが伝わらないっていうのもあるのかなぁとも思った。

コメディって会話のテンポとかって重要だけど、少ない字幕でどれだけギャグを盛り込めているのかは、私は英語ができないのでわかんないのよね。吹き替えで見ればまた違ったのかなぁ。

話はすごい単純。市会議員のメイズがなぜか大統領選挙に出る事になった。選挙活動に奮闘するといった話。スーツとかは着ずにジャージみたいな服装で、熱弁を振るうのだけど、これってお決まりだよね。

だって対戦相手が正統派なわけで、それを勝ち負かすためには、型破りなことをする。それが一般人にはうけてというお決まりのパターンになるに決まっている。

まあタイトルにもあるように、ヒップホップな音楽は満載なので、そのあたりは楽しめるんだけどね。そんなに毒舌という感じもしないし、無難な一本だけど、私は好みではなかった。

【Story】
ひょんなことからアメリカの大統領選挙に出ることになった、市会議員のメイズ。スーツは着ずヒップホップファッションで選挙活動するさまは、次第に人々の関心を得て票を獲得することになる。
Date : Friday 9th June 2006 02:23
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

蝋人形の館

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > オカルト・ホラー

蝋人形の館 特別版
原題 House of Wax
2005年 アメリカ公開
上映時間 113分
監督 ジャウマ・コレット=セラ
出演 エリシャ・カスバート/チャド・マイケル・マーレイ

お勧め度 ★4つ

久々にホラーを見たんだけど、最近はどうもホラーを見る気分でなかったので、途中でやめようかなぁと思ったんだ。だけど最後まで見てみると、結構いけてる話だった。期待していなかったぶん、評価が上がったというのもあるけれど。

痛いシーンもあり、ドロドロシーンもあり、これぞホラーって感じで楽しめたよ。だいたい蝋人形っていうだけで不気味だよね。東京タワーにある(現在もあるの?)蝋人形館だって不気味なのに、あんな街全体が蝋人形なんて、恐ろしい。

若者らがキャンプした街が、地図にもない蝋人形の街。だいたい地図にない街なんて存在するもんかねぇ。警察もまさかこんなことになっているとはといった感じで驚いていたけれど。そんなことありえないと思うんだけどね。

ネタバレ→実はこの蝋人形、人間の上から蝋を固めて作ったという代物なのよ。つまり全員蝋人形に加工されてしまった街なんだな。さらに途中で動物の死体処理するおやじが出てくるんだけど、あいつがこの蝋人形の街に案内したんだよなぁと思っていたら、この惨劇の原因は双子の兄弟だった、めでたしめでたしで終わるはずが、あの死体処理のおやじも兄弟だったというオチ。つまりあのおやじがいるということは、続編が作られるということか?ラストはすごいよー、蝋だけでできている館が火事になり、ドロドロなんだもん。あのシーンはかなりの見ものだと思われる。

パリス・ヒルトンは始終エロモードを発揮していたと思ったら、最後の方はすごい死に方だったよ。痛いシーンが苦手とか、ホラーのぐちゃぐちゃシーンが駄目なの人はみれないかと思う。ホラーが好きな人は、それなりに楽しめる一本かなぁ。

【Story】
6人の若者たちは、大学フットボールの試合を観戦するためドライブでスタジアムへと向かっていた。途中にあるキャンプ場で一泊したが、何者かが車を壊し、そのため近くの街に車の部品を買いに行く。ところがほとんど人がいないかに思われる静かな街に、立派な蝋人形館があった。
Date : Wednesday 7th June 2006 06:38
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る!

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > コメディ

ヤンババ! ばばぁ強盗団がやって来る!
原題 JETZT ODER NIE - ZEIT IST GELD
2000年 ドイツ劇場未公開
上映時間 96分
監督 ラース・ブチェル
出演 ガドラン・オラス/エリザベス・シュレー

お勧め度 ★4つ半

すごい邦題なんだけど、決しておバカコメディっていうわけじゃないよ。軽いコメディとして描いているけれど、死を迎えるということを考えさせてくれる一本。これに出ているばぁさん3人がまたいい味出しているんだなぁ。あんなパワフルでおしゃれなばぁさんになりたいものだ。

3人のばぁさんたちの夢は、船でのクルージングでの旅だ。そのために8年もお金をためてきた。だけどこつこつためたというか、万引きでためたというか。ここがみそ。

無理やり老人ホームでは老人同士でダンスをさせたりとするけれど、本当は船で夕日を眺めたり、いくつになっても女でいたいとか、いろんな夢があるわけさ。ダンスなんてやりたくないわけよ。それを老人とひとくくりにしてしまう社会というか、われわれの意識をかなりグサリと風刺している。さらに実の子供ですら、家に家賃を入れろとか母親であるばあさんに向かって言うところや、この映画はただのコメディとは違うのだよね。

そんなささやかな夢をかなえるためのお金を、銀行強盗に奪われてしまうのだ。さて困ったばあさんたち。そのうちのカーラは医者からひまわりの花は見れるかもしれないけれど、菊はわからないと宣告されている。もう時間がない。
そこで考えたばぁさん3人衆。銀行強盗の犯人に面会に行き、強盗のやり方を教えてもらう。そして実行に移すのだ。と書くとなんてとっぴな話なんだけど、実は最期の時を迎える心境やその仲間の心の揺れ、そういったものが実にうまく書かれているんだよね。

出ている人はみんなじいさんとばあさんで、唯一の若者は銀行強盗くらいだろうか。そしてラストはしみじみとした気持ちにさせてくれるよ。老いとは何か、そして人生を終えるということは何か、そんなことを考えさせてくれる一本。ドイツ映画って結構いいもんだなと思った一本。

【Story】
豪華客船のクルーズを楽しむために、8年もの間万引きなどでお金を貯めていたカーラ、リリー、メータの老婆3人は、そのお金を銀行強盗によって奪われてしまう。そこで3人はお金を取り戻すために考えたことは、自分たちも銀行強盗をすることだった。
Date : Tuesday 6th June 2006 12:46
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)

ぼくのともだち ドゥーマ

Category : 映画・DVD・ビデオ(ジャンル別) > ヒューマン・ファミリー・ドラマ

ぼくのともだち ドゥーマ
原題 DUMA
2005年 アメリカ公開
上映時間 101分
監督 キャロル・バラード
出演 アレクサンダー・ミハルトス/イーモン・ウォーカー

お勧め度 ★3つ

悪くはないよ。私は動物ものって結構好きだし。ストーリーはものすごく単純。赤ちゃんのチーターを拾い育てたが、大人になり野生に返すまでの少年とチーターの友情の話。

でもあんなに人間になじむものなのかな?チーターって。それと父親が病気で亡くなり、母と少年は町に引っ越すことになるのだけど、いくらなんでもチーターを町に連れて行くというのはいかがなものか。結局街中大騒ぎよね。そりゃあそうだ、野生のチーターが道路をものすごい勢いで走り抜けていったら、ビビらない人はいないと思われる。

結局このままではドゥーマが連れ去られてしまうと感じたキサンは、ドゥーマとアフリカのサバンナへ家出して、ドゥーマを野生に返そうとするんだ。もちろんその旅は過酷なもので、ワニのいる川を渡らないといけなかったり、ライオンに食べられないようにしなくてはいけなかったり、そんな旅の途中でリップという男に出会う。

というような展開なんだけど、アフリカの大自然のすごさと、野生の動物の迫力。動物が好きな私には結構楽しかったよ。ドゥーマが野生としての本能を発揮して、鹿とかを食いちぎって食べるシーンでは、キサンはちょっと寂しく思うんだよね。野生に戻すのは自分で望んだことなんだけど、それはドゥーマとの別れを意味するものだから。

あんなに人間に慣れ親しんで、それでもサバンナに帰れば仲間のチータと寄り添い野生としての本能を目覚めさせられるもんなんだとびっくりもする。なんかチーターって肉食獣で怖いって思うけれど、ドゥーマはなんか猫が巨大化したみたいな感じで、愛らしく見えるのがなんかせつないのだ。
キサンとドゥーマの別れは、ちょっとぐぐっときた。いつまでも親友だよっていうところがね。

【Story】
南アフリカに暮らす少年キサンは、ある時父と一緒に、母親とはぐれた赤ちゃんチーターを保護する。いつしか家族の一員となったドゥーマであるが、大きく成長したドゥーマをそろそろ野生に返す時期が来ていた。そんなとき父が病死したのをきっかけに町に引っ越すことになったキサン親子。ドゥーマを捕獲されることを恐れたキサンは、故郷のサバンナへ帰そうと決心し、南アフリカを縦断する旅に出るのだった。
Date : Monday 5th June 2006 06:59
author : なん :: comments (0) :: trackbacks (0)
INFORMATION
  • 映画・DVD・ビデオなどの感想を書いているブログです。
    好き嫌い書き放題で、ネタバレありです。未見の方はお気をつけ下さい。
  • Profile
  • E-mail←コメントなど書き込めない方はこちらから
  • ブログランキング参加中です。投票いただけると励みになります♪
  • FC2 Blog Ranking
  • にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
  • 携帯サイトはこちら(携帯からコメント書き込めますが、何故か携帯で改行しながら文章を入力して送信すると、文章が吹っ飛ぶという不具合がありますので、携帯からコメントを書く場合、ずらずらと改行せずに書いて送信してください。最近のスマートフォンやフルブラウザだと問題ないかもしれません。)
  • 携帯サイト
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
ARCHIVES
RECOMMEND
OTHERS